2006年03月

2006年03月12日

心の飛田新地?

872935fa.jpg このまえ横浜のタワーレコードに演奏しに行った時、本番まで1時間の待ち時間ができた。これが1時間半なら迷わずスロット店に足が向くのだが、あいにく30分少なかったので店内のCDを見るような見ないような感じで徘徊していたらマービンゲイのCDが680円で並んでいた。普段わざわざタワーレコードにCDを買いに行く事が無いのでびっくりしたがよく見て見ると他にもあるわあるわ「ジャンゴラインハルトBOXセット2900円」とか「ビリーホリデー480円」とか破格のCDが。しかも「3本指特価!買いなはれ!」とか「奇妙な価格でっせ!」といったコメントトンチも無く、あくまで事務的に値札だけが付いているので「おお、これがハマのスタイルか。」と多分間違っているであろう解釈で気を静めて演奏へ向かった。


 翌日、食料品の買出しに安いと身内で評判のスーパー「ラッキー」に行ったら「ほうれん草2束80円」とか「ブロッコリー3個90円」挙句の果てに「鳥もも肉100グラム35円」といった神戸の長田区や大阪の玉出級の値段で並んでいる。この店の従業員は8割が浅黒いタイプの外国人で、南米とかフィリピンとかの人だろう。仲間内ではよくわからない呪文のような言葉を使っているが皆さん日本語は非常に達者で働きもので感じもいい。常連の主婦に「安いよ安いよ下仁田ネギ美味しいよ!安いよ!えっ?食べたこと無いの?」と完全に下町の八百屋スタイルだ。この人たちが書く値札のスタイルの多くが「バナナ・ヒリピン産」とか「ゴーヤ・クマモト産」なので何も買わなくても1時間は粘れる名店だ。帰り際に「ほうれん草2束80円」値札を見ているととれかかっていたので少しめくると「5束80円」。もう1時間粘ればこの価格になる寸法だ。

 それから酒を買いに安いと身内で評判の「やまや」に行ったら、「韓国焼酎720ミリ瓶380円」とか「輸入ワイン3本1000円」とかが並んでいる。この「やまや」という酒屋、昔東北巡業の際、山形でケチョンケチョンジャグバンドの裕介に薦められた見たこともないビールが美味しくて値段を聞いたら1本80円台だったので急遽店に連れて行ってもらったのが出会いだ。仙台の方に拠点を置くチェーンで、東京や横浜にも勢力を伸ばしたお陰でこうやっていつでも購入できるようになった。

 ここに挙げた3つの商売、非常に良くできていると思う。業種はすべて違うのだがワタクシにとっては全く同じ効果をもたらした。

 安い!と唸ったら買うのが人間の心理で、「やまや」では韓国焼酎もワインも購入しなかったが総額5000円ちかく購入し、「ラッキー」でも粘っていて気が付いたら5000円購入。
「タワーレコード」に於いては無表情な安売りを「ハマのスタイル」と勝手に解釈したが、それが災いを起こし終演後、「ハマのスタイル」を勉強しようと思いDVD「ワンモアタイム/ゴールデンカップス」を購入、7140円也。

 これらはワタクシにとっては「薬局の目玉商品トイレットペーパー商法」とは全く違う次元の良心的な商売だ。実際薬局ではトイレットペーパーは買うが、高いブリーチまで乗せられて買ったりしない。あれは商売の根底のドロが見えているというか、関西風に言えば「ヨゴレ」商売なので「ついつい他のものまで買う」ということはありえない。かつてあった、映画館の出口でエセ真珠玉を渡されて「うわぁ!当たりました!」と言いながら指輪加工賃を請求する商売とかとほぼ同レベルだ、白衣着ているのも一緒だしね。

 タワーレコード横浜モアーズ店はバンバンバザールのCDはその時置いていなかったが、ゴールデンカップスのDVDを置いているという「地元贔屓」と「年功序列」を通しているのが伺えるし、「やまや」と「ラッキー」は一部を安くする「目玉商売」ではなく、あらかた全商品が安く、品質も安定しているので経営根本に「愛」が感じられる。結果、ワタクシ愛を金でかったということだ。じゃあ「タワー」と「ラッキー」と「やまや]は心の飛田新地なのかもしれない。



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2006年03月08日

アンプ事情

c6ca0ee2.jpg ワタクシ人前でギターを演奏するという特殊な職業柄、ギターアンプというものを使用している。ギターの音を増幅する機械で、素人でも目にする機会は多く、大概ギタリストの後ろに位置する黒い四角い箱のようなスピーカーがそれにあたる。

このアンプというもの、実は結構厄介なのだ。ライブハウス等には常備してあって、それを使えばいいのだが、知らない人がギターを突っ込みまくっているので損傷している場合も多く、ひどいものだったら若干感電したりする。

