キバハリアリ亜科

2025年12月13日

オーストラリアを代表するかっこいいアリと言えばキバハリアリ(ブルドックアリ)の仲間。
大型で、美しく、かっこよく、毒を持つすごいアリ。
今回は美しい大型種が入荷しました。

キバハリアリ Myrmecia nigriscapa
まずはこちらのMyrmecia nigriscapa。
見た瞬間「でかい!赤い!!」が印象の美しい種。
女王アリの体長は26mmと大型です。

キバハリアリ Myrmecia nigriscapa
働きアリも女王と同じく赤く明るい色彩をしています。

キバハリアリ Myrmecia nigriscapa
アントサプリ、昆虫ゼリー、ミルワームなどをよく食べています。

キバハリアリ
そしてこちらは別種の大型種。

キバハリアリ
こちらも最高にかっこいいキバハリアリです。
女王アリの体長は24mmになります。

キバハリアリ
働きアリ。

餌場でミルワームを食べるキバハリアリの新女王。
働きアリが羽化するまでは、女王アリが巣の外に出ていき餌集めをします。
軽く噛んでいるように見えますが、アゴの切れ味抜群。
ミルワームの体があっという間に切断されています。
女王単独や働きアリのいるものが入荷していますが、どちらも食欲旺盛で見ていて安心できる状態の良さ。

キバハリアリ
コロニーが大きくなると、女王は栄養卵が主食になったりしますが、今のところ何でもよく食べています。






antroom at 17:09コメント(0) 

2023年06月25日

キバハリアリ
オーストラリアを代表するアリと言えば、やはりキバハリアリ(ブルドックアリ)です。
大型種は3cmを超える大きなアリで、約100種が知られています。
原始的な特徴を持つアリとしても有名。

キバハリアリの巣
そんなキバハリアリと言えば乾燥地帯に生息しているイメージがあると思います。
実際、多くの種は乾燥地帯に生息しています。
しかし、オーストラリアの熱帯雨林のジャングルで暮らすキバハリアリもいるのです。
そんな熱帯雨林で暮らすキバハリアリがどうしても見たくて、森の中を何日も歩き続けて探してきました。

熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
何日か探し続けたある日。
森で土の塔を見つけました。
遠くから見たとき、シロアリの塚のように見えたのですが、近づいたら驚きました。

熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
土の塔の頂上を見たところ、何かアリが出入りしているような・・・。

熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
ななななんと!探し求めていたキバハリアリの巣だったのです!!
土の塔の高さは20cm以上もあり、キバハリアリがこんな形の巣を作るとは知らなかったので、これを見たとき本当に驚きました。

熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
Myrmecia nigrocinctaと言うキバハリアリになり、見るからに警戒色である派手な体色が特徴的です。
この種はジャンプをすることができ、巣に近づいたときはピョンピョン跳ねながら襲い掛かってきました。
と言っても、飛べる距離は数センチですので、怖さよりも可愛さの方が大きかったですが。
撮影中に数回刺されてしまいましたが、それほど痛くなかったです。

熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
美しい色彩ですね〜。

熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
周辺では複数の巣を見つけることができました。

熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
こちらも立派な塔で、同じく頂上に巣口があります。
なぜこんな形をしているのでしょうか?
この辺りは降雨量が多いため、雨水が巣口から入らないように高くしているのでしょうか?

熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
二匹で何かしていました。

熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
熱帯雨林のキバハリアリを見つけることができ、夢中になって撮影しました。

熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
一緒に記念撮影もしました。

熱帯雨林のキバハリアリ Myrmecia nigrocincta
ジャンプの瞬間が撮影できました。

オーストラリア アリ 昆虫 採集 (240)
見つけることができて本当に嬉しかったです。

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生息地は、雨季には一日に何度も土砂降りのスコールが降り、高温多湿で東南アジアの熱帯雨林のような環境でした。
このキバハリアリを飼育する場合は、間違いなく、他の乾燥地帯のキバハリアリとは異なり、湿らせた環境ですね。
石膏+湿らせた赤土などの組み合わせが良さそうですね。
サラサラの砂は適さないはず。
やはり自分の目で、実際に生息環境に行って見ることが、飼育するためにもとても大切です。






antroom at 06:49コメント(0) 

