千葉・茂原労働基準監督署は、令和2年9月に発生した労働災害に関連して、石井工務店㈲(千葉県いすみ市)と同社代表取締役を労働安全衛生法第21条(事業者の講ずべき措置等)違反の容疑で千葉地検に書類送検した。墜落防止措置を講じなかった疑い。

 労災は、いすみ市内の木造住宅新築工事現場で発生した。同社労働者が梁材の組立てを行っていた際に墜落し、頭部を打って一時意識不明になっている。

 同社は、地上からの高さ約4メートルの作業床を設けることが困難な場所で作業をさせるに当たり、防網を張るなどの対策を講じなかった疑い。労働新聞社

【令和3年3月9日送検】


木造戸建て現場では軸組の梁の上を無対策で
普通に歩いていることが多いですが
落ちたら安衛法違反になるのではなく、
怪我をしなくても条文守らなければ処罰されます。

大手ハウスメーカーさんは大丈夫そうですが
規模の小さな元請けさんの現場は
ヘルメットなし、安全帯や防網(水平ネット)なしなんて
見かけてしまいます。

そのうえで、なぜ法令を守れというのかといえば
守らないと落ちた時にこうなることが分かっているからです。
ごく簡単な理屈なんです。