2009年11月16日
☆奇跡の採集!!☆ 後編
翌日は9時に起床し、明石の集落に向かいます。
この場所での目的は、野生化したグリーンイグアナの観察です。
以前杉本さんがイグアナを見つけた場所へと案内してもらいました。
何と石垣島では、逃げ出したイグアナが野生化して、繁殖までしているようです。
どこで飼育をしていても同じことですが、特に石垣島のように暖かい地域で海外の生き物を飼育するのであれば、絶対に脱走されないような設備で飼育しないといけません。
そういえば前回の沖縄では、ヤンバルの林道沿いで、黒い土の山を見つけ、よく見てみると大量のカブトムシのフンがありました。
その土を掘ってみると、何とカブトムシゼリーのカップと、アトラスオオカブトのメスの翅が出てきたのです!
飼育をしていた誰かが、わざわざヤンバルの森に捨てに来たのです・・・
動物、昆虫、植物、魚、飼育をするなら最後まで責任を持つことが大切です。
杉本さんによると、イグアナは警戒心が強いようなので、生息場所に到着したら、車の中から双眼鏡で探します。
探し始めて数分で、杉本さんが発見しました!
高い木の上で日光浴をしています。
しかも、オスとメスで一緒にいます。

と、遠い・・・。
見つける杉本さんがすごい。
双眼鏡で見てみるといました!この距離でも、イグアナはこちらに気が付いていて、頭を上下に振って威嚇しています。
喜んではいけないことですが、野生のイグアナを見てかなり感動してしまいました。

オスは頭部のトサカがとても立派です。
もっと近くで見ようと、ゆっくり車から降りると、2匹とも茂みに隠れてしまいました。
警戒心はかなり強いようです。
イグアナ観察の次は、アカオビゴケグモという派手でかっこいいゴケグモ探しに行きましたが、残念ながら1匹も見つからず・・・

これが過去に採集したアカオビゴケグモです。
きれいですね〜
今回とても気になるものを見つけました。
それはヤンバルオオムカデ?です。

ヤンバルオオムカデは、その名の通りヤンバルに生息をしていて、日本最大のムカデです。
過去に採集した最大個体は、全長27cmもありました。
タイワンオオムカデとは別種で、色彩で区別することができます。
沖縄本島以外の島で生息をしている話を聞いたことがなかったのですが、非常によく似た個体を採集することができたのです。
頭部、体色は暗いオリーブ色、脚は緑と黄色、そして脇腹は黒一色です。
明らかにタイワンオオムカデとは違う色をしています。
石垣島にもヤンバルオオムカデがいるのか?これも30cm近くまで成長するのか?など、石垣島でのムカデ探しの楽しみが増えました。
そして、再び夜になり山に出発です。
この日もサキシママダラと、サキシマハブはたくさん出ていました。
山に向かう車の中で、「昨日はセダカヘビが出たので、今夜は幻のイワサキワモンベニヘビですかね?」「いや、ベニヘビの前にヤエヤマヒバアとサキシマバイカダでしょ?」などと冗談を言っていました。
そして山に到着し、しばらくすると!!
路上に赤と黒のまだら模様のヘビが通り過ぎたのが一瞬見えたのです。
見た瞬間、ものすごくいろいろなことを考えました。
アカマタ?アカマタにしては小さいし細いし光沢があった。
と言うか石垣島にはアカマタは生息していない。
他に赤と黒のマダラと言えば!!!ま、まさかベニヘビ!?
頭では確信していても、幻のベニヘビが見つかるわけがないと思っていたので頭の中は大パニックです。
そして、僕の第一声は「きれいなヘビがいました!!」と叫んだのです・・・
たしかにきれいなヘビですが・・・(笑)
そして!予想通り現れたのはあの幻のイワサキワモンベニヘビだったので〜す!!
見た瞬間、静かな山の中で「うわ〜〜〜〜〜!」と大声で叫んでしまいました。

ついさっき杉本さんと、冗談で噂をしていたベニヘビを見つけてしまったのです。
あまりの興奮に、カメラを持つ手が少し震えていました(笑)


