アリの飼育

2016年12月29日

パラポネラ
南米に生息する巨大なサシハリアリ(パラポネラ)。
毒針を持ち、現地で野生のパラポネラに2回刺されていますが、大型なハチに匹敵する痛みがあります。
現在飼育中のコロニーを8ヶ月間じっくり観察してきたのですが、子育てで気になることがありました。
それは幼虫に与えるエサについてです。

パラポネラ
パラポネラは肉食の強い雑食で、小昆虫以外にも糖分も好んで捕食します。
育ち盛りの幼虫がいる子育て中は、小昆虫を多く捕えるようになります。

パラポネラ
巣に持ち帰った獲物は、働きアリが解体して、小さくしたものを幼虫の口元に置きます。

パラポネラ
食料を置かれた幼虫は、そのまま食べ続けるのです。

パラポネラ
そして、液体の糖分も幼虫に与えるのですが、そのうを持たないパラポネラは吐き戻しによる口移しで与えることはできませんが、このように表面張力を利用して、アゴの間に液体を挟むことで、巣に持ち帰って幼虫に与えることができます。

このように子育てには小昆虫と糖分を中心に与えるのですが、観察しているともう一つ頻繁に与えられているものがあるのです。

↓それがこちら↓
パラポネラ
幼虫の口元に置かれている丸いもの・・・。

パラポネラ
これは卵です。

パラポネラ
卵が齧られてつぶれています。

パラポネラを毎日観察していると、かなり頻繁に卵を与えられていることに気が付きました。
他のアリでも栄養状態が良くないときなどに、幼虫や卵を食べてしまうことはあるのですが、もちろんエサは毎日与えているので飢えているわけではありません。
どう考えても日常的に卵を食べる習性があるとしか思えないのです。
そこで気になったのは、エサとして与えられる卵はどのように選ばれるかです。
最も多く観察できたのは、働きアリが産んだ卵だったのです。
働きアリの卵と聞くと驚かれるかもしれませんが、働きアリはメスなので産卵できるものが多く、クロオオアリなども働きアリだけで飼育していると産卵して、未受精卵なのでオスアリが誕生します。
そして、女王アリと働きアリの体格差の少ないハリアリなどの仲間は、特に働きアリの卵巣がしっかりしているようで産卵しやすいのです。

パラポネラ
腹部先端が開いて毒針が出て、産卵直前の働きアリ。
働きアリがどれだけ産んでいるのかは分かりませんが、毎日のように産卵場面を見れるので、一日数個は産んでいると思います。
そして、産卵した卵は自らアゴでくわえて取り出し、そのまま幼虫の口元に置いてエサとして与えてしまうのです。
特に孵化直後から1週間ほどは、虫を与えられることはほとんどなく、卵か液体の口移しが主食のようです。
幼虫が大きくなってからも時々卵を与えられています。
働きアリが産んだ卵だけを与えているのなら不思議なことではないのですが、女王アリが産んだ卵も与えているのです。
女王アリが産卵した卵を、女王自ら幼虫に与える場面も観察しています。
今回孵化した3匹の幼虫が孵化したころは、最大28個あった卵が、サナギになるころには20個にまで減りました。
その後も卵の数は20〜25個ほどがキープされていることから、どうやら今の働きアリの数では、これくらいの数を常に残し、余分な卵はエサにしてしまっているようです。
働きアリの卵はすべてエサ、女王アリの卵は多すぎる分はエサにしているように思えます。
ちなみに、子育て中は幼虫の周りにも卵が置かれているのですが、置かれている卵を幼虫が直接食べてしまうようなことはなく、働きアリか女王アリが口元に置いた卵しか食べません。
おそらく口元に置くときに、齧って卵に傷を付けているのだと思います。

antroom at 08:58コメント(2) 

