カタアリ亜科

2021年10月06日

雲の上でアリ探し
東京は30℃近くまで気温が上がり、10月とは思えないほど暑い日が続いていますね。
こんなに気温が上がるのもあとわずかだと思うと貴重な夏日。
昨日もアリの撮影で山へ行ってきました。
山の麓から徐々に山を登りながらアリ探し。
標高が低い場所で暮らすヤマアリの仲間の巣には、まだ繭がたくさんありましたが、標高が高くなるにつれて、ほとんどの繭が羽化していて、そろそろ越冬準備に入っていることが分かります。

雲の上
山を登り続けて、雲より高い場所に到着です。
山の上は10月で本格的に寒くなるので、ここまで標高の高い場所へ来るのも今年最後です。
森では大きめの雪虫がたくさん飛んでいました。
ここまで標高の高い場所に来ても、日向は気温が25℃もありました。
この標高にしては驚きの暑さです。
ちなみに、この辺りは天気の悪い日や夜などの気温は10℃前後です。

ヤマクロヤマアリ
標高の高い場所で暮らすヤマクロヤマアリがキイロケアリの新女王を運んでいました。
キイロケアリはまだ結婚飛行をしているようです。

キイロケアリ
続いてキイロケアリの巣の中を調べてきたところ、巣の中にはたくさんの羽アリたちが見つかったのです。
ここ数日間、気温が高く絶好の結婚飛行日和だったと思いますが、まだ巣の中にこんなに残っているとは。
標高の高い場所は10月には一気に気温が下がり冬になります。
のんびりしてて飛ぶ機会を逃してしまうなんてことはないのでしょうか?






antroom at 16:46コメント(0) 

2021年09月04日

ルリアリ
6月末に、コンビニのライトで採集したルリアリの女王。
採集から53日で働きアリが羽化しました。

ルリアリ
よく見ると働きアリの腹部が紫色っぽい光沢があり美しいですね。
ルリアリは家に住み着くことがあるアリなので、飼育するときも脱走注意です。
土の中や湿った森で暮らす大半の種は、万が一部屋で脱走したとしても乾燥によって長くは生きられませんが、家の中に住み着くことが知られている小型で乾燥に強いアリは室内でも生きられる可能性があります。
あと、枯れ枝で暮らしているようなアリも乾燥にとても強く、室内で長期間生きて増えることがあるため注意が必要です。
以前、息子がイトウオオアリのコロニーを採集してきて、袋に入れたまま部屋に置いていたため、袋に穴を開けて家族ごと脱走。
そのコロニーは数年間家で暮らし、最終的に木製棚のベニヤ板の隙間に巣を作って暮らしているのを見つけ捕獲しました。






antroom at 08:53コメント(0) 

2019年07月25日

南米のカタアリ
南米で木の葉を見ていたら、葉に茶色のオガクズのようなものが張り付いていました。
はがして中を見てみると、カタアリの一種が巣を作っていたのです。

カタアリの一種
中には女王アリも見つかりました。
床の茶色いのがカタアリたちが作った巣材です。
葉に巣を作るアリといえばツムギアリが有名ですが、熱帯に行くとトゲアリ、カタアリ、シリアゲアリ、ナナフシアリなど様々なアリたちが葉を使って巣を作っています。

antroom at 06:23コメント(0) 

2017年03月14日

IMG_3717
マレーシアでツノゼミに集まっていたカタアリ亜科の一種。
ヒラフシアリ属でしょうか?

IMG_3738
ツノゼミの幼虫。

antroom at 10:15コメント(0) 

2011年10月20日

山で見つけたシベリアカタアリです。
シベリアカタアリ
女王アリは5mmほどと小型ですが、とても美しいアリです。

シベリアカタアリ
腹部には2対の白い模様がありますが、これは表面に色がついているのではなく、表面が透けているためこのように見えるようで、実体顕微鏡などで観察をすると、液体のようなものが動いているのを見ることができます。

antroom at 08:00コメント(0) 
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