2010年10月27日
骨って面白い!
骨に初めて興味を持ったのは、中学1年生のころです。
小学校時代にお世話になった先生から、ある1冊の本をもらったのです。

それが、ゲッチョ先生の僕らが死体を拾うわけだったのです!
この本を読んだ時の衝撃は今でも忘れられません。
ゲッチョ先生が教師になるまでの話、中学教師になったゲッチョ先生と、生徒たちの実際にあった話などが書かれています。
本を読んで驚きました!
多くの自然に囲まれた学校で、たくさんの虫や動物が身近にいる、とてもうらやましい環境だったのです。
学校に住みついているネコが拾ってきたヒミズ、交通事故で死んでしまったタヌキやイタチ、これらを鍋で煮て骨を取り、骨格標本を作り、解剖して胃の内容物を取り出して、何を食べているのか調べたりもします。
そして、体についているシラミ、ダニ、シラミバエまでもが紹介されています。
本来は死んでしまった動物は、腐ってなくなってしまいますが、それを骨格標本や剥製を作ったり、胃の内容物を調べたりすることで、貴重な教材として残すことができるのです。
生徒たちが作った見事な全身骨格や、標本を作るまでの方法などが、ゲッチョ先生のイラストで紹介されていて、この本を読んだことで、自分でも骨格標本を作りたい!骨を見てみたい!という思いが強くなったのです。
今まで多くの生き物を飼育してきましたが、見たことのない骨に強い興味を持ち、さらに、当時自分と同じ年齢だった、ゲッチョ先生の生徒たちがとてもうらやましく感じてしまいました。
学校の理科室で標本作りをして、近所の森で生き物を探すという夢のような理想の生活があったのです。
そんな憧れのゲッチョ先生に、沖縄で初めて会えたときは本当にうれしかったです。
南部にある化石が見つかる場所に連れて行って頂き、現在は絶滅している巨大ヤマタニシやカタツムリなどの巻貝の化石を採集しました。
この本は、中学時代、どこに行く時も持っていき、何十回も繰り返し読みました。
表紙はなくなり、手赤や汚れで茶色くなっています…
それほど大好きな本だったのです。
さらにこの本の場合は、標本作りをしながら見ていたこともあったので、いろいろな汚れが染みついているのかもしれません(笑)
父には「本を大事にしろ」とよく怒られていました。
とても面白い本なので、みなさんもぜひ読んでみてください!
しかし、自分も小学生の時、担任の先生にはかなり恵まれていました。
僕が生き物好きだったのを知っていた先生は、生き物係だった僕が採集した生き物を、なんでも教室で飼育させてくれたのです。
教室の隅では、虫やザリガニはもちろん、その他にも、トカゲやヤモリ、カエルやイモリ、アオダイショウやシマヘビ、その他にも、今では考えられないような様々な生き物を飼育させてくれました。
うちのクラスだけ、教室の端にはたくさんの水槽やプラケースが並んでいました。
授業中に、隣のクラスの先生の悲鳴が聞こえて行ってみると、うちのクラスから逃げたヒキガエルがいたこともありました(笑)
そんな学生時代の、骨に強い興味を持ち始めたころ、数年前に飼育していたハムスターが死んでしまい、庭に埋めたことを思い出しました。
どうしても骨が見たかったので、庭を掘り返したところ、運良く下アゴの骨を半分発見することができ、この骨をきれいに洗って、ずっと眺めていたのを覚えています。
それからも、骨に対する興味は薄れることなく、当時良く通っていたペットショップの店員さんにお願いして、死んでしまった生き物をもらい、様々な方法で骨格標本を作り、剥製職人の方から剥製の作り方を習いに行ったこともありました。
この鳥の骨は、4〜5年前に作った骨格標本です。
ペットショップに勤めていた時代に、店で死んでしまったオオコノハズクの骨です。