2016年12月08日

パラポネラ
飼育7ヶ月目のパラポネラ。
先月、3匹中2匹がサナギになりましたが、残り1匹も無事に繭を作りサナギになりました。

パラポネラ
そして、次の幼虫の孵化も始まり5匹の幼虫がいます。
この幼虫たちも1ヶ月後には繭を作ります。
現在石膏飼育ケースで飼育をしていますが、働きアリが15〜20匹に増えたら蟻マシーン3号で飼育をする予定です。

antroom at 10:07コメント(0) 

2016年11月28日

パラポネラ
飼育中のパラポネラ
3匹の幼虫のうち、2匹が繭を作りサナギになりました。
やはり女王単独の時よりも、子育て役の働きアリがいる方が繭作りも短時間で終わります。
女王単独だったころは、幼虫が糸を出し始めると、繭を作れるように女王が土などを幼虫の上に乗せるのですが、上手くいかないこともあり、繭を作れなかった幼虫も何匹かいたのですが、今回は数匹の働きアリがせっせと土を乗せるので、1日以内に繭が完成しました。
ちなみに繭作りですが、手も足もない幼虫が全身を覆う繭を作るのは大変そうですが、観察していると最初に上半身の繭を作り、その後くるっと反転してから残り半分の繭を作っていることが分かります。
おそらく、その後も中でクルクルまわっているのではないかと思います。
繭になれば羽化を待つだけなので安心です。
成長期間も長くゆっくりではありますが着実に増えてきています。

antroom at 05:26コメント(2) 

2016年11月16日

パラポネラの子育て
5月から飼育中のパラポネラ
数ヶ月前に働きアリが誕生したので、子育ても働きアリが行うことが多くなりました。
この写真は、左下の働きアリがレッドローチを解体して小さくしたものを、幼虫たちの口元に置いて与えているところです。
女王アリは仕事の負担が減って産卵に専念できるかと思いきや、やはり働き物で毎日せっせと働いています。
女王単独の時期よりも頻度は減ったものの、あいかわらず女王が巣から出てエサを集めることもあります。
巨大で猛毒を持つとはいえ、自然界でも同じように女王が外をウロウロ出歩くのはとても危険だと思うのですが・・・。
この写真には、もうすぐ繭を作りそうな大きな幼虫が2匹と、やや小さな幼虫が1匹写っていますが、大きな方が孵化して24日目で、小さな方が16日目。
前回紹介した孵化した個体は小さい方です。
卵が孵化するまではとても長いのですが、孵化後は毎日エサを食べてどんどん大きくなります。

パラポネラの子育て
子育てで幼虫に与えるエサは主に3つあります。
最初の写真のように小昆虫、そしてもう一つがこちらですが、これは口移しで液体の糖分を与えているところです。
口移しと言っても、パラポネラは他のアリのような発達したそ嚢を持たないため吐き戻しはしません。

パラポネラ
アゴの間に、表面張力を利用して液体を挟み、そのまま幼虫に与えるのです。
幼虫への口移しや成虫同士の口移しは、液体エサを与えた直後にしか観察できないので、やはりそ嚢はないのだと思います。

そしてもう一つ、幼虫が頻繁に与えられるエサがありますが、それについてはもう少し観察してみます。

antroom at 04:45コメント(1) 

2016年11月03日

パラポネラ孵化
飼育中のパラポネラを観察していたら、孵化を観察することができました。
卵も大きいので観察しやすいです。
この孵化後の幼虫ですが、毎日観察をしていたら食性についてあることに気が付きました。
通常子育てをするときは巣に持ち帰った昆虫を与えるのですが、孵化して1週間ほどはまったく与える様子がないのです。
しかし、あるものを与えられているようで幼虫は順調に育っています。
もしこのような食性であれば、パラポネラの子育てには、働きアリの存在は他のアリ以上に重要な役割があります。
もっと詳しく観察できたらご紹介します。

antroom at 07:34コメント(0) 

