2009年09月30日

つれづれライブ日記2009・9/26 いのちのうたとミニバザー

南小倉バプテスト教会秋恒例の「いのちのうたコンサート」。おなじみピアノ中島由紀子と共に。いつも、なんだかゆっくりしゃべってるうちにどんどん時間が過ぎてしまうので、今回はぐぐっと自制してたくさん曲を。
それにしても大勢の子どもたち、おとなたち。後で聞けばそれぞれ41人の合計81人も!うはーすごい。小学校の前でチラシを子どもたちに配ったのも効果あり。よかった!
10匹ほどのカエルのギロを大きいのから順に床に並べていく。なかなか見事に全て違う大きさでカエルグラデーション。最後に松山での日本音楽療法学会学術大会に出店してた楽器屋さんで仕入れた特大カエルギロを出すと、みんながおおおお、とどよめく。そうでしょそうでしょ。それらを客席に回して、子どもたちおとなたちに鳴らしてもらいながら歌ったり。
繰り返しの部分で「はいどうぞ」というとそれだけで待ってました、と「じーてーんしゃーにーのってえー」と歌い始める子どもたち。この歌を子どもたちがこんなに知ってて「自分たちの歌だ」とでも言いたげに楽しんでいる会場、日本中探してもきっとココだけだと思うのだけれど。ふふふ。ええど。
そうそう、途中から後ろで高岡大祐もにこにこしながら聴いてくれてた。うはは、オハズカシイことです。で繰り返しの部分を突然「たかおかくんだけで」とふってみた。途中までなんとか歌うも「知るか!」と叫んでくれてみんな大爆笑。
このデュオで久しぶりのジャック・ブレル。切ないけれど、やさしい、彼の人生の最後の、歌。
いのちのこと、人間のこと、生きてるものたちのこと、世界のこと、平和のこと、人の涙や痛みのこと、喜びのこと…。そういうことにストレートに響きあう言葉に触れるっていうのは、とても大事なことだと思う。子どもだけでなく、おとなにとっても。そしてそれが歌として響いてくるときに、不思議にそれは論理ではなく、身体に直接響く出来事になるような気がする。前日の黒田さんの絵やコトバも、ズキーンと身体に響いたもんなあ。

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終演後はミニバザーに突入。子どもたち、すでに気持ちがはやっていて待ってました、と走る。くじボックス、ヨーヨー釣り、激安カップやきそば50円、ポップコーン、ジュース、空クジなしの抽選会。教会堂の真ん中に沢山の子どもたちおとなたちがまるでピクニックのように座り込んだりして楽しんでる。なんだかとってもうれしい光景だった。
きついこと、いっぱい。悲しいこと、しんどいことも、いっぱい。でもね、生きる。生きてほしい。生きたい。生きろ。生きようや。そういうことをコトバで身体で飲み食いでお祭りで歌で分かち合うのが、教会のええところ。
みんなが帰っていったあと、うれしい疲労感。11/3のバザーがまたみんなで楽しむ一日になったらいいなあ。  

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2009年09月29日

つれづれライブ日記2009・9/25 旦過市場大學堂w/高岡大祐

前回のボイラーズではどえらい盛り上がって大変なことになった旦過市場・大學堂。今回はまわりの店が閉まった後の18時半から。なんとなくお客さんが集まってきて開演を待っててくれている。ありがたいことです。
演奏スペースの広い土間の奥の畳のスペースには今回は赤い布が垂らされていて、客席のあちこちには彼岸花。今回はソロはなしでデュオをいきなり。二部構成。それぞれに立ち上がったり腰掛けたりしながらというのも何だか面白かった。
向かいの八百屋の大将の毎度のリクエストで高岡大祐はやったことのない「竹に雀」も。今回は趣向を変えてものすごい遅いテンポからスタート。もうその段階で踊りまくってる大将。わはは。しかし、近所の人が楽しみにしてくれてて待ち構えてるってのはウレシイです。
ゆっくり展開を楽しむこの日のデュオ。前回ボイラーズとやったデルソルでのライブの後、マスター・大庭さんが録音してくれたその日のライブ聴きながら、自分たちが随分長い時間かけてやり続けた記憶がある部分も、聴いてみると案外ほんとうに短い時間しかやってないねえ、なんて話し合ったことも思い出す。きっとものすごく出た音そのものに集中してるので、時間の感覚が変化してるんだと思う。しかし、一見同じように見える流れの中に、無数の瞬時のやりとりがあって、変化があって。「行く川の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」か。なんだっけ。方丈記か。これが言ってる無常観とは違うのだろうけれど、同じように見える川の流れの中にある豊かな変化、出来事。それが積み重なって見えるひとつの大きな流れ。
この日のデュオはやりとりが豊かになって、よりデュオ的に、バンド的に、有機的な感じに。とにかくとても楽しかった。お客さんもなんだかとっても満足げだった。

