随分時間をかけてメイルのやりとりをし、それぞれのHP上で言葉を重ね、実際に会って言葉を交わし。折口信夫「死者の書」は、大槻オサム+谷本仰の「死者のテガミ」へと姿を変えていく。
本番前日から当日にかけて集中的に言葉や動き、音を切り詰め煮詰めていく。行きがかり上なんと台本の一部にワタクシが手を加えてしまうシマツ。すんまっしぇええええん。
右:ジョンとワタシ。
落花生ふんづけ、散らばる。
音楽も作ったり、アレンジしたり、そしてこの間のDIALOGUESの流れの中で生まれてきた音たちも使ったり。即興の音づけも随所に。
お客さんDIALOGUES史上最多23名!ひぇぇありがたや。
本番。そぎ落とすだけそぎ落とし、絞るだけ絞ったモノガタリが立ち現われる。「骨」のもつスピード感。
終演。前の日に1時間半あったものが55分になっていた。
しかし楽しいことはあっという間に過ぎ去っていく。あれだけ時間をかけて対話して準備して、55分でオシマイ。
でも終わったんじゃない。始まったんだ。
芝居は上演を重ねる間にどんどん変化していくのがまたおもしろみのひとつ。「死者のテガミ」もそんな変化を楽しみたい。
とりあえず次は広島かな。
他でもできたら面白い。呼んでください行きます故。
「やがてはテントに」なんて大槻オサムは言う。ひひひ。
こちら大槻オサムの横顔とウチアゲの人々。
さあここからどう変じていくだろう。きっともっと幅や奥行きや空間や厚みが増すだろう。もっとお互いに遊べたり対話を楽しめたりできるようになるだろう。
大槻オサム&単独旅行舎スタッフのお2人、ありがとう。これからもよろしく。
ケイトミュージックのみなさん、ありがとう。
おいでくださったみなさん、ありがとう。
そしてみなさん、お楽しみに。