2011年04月16日

坂本さんと関東採集

今週は、知人の坂本さんが仕事の関係で北海道から東京に来たので、一緒に山に行くことになりました。
待ち合わせは午前10時とゆっくりだったので、朝はサクラを見に散歩に行きました。
この日は天気が良くて、とても温かかったです。
最高の散歩日和です。

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サクラも満開です。

10時に坂本さんと合流して山に向かいます。
北海道は、やっと雪が溶けはじめて道が見えてきたとのことです。
春はまだまだ先のようです。

坂本さん
登山道を歩く坂本さん。
北海道では虫はまだ冬眠中なので、色々な虫を見つけてとても楽しそうです。

つくし
つくしも沢山生えていました。

トビイロシワアリ
トビイロシワアリ。
テラニシシリアゲアリ
テラニシシリアゲアリ。
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いろいろなアリが活動していました。

坂本さんはチョウにもとても詳しく、シジミチョウの幼虫を見つけて見せてくれました。

オオミドリシジミ
これはコナラの新芽を食べるオオミドリシジミの1令幼虫です。
ち、小さい・・・。これを見つける坂本さんがすごいです。

ウラゴマダラシジミ
こちらはイボタノキを食べるウラゴマダラシジミで、おそらく3令幼虫とのことです。
この個体にはいませんでしたが、甘露を出してアリを惹きつけるようです。

ヒメアリ
土の中で見つけたヒメアリの巣。

アミメアリ
アミメアリの巣も発見です。

オオハリアリムネボソアリ
オオハリアリとムネボソアリの一種。

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ハエを食べているアブの一種?

続いてクサアリモドキの行列を見つけました。
クサアリモドキ
クサアリ類の行列は、働きアリの数も多く、見ていると様々なエサを運ぶ姿を見ることができます。

クサアリモドキ
死んだヤスデを運んでいました。
それ、本当に食べるの?

クサアリモドキ
死んだゴキブリを見つけた働きアリ。
クサアリモドキクサアリモドキ
クサアリモドキ
幼虫を運ぶ働きアリ。
この時期巣の中には、成長期で食べ盛りの幼虫がたくさんいるため、働きアリたちはエサ集めに大忙しです。

クサアリモドキ
行列を辿ると、杉の木の洞で巣を見つけることができました。
しばらく観察をしましたが、特に好蟻性昆虫は見つからす、巣の一部を持ちかえることにしました。
すると後に、この中から驚くような発見があったのです。

採集を楽しんだ後は、坂本さんお勧めのラーメン屋で、遅い昼食を食べることに。
久々にラーメンを食べましたが、ものすごく美味しかったです!
山歩きで疲れた後の食事は最高です。
坂本さんは、虫以外にも美味しいお店を多数知っていて、今まで様々な場所に一緒に採集に行っていますが、どこへ行ってもお勧めの店を教えてくれます。

その後は、トゲアリ生息地に行きましたが、この日は見つけることができませんでした。
坂本さんとの楽しい採集を終えてからは、都内に戻って、ウツボカズラが好きで、毎年ボルネオ島に観察に行く知人の店で夕飯を食べる予定です。

この日は、坂本さんに合うために研究者の方々が集まりました。
ハネカクシのK先生、チョウのY先生、ガのJ先生、アリノタカラカイガラムシなどを研究していた方々が集まり、楽しい飲み会です。

そして、「今日はお花見会、じゃなくてお毛見会だから」とのこと(笑)
毛とは、もちろん坂本さんの素敵な髪の毛のこと。
坂本さんも、「春の毛は一段と美しいです」と言っていました。
たしかに、いつも以上にフワフワと、まるで花のようでしたたぶん・・・
皆で坂本さんを囲んで、美味しい料理とお酒をいただきました。

夜遅くまで楽しい時間を過ごし、自宅に帰ってから採集したアリたちの世話をすることに。

そして持ちかえったクサアリモドキの巣を調べると、多くの好蟻性生物が見つかりました。

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よくいる大型アリヅカムシ。

ヒラタアリヤドリ
小型ハネカクシの一種。
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飛ぶ準備をするときは、翅を小さくたたみすぎているせいか、翅を広げるのが大変そうでした。
腹部先端を使いながら、苦労して伸ばしていました。

シナノセスジエンマムシ
この虫は!シナノセスジエンマムシ
久々にシナノセスジエンマムシも見つけることができました。

その他にもクモやヤスデも見つかりました。
そして!とても嬉しい発見があったのです。
約500匹の働きアリと、巣の一部を観察していると、一瞬だけ変な生物が見えました。
ん!?今のはなんだろう?
それからスプーンを使って、アリと巣材を少しずつ出して念入りに調べました。
すると、先ほどの生物が現れたのです!
まさかクサアリの巣に、こんな生物がいたとは!!
小松さんに見て頂いたところ、おそらく日本未記載種で、もしかすると科のレベルで未記載の生物とのことです!
行動もかなり面白い生き物です。
夜中の3時過ぎまで観察をしてしまいました。
翌日も翌々日も、数時間の観察をしましたが、なんとも知的な感じの生物です。
この生物は、もう少し詳しいことが分かり次第、ご紹介いたします。
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クサアリ類の巣は、好蟻性生物の宝庫ですね。
日本にも、まだまだ未知の生物がたくさん生息しています。

坂本さん、5月もまた山に行きましょうね!

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