2010年06月28日
6月のおきなわ〜! その①
先週は梅雨の沖縄に行ってきました!
この時期は雨が多く、気温も高いため、爬虫類や両生類、その他の多くの生き物が活発に活動をする時期でもあります。
しかも今回は、ちょうど梅雨明けの時期で、前半は雨、後半には梅雨明けが発表されて、とても天気がよくなりました。
一度の旅で、梅雨と夏を感じることができました。

これは、最終日に撮影した沖縄の青い空と青い海です!
もう沖縄は夏ですね。最高に気持ちの良い日でした。
いつも通り、朝一番の便で羽田空港を出発です。
午前9時ごろに那覇空港に到着しました。
飛行機を降りた瞬間に、沖縄のいい匂いがします。
レンタカーに乗り換えて、北部のヤンバル目指して出発です!
2時間ほどでヤンバルに到着して、すぐに森の中に入ってアリ探しです。
この日は雨が降っていて、森の中には霧がでていました。
歩いていると、いつも通り大量のブユが襲いかかってきます!
しか〜し!今回はブユよけの秘密兵器を持ってきたのです。
それは!ただの虫よけです…
実は、前回沖縄の帰りに杉本さんに会ったときに、僕があまりに大量のブユに刺されているのを見て、「ブユは虫よけで刺されないで済むよ」と教えてもらったのです。
考えてみれば、今まで何で虫よけをしなかったのかの方が不思議ですね(笑)
スプレータイプは飛行機に乗せられないので、ウエットティッシュタイプのムシガードを持っていきました。
これが良く効く!蚊もブユも集まって来ますが、刺されることはほとんどありませんでした。
刺されないことが、こんなにも楽だとは…
いつも以上に採集に専念することができました。

ヤンバルの森には豊富な水があり、たくさんの川が流れています。
こういった小川の近くには、イボイモリ、クロイワトカゲモドキ、リュウキュウヤマガメなどの珍しい生き物たちが暮らしています。
アリも多くの種類が生息していて、オキナワアギトアリ、ケブカアメイロオオアリ、チャイロヒメサスライアリ、ノコギリハリアリなどが暮らしているのです。


さっそくイボイモリを見つけることができました。
肋骨が横に広がっている変わったイモリで、産卵は水辺で行いますが、それ以外の時期は陸上で暮らすイモリです。

シリケンイモリも、たくさん歩いていました。
これらのイモリ類は、ミミズ、ナメクジ、小さなカタツムリなどを食べて暮らしています。



雨の日は様々な生き物たちが、活発に活動をしています。
乾燥に弱いミミズ、トビムシ、ナメクジなどの土壌生物たちが活動をして、それらを食べるために、イモリやカエル、トカゲやヤモリなどが活動をし、さらに、それらを食べる小型げっ歯類、食虫目、ヘビなどが活動をし、さらにそれらを探す僕が活動するわけです(笑)


ヤンバルのアイドル!ヤンバルヤマナメクジもたくさん活動をしていました。
このように木の幹にとまっている事が多く、右の木には写真に写っていない個体を合わせると10匹以上の個体がいました。
若い時は色白で、半透明ですが、大きくなると濃い茶色になります。

続いて現れたのはリュウキュウヤマガメです。
陸上で暮らすカメで、ミミズ、カタツムリなどの小動物や、木の実などの果実を食べて暮らしています。
ヤマガメは人の気配を感じと、まるで石のように動かなくなります。
そのため、このような個体を見つければ撮影し放題です。
しかし、一度動き出してしまうと、なかなか止まらないので撮影は大変です。




沖縄は2〜3月ごろから暖かく、多くの生き物が活動を開始しますが、ヤマガメは寒さは苦手なようで、5月ごろにならないとあまり活動はしません。
今回は気温も高かったので、たくさんのヤマガメに出会うことができました。

道路を横断するヤンバルクイナです。
ヤンバルの道路を走る時は、林道だけではなく、国道や県道も注意しなければいけません。
特に、ヤンバルクイナやシロハラクイナなどは、道路をよく横断しますが、茂みに入ったからと言って油断はできません。
茂みに入った先に、斜面などの障害物があると、パニックになり再び道路に飛び出してくることがあるのです。


これだけ多くの生き物が暮らすヤンバルですが、山の中にはいくつもの林道が作られていて、毎日多くの生き物たちが車に轢かれてしまうのです。
特に雨の日の夜などは、避けるのが大変なくらい多くのカエルや爬虫類がいます。
もし、まったく生き物のことを気にせずに走ってしまったら、短時間でものすごい量の生き物を轢いてしまうことになります。






これらは、過去に見てきた引かれた生き物のごく一部です。
このような事故が少しでも減るように、森の中ではゆっくり走りましょう。
林道沿いの斜面を見ていると、赤くて小さな植物が目立ちます。


これは食虫植物のコモウセンゴケです。
ネバネバした粘着物質で、小バエなどの小昆虫をとらえます。



葉っぱの上にもハナムグリ、バッタ、ナナフシなどがいます。
↓危険な生き物も見つけることができました。

沢沿いにはヒメハブがいました。
昼間でも暗い森の中では、ハブも活動していることがあるので気をつけなければいけません。
じっと休んでいるヒメハブは、完全に周りの風景に溶け込んでします。
アリを探すためにしゃがむときは、まずはハブがいないかよく見ることが必要です。


コンクリートの隙間から顔を出すのは、青い尾が美しいバーバートカゲです。
数も少ないし、動きが物凄く早いので採集の難しいトカゲです。





そして林道を歩いていると、山の中から巨大なハブを捕らえたおじさんが現れました!