2018年12月25日

ブルドックアリ
飼育中のブルドックアリのコロニーでは、新女王とオスが大量に育てられています。

ブルドックアリ
飼育ケースを見ていて気が付いたこちらの個体。

ブルドックアリ
最初はアゴが片方ないことに気が付きました。
折れてしまったのか、それとも奇形なのかと思ったのですが、よ〜く見るとまったくないわけではなく、とても短いアゴがありました。
さらに触角にも違和感が・・・。
これは!?右半身がメス、左半身がオスの雌雄モザイクと呼ばれる遺伝子異常です。
様々な昆虫、甲殻類、両生類、爬虫類、鳥類などで見つかっていて、アリでもいろいろ見つかっているのですが、初めて見ることができました。

ブルドックアリ
裏側から見ると、左右で真っ二つに分かれていることが分かります。
オス側のアゴは短く、頭部は小さく、脚もオスの方が短くて細いです。

ブルドックアリ
しかし、オス側の方が発達している部分もあります。
その一つが触角です。
オスの方がとても長いです。
作りも異なり、メスの触角は一節目が長くて、くの字に折れ曲がるのに対して、オスの触角の節の長さは均等にまっすぐ伸びています。

ブルドックアリ
そして、3つの単眼もオスの方が大きく発達していて、よく見るとメス側の一つは小さく、オス側の残り二つが大きくなっています。

アリは受精卵がメス、未受精卵がオスになります。
どのような仕組みでこのような雌雄モザイクが出現するのか、詳しことは分かりませんが不思議ですね。

antroom at 14:40コメント(0) 

2018年11月15日

ブルドックアリ
2年近く飼育をしているブルドックアリのコロニー。
特大石膏飼育ケース14個+蟻マシーン3号を連結して飼育をしています。
ここは繭部屋で、右の方では砂をかけられて繭作り中の幼虫もいます。
この繭の多くは新女王のサナギが入っています。
現在働きアリの数は500匹ほどですが、ブルドックアリは体が大きく食欲旺盛なので、一度にフタホシコオロギの成虫やジャイアントワーム4〜5匹与えてもあっという間に食べてしまいます。
現在の働きアリの数で、ブルドックアリのコロニーとしては成熟しているようで、最近は羽アリばかりが羽化しています。
新女王の羽化には栄養価も大きく関係していて、エサを豊富に与えれば働きアリがそれほど多くない段階でも新女王が育ちます。
これは他のアリでは見たことのない現象で、通常多くのアリはエサを豊富に与えたからと言って、働きアリの数が少ないのに新女王が育てられることはありません。
原始的なアリの特徴なのかもしれません。

羽化した未交尾の新女王と働きアリでグループ分けすると、しばらくすると女王アリは産卵を始めます。
これは無精卵ですので羽化するのはオスです。
ブルドックアリ
このオスが、新女王と交尾すれば新コロニーの誕生です。

antroom at 09:56コメント(0) 

2018年09月07日

ブルドックアリ
ブルドックアリの交尾は、このようにオスが女王にしがみついて行われるのですが・・・。

ブルドックアリ
こちらのオスは、間違えてオスにしがみついていました。

拡大してみると、オスアリの複眼と単眼は巨大ですね。

antroom at 16:45コメント(0) 

2018年02月25日

ブルドックアリの交尾行動
ブルドックアリの交尾行動。
アリは雌雄で色や大きさが同種とは思えないほど似ていないことがあるのですが、ブルドックアリの雌雄はこうやって見比べると、アゴの長さ以外の色や体型などは同種だとすぐに分かるほどよく似ていますね。

ブルドックアリの交尾行動
交尾はオスが女王に抱きついて行われます。

ブルドックアリの交尾行動
6本脚でしっかりと抱きつくので、女王が激しく動き回っても離れません。
このまま一日中女王に抱きついていることもあります。

ブルドックアリの交尾行動
今までこんなに長時間しっかりと抱きつくアリを見たことがありません。

antroom at 08:57コメント(0) 

2018年01月11日

ブルドックアリのオス
まるでハチのようですが、これはブルドックアリのオスアリです。
体長20mm、触角が14mmありますので全長34mmととても大きいです。

ブルドックアリのオス
雌雄で同種とは思えないほど形が違います。

ブルドックアリのオス
ブルドックアリの特徴の一つでもある長い大顎はおまけ程度に短くて小顔です。
しかし、小さな顔には不釣り合いなほど複眼と単眼が大きく発達しています。
これらの特徴は他のアリも同じで、遠くからでも交尾相手である新女王を見つけるためです。

