2015年12月06日
女王から働きアリへ!? 翅芽痕切り取の儀式
沖縄に生息するトゲオオハリアリは、体長1cmと日本最大のハリアリ。
一般的なアリのように、体のつくりが異なる女王という階級は存在しません。
働きアリの中の1匹が、オスと交尾をして女王役になることができるのです。

中心の個体が、同じ家族である仲間たちに触覚や脚を噛まれています。
実はこれは、羽化した直後に行われる儀式です。
羽化した直後は、すべての個体が翅芽痕と呼ばれる翅の痕跡を持っていて、これがある個体がオスと交尾をして女王役として有精卵(メス)を産むことができるのですが、すでにコロニーの中に女王役が存在する場合は、羽化直後に翅芽痕を切り取られてしまい、切り取られた個体はオスと交尾することなく、一生働きアリとして生きていきます。

これが翅芽痕。
詳しくは過去のトゲオオハリアリの女王役をご覧ください。

羽化して間もない個体はアゴの色が薄いのが特徴。
かなり激しく噛まれていて、何も知らずに見たら喧嘩や共食いでもするのではないかと思うような光景ですが、これによって脚や触角が切れるなどの怪我をすることはありません。

こちらは翅芽痕を切り取られなかった女王候補の個体。

この後、オスと交尾をさせれば新たなコロニーの誕生となります。
現在コロニーの養殖を行っています。
一般的なアリのように、体のつくりが異なる女王という階級は存在しません。
働きアリの中の1匹が、オスと交尾をして女王役になることができるのです。

中心の個体が、同じ家族である仲間たちに触覚や脚を噛まれています。
実はこれは、羽化した直後に行われる儀式です。
羽化した直後は、すべての個体が翅芽痕と呼ばれる翅の痕跡を持っていて、これがある個体がオスと交尾をして女王役として有精卵(メス)を産むことができるのですが、すでにコロニーの中に女王役が存在する場合は、羽化直後に翅芽痕を切り取られてしまい、切り取られた個体はオスと交尾することなく、一生働きアリとして生きていきます。

これが翅芽痕。
詳しくは過去のトゲオオハリアリの女王役をご覧ください。

羽化して間もない個体はアゴの色が薄いのが特徴。
かなり激しく噛まれていて、何も知らずに見たら喧嘩や共食いでもするのではないかと思うような光景ですが、これによって脚や触角が切れるなどの怪我をすることはありません。

こちらは翅芽痕を切り取られなかった女王候補の個体。

この後、オスと交尾をさせれば新たなコロニーの誕生となります。
現在コロニーの養殖を行っています。
コメント一覧
1. Posted by トッポ 2015年12月06日 14:25
いつも楽しく拝見しています。
蟻も種類ごとに様々な戦略を持って
種を次代に繋げようとしていますね。
いくつか疑問に思ったので質問させて頂きます。
トゲオオハリアリのメスには翅は最初からないのでしょうか?
また、オスアリには翅があるようですが
一部のオスアリは巣外に出て、他の巣のメスと交尾するということなのでしょうか?
蟻も種類ごとに様々な戦略を持って
種を次代に繋げようとしていますね。
いくつか疑問に思ったので質問させて頂きます。
トゲオオハリアリのメスには翅は最初からないのでしょうか?
また、オスアリには翅があるようですが
一部のオスアリは巣外に出て、他の巣のメスと交尾するということなのでしょうか?
2. Posted by taku 2015年12月07日 11:59
ご覧いただきありがとうございます。
翅は最初からなく、写真にあるような小さなかさぶたのような痕跡があるだけです。
そうです!未交尾の女王役の個体は、ある日巣の外に出てフェロモンでオスを呼びます。
オスは生まれ育った巣から飛び立って、フェロモンを感知してメスのところへ飛んでいき交尾をするのです。
翅は最初からなく、写真にあるような小さなかさぶたのような痕跡があるだけです。
そうです!未交尾の女王役の個体は、ある日巣の外に出てフェロモンでオスを呼びます。
オスは生まれ育った巣から飛び立って、フェロモンを感知してメスのところへ飛んでいき交尾をするのです。