石垣島に初めて来たのは10年以上前で、今までに数え切れないほど何度も来ている島ですが、初めて見るヘビです。
杉本さんは僕以上に経験のある方ですが、そんな杉本さんでさえ野外で見つけたのはこれが初めてということです。
もう2人とも大興奮です!
そして一気に目が覚めました。
今までに見つけたヘビは、サキシママダラ、サキシマハブ、サキシマスジオ、サキシマアオヘビ、イワサキセダカヘビ、イワサキワモンベニヘビ、撮影はしませんでしたがブラーミニメクラヘビです。
ということは、石垣島に生息をする残りのヘビは、ヤエヤマヒバア、サキシマバイカダ、そして超幻のヤエヤマタカチホヘビの3種類です。
たった2泊で、ここまでヘビが見られるなんて僕も杉本さんも初めての体験です。
ここまできたら全種見たいですね。
残りのヘビ3種を求めて山を歩きます。

ヒバアが生息する川を歩いていると、ヤエヤマハラブチガエルが穴の中で鳴いていました。

セマルハコガメも現れました。
いつ見ても可愛いカメですね。
国産のセマルハコガメは天然記念物です。
ちなみにペットショップにいるセマルハコガメは中国から輸入したものです。

葉の上で寝ているアリノスアブを発見しました!
石垣島には2種類いて、一種類は以前クビナガアシナガアリの巣から見つけた、全身金色の種類で、もう一種がこれです。
このアブはどのアリに寄生するのか未だ判かっていないそうです。

かわいい〜〜〜。
熟睡中のサキシマキノボリトカゲです。
このトカゲは寝るときは樹上で寝るのですが、こんな格好で気持ちよさそうに寝る個体は初めて見ました(笑)
風が吹いていて、葉は揺れていましたが落ちないか心配でした。
バシャバシャとフラッシュで撮影していてもまったく起きる気配なし。

どんな夢を見ているのでしょうか??
落ちないようにね。


ヤエヤマアオガエルは早くも繁殖の準備です。
オスは一生懸命メスに抱きついていました。
マルバネクワガタ!かと思ったらヒラタクワガタでした。
そして根気強く探すこと数時間。
ついに出ました!サキシマバイカダです!!
というか、まさか本当に見つかるとは・・・

バイカダは、ヤモリやトカゲを専門に捕食します。
あと2種類で石垣島のヘビ全種ですが、ここで力尽きました。眠い・・・
もうここまで見れれば、大大大満足です。
宿に帰って数時間の睡眠をとります。
朝になり、再び山へ。
この日が最終日なので、力を振り絞り山を歩きます。
石をどかしたり、穴を掘ったり、木の皮をめくったりし続けているので、指先が痛くて仕方ありません。
軍手を付ければ良いのですが、アリなどの小さな生き物の採集には、軍手はとても邪魔なのでいつもつけません。
これなんだか分かりますか?
ふわふわの毛虫だそうです。
そして頭にある角は、1令幼虫の時期からの頭の抜け殻がたまっているものだそうです。
先端から、1令、2令、3令・・・と、順番にくっついているのです。
不思議なケムシですね。
僕は毛虫が唯一苦手な生き物ですが、この毛虫は可愛いと思いました。



オオシママドボタルの幼虫、カマスグモ、オオクロケブカジョウゴグモ。
そして〜!最後に珍しいアリが見つかりました!
前回の石垣では働きアリのみ見つけ、今回も別の場所で働きアリを見つけ、そしてついにコロニーを発見しました。

スエヒロシリアゲアリです!
見た目はキイロシリアゲアリに似ていますが、女王がかなり小さい。
すごくかわいいアリです。
日本アリ類図鑑によると、2例の採集記録しかないとあります。
今回の採集は、本当に楽しい3日間でした。
こんなに短期間でここまでの種類を見ることができるなんて夢のようです。

茂みをのぞく杉本さん。
今回はいろいろお世話になりました。
とても2泊とは思えない、濃い内容でした。
このまま杉本さんと、1ヵ月くらい採集を続けたら新種の爬虫類でも見つかるのではないかと思うくらい、珍しい生き物たちに出会えました。
杉本さん!また一緒に島に行きましょう〜。

