2010年04月21日
4月の沖縄
今月は沖縄本島へ行ってきました。
朝一の便で羽田を出発して、9時には那覇に到着しました。
午前中に那覇に到着後、レンタカーを借りてトゲオオハリアリ探しです。

これが今回採集した、トゲオオハリアリの女王役の雌です。
胸には産卵役である証拠の、翅芽痕があります。
腹部も他の個体よりも、大きくなっています。
いくつかのコロニーを採集後に、いつもどおり北部のヤンバルに向かいます。
ヤンバルまでは、高速道路を使いますが、かなりの確率で覆面パトカーに捕まっている車を見かけます。
沖縄の高速道路は距離が60kmほどしかありませんが、取締りを頻繁に行っています。
暖かくて気持ち良いですが、スピードには注意です!
沖縄の覆面パトカーは、白のクラウンが多いですね。
そして、南部を出発して2時間ほどで、いつもお世話になっている民宿安波に到着です。
国頭にある安波という集落に民宿があります。

周りは山に囲まれている集落です。
ここの民宿は8年前からお世話になっていて、宿主のお母さんは、庭に花をたくさん育てたり、畑で野菜を育てたり、夜に海でタコや貝を採るのが大好きで、笑顔の素敵な方です。
宿泊費は1泊2食付きで4000円と低価格で、ご飯がおいしい!
手作りの夕食には、味噌汁、ソーキソバ、ウナギ、など日替わりで様々な種類が出てきます。
そして、潮干狩りに行った後は、貝類やタコなどが出てくることがあります。


本日の朝食です。
お母さんの作る料理は最高です!
特に具だくさんの味噌汁が美味しい。
ご飯もおかわりし放題なので、朝もたっぷり食べて、体力を付けてから採集に行きます。
沖縄での採集は、毎日9時から24時ごろまで休みなく行うので、沢山食べないと体力がもちません。


夕飯もこんなに豪華です!
刺身、焼き魚、ソーキソバ、ソーキ入り味噌汁。
部屋には冷蔵庫はありませんが、エアコンもテレビもあって、とても快適です。
そして、とにかく山が近い!!
通常は、ツアーなどで沖縄北部のホテルなどを指定しても、中部の名護あたりになります。
ここからだと、北部の山に行くまでに1時間ほどかかるのです。
採集するだけでとても疲れるのに、往復2時間の距離は大変です。
それが、この安波だと15分も走れば山の中です。
民宿安波の周辺には、ガソリンスタンドと、共同売店があります。
それ以外の店や居酒屋などは一切ないので、観光で行く人には少し不便かもしれません。
もう少し街で、北部が良いという方には、僕は泊まったことはありませんが、西側にあるヤンバルクイナ荘やホテルみやしろがあります。
ここならコンビニや居酒屋も近くにあります。

今年の採集は雨ばかりでしたが、今回は晴れました!!
沖縄の太陽はとても気持ちが良いです。
空気もおいしいし、大自然を満喫していたら・・・

大国林道で見つけた不法投棄・・・
わざわざ街からこんなに離れた山に捨てに来るなんて。
これは沖縄に限ったことではないと思いますが、特に街に近い場所にある名護の山などには、すごい量のゴミが捨てられています。
時には車までもが捨てられているのです。
森の中でオキナワアギトアリの巣を掘っていると、茶色くて小さなアリが目に入りました。
そしてよく見てみると、チャイロヒメサスライアリです!!
今まで5回ほど見つけているアリですが、一度も女王を見つけたことがないのです。
この種類の女王はとてもかっこよく、日本のアリで一番見たいアリなのです。
沖縄に来るたびに、このアリを探すのですが、滅多に見つからない珍しいアリです。
アギトアリ採集を中断して、サスライアリを探すために、周辺の枯れ葉をどかすと、いつも通り高範囲に行列が広がっています。
このアリは3mmほどの小さなアリですが、クモの巣のように細かく行列が枝別れをしていて、数千匹の働きアリが移動しているので、なかなか巣の中心部が見つからないのです。
地面に這いつくばって探し続けると、直径3mほどの範囲にいることが分かりました。
そして、その範囲の枯れ葉、石、倒木をすべてどかして、巣の中心を探します。
時々、働きアリの密度の高い場所があり、その周辺を掘りまくりますが、巣が見つからず…
この場所で2時間近く、採集を試みますが、発見することはできませんでした。
このように同じ場所で採集を続けると、ブユや蚊の大群が襲ってきます。
蚊は刺されても大したことはありませんが、ブユはかなり痒いです。
痒いだけではなく、刺された周辺は熱を持ち、痛くなってきます。
いつも大量に刺されていますが、今回はヒメサスライアリに夢中になりすぎて、いつも以上に刺されてしまい、写真の密度で、顔、腕、脚など全身が腫れてしまいました。
続いて夜の山に行きます。