 女性に例えたら店に常備しているアンプは「娼婦」みたいなもので、さながらライブハウスは赤線地帯か。感電は梅毒かも「しれない。

 こんな具合だからちゃんとした店のものなら、使い古されたなりの「良さ」を感じる場合もあるが大概は悲しい結果になるので自分のアンプを持ち込むことになる。

 ワタクシが現在使用している機種はボーヤ殺しとも称される「フェンダーツインアンプ」というものなのだが、どういうアンプかというと、フェンダー社の歴史的発明品「ツインリバーブ」という60年代に発表された機種が80年代に廃盤になり、その後「ザ・ツイン」という機種に変わり発売されていてまたまた廃盤になって「ツインアンプ」という機種になったという、トヨタ車でいう「コロナ」から「コロナマーク2」「マーク2」「マークX」と進化しているように見せかけてどんどん芯の部分が腐っていくのと同じように、フェンダー社も「ツインリバーブ」のまんまにしておけばいいものをどんどん改良という名の改悪を積んでいる。

 以前の完調なツインリバーブは本当に素晴らしいアンプで、歪みは無いのにサステインが長く、どんな音量でもよく鳴ってくれるので、音は基より銀パネルの見た目だけで安心していたものだが、近年老朽化したツインリバーブが増え、某イベンターに手配させたら「2ストのジムニーの排気音」みたいな音しか出ない死にかけツインを持ってこられたり、はたまたいい楽器屋さんなら1台レンタルでも念のためもう一台持って来てくれたりと、そこまでしても、リスクがあってもツインリバーブを使いたいという人が多い。ワタクシもその一員である。では、新製品「ツインアンプ」はどうだろう?

 まず重い。真空管を使う構造なのでそんなに軽いものは求めていないが、それにしても「ツインアンプ」は37キロだ。以前所有していた「ツインリバーブ(銀パネ)」はもっと軽かったのになぜこんなに重くなったかというと、あらゆるジャンルに対応する為に機能を増やしたことに拠る。頼みもしないのにチャンネルが増えたり、リバーブ音と原音のミックスバランスを取れるとか、そういう機能が付いている。ちなみにそんな機能使った事がないし、使っている奴を見たことがあるが、そいつは実際音が悪かった。

 最近はマイナーチェンジして「ツインアンプ01」というのがあるらしい。キカイダーが今更米国で流行しているのか?またツインリバーブを別進化させた「サイバーツイン」というサイボーグみたいなヘナチョコマシンも発売されててそれの解説を元ゴダイゴの浅野氏が「21世紀のビンテージサウンドです」とやってたのを見たことがある。あまりひとの夢を壊さないで頂きたいと強く思います。

 実際こんな重くて変な機能付いてても以前の「ツインリバーブ」よりは音質が劣るのでプロミュージシャンで使用している人は少ない。ビビッたフェンダー社は「ツインリバーブ」を再生産したが、もはや社内のブレーンが総入れ替えされているのか以前の音質とは似て非なるマガイモノなのだ。
とはいえ、アンプの良し悪しを判断するレベルの音量までは出さないワタクシの演奏スタイルでは「ツインアンプ」でも「再生産ツインリバーブ」でもそんなに悪くないので使用しているが、でもこの無意味な重さだけは自分の体重を棚に上げても嫌なものである。

 先日、札幌でNOONちゃんのサポートをしたときにアンプを使用せず、マイクとラインだけで音を作ったら「理想郷というのはこういうことですか!?実篤さん!」と伺いたくなるようなサウンドが出たので、帰って早速BYGで「おおっ、地下にクソ重たいアンプ降ろさんでええやんけ」と重いアンプ使わずに演奏したら、ワタクシは満足したがエンジニアの太田さんに「音は美しいんですが・・・・ステージ上で混ざった感じがしないんです。」
理想郷は夢だったんですか!?という訳で一夜の夢は新しき村みたく崩れ去り、今年の目標がひとつ増えた。ワタクシ「軽いアンプ」を購入したい。




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2006年03月04日

日帰りルンペン旅行

6a0d1e8f.jpg 昨年1月以来ご無沙汰していた歌手NOONちゃんと久しぶりに仕事をしている。初日は日帰り仙台インストアライブの旅でした。伴奏者として明らかに技量の足りていないワタクシを指名してくれたNOONちゃんに下男バリに感謝しながら新幹線で仙台に向かっていて「新幹線は自動車より物凄く早い」と感じた。
 普段なら5時間掛けてもしくは途中で郡山で1公演してから仙台まで行くものを、1時間半で到着して早速FMで生演奏だ。普段なら高速道路のサービスエリアに停車するたびに言葉が変わっていき、移動している情緒というものを感じるのだが、今日はいきなりだ。「ドアを開けたら裸のオバハンが股を広げている」くらいびっくりするのだ。ワタクシにとっては新幹線や飛行機はどこでもドア以上のイリュージョンのようだ。で、夕方にHMV店頭でミニライブだったが今日のPAは腕も態度も最悪で、しかも呼ばれ仕事なのでのっけから暴れる訳にも仕切る訳にもいかずいろいろやんわりと説明していた。