2016年10月25日

パラポネラ
5月から飼育をしているパラポネラの女王。
体長27mmと巨大で猛毒を持ちます。
女王単独から飼育を開始して、先月には数匹の働きアリも誕生しました!
パラポネラは働きアリが羽化するまで、他のアリよりも時間がかかり、今回は産卵から羽化まで約4ヶ月でした。
卵、幼虫、繭のそれぞれの期間を比較すると、卵期間が44日と最も時間がかかりました。
ちなみにクロオオアリは44日あれば卵から成虫まで育ちます。

パラポネラ
左が初めての娘である働きアリです。
女王アリと比べると小さいですが、それも20mm以上はあるのでアリとしては巨大です。
ちなみに、コロニーが大きくなると働きアリの大きさも大きくなり、女王アリとほぼ同じ大きさになります。
今まで巣から出て、せっせと働いていた女王アリも、これでやっと巣の中で産卵に専念できると思いきや、働きアリが羽化しても同じく働き続ける女王アリ。
パラポネラの女王アリって本当に働き物です。
そして、働きアリが羽化して3週間近く経った頃、やっと働きアリが巣から出てエサ集めなどを行うようになりました。
最近は外での仕事は働きアリが行い、女王アリが巣から出る回数が減ってきました。
産卵数も増えてきて、現在30個ほどの卵があるので、これらが羽化するころにはそこそこ大きな家族に育ってくれそうです。

パラポネラ
主食はレッドローチをピンセットで潰して弱らせたもの。
スズメバチに匹敵するほどの猛毒を持つパラポネラなので、自分よりも大きな獲物を毒針で刺して捕える!と言いたいところなのですが、実は性格はとても臆病です。
ほとんど動かない小さなレッドローチに恐る恐る近寄ります。

パラポネラ
慎重に脚を切り取って巣に運びます。

このように働きアリが羽化するまで時間もかかり、エサなどにも気を使うパラポネラですが、大きくて観察もしやすく、飼育はとても楽しいアリです。

antroom at 10:40コメント(0) 

2016年08月23日

コガネムシを食べるクロオオアリ
夏は公園に行けばバッタ、トンボ、セミ、コガネムシなど、いろいろな虫が採れるので時々持ち帰ってアリに与えています。

コガネムシを食べるクロオオアリ
硬くて食べにくそうなコガネムシですがアリは好きなようです。

アオドウガネを食べるクロオオアリ
この日はアオドウガネを与えてみました。
大喜びで食べています。

※生きた虫を与える場合、働きアリの少ない若いコロニーだと、いつまで経っても食べれないことがありますので、ピンセットなどでエサの虫をつぶしたりしてから与えるようにしてください。
また、大きすぎる虫を与えると、食べ残しが腐敗しますので食べきれる大きさの虫を与えるようにしてください。

antroom at 09:29コメント(1) 

2016年08月17日

パラポネラの幼虫
虫を食べるパラポネラの幼虫。
母親が巣に運んだ虫を、幼虫の口元に置いて与えます。

パラポネラの繭
毎日エサをもらって大きくなった幼虫は、口から糸を吐いて繭を作ってサナギになります。

antroom at 07:54コメント(0) 

2016年08月08日

パラポネラ
飼育中のパラポネラの卵と幼虫です。
卵は丸いのが特徴で、飼育ケースを少し持っただけでコロコロ転がってしまいます。
パラポネラは新女王から、最初の働きアリが誕生するまで他のアリに比べて時間がかかります。
しかし、正確な成長日数を記録したことがなかったため、今回は孵化日数、幼虫期間、サナギ期間を記録しています。
とりあえず大体の孵化日数は分かりましたが、クロオオアリの3倍くらいと、他のアリと比べてもかなり長いです。
孵化後は思ったより成長が早く、幼虫はどんどん大きく育っていて、上の写真の大きな幼虫は孵化してたった1週間後の姿です。