ガラスヒバア、アオガエル、イボイモリなどが現れました。

そして久々に出会うことができた、特大ホンハブです!!
サキシマハブやヒメハブとは迫力が違います。
きれいですね〜
色、大きさ、毒性、どれをとっても素晴らしいヘビです。
しかし、ハブを見つけるたびに、茂みに入る時は気をつけないといけないことを改めて実感します。
特に、毎回ジャングルで一人で採集をしているので、噛まれても助けも呼べません。
一応噛まれた時のために毒抜き器は持っていますが、どれほど効果があるのか…
どんな時でも、先にハブを見つけて噛まれないようにしないといけません。
沖縄では、どこでもハブがいる可能性があります。

ヤンバルを代表する2種類の巨大ミミズです。
どちらも20cmを超えるミミズで、このようなミミズがたくさんいるから、リュウキュウアオヘビやサキシマアオヘビなどの、ミミズ食の大型なヘビが生きていけるのです。


そして、今回見つけたアマミタカチホです。
このヘビはミミズを食べるヘビで、滅多に見つからない珍しいヘビです。
そんな珍しいヘビを、たった1時間で2匹も見つけることができました!
しかも、そのうちの1匹は、過去に見つけた個体がいたのと、まったく同じ石の下にいたのです!!
その石をどかす前に「そういえば過去にこの石の下で、アマミタカチホを見つけたな〜」などと思ってどかしたら、再びいたのです。
これには驚きました。
前回の個体よりも小さかったので、別個体ではありますが、まさか同じ場所で見つかるとは。
このヘビは飼育がとても難しいので、2匹とも撮影だけして採集はしませんでした。

今回ヤンバルで見つけた3匹のクガビル。
これらは、京都大学でクガビル類の分類を調査している方に送りました。

アリ探しをして、土を掘っていたら出てきた謎のサナギ。
毛が生えて、角まで生えています。
何が羽化するのかとても楽しみです。
今回も那覇空港には、杉本さんと岡村さんがお見送りに来てくれました。
次回は東南アジアに行ってきます!!
朝一の便で羽田を出発して、9時には那覇に到着しました。
午前中に那覇に到着後、レンタカーを借りてトゲオオハリアリ探しです。

これが今回採集した、トゲオオハリアリの女王役の雌です。
胸には産卵役である証拠の、翅芽痕があります。
腹部も他の個体よりも、大きくなっています。
いくつかのコロニーを採集後に、いつもどおり北部のヤンバルに向かいます。
ヤンバルまでは、高速道路を使いますが、かなりの確率で覆面パトカーに捕まっている車を見かけます。
沖縄の高速道路は距離が60kmほどしかありませんが、取締りを頻繁に行っています。
暖かくて気持ち良いですが、スピードには注意です!
沖縄の覆面パトカーは、白のクラウンが多いですね。
そして、南部を出発して2時間ほどで、いつもお世話になっている民宿安波に到着です。
国頭にある安波という集落に民宿があります。

周りは山に囲まれている集落です。
ここの民宿は8年前からお世話になっていて、宿主のお母さんは、庭に花をたくさん育てたり、畑で野菜を育てたり、夜に海でタコや貝を採るのが大好きで、笑顔の素敵な方です。
宿泊費は1泊2食付きで4000円と低価格で、ご飯がおいしい!
手作りの夕食には、味噌汁、ソーキソバ、ウナギ、など日替わりで様々な種類が出てきます。
そして、潮干狩りに行った後は、貝類やタコなどが出てくることがあります。


本日の朝食です。
お母さんの作る料理は最高です!
特に具だくさんの味噌汁が美味しい。
ご飯もおかわりし放題なので、朝もたっぷり食べて、体力を付けてから採集に行きます。
沖縄での採集は、毎日9時から24時ごろまで休みなく行うので、沢山食べないと体力がもちません。