「あのぉ、すごくハウリングするんですけどねぇ、ここのあたりカットしてくれます?」
「んんっ、んんっ、こう?」
「違います」
「んんっ、ああ!出来ない!」
「出来ない!?いやいや、マイク減らしてライン増やしたらいいですやんか!」
こんなやりとりの中、NOONちゃんもPAが造る自分の声が硬すぎて張り付きすぎて奮闘している。
「声が硬いんですけど、それと少しだけリバーブ下さいね」
「こんなかんじ?」
「・・・・・・・・・・」

結局イメージとはかけ離れたもののなんとかマイクの位置を変えたり、演奏法を変えて対処し、まずは好評なインストアライブになった。CD売れてたので、これは成功というコトです。

 終演後、シラフのテリ庵(バンバン後援会東北支部長、奇人)が来ていたのでNOONちゃん一行とは別行動でバンバンバザールの仙台公演の打ち合わせも兼ねてファンの方がやってるアトリウムカフェというところで茶をした。ちょっといいはなし等で友好を深め、テリ庵が本業の経費で茶を奢ってくれて、帰りに店の人がポスターとペンを持ってモジモジしていらしたのでサインをして差し上げたらおみやげにベーグルや何か洋風なお菓子をくれた。そう、さっきのHMVライブの前にはビクター1号君に牛痰定食をご馳走になってたなぁ。で、テリ庵に駅まで送ってもらって合流したら写真の「はらこめし」をビクター2号君に頂いた。てっきり仙台は「ずんだ」と「たん」が名物かと思っていたら、このいかにも北海道的な「はらこめし」実は仙台名物だと今日知った。見た目以上にあっさりしていて次回は駅弁ではなくお店で食べてみたい。ほんと食べ物には弱い。我が巡業でも大概食べるが、今回のようなルンペンスタイルもたまには悪くないなぁと感じながら明日はNHKで生やってから飛行機に乗って札幌ススキノに行くのでさらに食べないと!と晩年のエルビスの法則を実践しています。







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2006年03月02日

いいエンジニアは(ライブ編)

b298faeb.jpg 皆さんライブハウスやイベントなどに出かけて行って、「あれっ歌詞が聞こえないなぁ」とか、「なんか音全体がモワモワしてるなぁ」挙句の果てに「音悪い!」「金返せ!」「うんこたれ!」と感じたことがありませんか?

 アマチュアミュージシャンの場合では演奏者本人に起因する問題の場合が多いので仕方ないとして、プロのステージでもそう感じたことがありませんか?
プロの中でも演奏者本人に起因する問題(ヘタクソ師匠と呼ぶ)の場合が実は結構存在するので一概には言えないのだが、「演奏者がしっかりしているのに音が悪い場合」というのを巷でよく見かける。

 音というものは好みがあるので一概にこれが「良い」とか「悪い」とか判断するのは難しいのだが、それにしても日本人は「1億総ツンボ」なのか?と疑いたくなることがここ5年程増加している。これは、決して大音量が悪いとか低音が強すぎるとかという単純な事を言っているのではなく、「明らかに演奏者の意思を無視した音をアウトプットしている」関係者諸君の事を言っているのだ。

 ロックバンドはエッジの利いた大音量、ジャズバンドは丸い小音量、これは明らかに偏見だ。実際沖縄で聞く本場ハードロックはバスドラムとベースを、どっちがどっちか解らないような音には絶対しないし、音量だって大きいのは大きいが酒が注文できるレベルである。エッジというよりもマイルドな方向だし。また、ジャズだからといって小音量にしすぎると単にBGMになってしまうのでこの「偏見」というのが実に厄介で、リハーサル、サウンドチェック時に誤解を招く事が多い。

 こういう現象は中規模ロック系ライブハウスや大規模野外イベント等に出演する時にバンド側から音響スタッフを連れて行かなかった場合によく起こるし、よく怒る。ワタクシがね。

 年間で人前で演奏する場所のうち収容人数100人以下の通称「小バコ」といわれるライブハウス、バー、カフェみたいな所が7割、2割が比較的ロック的な場所、1割が野外イベントだ。これはそうしたくてしているのではなく、そうしないと「演奏者の意思をお客さんに正しく伝える」事が出来ないからなのだ。

 本音としては、専属エンジニア以外にはなるべく音響エンジニアをさせたくない。でも巡業スケジュール全てに専属エンジニアを同行させる事は難しいので、音響機材が単純で会場の響きのやり易い場所をリストアップすると「小バコ」が多くなったというところか。