鳥の骨は、とても美しいです。
鳥類は眼球を支えるための鞏膜輪(きょうまくりん)と言う骨がありますが、目の大きなフクロウは、特に大きく発達しています。
この骨は、薄い骨が10枚ほど集まってできていますが、バラバラになったものを組み立てるのが大変でした。
骨格標本は、頭骨などの一部分であれば簡単に作れますが、全身ともなると、かなり時間のかかる大変な作業となります。
こちらはカエルの全身骨格です。
カエルはろっ骨も短いし、標本の作りやすい生き物です。
小動物の骨は、とても細くてもろい部分もあるため、少しでも雑に扱うと、簡単に折れてしまいます。
そのため、集中力の続かない自分は、一回の作業時間は短くするように心がけています。
疲れてくると、ついつい扱いが雑になってくるためです。
作り方は、初めに丁寧に皮、肉、内臓を取り除きます。
この時、できる限り肉を取り除くと、作業が楽になります。
野生動物の場合は、胃の内容物を見ると、予想外のものが出てくることがあります。
次に肉を柔らかくする薬品に漬けて、さらに細かい部分の肉を取り除きます。
最後に漂白&組み立てをして完成です。
他にも土に埋めたり、鍋で煮る方法があるようですが、土に埋めると骨が行方不明になったり、骨が茶色く汚くなるので、おすすめできません。
鍋で煮る方法は、ある程度の大きさの生き物には良いようですが、小動物などで、骨がバラバラになると、相当な根気と知識がないと組み立てができないと思います。
このように苦労して、骨格標本が作れた時はとても嬉しいです。



左から、大型のタケネズミ、中型のコタケネズミ、目がないメクラネズミです。


左:スローロリス 右:リスザル
サルは、原猿類と新猿類を骨で比べると、高等な新猿類であるリスザルの方が、目の位置、頭部や歯の形から、人間に近いことが分かります。

エボシカメレオンの特徴である頭部にも、ちゃんと骨があります。
この標本は、ろっ骨の肉に取り残しがあったため、乾燥したら少し変形してしまいました。
アリなどの観察も同じだと思いますが、普段は見ることのできないものを見たときは、新しい発見や感動などがあります。
これは、何かに興味を持つときに、1番大切なことだと思います。
自分が骨や剥製に興味を持ったきっかけは、間違いなくゲッチョ先生の本の影響です。
小学校時代にお世話になった先生から、ある1冊の本をもらったのです。

それが、ゲッチョ先生の僕らが死体を拾うわけだったのです!
この本を読んだ時の衝撃は今でも忘れられません。
ゲッチョ先生が教師になるまでの話、中学教師になったゲッチョ先生と、生徒たちの実際にあった話などが書かれています。
本を読んで驚きました!
多くの自然に囲まれた学校で、たくさんの虫や動物が身近にいる、とてもうらやましい環境だったのです。
学校に住みついているネコが拾ってきたヒミズ、交通事故で死んでしまったタヌキやイタチ、これらを鍋で煮て骨を取り、骨格標本を作り、解剖して胃の内容物を取り出して、何を食べているのか調べたりもします。
そして、体についているシラミ、ダニ、シラミバエまでもが紹介されています。
本来は死んでしまった動物は、腐ってなくなってしまいますが、それを骨格標本や剥製を作ったり、胃の内容物を調べたりすることで、貴重な教材として残すことができるのです。
生徒たちが作った見事な全身骨格や、標本を作るまでの方法などが、ゲッチョ先生のイラストで紹介されていて、この本を読んだことで、自分でも骨格標本を作りたい!骨を見てみたい!という思いが強くなったのです。
今まで多くの生き物を飼育してきましたが、見たことのない骨に強い興味を持ち、さらに、当時自分と同じ年齢だった、ゲッチョ先生の生徒たちがとてもうらやましく感じてしまいました。
学校の理科室で標本作りをして、近所の森で生き物を探すという夢のような理想の生活があったのです。
そんな憧れのゲッチョ先生に、沖縄で初めて会えたときは本当にうれしかったです。
南部にある化石が見つかる場所に連れて行って頂き、現在は絶滅している巨大ヤマタニシやカタツムリなどの巻貝の化石を採集しました。
この本は、中学時代、どこに行く時も持っていき、何十回も繰り返し読みました。
表紙はなくなり、手赤や汚れで茶色くなっています…それほど大好きな本だったのです。
さらにこの本の場合は、標本作りをしながら見ていたこともあったので、いろいろな汚れが染みついているのかもしれません(笑)
父には「本を大事にしろ」とよく怒られていました。
とても面白い本なので、みなさんもぜひ読んでみてください!
しかし、自分も小学生の時、担任の先生にはかなり恵まれていました。
僕が生き物好きだったのを知っていた先生は、生き物係だった僕が採集した生き物を、なんでも教室で飼育させてくれたのです。
教室の隅では、虫やザリガニはもちろん、その他にも、トカゲやヤモリ、カエルやイモリ、アオダイショウやシマヘビ、その他にも、今では考えられないような様々な生き物を飼育させてくれました。
うちのクラスだけ、教室の端にはたくさんの水槽やプラケースが並んでいました。
授業中に、隣のクラスの先生の悲鳴が聞こえて行ってみると、うちのクラスから逃げたヒキガエルがいたこともありました(笑)
そんな学生時代の、骨に強い興味を持ち始めたころ、数年前に飼育していたハムスターが死んでしまい、庭に埋めたことを思い出しました。
どうしても骨が見たかったので、庭を掘り返したところ、運良く下アゴの骨を半分発見することができ、この骨をきれいに洗って、ずっと眺めていたのを覚えています。
それからも、骨に対する興味は薄れることなく、当時良く通っていたペットショップの店員さんにお願いして、死んでしまった生き物をもらい、様々な方法で骨格標本を作り、剥製職人の方から剥製の作り方を習いに行ったこともありました。
この鳥の骨は、4〜5年前に作った骨格標本です。
ペットショップに勤めていた時代に、店で死んでしまったオオコノハズクの骨です。

