2011年05月22日

ウメマツアリ探し。後編

クサアリの大コロニーをじっくりと観察していると、いつも通り多くのヒラタアリヤドリが行列を歩いていました。

ヒラタアリヤドリヒラタアリヤドリ
ヒラタアリヤドリ
時々アリに怪しまれて調べられることがありますが、そんなときは腹部を高く持ち上げて、アリの注意をそらす何らかの匂いを出しているようで、アリの動きが止まった隙に逃げます。

大型ハネカクシもいました。
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このハネカクシは、アリが見つけたエサを盗み食いしたりしますが、時にはアリを襲うこともあります。

そして、さらに巨大なハネカクシがいました。
オオズハイイロハネカクシ
オオズハイイロハネカクシです!
このハネカクシは、クサアリの巣の周りで暮らすハネカクシを専門に捕食するハネカクシです。

今までも、多くのクサアリの巣の周辺で見つけているゾウムシがいましたが、今回はアリに捕まっていました。
IMG_8681


チイロアリヅカムシ
ツヤツヤの美しいチイロアリヅカムシの一種。

クサアリの羽の抜けた女王がいました。
クサアリ女王
すでに結婚飛行が始まっているようです。
クサアリ女王
働きアリに捕まって攻撃されていました。

クヌギの木に集まる働きアリ。
アブラムシ
よく見るとアブラムシがいるようです。
アブラムシ
羽の生えたアブラムシが来ていて、それを守るように囲んでいました。

こちらはアシナガアリに捕まったアブラムシです。
アブラムシ
アブラムシも降り立つ場所を間違えれば、他の生き物に捕食されてしまうのです。

続いてハヤシケアリと思われる巣を発見して見ていると、ナガアリヤドリが多く同居をしていました。
ナガアリヤドリ
交尾をするナガアリヤドリ。
メスを見つけたオスは、一所懸命後を追いかけて、隙を見てサソリのように腹部を持ち上げてメスと交尾をします。

ナガアリヤドリ
すでに交尾中のメスに交尾をしようとしているオス。

そして、ナガアリヤドリを観察していると、幅の広いアリヤドリがいることに気が付きました。
アリヤドリの一種
もしかしてマルムネアリヤドリの一種かと思いましたが、触角の形が違ったため、よく見るヒラタアリヤドリだと思ったのですが、丸山さんに見て頂いたところ、よく見るヒラタアリヤドリとは別種と教えて頂きました。

ちなみに↓こちらがクサアリの巣にいるヒラタアリヤドリです。
IMG_4486
こうやって比べると、たしかにケアリの種類の方が体の幅が広いですね。

IMG_9499
このナガアリヤドリのオスは、別種のヒラタアリヤドリと交尾しようと追いかけていました(笑)

そして観察を終えてから、岡本さんの様子を見に行くと、研究に必要なコロニー数は無事に採集できたようです。
研究のお役に立てて良かったです!

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