2017年07月26日

不思議な音が奏でられていた

森の中、木立のある庭のようなところで不思議な音がする。倍音が美しい。なにかを擦るようなひょんひょんした音がきらきら響いてくる。見ると、どこかで見たことのある小さな女の子。向かいの子だろうか。彼女はなにやら大きな四角い板についた円錐状の長い突起物に細い帯のようなものが並んで長く張ってあるような何かを棒か弓のようなもので擦って色んな音を出している。こちらに気づくと、何か恥ずかしくなったのか、あるいはなにか悪いことをしているのをみつかったと思ったのか、弾くのをやめようとするので、続けて、続けて、と身振り手振りで伝えると、またおずおずとまた弾き始める。近寄ってみると、粗大ゴミのコタツだった。それがあんな素晴らしい音を出すなんて、どうやったらそうなるのか、とあれこれ試してみていたのは、いつのまにか保育室のようなところ。明るい色の木の床、大きな窓、明るい部屋。保育士さんたちらしき人々が手伝ってくれた。色んな楽器が入っているらしいカゴが幾つかあって、保育士さんに、あんなのを持ってくるんですか?と心配そうに聞かれる。どうやら本番はまだ先らしい。いや、あれはここのものですよ、と説明している。そのあと、どうやら飲みに行ったらしい。どこかの居酒屋のようなところ。暗くて、にぎやかで、街のどこかの片隅の。木のテーブル。

そんな夢だった。めずらしく、夢を見たのだった。

寝る直前まで、新しいソロCDのために録音した自分の音を聴き込んでいたから、その印象がこんな形で夢になったのかもしれない。それにしても、自分が弾いてないっていうのが、いい。自分がヴァイオリンを演奏している夢では決まって楽器が割れたり穴が開いたり、折れたり、ひどいことになるのだけれど、でも昨夜の夢はそんなことなかった。そもそも、自分で弾いてない。音は自分の外から響いてきたのだ。自分の外から!ちいさな女の子の奏でる音として!なんてすてきなんだろう。不思議な、なんとも美しい音のするものは、ヴァイオリンどころか、楽器ですらなかった。いいねえ。

ちいさな女の子、保育所…。こどもを迎えに行ったり、保育所でコンサートをしたり、していた頃の記憶の再現だろうか。そういえば、あの子は、そのころのウチの子にも似ていた、ような気もする。

いい夢だった。楽しかった。
ありがとう。  

Posted by aogoomuzik at 23:21Comments(0) 雑記 

2017年07月25日

生きるって

生きるってどういうことなのか
そんなこと考えたり
しみじみと思ったり
思い知らされたり
することなんてなかった
若いころ
こどものころ
ただ笑って泣いて
走って遊んで
腹が減って
むしゃむしゃ食べて
寝るだけだった
生きるってどういうことなのか
悲しくて
切なくて
胸が張り裂けそうで
生き延びることで
まだ死なないことで
闘うことで
未来に
見えないそこに
目を凝らしながら
確かめながら
歩いてゆくことで
そんなことを
つくづく
しみじみ
思うのは
きっと
生きてきたからだ
ぶざまだなあ
でも
やさしいよ
もう少し
もう少し
生きてみるか
歩いてみようか
今日も陽がのぼる  
Posted by aogoomuzik at 11:38Comments(0)  | 雑記