「希望のはなし〜『死ぬな、にげろ』2万リツィートからみえてきたもの〜」。
4/1(日)、南小倉バプテスト教会イースターコンサート(15時半〜)の中でお話します。

「9/1」は、内閣府の調べで1972〜2013年の42年間で、一年365日のうち、18歳以下の子どもの自殺が138人と、突出して多いことがわかっています。こどものその間の自殺者総数1万8048人のうち、8/31と9/2をあわせると、その三日間だけで計316人です。

昨年の9/1、北九州市の公立小中学校の始業の日、南小倉バプテスト教会では、朝7時から、誰かが訪れたときに受け入れ対応できるよう人員を配置し、お茶やお菓子、マンガなどを準備して教会を開放しました。

この教会開放のお知らせを8/25に「死ぬな、にげろ」と、ツィッターで流したところ、9/1当日までの数日間でリツィートが2万を越えました。のべ230万回以上、読まれたようです。→これです。新聞にもとりあげられました。一体これはどういうことなのだろう。なぜそんなことになったのか。驚くとともに、考えさせられました。

「こうした場所や大人、取り組みの存在が伝わることが大事」「ありがとう」こうした好意的な応答が多数ある中に、一方でこんな声もありました。「おとなも逃げたい、匿ってくれるか」「問題は九月一日だけではない」「汚い宗教勧誘だ」…。今の社会の情況が色濃く反映する声たち。教会の使命とは何か、そのことを問われた思いでした。

そこで、今日は、午後からのイースターコンサートの中で、「希望のはなし〜『死ぬな、にげろ』二万リツィートからみえてきたもの〜」と題してお話しすることにしました。寄せられた様々な声や反響を正面から受け止め、それらと対話しながら、この時代において「希望」とは何か、ということについて考えたいのです。

教会はこの日一日、復活祭を祝いますが、この日を単なる教会の内向きの行事の日にするのではなく、教会の内外を問わず、色んな方々と希望のことを考え思う一日にしたいと願っています。キリスト教を信じるか信じないかとか、クリスチャンになるかならないか、などということは、この際問題ではありません。二の次です。生きるか、死ぬか、の問題です。もしくは殺されるか、生き延びるか、と言ってもいいのかもしれません。みんなでいのちのこと、希望のことを考えたいのです。教会も、「信じる」ことも、そのためにこそある。そう思うのです。

コンサートは色んな出演者がどんどん出てくる町の教会の春恒例の音楽会。もう28年続いています。わたくしも少しだけ演奏します。

一般公開、入場無料。事前申し込み不要。自由献金大歓迎。どなたもどうぞ!

あ、コンサート終演後はみんなの夕ごはん。こちらもどなたも、どうぞ!おたのしみに!

南小倉バプテスト教会にて。北九州市小倉北区弁天町11-19、093-571-5072。