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終演後は、ちょろっと松本清張記念館へ。黒田征太郎×近藤等則ライブ。うはーすげー黒田さんやっぱり面白い。描かれては消え、消えては現れる様々な色、線。そして時々ハッとするような言葉が現れてはすぐに消される。「人イキロガキノタメ」にはぐっと胸が熱くなって涙が出そうになる。黒地に白の線で縦に長細く描かれた2本の四角いハコのようなものの横には「9.11」「NY」。うわっと思った瞬間に黒田さんの手は乾いていない絵の具の画面の右から左へ、すでに文字によって世界貿易センタービル以外の何物にも見えなくなった白いハコの上三分の一あたりをゆっくり、しかしものすごい力で横切って、切断した。何度も何度も画面を横切る手によって、線は消されていく。そしてまるでもうもうと立ち込める煙のようなもやの中に、白いハコは消えていった。強靭な意思と集中力で描かれていく抽象画の中に突如現れては消えるコトバや現実の風景そのもの。その表現のスピード感とパワー、ヘヴィネスは圧倒的だった。

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終演後は早々に引き上げて、高岡大祐は大學堂のウチアゲに戻る。ぼくもホームレス炊き出しパトロールに参加後、11時過ぎに再合流。市場からの山ほどの差し入れ、向かいの八百屋からのおいしい梨、次々に調理されて出てくる海やら山やらでとれたウマイものの数々。すばらしい大學堂、旦過市場。やっぱり最高。  
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2009年09月28日

つれづれライブ日記2009・9/24 デルソルで高岡大祐と

9/24 折尾DEL SOL、Duo w/高岡大祐。前回のボイラーズから二ヶ月足らずでやってきた高岡大祐。デルソル9月いっぱいで折尾駅周辺の再開発に伴う立ち退きにのために現店舗閉店、それならば、それまでに、ということで飛んできたのだけれど、閉店は11月まで延びたと知らされて、あらら。
でもほんとうにここはやりやすいし、やってて楽しい。空間の雰囲気って、ある。でもきっとその空間の作り方、選び方にすでにそこを作って維持している人たちの人柄が出てるんだろうと思う。そしてまたそこに集まる人たちの、も。新しいお店もきっと素敵な空間になるだろう。楽しみだ。
2日前に演奏したばっかりでお客さん来るのかなあ、と少し気がかりだったけれどふた開けてみればおお、ありがたや。お、江島勉さんも来てくれた。
前半はそれぞれのソロ。高岡大祐組曲。三部構成で次々に面白いことをやる。即興見ててお客さん大喜び、拍手大喝采。即興には定型なんてものがないし、予め予想もできない。お客さんはいわば即興演奏をする
一緒に見知らぬところを散歩したり旅したりするのに似ている。それを「ワカラン」とか言うのではなくて一緒におもしろがって楽しんでくださるとうれしいもんです。ま、でもほんとにおもしろいから、おもしろいんだけど。ハンドドラムの爆音器やらチューバ笛も全開。お客さんもやってる本人も本当に楽しそう。
交代して今度は谷本ソロ。まずは生のヴァイオリンで遊ぶ。出た音が示す方向へ。この、もう10年以上付き合ってる楽器から知らない音がまだまだ出てくる。それを面白がりながら。木漏れ日が風にゆれて不規則に動くのを見て楽しむみたいな感じかなあ。ちがうかなあ。まあとにかく、そんな風に。
2曲目は曲を。オリーブ。ずっとゆっくりのまま、途中にインプロを挟んで。高岡大祐ソロが終わったら、客席わあわあ盛り上がったけれど、アタクシのソロが終わったらなんだか静かーになってしばらくそのままその感じが解けなかった。すんませーん。
2部はデュオで。とにかく考えずに、「反応」を繰り返す。そのせいか断片的な記憶しかない。
終演後はそのまま残ってくださったお客さんたちとそれぞれにゆっくり話したりしてすごす。
楽しかった!!  
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2009年09月24日