ハリアリのオス
左からオキナワアギトアリ、トゲオオハリアリ、クワガタアリのオスたち。
どれもメスの形は全く違うのに、オス同士は似たいような姿をしています。

antroom at 09:33コメント(2) 

2017年12月31日

ブルドックアリ
ブルドックアリは以前、女王アリや働きアリが頻繁に産卵して、その卵を幼虫に与えるという変わった習性をご紹介しましたが、今回はさらに驚きの習性をご紹介します。
それは、女王アリの食性についてです。

ブルドックアリ
ブルドックアリの巨大な女王アリ。
この女王アリを観察していると、何も食べないことに気が付きました。
ブルドックアリは口移しによるエサの分け与え行動はしないので、働きアリが女王アリにエサを与えることもありません。

ブルドックアリ
巣の中にある食料と言えば、働きアリが幼虫に与えるために運び込んだ小昆虫です。
働きアリも、この小昆虫を食べることもあるため、女王アリもきっとこれを食べているのだと思ったのです。
しかし、何日観察を続けても、女王アリは巣に運ばれた小昆虫には一切興味がないようで見向きもしません。
他に巣の中にあるもので考えられるものと言えば丸々太った幼虫があります。
ノコギリハリアリの女王アリも、自分の子供である幼虫の体液を吸うことが知られていますので、ブルドックアリにも同じような習性があっても不思議ではありません。
しかし、これも違ったようで、巣の中にたくさんいる幼虫や卵には無関心です。
一体何を食べているのでしょうか?
何も食べていないのに産卵をしている女王アリが不思議でした。
何も食べていないのに産卵が続けられるわけがありません!
絶対に何かを食べていはずです。
そして観察を続けると、ついに女王アリの食料が判明したのです。

ブルドックアリ
右にいる女王アリが、左にいる働きアリの頭部を触角で叩いています。
まるで、他のアリで見られる口移しを要求するような行動なのですが、ブルドックアリは口移しはしません。
女王アリは口移しではなく別のものを要求しているのです。

ブルドックアリ
女王アリに触角で叩かれた働きアリは、腹部を前に曲げ始めました。

ブルドックアリ
この体勢は!?

ブルドックアリ
これは産卵行動です。

ブルドックアリ
毒針が出て、腹部先端が開いてきました。

ブルドックアリ
そして産卵。

ブルドックアリ
女王アリは働きアリが産卵した卵を、アゴではなく直接口で受け取ります。

ブルドックアリ
そして食べます。

ブルドックアリ
ブルドックアリの女王アリの主食は、働きアリの産んだ卵だったのです。
長期間観察を続けていますが、この女王アリは卵以外のものは一切食べていません。

ブルドックアリ
拡大すると、口にある複数のヒゲで上手く卵を固定しながら食べているのが分かります。
それにしても、卵を食べて卵を産んでいるというのも不思議ですね。
女王アリに要求されて、すぐに産卵できる働きアリもすごいです。

ちなみに新女王単独や、働きアリが数匹の初期コロニーの場合は、女王アリもアントサプリなどの甘いエサや、巣に運び込まれた小昆虫も食べます。
しかし働きアリが増えてきて、栄養卵を豊富に食べられるようになると、これらの甘いエサや小昆虫を食べることはなくなり、働きアリが産む栄養卵だけで必要な栄養を摂取できているようです。
ブルドックアリの女王にとって、働きアリの産んだ卵は、すべての栄養が摂取できる完全食のようです。
同じくそ嚢を持たずに、吐き戻しによる口移しをしないパラポネラやトゲオオハリアリなどは、液体の表面張力を利用して巣の中に運び、他の仲間や幼虫にも与えるのですが、ブルドックアリはこの行動はしないため、巣から出ないブルドックアリの女王アリは、蜜などの液体は食べたくても食べることはできません。

antroom at 11:00コメント(1) 