パラポネラ
さらに1週間後。
卵から孵化して2週間でこの大きさに成長します。

パラポネラ
パラポネラの女王アリはとても働き物です。
通常、多くのアリは結婚飛行後は巣に閉じこもって子育てをするのですが、パラポネラの女王は毎日巣から出てエサを探しに出かけます。
この飼育中のパラポネラには、レッドローチ、アントサプリ、ゼリーなどを与えていますが、すべて巣の外に置いていて、女王が巣から出てきて食べに来ます。
さらに、エサの食べカスは、きちんと巣の外に捨てに行ったりキレイ好きです。
これらの行動や、女王や幼虫の食欲から考えても、野外でも同じように新女王が子育て中にも巣から出てエサを集めたりするのは間違いないと思います。

antroom at 10:52コメント(2) 

2016年08月02日

アリの幼虫の脱皮
アリの幼虫は脱皮をして成長しますが、脱皮をすると周りの働きアリや女王アリが皮を取り除くので、よっぽど注意していないと見逃してしまいます。

antroom at 09:40コメント(1) 

2016年07月29日

サムライアリ
クロヤマアリのコロニー。
一匹だけ違うアリがいますがお分かりでしょうか?

サムライアリ
右の少し大きなアリはクロヤマアリではなく、サムライアリの働きアリとなります。

近所の公園で息子とサムライアリの奴隷狩りを観察していたのですが、その時、クロヤマアリの巣から繭を奪い取ったサムライアリから、さらに息子が繭を奪い取ったのです!
奴隷狩り狩りです(笑)
そして、息子は「繭を育てたい!」というので、自宅で飼育をしているクロヤマアリのコロニーに入れることにして持ち帰ったのです。
クロヤマアリの巣から奴隷狩りをした繭だったので、当然羽化するのはクロヤマアリだと思っていたのですが、なんとサムライアリが羽化したのです!
一体どういうことなのでしょうか?
もしかして、サムライアリが襲撃したクロヤマアリの巣は、実はサムライアリの巣だったのか?
もしくは、奴隷狩りが行われているときは、巣の入り口でアリたちの出入りが激しくなるので、世話係のクロヤマアリが間違えて巣の中からサムライアリの繭を運び出してしまい、それを息子が奪ったとかでしょうか?

antroom at 09:32コメント(5) 

2016年07月12日

アメイロケアリ
久々の登場。
去年の6月から飼育をしているアメイロケアリ Lasius umbratusです。
飼育半年で働きアリは1400匹にまで増えました。
あれから、さらに7ヶ月経ちましたが、現在の働きアリの数は・・・。
分かりません(笑)
石膏飼育ケース10個を使って飼育をしているのですが、重ねていたりして見にくい場所もあるため数えられませんが、おそらく3000〜4000匹はいるかと思います。
たった1年の飼育でここまで増えるとは、すごい繁殖力です。
写真のようにエサのゼリーを入れると、すぐに大量の働きアリが集まってきて、この量を2日ほどで食べきってしまいます。
最近は女王の腹部が膨れてきて、さらに産卵数が増しているように見えます。
ここまでの数になっても、働きアリのサイズは野外で見るアメイロケアリよりも小さいです。
成熟したアメイロケアリのコロニーは、一体どれくらいの規模なのでしょうか?
数万匹?数十万匹?巣の中心部を掘りだせたことがないため見当もつきません。

antroom at 09:33コメント(2) 

2016年07月05日

初めてアリを飼育するときに、悩むのがアリの種類や飼育ケースだと思います。
アリと言っても、種類はとても多く、エサや住む環境なども様々です。
今回は、初めてアリを飼育する方への、アリの選び方と、飼育に必要なエサや、用品などをご紹介します。

AntRoomで初めてアリを飼育する方に、最もオススメしている種類は、日本最大種である、クロオオアリとムネアカオオアリ、この2種よりは小型ですがクロヤマアリ、またはタネを主食としているクロナガアリなどです。
もちろん、他のアリだって素晴らしい種類はたくさんあるのですが、外見、観察のしやすさ、飼育のしやすさ、寿命の長さなどを総合して考えると、これらが初めて飼育をする方にオススメなのです。

種類ごとの特徴

クロオオアリ
クロオオアリ

・大きさ
女王アリの大きさは18mmと巨大で、ムネアカオオアリと並んで日本最大のアリです。
働きアリも8mm〜14mmと大型で、コロニーが大きくなると頭と体の大きな兵隊アリも現れます。

