クビレハリアリ亜科

2021年02月28日

クビレハリアリ
単為生殖で繁殖するクビレハリアリ。

クビレハリアリの産卵期
同じく単為生殖のキイロヒメアリには女王がいるのに対して、このクビレハリアリには女王という階級はなく、アミメアリのようにすべて同じサイズです。
同じクビレハリアリ属でも、他の種には体が大きな女王が存在する種が多いです。
アミメアリも他の種は女王がいる種が多いです。

クビレハリアリの産卵期
クビレハリアリには産卵期があり、このコロニーは数ヶ月一切産卵はしていませんでしたが、産卵期になると一気に産卵開始。
産卵が始まったと同時に食欲が増し始めました。
クビレハリアリの仲間は、アリの幼虫を捕食すると言われていて、飼育下でもアリの卵や幼虫を与えると好んで捕食します。
外見や雰囲気も、何となくアリを専門に捕食するヒメサスライアリに似ています。

クビレハリアリの産卵期
アリの幼虫だけではなく、小さな昆虫も捕食します。
孵化したばかりの小さめのミルワームなども襲って捕らえます。


毒針で刺して麻痺させてから巣に運ぶのですが、この時の運び方が、ムカシアリヒメサスライアリグンタイアリのような運び方です。
これらのアリたちは、自分たちの幼虫や獲物を咥えて運ぶ時、このように体の下になるように先端を咥えて運ぶのです。

クビレハリアリの産卵期
長い獲物はこのように複数の個体が協力して運ぶのですが、この姿もグンタイアリの運び方にそっくりです。

クビレハリアリ
たくさんの獲物が運び込まれ、卵も日に日に増えていき賑やか。

クビレハリアリ
そして孵化した幼虫たち。
卵期間は約14日。

幼虫は毎日たくさんの食料を食べて、どんどん大きくなります。
幼虫期間は約19日でした。


そしてサナギになります。
この動画はサナギと前蛹で、驚くほど成長がそろっていて、わずか数日ですべての幼虫たちがサナギになりました。


羽化が近づき色が濃くなったサナギたち。

クビレハリアリ
そして一気に羽化が始まりました。
色が薄いのが羽化して間もない個体。
働きアリ約100匹で、新たに羽化した個体も約100匹でした。
サナギ期間は約19日。
卵から羽化までは合計51日ほどでした。

驚きだったのが、たった5日間ですべてが羽化したこと。
ここまで成長がそろうのは、短期間で一気に産卵しているからなのですが、実はもう一つ成長がそろう理由があったのです。
この習性を知ったとき結構驚きました。
それについては後日ご紹介します。



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小さなアリの観察には実態顕微鏡がおすすめです。
ここで紹介した動画は、この顕微鏡のレンズにスマホを置いて撮影しました。
肉眼ではもっとクリアに見えています。






antroom at 10:05コメント(0) 

2019年04月02日

クビレハリアリの一種
マレーシアで見つけたかっこいいクビレハリアリの一種。
日本のクビレハリアリは3mmほどですが、世界の熱帯には10mmを超えるような大型種も生息しています。

antroom at 11:10コメント(0) 

2017年03月06日

クビレハリアリの行列
マレーシアで見つけたクビレハリアリの一種。
樹上性のようで枝の上に行列を作って移動中でした。
この写真は偶然2匹が近づいたところを撮影しただけで、実際は行列といっても密度が低くて、アリ同士が数十センチほど間隔があいていました。
それでも、皆が同じルートを歩いているので間違いなく行列でした。
クビレハリアリは日本にも4種が知られていて、その中のクロクビレハリアリは、この種と同じく体色は黒で樹上性です。
日本では南西諸島に生息する茶色で地中性のクビレハリアリしか見たことがないので、このように枝の上を歩くクビレハリアリを見ると驚きます。

antroom at 10:23コメント(2) 

2016年11月10日

ヒサシアリ Cylindromyrmex
南米ペルーで見つけた見慣れないアリ。
こちらクビレハリアリの近縁種で別属のヒサシアリ Cylindromyrmex sp.。

ヒサシアリ Cylindromyrmex
楕円形の複眼、太短い触角や脚、体に縦の溝がある変わった姿のアリです。
東南アジアに生息する大型クビレハリアリに似ています。

antroom at 10:41コメント(0) 

2010年12月30日

P1160656
東南アジアのクビレハリアリの一種。
体長1cm以上と大型で、日本のクビレハリアリと違って女王がいます。

antroom at 23:37コメント(0) 

2010年05月02日

あと数日で、お客様のもとに出荷するクビレハリアリの大コロニーです。
飼育数カ月たつので、愛着のあるコロニーです。

クビレハリアリの子育て

















毎日可愛がっているアリが、大切に飼育をしてくれる方にお届けできるというのは嬉しいことです。
このコロニーは冬に採集したもので、4月6日に一気に産卵をしました。
産卵から1ヶ月ほどたち、現在は幼虫たちもこんなに大きく成長したのです。
とても食欲旺盛で、写真にある大きさのコオロギを1〜2日で食べきってしまいます。

クビレハリアリには、女王という階級がなく、働きアリの一部の個体がアミメアリと同じように、単為生殖によって繁殖します。

そして、繁殖期と移動時期があるらしく、一気に産卵子育てをして、新しい働きアリが羽化すると、サスライアリのように移動しながら生活をするようです。

たしかに飼育をしていると、産卵時期は一気に産卵をして子育てを開始します。
そのため、いつも幼虫の大きさがそろっているのです。

antroom at 00:40コメント(3) 
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