2014年11月25日

どくんご、天城、生笑一座、アドリアーノのデュオ(11/9〜18)

11/9、大好きなテント劇団「どくんご」の作品「OUF!」福岡公演。5月の小倉公演から半年を経て、しかし作品はこなれた感じになるどころか、より強靭になり、スピード感、鋭さが増し、圧倒的になっていた。立ち見のままあっという間に最後の演奏の場面を迎えた。
プロローグとエピローグ前の劇団演奏に加わる。
異質でありつつ共にある。ときに軋みながらも。そのほうが「物語」はより豊かになり、深みと振幅を増し、ダイナミックになる。その場を共有する者たちがそれぞれに自分自身の中で自由に様々な異質な要素を統合し、再構築・再構成するとき、新しい物語、新しい歌が、そしてきっと新しい自分が、他者が、あるいは世界がそこに生まれるのだ。そもそもどくんごの作品自体がそうだ。
前作「君の名は」の時に購入した旅がらすくんのマントがいつの間にかなくなってしまって、と終演後に話していたら、後日、五月さんから新しいマントが届いた。添えられていたカードには演奏参加への丁寧な謝辞と共に、「特にポーレシュカは雑多な厳しい世界の広がりを感じて、…幸せな時間でした。役に立とうがたつまいが、夢みていい、祈っていい、と思ったりしました」と書かれていた。うれしかった。こちらこそ、ありがとうございました。新調したマントの旅がらす君と、またあちこち行きます。
どくんごは来年は一年間新作公演をやめるという。再来年の新しいどくんごとの出会いを、心待ちにしたい。

11/14、天城山荘にて、日本バプテスト連盟総会。三日目の朝の礼拝で前奏を担当。無伴奏で「だから希望がある」を。アルゼンチンの讃美歌、原題”Tenemos esperanza"(直訳「わたしたちは希望をもっている」、作詞:Federico J. Pagura、作曲 Homero Perera)。短く、1コーラスだけにしたが、曲の中にタンゴのノリ、ダンスのグルーヴが以前より強烈に感じられた。できればタンゴの歩き(カミナタ)をしながら弾きたいとさえ感じた。

11/15、生笑一座、曽根小学校。750名ものこどもたちと、保護者数十名、そして先生たち合わせて800名の前での公演。この日はなんと座長欠場にて、紹介から司会からインタビューから伴奏から歌のリードからまとめにいたるまでワタクシが担当。勿論初めてのこと。一座の皆さんが、気遣ってくださる。すみません。しかしまあこれまで何回となく見てきたのでなんとかやりおおせた。しかし2時間に及ぶプログラムを、1年生のこどもたちまでがしっかりきいてくれた。生笑一座のプログラムは、実は正味10分〜15分くらいずつ中身が展開していき、飽きない工夫がこらされているので、集中力が切れにくいのだけれど、それにしても1年生たちはよくがんばったなあ。どんどんこどもたちの中に分け入ってのインタビューも楽しかった。

11/18、デュオダイヤローグス、平尾アドリアーノ。ワタルさんが先日近藤直司さんと一緒にやったAll Blues、そしてチキリンデバチンの2曲が新曲。この夜はアドリアーノの響きのいい空間で、いつも以上に繊細で自由で深いやりとりに。マイクがない分、身体も自由に動かせる。楽しかった。久しぶりの福岡でのデュオだったのだけれど、これからまたあちこちでやりたいと思う。みなさんどうぞ宜しくお願いいたします。あ、開演前の近所でのカクウチも楽しかった。おほほ。

旅がらすくん  

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2014年11月16日

オレンジハートでのラストライブ(10/31)、湯布院タンゴフェス(11/1)