・生息地
北海道から九州までと広く分布しています。

・食性
何でも食べる雑食性です。
専用の粉末飼料のほかに、バナナ、桃、ぶどう、リンゴなどの甘い果実と、動物性タンパク質として小昆虫を与えます。
煮干、金魚のエサなどでも補給できますが、やはり長く状態良く飼育するには昆虫餌が必要です。
公園などで小さなオンブバッタ、コオロギ、ハエなどの小昆虫を採るか、ペットショップでミルワームやコオロギを買うのが良いです。

粉末飼料の与え方はこちらをご覧ください。
与えるエサの種類についてはこちらをご覧ください。

・体色
女王アリ、働きアリ共に黒色です。

・入荷時期
5月に結婚飛行を終えた新女王が入荷します。

ムネアカオオアリ

・大きさ
クロオオアリと同じく、女王アリの大きさは18mmと巨大で、日本最大のアリです。
働きアリも8mm〜14mmと大型で、コロニーが大きくなると頭と体の大きな兵隊アリも現れます。

・生息地
北海道から九州までと広く分布していますが、やや標高の高い山に生息しています。

・食性
クロオオアリと同じです。

・体色
働きアリの胸部は赤くて美しいです。

・入荷時期
6〜7月に結婚飛行を終えた新女王が入荷します。

クロオオアリやムネアカオオアリは、状態よく飼育をすると、結婚飛行を終えた翌年には、働きアリが50〜100匹にまで増えます。
働きアリが50〜100匹ほどになると、兵隊アリが現れます。

クロナガアリ
クロナガアリ

・大きさ
女王アリは9mm、働きアリは3〜5mmと中型のアリです。
通常のアリは、1つの巣に女王アリは1匹ですが、クロナガアリは複数の女王アリが協力して巣を作ります。

・生息地
本州〜九州に分布しています。

・食性
アリとしては珍しく、タネを専門に食べるアリです。
虫をエサに与えるのが苦手な方でも飼育をすることができます。

・体色
女王アリ、働きアリ共に黒色です。

・入荷時期
4月に結婚飛行を終えた新女王が入荷します。

クロナガアリ
タネを運ぶクロナガアリ。

飼育温度について
これらの日本のアリは寒さにはとても強いため、冬は室内であれば無加温で飼育することができます。
暖かい室内で飼育をすると、冬でも活動する姿を観察できます。
アリ飼育で、もっとも気を付けないといけないのが、夏場の高温と、水分不足の乾燥です。
アリは1年中温度や湿度が一定の地中で暮らしているのです。
夏場は30℃以上にならないように気をつけましょう。
特に、直射日光などの当たる窓側などには置かないようにしてください。
また、石膏飼育の場合は、定期的な水分補給も忘れないようにしてください。

飼育容器について
販売中のアリたちは、石膏飼育ケースに入れてお届けしますので、チューブでエサ場などを連結することで、そのまま飼育をすることができますが、部屋の使い分けなど、アリ本来の姿を観察するためには蟻マシーンがオススメです!
蟻マシーンは、働きアリの数が増えてきたら連結タイプで増築することが可能です。

飼育の注意点
クロオオアリとムネアカオオアリは、結婚飛行を終えた翌年の春から一気に産卵数が多くなります。
この時に、エサが不足してしまうと、せっかく産卵した卵を食べてしまうことがあります。
これを防ぐためには、暖かくなって活動を開始する3月以降は、できるだけ頻繁に、そして種類を豊富にエサを与えるようにしてください。
栄養価の高いエサをたくさん与えて大切に飼育をした分、コロニーは繁栄します。

さらに詳しい飼育方法については蟻の飼い方をご覧ください。

antroom at 09:11コメント(4) 

