2011年11月28日
「昆虫の発音によるコミュニケーション」
坂本さんから、先日出版された「昆虫の発音によるコミュニケーション」を送って頂きました。
坂本さんはこの本の中で、アリの音によるコミュニケーションや、ゴマシジミとシワクシケアリなどの記事を書いていて、その中でAntRoomで撮影したゴマシジミの幼虫と、シワクシケアリの写真を使っていただいたのです。
坂本さんの記事を読むと、ゴマシジミの仲間にはコロニーの匂いを化学擬態する他に、シワクシケアリの女王が出す音を真似ている種類がいるとあります!
このように匂いによる化学擬態+女王に音で擬態する事で、アリの幼虫よりも大切に扱われるようです。
アリと関係を持つ虫たちは、種類によって様々な方法でアリの巣に侵入しますが、その方法や巣の中での生活は、知れば知るほど巧妙で驚かされるものばかりです。

ゴマシジミを巣に運ぶシワクシケアリ
音でコミュニケーションをとる虫と言えば、バッタやセミなどが思い浮かびますが、この本を読むとキクイムシ、カミキリムシ、ガ、ハエ、カワゲラ、ウンカ、そしてカブトムシのサナギまで、驚くほど多くの虫たちが、音によってコミュニケーションをとっているようです。
発音器官を持たない虫も、地面を叩いたり、関節をこする合わせるなど様々な方法で音を出しているのです。

アリたちも、人には聴こえない大きさの音を出してコミュニケーションをとっている種類が多くいて、以前坂本さんが製作した特殊なマイクと器械で、アリや、アリと関係を持つチョウの幼虫が出す音を聞かせてもらいましたが、「ググググ」や「ココココ」など様々な声を発している事が分かりました。
中には人の耳に聴こえるほど大きな音を出すアリもいて、日本のトゲアリも外敵が来ると硬い腹部を地面に叩きつけて威嚇しますし、東南アジアの大型ハシリハリアリや、南米のアピカリスオオハリアリやパラポネラなどは人の耳にも聴こえるほど大きな摩擦音を出します。
アリたちが行っているコミュニケーション方法は、匂い、動き、振動、音などを組み合わせて、私たちが想像しているよりも、はるかに高度な会話をしているようです。
いつの日か、特殊マイクを使ってアリたちの会話が翻訳できたら面白いですね。

坂本さんの記事を読むと、ゴマシジミの仲間にはコロニーの匂いを化学擬態する他に、シワクシケアリの女王が出す音を真似ている種類がいるとあります!
このように匂いによる化学擬態+女王に音で擬態する事で、アリの幼虫よりも大切に扱われるようです。
アリと関係を持つ虫たちは、種類によって様々な方法でアリの巣に侵入しますが、その方法や巣の中での生活は、知れば知るほど巧妙で驚かされるものばかりです。

ゴマシジミを巣に運ぶシワクシケアリ
音でコミュニケーションをとる虫と言えば、バッタやセミなどが思い浮かびますが、この本を読むとキクイムシ、カミキリムシ、ガ、ハエ、カワゲラ、ウンカ、そしてカブトムシのサナギまで、驚くほど多くの虫たちが、音によってコミュニケーションをとっているようです。
発音器官を持たない虫も、地面を叩いたり、関節をこする合わせるなど様々な方法で音を出しているのです。

アリたちも、人には聴こえない大きさの音を出してコミュニケーションをとっている種類が多くいて、以前坂本さんが製作した特殊なマイクと器械で、アリや、アリと関係を持つチョウの幼虫が出す音を聞かせてもらいましたが、「ググググ」や「ココココ」など様々な声を発している事が分かりました。
中には人の耳に聴こえるほど大きな音を出すアリもいて、日本のトゲアリも外敵が来ると硬い腹部を地面に叩きつけて威嚇しますし、東南アジアの大型ハシリハリアリや、南米のアピカリスオオハリアリやパラポネラなどは人の耳にも聴こえるほど大きな摩擦音を出します。
アリたちが行っているコミュニケーション方法は、匂い、動き、振動、音などを組み合わせて、私たちが想像しているよりも、はるかに高度な会話をしているようです。
いつの日か、特殊マイクを使ってアリたちの会話が翻訳できたら面白いですね。