つれづれライブ日記2009・9/22 デルソルのドグラマグラ、お客さん狂喜

折尾デルソル、ドグラマグラ。いやーもうすごかったのナンノ。何がって、お客さんの喜びようが異常だった。一曲終わるごとに、怒涛の歓声。「キャーうおおおおっすっげえええええ!」ちょっとちょっとミナサン、おかしなってまっせ。あ、そうかわれわれのせいか。すんまへーん。
それにしてもドグラマグラ、ここへ来て突然ものすごく変わった。ほぼ一年かけてCDを作ってきたことと、それは無関係ではないだろうと思う。濃密なコミュニケーションと、自分たちの音楽の客観的な確認作業の繰り返しによって、すっきりと迷いなく「わしらこれじゃーい!」とやることができるようになったのかもしれない。とにかくスピードも、パワーも自由度も以前とは比べ物にならない。15年もやって「やっと」ってのもなかなか面白いケド。わはは。だからお客さんの反応も違ってきてるのかもしれない。
今回、投げ銭ライブというやり方も大当たり。これまで来たことのない人たちが結構来てくれて、大騒ぎ、大盛り上がり、沢山の投げ銭。わはは。ありがとー!!
終演後、一同ゆっくりさせてもらう。お店が出してくれたうんまいピザをほおばりながら終わったばかりのライブの録音のプレイバックを聴きながら。それにしても、CDの録音だけでなくミックスダウンも乗りかかった舟、と引き受けてくださった大庭さん。おかげで、延々続くミックス地獄が待ち受けていたのだけれど、嫌な顔ひとつせずに付き合ってくださった。改めて一同で「ありがとうございました」のご挨拶ができて、なにより。大庭さんは本当に一貫して「一緒に作る」というスタンスで関わってくれた。「そうしたかったんです」と嬉しそうに何度も言ってくれた。ジャケット原画の江島勉さんもそうだったけれど、心からまるで自分のことのように応援してくれる人の存在が、本当に大きかった。それも我々の演奏の変化に大きく影響しているのだと思う。
デルソル現店舗閉店は、11月に延びた。そしてできれば今年中に、新店舗開店にこぎつけたいのだとか。うはーたのんます、ぜひともヒトツその線で!!ということで、ドグラマグラのレコ発ライブもココでできるかもしれない。うほほ。それならそれで、とアイデアが湧く。うへへ。やりまっせ。CDの仕上がりも、ちょうど10月下旬とか末くらいになりそう。これはホンマです、やっとです、うそやないです、ホンマです。乞うご期待。いやホンマ。  
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つれづれライブ日記2009・9/21 長崎で平和宣言コンサート

平和宣言告白し隊w/松藤一作(g)、九州バプテスト大会、長崎活水女子大、式見ハイツ。
日本バプテスト連盟が2002年の定期総会で採択した「平和に関する信仰的宣言」の共有を目指して全国あっちこっちでやってるコンサートを、今回は長崎で。集まった参加者は計500名!?テーマは「信仰と平和の継承」。
しかしアレですなあ。信じることが「平和」と切り離されると本当にアブナイ。信じるがゆえの他者の否定、戦争。信じるがゆえの殺戮、差別、破壊、分断。そういうことを宗教はやってきた。今もやってる。そういう宗教の、あるいは「信じることにむすびついた暴力性」を、政治や経済は利用して破壊行為を繰り返してきたからだ。宗教も信仰も、そうやって暴力そのものであり続けてきたのだ。そんな宗教はいらん。そんな信仰も、いらん。