さようなら〜石垣島。
ありがと〜石垣島。
また来年。
この場所での目的は、野生化したグリーンイグアナの観察です。
以前杉本さんがイグアナを見つけた場所へと案内してもらいました。
何と石垣島では、逃げ出したイグアナが野生化して、繁殖までしているようです。
どこで飼育をしていても同じことですが、特に石垣島のように暖かい地域で海外の生き物を飼育するのであれば、絶対に脱走されないような設備で飼育しないといけません。
そういえば前回の沖縄では、ヤンバルの林道沿いで、黒い土の山を見つけ、よく見てみると大量のカブトムシのフンがありました。
その土を掘ってみると、何とカブトムシゼリーのカップと、アトラスオオカブトのメスの翅が出てきたのです!
飼育をしていた誰かが、わざわざヤンバルの森に捨てに来たのです・・・
動物、昆虫、植物、魚、飼育をするなら最後まで責任を持つことが大切です。
杉本さんによると、イグアナは警戒心が強いようなので、生息場所に到着したら、車の中から双眼鏡で探します。
探し始めて数分で、杉本さんが発見しました!
高い木の上で日光浴をしています。
しかも、オスとメスで一緒にいます。

と、遠い・・・。
見つける杉本さんがすごい。
双眼鏡で見てみるといました!この距離でも、イグアナはこちらに気が付いていて、頭を上下に振って威嚇しています。
喜んではいけないことですが、野生のイグアナを見てかなり感動してしまいました。

オスは頭部のトサカがとても立派です。
もっと近くで見ようと、ゆっくり車から降りると、2匹とも茂みに隠れてしまいました。
警戒心はかなり強いようです。
イグアナ観察の次は、アカオビゴケグモという派手でかっこいいゴケグモ探しに行きましたが、残念ながら1匹も見つからず・・・
これが過去に採集したアカオビゴケグモです。
きれいですね〜
今回とても気になるものを見つけました。
それはヤンバルオオムカデ?です。

ヤンバルオオムカデは、その名の通りヤンバルに生息をしていて、日本最大のムカデです。
過去に採集した最大個体は、全長27cmもありました。
タイワンオオムカデとは別種で、色彩で区別することができます。
沖縄本島以外の島で生息をしている話を聞いたことがなかったのですが、非常によく似た個体を採集することができたのです。
頭部、体色は暗いオリーブ色、脚は緑と黄色、そして脇腹は黒一色です。
明らかにタイワンオオムカデとは違う色をしています。
石垣島にもヤンバルオオムカデがいるのか?これも30cm近くまで成長するのか?など、石垣島でのムカデ探しの楽しみが増えました。
そして、再び夜になり山に出発です。
この日もサキシママダラと、サキシマハブはたくさん出ていました。
山に向かう車の中で、「昨日はセダカヘビが出たので、今夜は幻のイワサキワモンベニヘビですかね?」「いや、ベニヘビの前にヤエヤマヒバアとサキシマバイカダでしょ?」などと冗談を言っていました。
そして山に到着し、しばらくすると!!
路上に赤と黒のまだら模様のヘビが通り過ぎたのが一瞬見えたのです。
見た瞬間、ものすごくいろいろなことを考えました。
アカマタ?アカマタにしては小さいし細いし光沢があった。
と言うか石垣島にはアカマタは生息していない。
他に赤と黒のマダラと言えば!!!ま、まさかベニヘビ!?
頭では確信していても、幻のベニヘビが見つかるわけがないと思っていたので頭の中は大パニックです。
そして、僕の第一声は「きれいなヘビがいました!!」と叫んだのです・・・
たしかにきれいなヘビですが・・・(笑)
そして!予想通り現れたのはあの幻のイワサキワモンベニヘビだったので〜す!!
見た瞬間、静かな山の中で「うわ〜〜〜〜〜!」と大声で叫んでしまいました。

ついさっき杉本さんと、冗談で噂をしていたベニヘビを見つけてしまったのです。
あまりの興奮に、カメラを持つ手が少し震えていました(笑)