2016年06月18日

クロナガアリの働きアリ誕生
現在販売中のクロナガアリの女王アリは、すべて4月末の同じ日に結婚飛行をしました。
数日前から働きアリの羽化が始まりました!
卵、幼虫、サナギもたくさんありますね。
クロナガアリはサナギになるときに繭を作らないので、サナギの形がよく分かります。
色の濃いサナギは羽化間近です。
働きアリが誕生したら、エサ場を取りつけて、エサとなるタネを与えてください。
クロナガアリはタネを一度に大量に与えると、巣の中にたくさん貯めてしまい、腐敗したり発芽してしまうので、1回に数粒を与えて、ある程度食べきってから次を与えるのがお勧めです。
石膏飼育ケースの場合は水分補給もお忘れなく。

クロオオアリ
ちなみに、現在販売中のクロオオアリは、5月のほぼ同じ日に結婚飛行を終えた女王たちで、現在繭がたくさんある状態ですので、あと少しで働きアリが誕生します。

antroom at 16:05コメント(0) 

2016年05月27日

トゲアリ子沢山
去年から飼育しているトゲアリのコロニー。
越冬した幼虫たちは繭になり、どんどん羽化しています。
さらに産卵も続いていて、巣の中はいつもこんな状態です。
女王アリの居場所は大体決まっていて、卵〜繭は山のように積み上げられていますが、いつもその上で落ち着いています。

antroom at 05:23コメント(4) 

2016年05月26日

パラポネラ
南米に生息する、巨大で猛毒のパラポネラ。
体長27mmと、アリとは思えない大きさ。
こちらは女王ですが、太くて巨大なアゴを持ちます。

パラポネラ
卵を咥えています。
産卵直後の卵は白いのですが、しばらくすると黄色になります。
パラポネラは産卵するまで、そして働きアリが羽化するまで時間がかかります。
通常、多くのアリは結婚飛行後は何も食べずに子育てをしますが、パラポネラは女王単独の時から巣の外へエサを探しに行きます。
飼育をするときもアントサプリや小昆虫を与える必要があります。

antroom at 04:55コメント(0) 

2016年04月11日

2012年から飼育をしているクロオオアリのコロニーは、去年から蟻マシーン3号を2台連結して飼育をしています。
3月から産卵と幼虫の成長が再開し、最近になって羽化も始り、働きアリは1500匹に達しました。
全部屋に大量の幼虫や繭もあり、再び増築が必要になってきました。
部屋中に蟻マシーン3号を設置して、長いチューブで連結して部屋丸ごとでクロオオアリの飼育を行うのが目標です。

クロオオアリの大家族
しかし今は置場も作る時間もないので、応急処置として特大ケースに石膏を敷いた、特大石膏巣を連結して増築しました。
過密になりすぎると死んでしまうこともあるため、早めに増築してあげましょう。

antroom at 10:26コメント(5) 

2016年04月09日

シロオビアリヅカコオロギ
去年の7月から蟻マシーン3号を使って飼育中のアシナガキアリ。

シロオビアリヅカコオロギ
アシナガキアリの飼育ではなく、この中で一緒に暮らすシロオビアリヅカコオロギの飼育を一番の目的としています。

シロオビアリヅカコオロギ
アシナガキアリの巣で、アリから口移しでエサをもらい生きている変わったコオロギ。
シロオビ以外のアリヅカコオロギたちは、アリの巣でアリが運んできた食べ物を盗み食いしたり、時にはアリの幼虫を食べてしまうこともあるのですが、このシロオビは口移しでエサをもらうために特化していて、最も好きなアリヅカコオロギです。
過去にもたくさん紹介していますので、詳しくはそちらもご覧ください。