2017年11月16日

ブルドックアリの繭
ブルドックアリはアリの中でも原始的なアリですが、卵、孵化直後の幼虫、大きな幼虫、繭を作り始めた幼虫、繭と、成長段階ごとに置場を分けて世話をしています。
さらに食べカスや糞などのゴミも、必ず巣の外に運び出すため巣内はとてもキレイです。
今まで原始的なアリは巣を汚したりする印象があったのですが、ブルドックアリはとても几帳面なアリです。

antroom at 10:28コメント(0) 

2017年10月28日

ブルドックアリ
幼虫の体を舐めて大切に子育てをするブルドックアリの働きアリ。

ブルドックアリ
捕えた小昆虫は幼虫の近くに置きます。

ブルドックアリ
幼虫は自ら運ばれた小昆虫を捕食します。

ブルドックアリ
さらには、幼虫の食料にするために栄養卵も産みます。
このように子育て上手なブルドックアリの働きアリなのですが、観察していると、その行動の意味が分からないことがあります。

ブルドックアリ
それがこちら。
幼虫の頭部の下辺りをアゴで噛みつきながら、前脚で幼虫の体を力強くこするのです。

ブルドックアリ
ぐいぐい何度も繰り返し擦り続けます。
この行動は一体何の意味があるのでしょうか?
ものすごく頻繁に見られる行動です。
そして、この行動と同時に見られる行動で、幼虫の体を鋭いアゴでガシガシ噛み続けるのです。
アゴの突起が刺されば、幼虫の柔らかい体に傷が付くのではないかと心配になるのですが、傷が付くことはないようです。
幼虫の体を掃除しているにしては手荒過ぎる気が・・・。
大切に育てている幼虫を、一見手荒に扱うように見えるこれらの行動の意味が知りたいです。

ブルドックアリ
そう言えば、ブルドックアリを観察していて最も驚いたことがあります。
こんな行動は他のアリでは見たこともありません。
こちらの行動については、なかなかタイミングが合わずに撮影できませんでしたが、ついに一連の行動が撮影できましたので整理でき次第ご紹介します。
本当に驚きの習性です。

antroom at 09:17コメント(0) 

2017年10月12日

ブルドックアリ
ハラビロカマキリをブルドックアリに与えたところ、アリに襲われて数分程度で腹部から二匹のハリガネムシが出てきました。

ハリガネムシ
通常、宿主のカマキリを操作して水辺まで誘導してから体外に出るようですが、このように宿主が危険な状態になった時も体外へ脱出するようです。
宿主に危険があれば共倒れになってしまうので、寄生生活も楽ではありませんね。
ちなみにこのハリガネムシは、出てきてからブルドックアリに噛まれて毒針で刺されそうになっていましたが、表皮がかなり頑丈なようで毒針も刺さってはいない様子でした。
しばらくして取り出して、今は水の中に入れて観察をしていますが二匹とも元気そうです。
ブルドックアリの攻撃に耐えるとはすごいですね!
このハラビロカマキリは板橋区の自宅近所で捕まえたものですが、この辺りでハリガネムシを見たのは初めて。

antroom at 10:09コメント(0) 

2017年10月09日

ブルドックアリ
ブルドックアリの卵です。
実はこれは無精卵でオスとなる卵です。
新女王と交尾をさせるためのオスが必要なので産ませようと計画していました。
働きアリは毎日たくさんの無精卵を幼虫のエサにするために産んでいるため、オスアリとなる卵を育てさせるのも難しくはないと思ったのですが、そこまで単純ではありませんでした。
いくつかの方法を試して、やっと育ててくれた卵なのです。
産み始めて3日間で10個産んでいます。
オスの誕生が楽しみです。

antroom at 10:16コメント(0) 

2017年09月23日

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
ブルドックアリの子育てを観察していると驚きの光景を見ることができます。
それは、幼虫に産卵した卵をエサとして与えるのです。
産卵した卵を幼虫に与えるのは、実はアリの世界ではよく行われていることで、エサとして産む卵は栄養卵とも呼ばれているのですが、ブルドックアリの驚きなのは、その数の多さです。
いつ見ても、どこかしらで栄養卵を産んでいる光景を見ることができます。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
卵と孵化したばかりの幼虫が置かれている部屋で、女王アリが産卵を開始しました。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
すると、左横にいる働きアリも腹部を曲げて産卵体勢になります。
女王アリは産卵した卵を自ら取り出しました。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
さらに、右横にいる2匹の働きアリまでもが産卵体勢に!?
そして、女王アリは産卵した卵を幼虫の口へ運びエサとして食べさせています。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
働きアリも大きな卵を産みました。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
働きアリも産卵した卵は自ら取り出して幼虫に与えています。