10/31、フクヤマワタルさんとのデュオダイヤローグス、そしてギターの原田敏夫さんを交えてのゴーイングホームトリオのライブ。今年いっぱいで店を閉めることになったオレンジハートでの、ラストライブ。「わたしのあおぞら」を作ったとき、ここで「影を慕いて」のアレンジとリハーサルを三人でやったのだったなあ。5年間でなんと初めてお店自慢の焼きチーズカレーを食べた。おいしかった。今度は敏ちゃんちに直に食べに行くけ、なんて笑ってるんだけど、やっぱりさびしいなあ。トリオはもうどうにでもなる感じになってきていて、楽しい。オレンジハートはなくなるけれど、トリオはこれからもやります。次はとりあえず1/3の小倉勝山公園での新年炊き出しライブ。

11/1(土)、トリオ・ロス・ファンダンゴス、湯布院タンゴフェスティバル。やっぱりミロンガでのライブは楽しい。みんな喜んでくれて何より。パシエンシア、大うけ。上海タンゴフェスでフランコと一緒にやるために準備した曲だけれど、トリオ・ロス・ファンダンゴスの演奏としても馴染んできて、どんどん勢いを増している。そうそう関東ツアーでKaZZmaとの共演も楽しかった、この曲。
そして棚田晃吉&典子、亮&葉月、Shunsuke & Junkoの三組との共演も楽しかった。今回は亮さんのカミナタ(歩き)の足の運び、身のこなしに目が釘付け。いいなあ。
アフターミロンガでも少し踊る。このアタシがそんなことになるとはね。まったくサマにならないのが悔しいけれど。見かねてか、典子センセイがアブラッソを少し教えてくれた。へえ、ほお。ヴァイオリンの構え方にそっくりだ。

  
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2014年11月06日

らららセッション(10/25)、ibbDb桜坂ランチ一周年ソロ(10/30)

10/25(土)、午後2時から南小倉バプテスト教会にて「らららセッション」。5ヶ月ぶりの開催。久しぶりの参加者も交え、5人で。沢山のおりんと、キッズギャザリングドラムと、ガンクドラムを使って、さまざまな組み合わせでの即興インプロセッション。スリリングで、緊張感に満ちた、美しいときが、流れていく。5人全員で音を出しているのに、ものすごい集中力で互いを聴き合って音を紡いでいく。全員でクレッシェンドしていくときの高揚感、密度、厚みと、峠を越えて一気に収束へと向かうスピード感。ときにはっとするような美しい響きが生まれては消えていく。おとなもこどもも、ない。プロとかアマチュアとかも関係ない。ただ、純度の高いコミュニケーション、対話が、そこに浮かび上がり響くのみ。ああ、すばらしいひとときだった。次回は11/22(土)14時より。こども100円、おとな500円お茶とお菓子つき。どなたもどうぞ。

10/30(木)、桜坂にできた防音練習室付きマンションibbDb桜坂ランチの一周年イベントでソロ。まずは5階のリトルアーティスト研究所にてこどもとおとなのためのミニライブ。10組くらいの親子がやってきた。何をやるかはみんなの顔を見てから、と思っていたので、例によって組み立ても即興的に。即興演奏から、オーシャンドラムをみんなで回して鳴らしながらそっと声を合わせる「海」が静かに終わった後、こどもたちの声がやわらかくやさしくなって、静かに満ちていたのが印象的だった。最後は音のやりとりから集団即興へ。みんな楽しんでくれたかな。
そして1階の花屋さんカフェOn the leafでのソロライブ。ここは音がよく響く。けれどうるさくない。
時々、店に入ったとたん、響きがうるさく感じられて、あ、ここは自分はダメだ、と瞬時に思うことがある。むこうで話している人の笑い声が耳に突き刺さる感じ。その場所を形成しているものの材質やつくり、店そのものの構造によってそういう音空間になってしまうのだ。どんなにおしゃれに見えても、料理がおいしくても、そうなるとぼくは、しんどくなってしまう。
On the leaf は、そうではなかった。店の中の植物たちが適度に音をうまく乱反射させ、吸収しているのだ。文字通り、葉っぱの上で。森の中、木立の中を歩くとき、響きが気持ちいいのと似ている。そういう響きとの対話が、楽しいライブだった。またぜひ、やりたいと思う。  
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