アメリカ・ニューヨークのユニオン神学大学の教授であった小山晃佑氏が2006年の9月に日本基督教団霊南坂教会で行った講演「神学と暴力」は、宗教、とりわけキリスト教神学・信仰の中に潜む暴力性を鋭くえぐりだしている。

1945年8月6日の夜半、テニアン島を出発して日本に向かったB29エノラ・ゲイの離陸直前、従軍牧師ダウネイはこう祈りました。「全能の父、汝を愛する者の祈りを聞き給う神よ、敵地で戦うために、汝の天空高くを勇敢に飛翔せんとしているこの者たちと共にいまし給え。定められた航程を導き、守護したまえ。御力によって、彼らの任務を通して戦争の終わりが早められんことを。再び地上に平和が到来する旨の知らせがわれらに届けられんことを。今宵飛行するパイロットと乗員一同を汝の配慮のうちに置き、安全に任務を果たさせんことを。最後に、彼らが全員無事に帰還できることを、乞い願い奉る。われらは今も、永遠に至るまで、汝の賜う平安のうちに在ることを確信し、前進いたす所存なれば。イエス・キリストの御名によって、アーメン」。
一同は無事帰還しました。広島は灰燼に帰し、二十数万の尊い命が失われました。美辞麗句を並べたてたこうした祈りは、第三戒
(十戒第三戒「あなたの神、主のの名をみだりに唱えてはならない」のこと。注・谷本)への背きにはならないのでしょうか。現在アメリカで大いにはやっている、God bless America (神よ、アメリカを祝福し給え)の讃歌も、神の名をみだりに唱える別の例ではないでしょうか。「神よ、ほかの国のことはかまわないでください。この善い国アメリカだけを祝福してください」というアメリカ例外主義がこの歌には潜んでいますから。ここにはすでに排他独善の暴力性が発動しています。

一般論として、「聖なるもの」が確立されると、人間社会に分裂が持ち込まれます。…こうした状況はとくに宗教の世界で鋭く現れます。救われる人と救われない人の二分法が宗教の根底にあるのです。神という聖なるものとの関係において、こうした分裂が導入されます。
アメリカの保守的教会において大いにもてはやさされた「キリスト再臨時の高挙」は、キリスト信者(それも自分たちのようなキリスト信者に限る)のみ天に挙げられ、地上に置き去りにされた人たちの苦しみを天から眺めるという、実に残酷な終末論に望みをかけています。この分裂は暴力の状態そのものであり、また更に暴力を生み出す原形的基盤ではないかと思います。
とすれば、天国と地獄について説く宗教はすべて暴力を造り出すことになります。「キリストを信じる者のみ天国にいける」となると、十二億のイスラム人口は全員地獄で永遠の苦しみをうけることになるという、巨大な暴力的メッセージとなります。そこで、大いに宣教して十二億のイスラム教徒をキリスト信者にしなければならない、という発想になります。わたしはこうした発想そのもに危険な暴力の芽が潜んでいると思います。それは十二億の人々を「神の像として創られた人間」として見るのではなく、「宣教の対象物」としてみることです。それは、ある意味で、空から焼夷弾をばらまく心理に近付いています。そこには、自分たちは救われているので何もも問題ないという安価な自己中心主義の暴力性が潜んでいるのではないかと思われます。自分が救われているかいないかを心配する者はまだほんとうにアッラーを愛していないと、イスラム教のスーフィー(神秘主義者)は申します。
 
(小山晃侑、「神学と暴力」、2009、教文館より)

