
徳島市の第16番札所・観音寺の近くに、「舌洗いの池」というこぢんまりとした池があります。
少し変わった名前の池ですが、その昔平家討伐のため現在の小松島市付近に上陸した源義経が香川県の屋島へ向かう際、この池で休憩をし馬に水を飲ませたことが由来となっているそうです。
もともとはこの地域の灌漑用水で、水神さん、弁天さん、観音さんといった神様が祀られており、ずっと昔から地域の人々によって大切にされてきたそうです。
現在は周りに住宅が建ち並び昔の雰囲気は味わえませんが、義経の時代に思いを馳せてみるのもいいかもしれません。