幼虫に卵を与えるブルドックアリv
右の2匹も産卵しました。
さらに、よく見ると上の働きアリまでもが産卵を始めました。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
皆で卵を幼虫に与えるという驚きの光景。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
上の働きアリが産卵した卵を運んでいる途中にガラス面に張り付いてしまったのですが、それだけで卵が割れてしまい、表面の殻が通常の卵よりもかなり薄いようです。
食べさせるための卵であることが分かります。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
最初に産卵した左の働きアリが続けて二つ目の卵を産み始めました。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
そして幼虫に与えます。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
このように2個の卵が繋がって出てくることもあります。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
これは別の日に撮影。
同じように女王アリが栄養卵を産むと・・・。

幼虫に卵を与えるブルドックアリ
幼虫に卵を与えるブルドックアリ
周りにいる働きアリも全員産卵を始めました。
女王アリがいなくても働きアリだけで同じように産卵をするのですが、今回のように女王アリが産むことで周りの働きアリが産み始めるということも多いです。
これは女王アリが産むことがきっかけになっているように見えます。
これを見ると、多くのヤマアリ亜科で見られ未だにその意味が分からない「集団尻舐め行動」を思い出します。
この行動は産卵はしませんが、何となく動きが似ています。

このように、ブルドックアリは働きアリも頻繁に栄養卵を産んで幼虫に与えます。
特に孵化したばかりの小さな幼虫に多く与えている場面を観察できます。
近くに幼虫がいない場合は、他の働きアリが食べることもあります。

antroom at 11:18コメント(1) 

2017年09月09日

ブルドックアリの新女王
飼育下で誕生したブルドックアリの新女王が翅を落としました。
通常、新女王はオスと交尾後に翅を落とすので、翅を落とすと言うのはオスと交尾を終えたかを判断する目安になるのですが、この女王はオスと交尾をせずに翅を抜いたのです。
ハリアリの仲間は飼育下でも新女王が誕生しやすく(特にクワガタアリ、アピカリスオオハリアリ、パラポネラなどの大型種)、このように誕生した女王は、飛び立つことのできない飼育容器の中では、しばらくすると翅を抜き、まるで働きアリのように生活をすることがあるのですが、今回のブルドックアリは少し状況が異なります。
この個体は羽化して10日ほどの若い個体で、羽化してから巣の深い場所で過ごしていたのですが、昨日から巣の外に出てくるようになったのです。
これは結婚飛行をするために巣から飛び立ちたいのだと思ったので、取り出して別の容器に移したのですが、その1時間後に見るとすでに4枚の翅を落としていたのです。
野生でも、巣から飛び立つとオスと交尾をする前に翅を落とすのでしょうか?
おそらくオスは女王の匂いにおびき寄せられて交尾をすると思うので、飛び立った後は翅を落としてからオスと交尾をするのかもしれません。
日本のアリでも、巣から飛び立つと交尾していないのに翅を落とすアリを観察していますが、このようなアリは、野外で翅を抜いて歩いているからといって、必ずしもオスと交尾をしているとは限らないようです。

antroom at 09:16コメント(0) 

2017年08月21日

ブルドックアリの新女王
5ヶ月前は働きアリが20匹ほどだったブルドックアリですが、現在は働きアリの数が200匹に達しようとしています。
そしてついに、新女王の羽化が始りました!!
そろそろ出てくるころだろうと思っていたので嬉しかったです。
繭の大きさから新女王のサナギはまだあるので、これからも羽化が続きそうです。
新女王が誕生したからには、オスと交尾をさせて新コロニーを作らせたいです。
オスを誕生させるため二つの方法を開始しました。

antroom at 10:51コメント(0) 

2017年06月08日

ブルドックアリ
巨大ブルドックアリのコロニー。
イベントで展示をしたので実物を見た方も多いと思います。
現在、蟻マシーン3号で飼育をしているのですが、早くも増築が必要な数に増えてきました。
このコロニーは3ヶ月前は働きアリが20匹だったのですが、現在は80匹を超えています。
卵、幼虫、繭もそれぞれ大量にあるため、今後もすごい勢いで増えていきそうです。
巨大なブルドックアリが、こんな勢いで増えていくとは思いませんでした。
同じくらい巨大なパラポネラは、産卵数も少なく、成虫になるまでとても長いのでなかなか増えてくれません。
ブルドックアリはとてもキレイ好きで整理整頓の得意なアリです。
ゴミはすぐに巣の外に運び出しますし、卵、幼虫、繭などは成長段階ごとに置き場所を分けています。