さて、我々の最初の出番は分科会。九州道は大渋滞、ちょっと遅れて現場入りすると、先についてた松藤一作牧師は、鳥栖の野中宏樹牧師(歌、ギター)と一緒に始めようとしてくれてた。そのまま野中さんが何曲か歌ってくれて。うほ、イイネ!その後でぼくにバトンタッチ。一時間ほど。参加者は少なかったけれど、いい時間を共に。もったいないよなあ、しかし、この人数は。

さらにこの日に宿泊することになっている「式見ハイツ」に移動して、中学生や高校生たち対象の平和コンサート。バタバタセッティング、イラク「戦争」や、イスラエル軍によるレバノン空爆の犠牲者たちの映像も映し出しながら。こちらも約1時間。
「いのちは大事。それは神さまからの大事な授かりものだから」。それくらいのことは宗教を信じていない人でさえ、言う。でも、どうせ神さま持ち出すんなら、それをやっぱり超えて、「キミにいのちを預けるよ。人生を預けるよ。それを使って、すてきなことをしてもらいたいんだ。人と一緒に涙や笑いを分かち合って、この世界を一味もふた味も変えてほしい。暗い世界をほんのりわずかでも明るくしてほしい。そう神さまに言われてすべての人間が生まれてきたんだ。だから、すべてのいのちは大事なんだ」くらいのことを言わんと、なあ。
みんなどんな風に感じたかなあ。戦争の中、怯えて痛くて泣いてる子どもの写真見て、悲しくなってくれたかなあ。色々考えるきっかけになったなら嬉しいのだけれど。
ひさしぶりのジャック・ブレルが、胸にしみた。  
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つれづれライブ日記2009・9/19 熊西市民センター、葛原オレンジハート

この日はまずは熊西市民センターでいのちのうたデュオw/中島由紀子。前の方に畳がしきつめてあって、その上に子どもたちが陣取る。まだステージまで距離があったのでどうせなら、とそれをズズイとステージに近づけてもらう。オトナたちはそれを少し囲むように座ってもらって。全体が近くなったところでスタート。休憩を挟んで2時間たっぷり。子どもたちも大人たちも楽しんでくれた様子でヨカッタ。休憩時間には子どもたちが小さな楽器にやっぱり群がる。そうでしょうそうでしょう。楽器って楽しいもんなあ。
今回は、ホームレス支援に関わる話をしてほしい、という依頼でもあったので、そのことを意識しながら。でも「愛ってなんやと思う?」の問いに子どもが「スキスキってこと!」と答える。かわいかったなあ。そしてきっと愛は「スキスキ」も超えていく。「大事に大事にすること」へと。
最近若いホームレスが増えている。彼らの多くが「助けて」と言えなくなっているのが現実。北九州のホームレス支援の現場からそれははっきり見えてくる。1997年頃から始まった金融ビッグバンと「自己責任」の強調はホームレスと自殺者の激増を生み、他者との関わりの中で支えられて生きることが「恥ずかしいこと」という考え方を常識化してしまったのかもしれない。そろそろこいつをひっくり返さないと、アブナイ。そんなことも考え話しながら。おとなたちもとても「考える」顔になっていた。大事なことを考えるとき、人間はいい顔になる。こういう知性的な表情、大人も子どもも、すてきだ。すきだ。
最後はこっちからぐぐぐと子どもたちに近づいて終演。

さて夜は小倉南区についに完成しオープンしたライブ&カフェ「オレンジハート」のオープニングライブパーティー。ここはずっと一緒に色んな音楽をやってきた大好きなギターの原田敏夫さん敏ちゃんのお店。ドグラマグラ、トリオ・ロス・ファンダンゴス、自遊本舗でそれぞれ少しずつ演奏。しかしピアノの森山さんのカルテット演奏が「ウォーターメロンマン」をやってるときに歌詞が突然降ってきた!そうなると歌わずにはおれない。頼まれもしないのにステージにふらふらと出て行って「スイカおとっこー!」と勝手に歌ってしまう。森山さん大爆笑。ああ、わたしアホですわ。すみませんデシタ。
それにしても森山バンドにこちらはちゃんと飛び入ったドグラマグラのギター宮野章。やっぱりこの人、天才。クリーントーンでギター弾いてるの見たのは本当にひさしぶり。でもやっぱりオカシイ。さすが。
ずっとずっとずっと、敏ちゃんが夢みてきたお店。彼の人柄、そして家族のあったかさがそのまま形になってるお店。とってもすてきなところです。また料理がおいしい。皆さん行きましょう。きっとそこでしょっちゅう聴けるバンド「オレンジハート」の演奏も最高。時々アタシも出させてもらうことになりそうであります。
【Orange Heart】093-953-9184
北九州市小倉南区葛原東3-3-10(永末自動車工場2F)

