こんばんは。

当院では改装工事が着々と進んでおりますが、その話はちょっと置いといて…、当院では先日「子宮頸癌ワクチン」に関する勉強会が行われました。

今回は「サーバリックス」の販売元であるグラクソ・スミスクラインのMRさんに講師をお願いいたしました。

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   みんな真剣にメモを取りながら聞いております


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ほとんど理解しているつもりでおりましたが、意外と勉強になりました


以前にもこのブログで取り上げさせていただきましたが、子宮頸癌はほとんどが「性交渉によるウィルス感染」が原因です。その感染を防ぐということで、かなり有効なようです。HPV(ヒトパピローマウィルス)16、18型の感染を予防できるということで、子宮頸がんをかなりの割合で予防することが可能です。
具体的には0・1・6カ月の3回接種で免疫の持続は20年程度とのことです。
対象年齢は10歳以上で、上限はございません。海外では10代前半で公費で接種されている例も多く、日本でも自治体によっては補助が出るところもあるようです(横浜市では当分無理でしょうけど…)。ただ、20代以降に公費が投入されることは今後もまずないでしょうね。
ちなみにオーストラリアなどでは「そう遠くない将来、子宮頸癌は撲滅できるのではないか」と言われているそうです。

非常に魅力的なこのワクチンにも欠点が一つだけ…、高いんです…。在庫を抱えるのが非常に嫌になるお値段です。

そのところをふまえて、当院での接種価格も決定させていただきました。

1回あたり18000円、3回分まとめてお支払いの場合は50000円(ともに税込)となりました。今後「親子同時接種の場合の割引なども検討しようかな?」とも考えております(対象になる方は少ないと思いますが…)。

50000円で20年、1日当たり7円弱です(どこかの保険会社みたいな宣伝文句ですが)。そう考えると、そう高いものでもありませんね。20代30代の女性が罹患するがんの中では子宮頸癌は割合が結構大きいですので(他の癌と違って子宮頸がんの発症は20〜30代がピークです)、「それを予防できると思えば安いかも」と思います。
ちなみに私は「娘が10歳になったら即接種しよう」と思っております(自分の娘がそんなもんが必要になるようなことをするかも、というのが父親としては非常にツライ所ではありますが…)。


説明の後に、私は「男性への接種は?」という質問をしてみたのですが、海外でも実施されているところは少ないようです。「感染を予防する」ということを考えれば有効だとは思うんですけどね。
ちなみに「子宮頸がんをかなりの割合で予防できる」ということで、「すべて予防できる」ということではありませんので、「接種した場合でも通常通りのがん検診が必要」とのことでした。

以前も書かせていただいたように、子宮頸がんの検診は見逃しがほとんどなく、非常にコストパフォーマンスの良いがん検診です。ワクチンの接種と定期的な検診を行えば、進行がんで大きな手術が必要になることはほとんどないと思われます。

ワクチンの接種は当院でも可能(在庫はそれほどいたしませんので事前のご予約をお願いいたします)です。ご興味のある方はいつでもお問い合わせくださいませ。

では、おやすみなさい