ブルドックアリ
ここは卵と孵化したばかりの幼虫の部屋。
幼虫たちの腹部が緑色ですが、前日にオンブバッタをエサに与えたら緑になりました。

ブルドックアリ
ここの広い部屋は、大きく成長した幼虫たちの部屋。
働きアリたちは、食べ盛りの幼虫たちの世話で大忙し。

ブルドックアリ
大きなフタホシコオロギでも、あっという間に食べてしまうほどすごい食欲です。
幼虫が繭を作り始めると、上に砂をかけて繭を作る手助けをしてあげます。
ここまで数が多いと賑やかで見ていて飽きません。

数ヶ月間観察していて、いくつか面白い行動が観察できました。
特に働きアリの産卵と、女王アリの食性に驚いています。

antroom at 09:20コメント(0) 

2017年05月06日

ジャイアントブルドックアリ
オーストラリアに生息するジャイアントブルドックアリ。
体長ではこちらのブルドックアリよりわずかに大きい程度なのですが、この種は横幅があり体型ががっしりしているので見た目の印象ではこちらの方がはるかに巨大に見えます。

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2017年04月28日

トビキバハリアリの女王
オーストラリアに生息するトビキバハリアリの女王アリです。
大型種は3cmにもなるブルドックアリですが、この種は体長1.5cmとブルドックアリの中では小型です。
体は小さくても、もちろん毒針を持ちます。

antroom at 14:47コメント(0) 

2017年04月18日

繭から出てくるブルドックアリ
サナギから成虫になり、繭から出てくるブルドックアリの働きアリ。
他のアリと同じく、仲間に繭を破いてもらい手助けをされて出てきます。
自分で作った繭なのに自力で出てこれないとは、アリは家族の協力なしでは絶対に生きていくことのできない昆虫なのです。
この個体も、3匹の働きアリたちが繭をアゴで齧って破いていました。

繭から出てくるブルドックアリ
これくらい破いてもらえば、あとは自力で出てくることができます。

繭から出てくるブルドックアリ
繭から出た直後。
後脚に白いものが付いていますが、これは羽化した時のサナギの抜け殻です。
この抜け殻は、周りの働きアリたちが取ってくれます。
繭から出た直後から普通に歩き回ったり、こちらの動きに反応して見上げたりと活発です。
クロオオアリなど日本の身近なアリも、同じように家族に手助けしてもらい繭から出てくるのですが、ブルドックアリよりももっと丁寧に手助けされて出てくる印象です。
出てきたばかりの働きアリも、もっと弱々しい感じです。
今まで見てきたアリは、羽化してしばらくは巣の中で過ごすのですが、ブルドックアリは体の色が薄いころから、巣の外に出てエサを食べている個体がいることに驚きました。

antroom at 17:26コメント(2) 

2017年04月05日

ブルドックアリ
巨大で猛毒を持つブルドックアリ(キバハリアリ)。
原始的なアリです。

ブルドックアリ
飼育していると、幼虫の大きさがほぼ同じであることに気が付きます。
これは女王アリに産卵周期があり、短期間で大量の卵を産むためです。
こちらのコロニーは働きアリが25匹ほどいますが、女王アリは10日間ほどで50個ほどの卵を産みます。
その後は、一切卵を産まなくなるのです。
卵の期間や幼虫の成長期間は驚くほど短く、2ヶ月以内には成虫になります。
ちなみに巨大なパラポネラは、卵から成虫まで3.5ヶ月もかかります。

ブルドックアリ
産卵が短期間で行われるため、幼虫たちは一斉に繭になります。
幼虫が大きく育ったころから、再び女王アリは産卵を開始するのです。
このような産卵周期のあるアリは、他にはグンタイアリやヒメサスライアリなどの放浪性のアリでは知っていましたが、ブルドックアリにも産卵周期があるとは初めて知りました。

antroom at 10:40コメント(0) 
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