2010年12月05日
大型ハシリハリアリ2種から見つかった虫たち
東南アジアには、体長1cmにもなる巨大なハシリハリアリが生息しています。
ヒメサスライアリのように、狩りをしながら巣を引っ越す生活をしています。

これはハシリハリアリの女王です。
働きアリよりも一回り大きく、かっこいい女王です。
日本にも沖縄にハシリハリアリが生息していますが、体長4〜5mmと小型で、コロニー数も少ないのですが、これらの大型ハシリハリアリは、ものすごい大集団になり、狩りの時は大行進をして、獲物となる生き物を片っ端から捕獲していきます。
とても気の荒い性格で、大きな獲物でも集団で襲い、毒針を使ってころしてしまいます。
毒は強く、刺されるとかなり痛いです。
そんな凶暴なアリの巣の中にも、多くの同居人たちが暮らしています。

このハシリハリアリは1cm以上ある大型種で、働きアリの数もとても多くなります。
このコロニーからは、体長1mmほどの超小型なムクゲキノコムシと、アリと暮らすオカチョウジが見つかりました。
女王の近くにある、黒いゴマのようなものが甲虫のムクゲキノコムシです。

肉眼では何の虫なのか分からないほど小さいのですが、拡大するとこんな形をしています。
この虫は、普段は繭や幼虫の周りや、巣の中にあるゴミ捨て場などにいることが多いようです。
アリはこの虫の存在には気が付いていないようです。
ハシリハリアリは頻繁に引っ越しを繰り返しますが、そんなときムクゲキノコムシは幼虫や繭に乗っかり、新居まで運んでもらうのです!!
人工的に引っ越しを行わせた時は、働きアリが運ぶ繭の先端部分に付いている個体を多く観察できました。
続いての種類はこちら↓


先ほどの種類よりも若干小型な種類で、このハシリハリアリの巣からは、好蟻性のクモとオカチョウジガイが見つかりました。

クモは赤くて派手な種類で、まるでトビイロシワアリの巣から見つかるクモと同じように、頻繁にアリの体を触ったり、上に乗ったりしています。
アリはクモのことには気が付いていないようで、一切攻撃などはしません。
※このクモは、タマゴグモ科のGamasomorpha maschwitziと丸山さんから教えて頂きました。
そしてオカチョウジガイです。
このカタツムリの仲間は、日本でもツヤオオハリアリやオオズアリの巣から見つかることがありますが、この種類はさらにアリと深い関係があるように感じました。
その理由は、ハシリハリアリが巣を引っ越す時に、クモは自分で歩いて新居に行くことができますが、移動速度の遅いカタツムリは、どう考えてもアリに追いつくことはできません。
人工的にハシリハリアリに引っ越しをさせたところ、なんと!働きアリが、まるで自分たちの幼虫や繭を運ぶように、オカチョウジをくわえて運んでいたのです!

左:繭を新居に運ぶ働きアリ。
右:オカチョウジを新居に運ぶ働きアリ。

←この働きアリは、周りに繭があるのにオカチョウジを運ぼうとしています。
オカチョウジも、匂いなどでアリに擬態しているのでしょうか?
※このオカチョウジは、Allopeas myrmekophilosと言う種類で、なんと!ハシリハリアリとだけ共生する種類と丸山さんから教えて頂きました。
他にもハシリハリアリの巣には、ハネカクシが同居していることがあるそうです。
知れば知るほど、アリと関係を持つ生き物の種類の多さや、生活方法に驚かされます。
ヒメサスライアリのように、狩りをしながら巣を引っ越す生活をしています。

これはハシリハリアリの女王です。
働きアリよりも一回り大きく、かっこいい女王です。
日本にも沖縄にハシリハリアリが生息していますが、体長4〜5mmと小型で、コロニー数も少ないのですが、これらの大型ハシリハリアリは、ものすごい大集団になり、狩りの時は大行進をして、獲物となる生き物を片っ端から捕獲していきます。
とても気の荒い性格で、大きな獲物でも集団で襲い、毒針を使ってころしてしまいます。
毒は強く、刺されるとかなり痛いです。
そんな凶暴なアリの巣の中にも、多くの同居人たちが暮らしています。

このハシリハリアリは1cm以上ある大型種で、働きアリの数もとても多くなります。
このコロニーからは、体長1mmほどの超小型なムクゲキノコムシと、アリと暮らすオカチョウジが見つかりました。
女王の近くにある、黒いゴマのようなものが甲虫のムクゲキノコムシです。

肉眼では何の虫なのか分からないほど小さいのですが、拡大するとこんな形をしています。
この虫は、普段は繭や幼虫の周りや、巣の中にあるゴミ捨て場などにいることが多いようです。
アリはこの虫の存在には気が付いていないようです。
ハシリハリアリは頻繁に引っ越しを繰り返しますが、そんなときムクゲキノコムシは幼虫や繭に乗っかり、新居まで運んでもらうのです!!
人工的に引っ越しを行わせた時は、働きアリが運ぶ繭の先端部分に付いている個体を多く観察できました。
続いての種類はこちら↓


先ほどの種類よりも若干小型な種類で、このハシリハリアリの巣からは、好蟻性のクモとオカチョウジガイが見つかりました。

クモは赤くて派手な種類で、まるでトビイロシワアリの巣から見つかるクモと同じように、頻繁にアリの体を触ったり、上に乗ったりしています。
アリはクモのことには気が付いていないようで、一切攻撃などはしません。
※このクモは、タマゴグモ科のGamasomorpha maschwitziと丸山さんから教えて頂きました。
そしてオカチョウジガイです。
このカタツムリの仲間は、日本でもツヤオオハリアリやオオズアリの巣から見つかることがありますが、この種類はさらにアリと深い関係があるように感じました。
その理由は、ハシリハリアリが巣を引っ越す時に、クモは自分で歩いて新居に行くことができますが、移動速度の遅いカタツムリは、どう考えてもアリに追いつくことはできません。
人工的にハシリハリアリに引っ越しをさせたところ、なんと!働きアリが、まるで自分たちの幼虫や繭を運ぶように、オカチョウジをくわえて運んでいたのです!

左:繭を新居に運ぶ働きアリ。
右:オカチョウジを新居に運ぶ働きアリ。

←この働きアリは、周りに繭があるのにオカチョウジを運ぼうとしています。
オカチョウジも、匂いなどでアリに擬態しているのでしょうか?
※このオカチョウジは、Allopeas myrmekophilosと言う種類で、なんと!ハシリハリアリとだけ共生する種類と丸山さんから教えて頂きました。
他にもハシリハリアリの巣には、ハネカクシが同居していることがあるそうです。
知れば知るほど、アリと関係を持つ生き物の種類の多さや、生活方法に驚かされます。
コメント一覧
1. Posted by まるやま 2010年12月05日 00:58
このオカチョウジはAllopeas myrmekophilosといって、このハシリハリアリとだけ共生する種です。結構最近見つかったので、一足遅かったですね。クモはGamasomorpha maschwitzi というタマゴグモ科のものです。
2. Posted by taku 2010年12月05日 01:07
丸山様
こんばんは。
種類を教えて頂きありがとうございます!!
カタツムリがアリと関係を持つというのは、本当に驚きです。
しかも、ただ同居をしているだけではなく、アリが運ぶとはすごいです。
こんばんは。
種類を教えて頂きありがとうございます!!
カタツムリがアリと関係を持つというのは、本当に驚きです。
しかも、ただ同居をしているだけではなく、アリが運ぶとはすごいです。