2012年02月15日
南米ペルー調査 その6 パラポネラに刺された!?

今回宿泊した山小屋周辺には、様々な生き物が暮らしていました。
と言うよりも、様々な生き物が暮らしている場所に山小屋を建てたのですね。
美しいチョウたち、見たこともないバッタ、なぜか地面に群れていたウンカたち、汗を吸いにくるハリナシバチ、昼間でも壁を走り回る小さなヤモリ、葉を運ぶハキリアリなどなど。
これらの生き物を観察するのはとても楽しいものでした。
しかし、中には危険な虫もいます。
パラポネラやディノポネラなどの、強い毒をもつアリたちが歩き回っているのです。

食事をしているときも、地面を見るとパラポネラが歩いています。
これはアリ好きには嬉しすぎる光景ですが、噂によるとかなりの猛毒で、刺されると大変なことになるようなので注意が必要です。

小屋の近くに落ちていたパラポネラの巨大繭の抜け殻。
この日、食後のお茶を飲んでいると、丸山さんが小屋近くでパラポネラの新女王を発見したようで、すぐに見に行くと木の葉の上に大きな女王アリがいたのです。
働きアリも巨大ですが、女王アリはさらに巨大です。

パラポネラの新女王
撮影のため採集しようとしましたが、採集道具を持ってこなかったのです。
唯一、蓋のない小さな容器があったため、これで被せて採集することに。
この後、事件が・・・
容器を被せるところまでは成功したので、そのままTシャツで蓋をしようと考えて、一瞬腹で蓋をして、すぐにTシャツを体から離して蓋をする予定だったのですが、なんと一瞬腹につけた瞬間に刺されたのです!!
まさかこの状況と体制で刺す事ができるとは思いませんでした。
見ると女王の腹部先端が、しっかりと自分の腹にくっついていました・・・
パラポネラは今まで刺されてきたアリとは、まったく違う痛みでした。
毒のあるアリに刺された場合、多くは鋭く、チクっと短時間の痛みなのに対して、パラポネラの痛みは重く、ズギっと長時間続く痛みで、ムカデやスズメバチに似た痛みでした。
強い痛みは3時間ほど続きましたが、マレーシアでスズメバチに刺されたときは一晩中眠れなかったので、ムカデよりも強く、スズメバチよりも弱い、といった感じでしょうか。
後日、小松さんはカメラバックに登っていたパラポネラに腹を刺され、丸山さんはイスにいたパラポネラの上に座ってしまい、足の付け根を刺されてしまったのです。
痛みの感じ方は、刺され場所や、毒の量などによっても変わるので、感じ方は人によって様々なようです。
ムカデなどに手を噛まれると、脇のリンパ腺が痛む事がありますが、丸山さんも足の付け根のリンパ腺が痛んだようです。
リンパ腺は毒や病原菌が体内に入ると、それに対して攻撃をしますが、毒が強すぎる場合はリンパ管から毒が侵入することでリンパ腺が痛むようで、場合によってはリンパ腺が炎症を起こして熱が出る場合があるようです。
小松さん、丸山さんも刺されたときの状況をブログで紹介していますが、3人の刺された状況が分かり、とても貴重な体験談だと思います(笑)
誰もアナフィラキシーショックなどを起こさなくて良かったです。
つづく・・・
南米ペルー調査 その1 夢の南米に行ける!?
南米ペルー調査 その2 ついにジャングル到着!
南米ペルー調査 その3 巨大ディノポネラ発見!
南米ペルー調査 その4 南米といえばキノコアリ!
南米ペルー調査 その5 超巨大バッタ発見!
南米ペルー調査 その6 パラポネラに刺された!?
南米ペルー調査 その7 パラポネラを捕食するディノポネラ!?
南米ペルー調査 その8 巨大ウロコアリ!
南米ペルー調査 その9 マルセグンタイアリの同居人たち