シロオビアリヅカコオロギ
アリから口移しでエサをもらっています。

シロオビアリヅカコオロギ
飼育を始めて9ヶ月が経ちました。
アリヅカコオロギの数は少し減ったものの、採集した時にすでに成虫だったのでコオロギとしてはかなり寿命が長いようです。
そして飼育をした一番の目的は飼育下で繁殖させることでした。
初めてシロオビアリヅカコオロギを飼育したのは15年ほど前でしたが、その時は蟻マシーンで飼育をして繁殖に成功しています。
今回は再び繁殖をさせて、産卵数や成虫になるまでの成長期間などを調べたかったのです。
すぐに増えてくれるだろう思っていたのですが、いつまで経っても増えてくれず、そのまま冬になってしまいました。
冬の間はアシナガキアリも産卵数が減り、シロオビアリヅカコオロギも増えないだろうと思いました。
そして長い冬も終わり春になりました。
アシナガキアリは再び大量の卵を産み始め活発に活動を開始しました。
そして今月、巣の中を観察していたところ、ついに待ちに待った孵化直後の子供を見ることができたのです!!

シロオビアリヅカコオロギ
小さくて、体色が薄く、見るからに赤ちゃんといった感じ。
最初は3匹の幼虫を確認できましたが、その数日後に1匹増えたので合計4匹います。
去年は増えなかったのに、なぜ今になって繁殖したのかは分かりませんが、無事に繁殖に成功して良かったです。
シロオビアリヅカコオロギはアリからの口移しでエサをもらいますが、この小さな幼虫はどうするのかというと・・・。

シロオビアリヅカコオロギ
成虫と同じく口移しでエサをもらいます。
すでに立派なアリヅカコオロギです。
一生懸命背伸びしているところが可愛いですね。
何ヶ月で成虫になるのか、今後の成長が楽しみです。

antroom at 09:42コメント(4) 

2016年03月25日

去年から飼育をしている、クロオオアリの蟻マシーンが汚れてきたので清掃を行いました。
アリは元々巣を引っ越す習性があるため、それを利用して移動してもらうのですが、この引っ越しは何度見ても面白い!
巣の清掃を行う際には、ぜひ観察してもらいたい行動です。

蟻マシーンの清掃や交換方法は蟻マシーンの清掃方法をご覧ください。

IMG_6059
幼虫を新居に運んでいます。

IMG_6052
繭も運びます。

IMG_6098
卵も1個も忘れずに運びます。

IMG_6076
そして一番の見所がこちら。
新居に移動しない仲間の働きアリは、このようにアゴで咥えて持ち上げて運ぶのです。
この時運ばれるアリは、脚をたたみ、体を丸めて運ばれやすい体型になります。
このように仲間を運ぶなんて、アリ以外の昆虫では見られない行動ですね!
家族で協力して生きる社会性昆虫ならではの行動。

クロオオアリの引っ越し
仲間を運ぶ時は、通常相手のアゴの片方を咥えるのですが、こちらは卵をくわえています。
運ばれる前から観察していたのですが、最初はこの運ばれている個体が卵を咥えていたのですが、そこに来た別個体が、その卵を取ろうとしたのですが、相手のアリは卵を離さなかったため、この状態になったのです。
この運ばれ方は初めて見ました。

IMG_6010
女王アリは大きくて持ち上げることはできないので、このようにアゴを咥えて引っ張ります。
しばらく引っ張られると、引っ越しが始まったことを知り、女王アリは自ら歩いて新居へ向かうのです。

antroom at 07:13コメント(7) 

2016年03月10日

2012年から飼育をしているクロオオアリのコロニー
働きアリは1000匹以上で、去年から蟻マシーン3号を2台連結して飼育をしています。

クロオオアリ
10日ほど前から女王の産卵が始まりましたが、すでにすごい量の卵があります。

クロオオアリ
幼虫の成長も再開して、どんどん繭になり始めています。
全部屋がこのように大量の幼虫や繭があるので、これらが羽化する前に増築が必要になります。
今年は数千匹になるでしょう。

このように春になり幼虫の成長や女王の産卵が再開したら、エサをたくさん与えます。
特に昆虫など動物性たんぱく質を不足させないように注意します。
これからの時期にエサ不足になると、せっかく産んだ卵を食べてしまうこともあるのです。
春の世話については春になり産卵再開!もご覧ください。

antroom at 11:11コメント(1) 
記事内検索
Archives
Recent Comments