2017年03月04日

アメイロケアリのカートン製の巣作り

蟻マシーン3号に引っ越しをさせたアメイロケアリのコロニー
古い石膏飼育ケースの中に、まるでクサアリと同じようなカートン製の巣が作られていて驚きましたが、丸山さんから過去にアメイロケアリの巣を掘ったことがあり、カートン製の巣を作っていたと教えてもらいました!
やはり野外でも作っていたのです。
作ると分かったからには、飼育ケースの中にも立派な巣を作ってもらいたいものです。
そこで、いくつかの実験をしてみたところ、その中の一つの方法でカートン製の巣を作らせることに成功しました!!
しかも、こちらが指定した場所に作らせることができます。
春になったらクロクサアリを採集して、同じ方法でカートン製の巣を作らせることができるのか実験してみます。

アメイロケアリのカートン製の巣
こちらが巣を作り始めて4日目。
手前に白い個所がありますが、これは新たに巣材の元を張り付けた場所で、これが数日すると黒く変色します。

アメイロケアリのカートン製の巣作り
こちらは別の場所に作らせたもの。
これも日々大きくなっていきます。

アメイロケアリのカートン製の巣作り
淵の白い部分が新たに追加した巣材で、数日経つと真っ黒に変色します。
これ間違いなく菌を育てていると思います。
そう感じる一番の理由は、何もないところに作らせると、同じように巣材を積み上げるのですが、いつまで経っても黒く固まることはないのです。
今回紹介した黒いものは、実は石膏巣にあった黒い巣材を元に使っているのです。
そして、アリたちはこの菌の付いた巣材は、持ち運ぶことはしないようで同じ場所で育て続けています。
この黒い巣が菌だとすると、この菌はどこからきて、どんな種類のものなのかが気になるところ。
ハキリアリなどの菌園を作るアリは、結婚飛行の時に女王アリが菌を少量運んで新たな場所で育てるようですが、今回のアメイロケアリの場合は黒い菌が出てくるまでかなりの時間がかかっているので女王が持ってきたとは考えにくいです。
空中を漂っているカビのようなものを使っているのでしょうか?
こればかりは菌に詳しい専門家の方に見て頂かないことには分かりません。
クサアリのカートン製の巣も菌で固めていると話には聞いていましたが、こうやって観察すると、これって巣作りというよりも菌園作りですね。
まさか身近に菌を育てるアリがいたなんて驚きです。
ハキリアリやタイワンシロアリなど、食べるための菌を栽培するアリたちも、このような行動から進化したのかななどと思ってしまいます。

こんな身近にいるアリでも知らないことだらけ。
アリの世界って本当に面白い!!

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