夕飯もこんなに豪華です!
刺身、焼き魚、ソーキソバ、ソーキ入り味噌汁。
部屋には冷蔵庫はありませんが、エアコンもテレビもあって、とても快適です。
そして、とにかく山が近い!!
通常は、ツアーなどで沖縄北部のホテルなどを指定しても、中部の名護あたりになります。
ここからだと、北部の山に行くまでに1時間ほどかかるのです。
採集するだけでとても疲れるのに、往復2時間の距離は大変です。
それが、この安波だと15分も走れば山の中です。
民宿安波の周辺には、ガソリンスタンドと、共同売店があります。
それ以外の店や居酒屋などは一切ないので、観光で行く人には少し不便かもしれません。
もう少し街で、北部が良いという方には、僕は泊まったことはありませんが、西側にあるヤンバルクイナ荘やホテルみやしろがあります。
ここならコンビニや居酒屋も近くにあります。

今年の採集は雨ばかりでしたが、今回は晴れました!!
沖縄の太陽はとても気持ちが良いです。
空気もおいしいし、大自然を満喫していたら・・・

大国林道で見つけた不法投棄・・・
わざわざ街からこんなに離れた山に捨てに来るなんて。
これは沖縄に限ったことではないと思いますが、特に街に近い場所にある名護の山などには、すごい量のゴミが捨てられています。
時には車までもが捨てられているのです。
森の中でオキナワアギトアリの巣を掘っていると、茶色くて小さなアリが目に入りました。
そしてよく見てみると、チャイロヒメサスライアリです!!今まで5回ほど見つけているアリですが、一度も女王を見つけたことがないのです。
この種類の女王はとてもかっこよく、日本のアリで一番見たいアリなのです。
沖縄に来るたびに、このアリを探すのですが、滅多に見つからない珍しいアリです。
アギトアリ採集を中断して、サスライアリを探すために、周辺の枯れ葉をどかすと、いつも通り高範囲に行列が広がっています。
このアリは3mmほどの小さなアリですが、クモの巣のように細かく行列が枝別れをしていて、数千匹の働きアリが移動しているので、なかなか巣の中心部が見つからないのです。
地面に這いつくばって探し続けると、直径3mほどの範囲にいることが分かりました。
そして、その範囲の枯れ葉、石、倒木をすべてどかして、巣の中心を探します。
時々、働きアリの密度の高い場所があり、その周辺を掘りまくりますが、巣が見つからず…
この場所で2時間近く、採集を試みますが、発見することはできませんでした。
このように同じ場所で採集を続けると、ブユや蚊の大群が襲ってきます。蚊は刺されても大したことはありませんが、ブユはかなり痒いです。
痒いだけではなく、刺された周辺は熱を持ち、痛くなってきます。
いつも大量に刺されていますが、今回はヒメサスライアリに夢中になりすぎて、いつも以上に刺されてしまい、写真の密度で、顔、腕、脚など全身が腫れてしまいました。
続いて夜の山に行きます。



ガラスヒバア、アオガエル、イボイモリなどが現れました。

そして久々に出会うことができた、特大ホンハブです!!
サキシマハブやヒメハブとは迫力が違います。
きれいですね〜
色、大きさ、毒性、どれをとっても素晴らしいヘビです。
しかし、ハブを見つけるたびに、茂みに入る時は気をつけないといけないことを改めて実感します。
特に、毎回ジャングルで一人で採集をしているので、噛まれても助けも呼べません。
一応噛まれた時のために毒抜き器は持っていますが、どれほど効果があるのか…
どんな時でも、先にハブを見つけて噛まれないようにしないといけません。
沖縄では、どこでもハブがいる可能性があります。

ヤンバルを代表する2種類の巨大ミミズです。
どちらも20cmを超えるミミズで、このようなミミズがたくさんいるから、リュウキュウアオヘビやサキシマアオヘビなどの、ミミズ食の大型なヘビが生きていけるのです。


そして、今回見つけたアマミタカチホです。
このヘビはミミズを食べるヘビで、滅多に見つからない珍しいヘビです。
そんな珍しいヘビを、たった1時間で2匹も見つけることができました!
しかも、そのうちの1匹は、過去に見つけた個体がいたのと、まったく同じ石の下にいたのです!!
その石をどかす前に「そういえば過去にこの石の下で、アマミタカチホを見つけたな〜」などと思ってどかしたら、再びいたのです。
これには驚きました。
前回の個体よりも小さかったので、別個体ではありますが、まさか同じ場所で見つかるとは。
このヘビは飼育がとても難しいので、2匹とも撮影だけして採集はしませんでした。

今回ヤンバルで見つけた3匹のクガビル。
これらは、京都大学でクガビル類の分類を調査している方に送りました。

アリ探しをして、土を掘っていたら出てきた謎のサナギ。
毛が生えて、角まで生えています。
何が羽化するのかとても楽しみです。
今回も那覇空港には、杉本さんと岡村さんがお見送りに来てくれました。
次回は東南アジアに行ってきます!!