話を聞くと、林道沿いの草刈りをしていたら、ハブが歩いていたので、持っていた棒でころしたようです。
この時は午後4時ごろでした。
夜行性のハブですが、やはり明るい時間でも注意が必要ですね。
沖縄の人はハブを見たらころします。
毎年多くの方がハブの被害にあっていて、自宅付近にハブがいたら、子どもを遊ばせるのも不安でしょう。
それを考えると、ある程度の駆除は必要なのかもしれません。
しかし、ヤンバルの深い森で暮らすハブくらいは、そっとしておいてあげたいものです…
そして、ころされたハブを見ると、何か大きな獲物を捕食したようで、お腹が大きく膨らんでいます!
触ってみると、長い脚や形から鳥であることが分かりました。
どうしても何を食べたのか確認したかったので、おじさんにお腹を切っても良いか聞いてみると、一瞬驚いた様子でしたが「おう!いいぞ」と言ってくれました。


そしてお腹を開いてみると、中からは何と!!ヤンバルクイナが出てきたのです。
これには驚きました。まさかヤンバルクイナが出てくるとは。
ハブの頭とヤンバルクイナの大きさを比べてみても、よくこんなに大きな獲物を呑み込んだものです。
夕方に時間があったのでヤンバル野生生物保護センターに行ってきました。



ヤンバルクイナとケナガネズミです。
沖縄の動物写真や、剥製などが展示してあります。
本コーナーには、かなり珍しい本もあって、今度じっくり読書に行きたいと思いました。
今回もいつもの民宿にお世話になりました。


宿のお母さんが「昨日変わったアリがいたよ」と教えてもらいました。
1匹で葉の上を歩いていたようで、大きめで頭が赤かったらいいのですが、この時は見つからず…。
もしかしたらアリグモかな?と思っています。
つづく・・・
この時期は雨が多く、気温も高いため、爬虫類や両生類、その他の多くの生き物が活発に活動をする時期でもあります。
しかも今回は、ちょうど梅雨明けの時期で、前半は雨、後半には梅雨明けが発表されて、とても天気がよくなりました。
一度の旅で、梅雨と夏を感じることができました。

これは、最終日に撮影した沖縄の青い空と青い海です!
もう沖縄は夏ですね。最高に気持ちの良い日でした。
いつも通り、朝一番の便で羽田空港を出発です。
午前9時ごろに那覇空港に到着しました。
飛行機を降りた瞬間に、沖縄のいい匂いがします。
レンタカーに乗り換えて、北部のヤンバル目指して出発です!2時間ほどでヤンバルに到着して、すぐに森の中に入ってアリ探しです。
この日は雨が降っていて、森の中には霧がでていました。
歩いていると、いつも通り大量のブユが襲いかかってきます!
しか〜し!今回はブユよけの秘密兵器を持ってきたのです。
それは!ただの虫よけです…
実は、前回沖縄の帰りに杉本さんに会ったときに、僕があまりに大量のブユに刺されているのを見て、「ブユは虫よけで刺されないで済むよ」と教えてもらったのです。
考えてみれば、今まで何で虫よけをしなかったのかの方が不思議ですね(笑)
スプレータイプは飛行機に乗せられないので、ウエットティッシュタイプのムシガードを持っていきました。
これが良く効く!蚊もブユも集まって来ますが、刺されることはほとんどありませんでした。
刺されないことが、こんなにも楽だとは…
いつも以上に採集に専念することができました。

ヤンバルの森には豊富な水があり、たくさんの川が流れています。
こういった小川の近くには、イボイモリ、クロイワトカゲモドキ、リュウキュウヤマガメなどの珍しい生き物たちが暮らしています。
アリも多くの種類が生息していて、オキナワアギトアリ、ケブカアメイロオオアリ、チャイロヒメサスライアリ、ノコギリハリアリなどが暮らしているのです。


さっそくイボイモリを見つけることができました。
肋骨が横に広がっている変わったイモリで、産卵は水辺で行いますが、それ以外の時期は陸上で暮らすイモリです。

シリケンイモリも、たくさん歩いていました。
これらのイモリ類は、ミミズ、ナメクジ、小さなカタツムリなどを食べて暮らしています。



雨の日は様々な生き物たちが、活発に活動をしています。
乾燥に弱いミミズ、トビムシ、ナメクジなどの土壌生物たちが活動をして、それらを食べるために、イモリやカエル、トカゲやヤモリなどが活動をし、さらに、それらを食べる小型げっ歯類、食虫目、ヘビなどが活動をし、さらにそれらを探す僕が活動するわけです(笑)