みんなで行きましょう。応援しましょう。
敏ちゃん!そして原田ファミリー!応援してまっせ!!
おめでとう!!  
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つれづれライブ日記2009・9/18 放生会タンゴとホルモンケーキ

9/18 トリオ・ロス・ファンダンゴス、箱崎もも庵。毎年恒例になってきた感のある、箱崎宮・放生会に合わせてのタンゴ。開演前にナガタパンの店先でハンバーガーとビールを買って、祭の人通りに向かって広々と開け放たれて半分オープンカフェ状態の店内で前飯。これからライブに行きます、楽しみにしています、とお客さんに声をかけられて、うれしかった。
外で始まったおしゃれなジャズのストリートライブを尻目にお店に戻る。お客さんの入りも上々。われわれはこじゃれてなんかいられない。この日もゲタンゴ。デルソルの時よりも荒々しく。ロックだぜ。
わんわんやりまくってアンコールやろうとしたら突然の「ハッピバースデイ♪」がケイトさんのピアノで始まって。うわわ、あたしだーなんだかとってもハズカシい。後ろに隠してあった袋からバースデイケーキの形の帽子が出て来てかぶらされて、しかも歳の数だけ焼いた極上ホルモンがしきつめられたの真ん中にろうそくが一本、てのをシズシズと看板姉妹のももちゃんがもってきた!わはは!こんなのは生まれて初めて!うれしうございました。ありがとうございました。それにしても人生、後戻りできんのですなあ。ますます、ひしひし。えらいこっちゃなあ。
ライブ後は絶品のホルモンついばんだり、恒例の看板姉妹の妹あんちゃんとの合奏をしたり。ああ、楽しかった!!
皆さんありがとう。もも庵さん、小山田さん、ももちゃん、あんちゃんありがとう。おいでくださったお客さん、そしてケイトさんいわつなおこさん。あーりーがーとーうー!
  
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2009年09月14日

つれづれライブ日記2009・9/13 久しぶりの小田山墓地

若松・小田山墓地現地で久しぶりの追悼ソロ。3年前にも追悼集会では演奏したが台風が接近する中、若松バプテスト教会での演奏だった。そのときのことについて書いた日記はコチラ。改めて思い返すと小田山墓地現地での演奏は6年ぶりか。1990年に開始されて以来今回が20回目となる追悼集会。
行ってみるとなんとなく現場の雰囲気が明るくすっきりした感じになっている。市による整備も少しずつ進んでいるようだが、その場に集まった人々の雰囲気も心なしか明るくなったようだった。
前には無かった、先が鳥の形をした木の竿が何本か立っていて、そこから細い布切れが何本も風に揺らいでいた。在日大韓基督教小倉教会の朱牧師が「あれはソッテです。天と地を行き来して結ぶのです」と教えてくれた。ここに人の悲しみがあり、祈りがあるということを示す鳥竿・ソッテ。
帰郷を果たせず異郷の地・日本で枕崎台風により遭難して亡くなって葬られた人々。墓標もないその場所。文字通り名も無き死者たちの亡骸の上で即興演奏。音の間を空けると周りの音が流れ込んでくる。蝉時雨。ここは彼らが葬られて以来、64回の夏ごとに、蝉たちの声にこうして包まれてきたのだ。時折地面を踏み鳴らす。死者たちを叩き起こしているのか、死者たちに叩き起こされているのか。見上げると、ソッテが天と地を結んで飛んでいる。地の下のこと、そして空の鳥のことを思いながら。最後は「レクイエム」を。そして献花のときには「アリラン」「アメイジンググレイス」「ひでり」をつないで。
聞こえないけれどもそこに響いている声。見えないけれどそこで聴いている耳。
小田山墓地での、ダイヤローグ。  
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2009年09月13日