過去にバンバンバザールは

*低音の出ていないウッドベースをトランスパーティーみたいな超重低音にされてしまった事や、

*ウクレレをハードロックのフルボリュームくらいに大きくされた事や

*ボーカルを災害時の拡声器みたいな音質にされた事や、

*ライブの始まりから終わりまで全てステージ上のモニターがハウリング鳴りっ放しだった事

が多数あるので非常にエンジニアさんやメーカーの奴とかに警戒しているので、前出の「小バコ」には自らのサウンドシステムを持ち込んだり、現地のエンジニアが音を作った時は必ず客席で聞いていろいろ注文をつけるようにしている。あまりにも信用しなさすぎて自分が「ヘイルヘイルロックンロールのチャックベリー」に影響を受けているのではないかと思う時もあるが残念ながらワタクシは黒人ではないのでそうではなさそうだが、何せこの音響エンジニアというのは非常に重要な役割の部署なので、ぽっと出のガキを信用する訳には絶対いかないのだ。

 一度気許してを信用したことがあったのだが、その時は本番中何も言っていないのにワタクシのモニタースピーカーからアルトサックスの音をスピーカーが前後にバフバフ動く程返してきて全く何を演奏していいのかすら分からない状態で、しかしお客さんは演奏を楽しみに来ているから何とかしないといけない。で、モニターのアルトサックスの音を下げて欲しくて合図をだして見たらそいつは演奏者の誰とも目線の合わない場所で座っていたのだ。
演奏終了後、他のメンバーに聞いたら皆さんの場所でもあらぬ音が爆音で鳴ってて、全くサウンドチェックをした意味が無かったので説教するつもりでステージサイドに呼び付けたらナメた口を利きやがったのでついコップの水を顔面に掛けて飛び蹴りしてしまった。それを共演者に見られてて1週間も経たないうちに「暴力ギタリスト」として有名になってしまって以来、現地エンジニアは前にも増して信用しないようにしている。ほんとプロ意識のない人は困る。
昨年のフェスタ・デ・ラマはいいロケーションだったのにこの事件だけ非常に残念でした




 ワタクシは別段熟練者でもなければ一流ミュージシャンでも何でもなくローカルサーキットをこよなく愛する小市民的音楽家だが、人を不快にさせる音だけは出さないのが信条の音楽家でもある。だからワタクシが関わった演奏で音が悪いということはあってはならないし、もしあったらそれはエンジニアが前出のような「クソガキ」だった場合だろう。こういうのは書いていても見ていても不快だが、悪い話ばかりでもない。今日のタイトルにある、

「いいエンジニアはいいミュージシャンにも勝る」エンジニア氏と近年よく仕事をしている。
この人は太田さんというフリーで活動されてるエンジニア。アーティスト系ではバンバンバザールと、ムーンライダースと松崎しげるをやっていて、顔はウッチャンナンチャンのナンチャンに似ているとの評が母由起子から出ている。

 非常に物腰柔らな感じだが実際は名古屋港湾部出身の猛者である太田さんとは5年程前に野外フェスに出た時たまたまワタクシ達を担当してくれて、それから少ししてBYGでひょっこり再会したら東京に進出してきたそうで、以来たまにお付き合い願っていたのだが1年程前から急接近して、大きめのツアーやイベントにはほぼ同行してもらっている。写真は去年9月の福岡での野外フェス「サンセットライブ」の時のもの。この時も超過密なスケジュールの中、福岡まで駆けつけてくれて常設のレゲエ・ダブセッティングの機材を短時間でバンバンバザール用に組み替えてウクレレと波の音が入り混じる素敵なサウンドにしてくれた。

 太田さんに「いい音でした!ありがとう!」と言っても「いえいえ、皆さんが素晴らしいからですよ、ボクは何もしてませんから」と謙遜しつつ相手を持ち上げてくてるのだ。この太田さんから言わしても最近のフェスや野外の音は荒れているそうだ。ワタクシも同感なので前にも増してイベント時には太田さんと一緒に音を作る。フジロックや勝手にウッドストック、デラックス公演とかは彼無しではもはや不可能だ。そう、彼こそ実はミュージシャンではないかと尊敬している。

後記
こういうタイプの人と長く付き合いたいと思います。あと、友部正人さんとかやってる「Z氏」やバナナホールでやってくれる「岩井さん」、大西ゆかりと新世界やってる「内川くん」、サンハウスや松山千春やってた大分の「高本伸ちゃん」、弟子の「木崎くん」等、少数ではあるがしっかりとした理念を持って活動されている方もいて、ライブ会場ではこの中の誰かがやってる可能性大なので、もし「音がいい!」と感じたらそっとエンジニアさんに呟いてあげてくださいね。


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