鳥の骨は、とても美しいです。
鳥類は眼球を支えるための鞏膜輪(きょうまくりん)と言う骨がありますが、目の大きなフクロウは、特に大きく発達しています。
この骨は、薄い骨が10枚ほど集まってできていますが、バラバラになったものを組み立てるのが大変でした。
骨格標本は、頭骨などの一部分であれば簡単に作れますが、全身ともなると、かなり時間のかかる大変な作業となります。
こちらはカエルの全身骨格です。カエルはろっ骨も短いし、標本の作りやすい生き物です。
小動物の骨は、とても細くてもろい部分もあるため、少しでも雑に扱うと、簡単に折れてしまいます。
そのため、集中力の続かない自分は、一回の作業時間は短くするように心がけています。
疲れてくると、ついつい扱いが雑になってくるためです。
作り方は、初めに丁寧に皮、肉、内臓を取り除きます。
この時、できる限り肉を取り除くと、作業が楽になります。
野生動物の場合は、胃の内容物を見ると、予想外のものが出てくることがあります。
次に肉を柔らかくする薬品に漬けて、さらに細かい部分の肉を取り除きます。
最後に漂白&組み立てをして完成です。
他にも土に埋めたり、鍋で煮る方法があるようですが、土に埋めると骨が行方不明になったり、骨が茶色く汚くなるので、おすすめできません。
鍋で煮る方法は、ある程度の大きさの生き物には良いようですが、小動物などで、骨がバラバラになると、相当な根気と知識がないと組み立てができないと思います。
このように苦労して、骨格標本が作れた時はとても嬉しいです。



左から、大型のタケネズミ、中型のコタケネズミ、目がないメクラネズミです。


左:スローロリス 右:リスザル
サルは、原猿類と新猿類を骨で比べると、高等な新猿類であるリスザルの方が、目の位置、頭部や歯の形から、人間に近いことが分かります。

エボシカメレオンの特徴である頭部にも、ちゃんと骨があります。
この標本は、ろっ骨の肉に取り残しがあったため、乾燥したら少し変形してしまいました。
アリなどの観察も同じだと思いますが、普段は見ることのできないものを見たときは、新しい発見や感動などがあります。
これは、何かに興味を持つときに、1番大切なことだと思います。
自分が骨や剥製に興味を持ったきっかけは、間違いなくゲッチョ先生の本の影響です。