石垣島に初めて来たのは10年以上前で、今までに数え切れないほど何度も来ている島ですが、初めて見るヘビです。
杉本さんは僕以上に経験のある方ですが、そんな杉本さんでさえ野外で見つけたのはこれが初めてということです。
もう2人とも大興奮です!
そして一気に目が覚めました。
今までに見つけたヘビは、サキシママダラ、サキシマハブ、サキシマスジオ、サキシマアオヘビ、イワサキセダカヘビ、イワサキワモンベニヘビ、撮影はしませんでしたがブラーミニメクラヘビです。
ということは、石垣島に生息をする残りのヘビは、ヤエヤマヒバア、サキシマバイカダ、そして超幻のヤエヤマタカチホヘビの3種類です。
たった2泊で、ここまでヘビが見られるなんて僕も杉本さんも初めての体験です。
ここまできたら全種見たいですね。
残りのヘビ3種を求めて山を歩きます。

ヒバアが生息する川を歩いていると、ヤエヤマハラブチガエルが穴の中で鳴いていました。

セマルハコガメも現れました。
いつ見ても可愛いカメですね。
国産のセマルハコガメは天然記念物です。
ちなみにペットショップにいるセマルハコガメは中国から輸入したものです。

葉の上で寝ているアリノスアブを発見しました!
石垣島には2種類いて、一種類は以前クビナガアシナガアリの巣から見つけた、全身金色の種類で、もう一種がこれです。
このアブはどのアリに寄生するのか未だ判かっていないそうです。

かわいい〜〜〜。
熟睡中のサキシマキノボリトカゲです。
このトカゲは寝るときは樹上で寝るのですが、こんな格好で気持ちよさそうに寝る個体は初めて見ました(笑)
風が吹いていて、葉は揺れていましたが落ちないか心配でした。
バシャバシャとフラッシュで撮影していてもまったく起きる気配なし。

どんな夢を見ているのでしょうか??
落ちないようにね。


ヤエヤマアオガエルは早くも繁殖の準備です。
オスは一生懸命メスに抱きついていました。
マルバネクワガタ!かと思ったらヒラタクワガタでした。
そして根気強く探すこと数時間。
ついに出ました!サキシマバイカダです!!
というか、まさか本当に見つかるとは・・・

バイカダは、ヤモリやトカゲを専門に捕食します。
あと2種類で石垣島のヘビ全種ですが、ここで力尽きました。眠い・・・
もうここまで見れれば、大大大満足です。
宿に帰って数時間の睡眠をとります。
朝になり、再び山へ。
この日が最終日なので、力を振り絞り山を歩きます。
石をどかしたり、穴を掘ったり、木の皮をめくったりし続けているので、指先が痛くて仕方ありません。
軍手を付ければ良いのですが、アリなどの小さな生き物の採集には、軍手はとても邪魔なのでいつもつけません。
これなんだか分かりますか?ふわふわの毛虫だそうです。
そして頭にある角は、1令幼虫の時期からの頭の抜け殻がたまっているものだそうです。
先端から、1令、2令、3令・・・と、順番にくっついているのです。
不思議なケムシですね。
僕は毛虫が唯一苦手な生き物ですが、この毛虫は可愛いと思いました。



オオシママドボタルの幼虫、カマスグモ、オオクロケブカジョウゴグモ。
そして〜!最後に珍しいアリが見つかりました!
前回の石垣では働きアリのみ見つけ、今回も別の場所で働きアリを見つけ、そしてついにコロニーを発見しました。

スエヒロシリアゲアリです!
見た目はキイロシリアゲアリに似ていますが、女王がかなり小さい。
すごくかわいいアリです。
日本アリ類図鑑によると、2例の採集記録しかないとあります。
今回の採集は、本当に楽しい3日間でした。
こんなに短期間でここまでの種類を見ることができるなんて夢のようです。

茂みをのぞく杉本さん。
今回はいろいろお世話になりました。
とても2泊とは思えない、濃い内容でした。
このまま杉本さんと、1ヵ月くらい採集を続けたら新種の爬虫類でも見つかるのではないかと思うくらい、珍しい生き物たちに出会えました。
杉本さん!また一緒に島に行きましょう〜。

さようなら〜石垣島。
ありがと〜石垣島。
また来年。