2011年10月30日

林試の森でクロクサアリ観察

幼い頃から虫探しをしている林試の森公園でクロクサアリ観察をしてきました。

林試の森公園
この公園は街中にある公園としてはとても広くて、現在も多くの木が残っています。
しかし、生息している虫の種類は、それほど多くはなく(この地域にしてはとても多いですが・・・)、巣の場所として、ある程度太い木を必要とするクサアリなども、この公園では珍しい種類です。
このように大きな公園というのは、探してみると意外と多くあるもので、板橋区、練馬区、中野区、杉並区など、東京中心から少しだけ離れた場所では、クサアリも簡単に見つけることができます。

公園でさっそくクサアリ探しをしました。
まず向かったのは、以前クロクサアリの巣のあった切り株です。
クサアリの巣この木には昔クロクサアリの巣があったのですが、約8年前に切られてしまったのです。
クサアリが巣を作ると木の根元が枯れてしまうようで、公園にあるクサアリの巣は時々切られてしまうのです。
このように切られてしまっても、しばらくはコロニーは生活を続けていますが、この巣はすでにアリはいませんでした。
やはり雨や風が入り込むのは、アリにとって良くないのでしょう。
クロクサアリの巣
過去の写真を整理していたら、8年前にこの巣で好蟻性昆虫を探している写真が出てきました。
コードレスの掃除機で作った、巨大吸虫管で採集しています。
通常、クサアリは生きた木に巣を作るため、なかなか掘るのが難しいのですが、このように切られた巣は採集がしやすいのです。

新たな巣を探していると、歩道沿いにクロクサアリの巣を見つける事ができました。
クロクサアリの巣
この木の根元に、クロクサアリの巣があり、木の根元や新芽ではアブラムシがたくさん付いていました。

クロクサアリの巣
巣の入り口付近で、アリに守られているアブラムシ。

クロクサアリ
巣の中から土を運び出していた働きアリ。

クロクサアリとアブラムシ
クロクサアリとアブラムシ
アブラムシとクロクサアリ
クロクサアリとアブラムシ
働きアリたちは、アブラムシが出した甘露を集めるのに大忙しです。

ハネカクシ
巣の入り口付近には、好蟻性ハネカクシも多く見つける事ができました。
宿主であるクサアリの生息数が少ない場所では、これらの好蟻性昆虫たちも生き延びるのは大変です。

クロクサアリ捕食
死んだバッタやガを食べていました。

マダラマルハヒロズコガ
巣の入り口付近には、マダラマルハヒロズコガもたくさんいました。

同じ場所で長時間行うアリの観察では、大量のカが集まってきます。
カ
人が多くて街中にある公園は、カの生息数がとても多いので、夏場のアリ観察は大変ですが、この時期はだいぶ少なかったです。

最近だいぶ寒くなってきましたね。
もうすぐ長い長い冬になり、野外でアリたちの活動する姿が見れなくなります。
今から春が待ち遠しいです。

コメント一覧

1. Posted by 磯田勇人   2011年10月30日 23:42
初めてやってきました。
アリって近くでみるとずいぶんとかっこいい顔をしているんですね。
2. Posted by taku   2011年11月02日 17:16
ブログをごらん頂ありがとうございます!
アリの顔って、目が大きくてとっても可愛いです。

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