ヤンバルのアイドル!ヤンバルヤマナメクジもたくさん活動をしていました。
このように木の幹にとまっている事が多く、右の木には写真に写っていない個体を合わせると10匹以上の個体がいました。
若い時は色白で、半透明ですが、大きくなると濃い茶色になります。

続いて現れたのはリュウキュウヤマガメです。
陸上で暮らすカメで、ミミズ、カタツムリなどの小動物や、木の実などの果実を食べて暮らしています。
ヤマガメは人の気配を感じと、まるで石のように動かなくなります。
そのため、このような個体を見つければ撮影し放題です。
しかし、一度動き出してしまうと、なかなか止まらないので撮影は大変です。




沖縄は2〜3月ごろから暖かく、多くの生き物が活動を開始しますが、ヤマガメは寒さは苦手なようで、5月ごろにならないとあまり活動はしません。
今回は気温も高かったので、たくさんのヤマガメに出会うことができました。

道路を横断するヤンバルクイナです。
ヤンバルの道路を走る時は、林道だけではなく、国道や県道も注意しなければいけません。
特に、ヤンバルクイナやシロハラクイナなどは、道路をよく横断しますが、茂みに入ったからと言って油断はできません。
茂みに入った先に、斜面などの障害物があると、パニックになり再び道路に飛び出してくることがあるのです。


これだけ多くの生き物が暮らすヤンバルですが、山の中にはいくつもの林道が作られていて、毎日多くの生き物たちが車に轢かれてしまうのです。
特に雨の日の夜などは、避けるのが大変なくらい多くのカエルや爬虫類がいます。
もし、まったく生き物のことを気にせずに走ってしまったら、短時間でものすごい量の生き物を轢いてしまうことになります。






これらは、過去に見てきた引かれた生き物のごく一部です。
このような事故が少しでも減るように、森の中ではゆっくり走りましょう。
林道沿いの斜面を見ていると、赤くて小さな植物が目立ちます。


これは食虫植物のコモウセンゴケです。
ネバネバした粘着物質で、小バエなどの小昆虫をとらえます。



葉っぱの上にもハナムグリ、バッタ、ナナフシなどがいます。
↓危険な生き物も見つけることができました。

沢沿いにはヒメハブがいました。昼間でも暗い森の中では、ハブも活動していることがあるので気をつけなければいけません。
じっと休んでいるヒメハブは、完全に周りの風景に溶け込んでします。
アリを探すためにしゃがむときは、まずはハブがいないかよく見ることが必要です。


コンクリートの隙間から顔を出すのは、青い尾が美しいバーバートカゲです。
数も少ないし、動きが物凄く早いので採集の難しいトカゲです。





そして林道を歩いていると、山の中から巨大なハブを捕らえたおじさんが現れました!

話を聞くと、林道沿いの草刈りをしていたら、ハブが歩いていたので、持っていた棒でころしたようです。
この時は午後4時ごろでした。
夜行性のハブですが、やはり明るい時間でも注意が必要ですね。
沖縄の人はハブを見たらころします。
毎年多くの方がハブの被害にあっていて、自宅付近にハブがいたら、子どもを遊ばせるのも不安でしょう。
それを考えると、ある程度の駆除は必要なのかもしれません。
しかし、ヤンバルの深い森で暮らすハブくらいは、そっとしておいてあげたいものです…
そして、ころされたハブを見ると、何か大きな獲物を捕食したようで、お腹が大きく膨らんでいます!
触ってみると、長い脚や形から鳥であることが分かりました。
どうしても何を食べたのか確認したかったので、おじさんにお腹を切っても良いか聞いてみると、一瞬驚いた様子でしたが「おう!いいぞ」と言ってくれました。


そしてお腹を開いてみると、中からは何と!!ヤンバルクイナが出てきたのです。
これには驚きました。まさかヤンバルクイナが出てくるとは。
ハブの頭とヤンバルクイナの大きさを比べてみても、よくこんなに大きな獲物を呑み込んだものです。
夕方に時間があったのでヤンバル野生生物保護センターに行ってきました。



ヤンバルクイナとケナガネズミです。
沖縄の動物写真や、剥製などが展示してあります。
本コーナーには、かなり珍しい本もあって、今度じっくり読書に行きたいと思いました。
今回もいつもの民宿にお世話になりました。


宿のお母さんが「昨日変わったアリがいたよ」と教えてもらいました。
1匹で葉の上を歩いていたようで、大きめで頭が赤かったらいいのですが、この時は見つからず…。
もしかしたらアリグモかな?と思っています。
つづく・・・