つれづれライブ日記2009・9/6 ラストタンゴ・イン折尾デルソル

トリオ・ロス・ファンダンゴス、折尾デルソル。前からやりたかった、ここでのタンゴライブ。やっとできたと思ったら今月下旬にはお店は閉店。残念至極。ステージ背景の壁には一面の真っ赤な太陽、Del Sol。その前で3人揃って赤で、行く。あたしゃ最近とっても大好きなゲタのまんまで。いや途中でそれも脱いで裸足で。いやー楽しかった。お客さんも大喜び。静かな曲が終われば深いため息。ガンガン行くのが終われば一瞬の静寂の後、うおおおー!の叫び。ありがたいことです。とっても久しぶりのお客さんも来てくださって、嬉しい再会も。
11年目の我々。最近またぐぐぐっと変わりつつある。きっとまた新しい出発なのだ。やりまっせ。

さて、次は9/18、箱崎もも庵!  
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2009年09月03日

つれづれライブ日記2009・8/30 タンゴディナーショウでびっくり

トリオ・ロス・ファンダンゴス、天神ティエンポ・レストラン「サンチョパンサ」、タンゴディナーショウ。ダンサーのアナリサ&ルイジと共に。
プログラムはアナリサ&ルイジが立ててくれた。古い時代のタンゴからだんだん新しくなっていくという趣向。我々の演奏数曲ごとに彼らのダンスが挟まる。
それにしてもアクロバティックな彼らのダンス、ものすごい動き。かつてとある小学校だったか中学校だかでわれわれが演奏したときの感想に「アコーディオンの人の指は速くて追いつけませんでした」というのがあって大笑いしたことがあったけど、まさにそれ。「もうびっっくりしたヨ、こわかっタァー」とスタッフのマルセロは胸押さえてた。うん、うん。
演奏では以前よりもっとダイナミクスのことを考えるようになっている。たとえばスピード感も実際の「速度」の事ではない。スローカーブに慣れた目には例えそんなに球速自体は速くなくてもタイミングよく投げ込まれたストレートは物凄く速く感じられて打てない、とか。逆に豪速球でも緩急がなければ簡単に打たれたり。音量や音圧感も、テンポ感もこのダイナミクスによって全く印象が変わる。ファンダンゴスが活動を始めた11年前、ピアソラやサルガンの演奏を聴いていて、ぐっとテンポが速くなっているように感じられる部分でもよく聴いてみると、案外テンポ自体は殆ど変わっていないことを発見して驚いたことを思い出す。
われわれも、年齢も少し上がってきて、以前のようにのべつまくなしに突っ走ることができないかわりに、緩急をより意識して使うようになり、振れ幅、ダイナミクスが大きくなってきてるように感じる。これがなかなかタノシイ。できんかったよなあ、昔は、これ。
ライブ後は色んな人に声をかけられて、「今日はまたアレンジが変わってましたね、ほんとにどんどん変わっていくし、すごいよくなっていきますねえ。今日の最高だった」なんて。アレンジなんて変えてない。でも新しいと聞こえたなら嬉しい。いや、その、あの、ですか?とドギマギしながらも、でも、でぇへへ、ありがとうございますぅ。いつでも新鮮でいたいなあと思う。もっともっと精進しなくちゃね。
そんなこんなのタンゴディナーショウでした。さあて、次のトリオ・ロス・ファンダンゴスは9月6日、今度の日曜日、ついに折尾でタンゴ、デルソルにて。デルソルは残念ながら9月いっぱいで現店舗閉店予定。ここでの初ライブが、ラストライブ。壁一面の真っ赤な太陽の前で、今のわれわれのタンゴを。乞うご期待。  
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