2015年10月20日

フカフカしたニセハリアリの巣

ハリアリ
朽木に巣を作っていたニセハリアリの一種。
巣の壁面を見ると、白いものがたくさん張り付けてありますが、これは繭の抜け殻です。

ハリアリ
こんな感じに部屋全体に繭の抜け殻を張り付けているのです。
これは明らかに捨てているのではなく利用しています。

クロヤマアリの巣
ちなみに、こちらはクロヤマアリの巣で、手前にある白いのが繭の抜け殻ですが、一箇所に集められて、食べカスや死んだアリも一緒にあることからゴミとして捨てられているのが分かります。

壁紙のように張り付けている理由ですが、中米に生息するPrionopelta amabilisという小型ハリアリも同じように巣の壁面に繭の抜け殻を張り付けることで知られていますが、これは湿度をコントロールするためのようです。
ジメジメ湿った土や朽木は、アリが暮らすには最適な環境なのですが、繭はやや乾き気味の場所の方が適しています。
他のアリも繭は乾燥気味の場所に置くことが多いのですが、繭の糸は濡れると水を吸ってしまい中のサナギに張り付くことがあり、これが良くないのではないかと思われます。
そんな繭を置く場所として、このように繭の抜け殻を張り付けて、湿った床材に繭が直接触れるのを防いでいるようです。
おそらく、このニセハリアリも同じ理由ではないかと思います。
快適に暮らすために、巣の中の湿度までコントロールしてしまうとは、アリってやっぱりすごい!

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