w/秋元多恵子・ピアノ、フクヤマワタル・ベース、西小倉ケイトミュージック。三つ巴大門即興祭と題して。色んなバンド形態で共演してきたけれど、即興をテーマに三人でやるのは初めて。完全即興と、オリジナル曲で構成。全くのノーマイク、完全生音。そして先日のケイトミュージック11周年パーティーのときと同様、カフェの手前の壁を背にステージが組まれて、おいでくださった「立会人」とも言うべきお客さんの文字通り目の前、至近距離で展開する即興祭。フクヤマワタルリードのフリーインプロで開始。なんだか西部劇なカンジだった、とはフクヤマワタル談。2曲目「イビツなイブツ」は深水郁さんとのデュオのリハーサルのときに本当に適当に作った、ちょっとキメのあるぼくの曲。もともとはするどいイメージだったんだけれど、この三人でやるとなんだか丸くてゆるい感じになっておもしろい。途中やっぱりどんどん不思議なことになっていって、アハハ。最初は一気に全部やるつもりだったけれど、ガンと決まっていったんここで休憩。
二部は秋元多恵子作曲の「ねこをせがう」。間をどうとるか。アンビエントなんていうのとはまたぜんぜん違う意味で「空間系」。たのしいのだけれど緊迫感がある。「ねこは声をかけられるとそれまでの一切の記憶を失う。だから猫のそういう人生に少しでも関わるために、猫には声をかけることにしている」と言った人がいて、というところから出来た曲だって。このトリオで初演。
そして最後は「無題のうた」。ちょっときれいに終わりすぎたかなあ。なんとなく後を引いてアンコールは昭和の「もうどっちでもいい」感じの曲を、フクヤマワタルのリードで。そして暑苦しいラテンで終わってよかった。
何より即興・インプロをお客さんがアハハと笑って、面白がって、よかった!と拍手してくれたのが何より。アンコールまでいただいて、ありがたいこと。
いやはや、やっぱり楽しかったなあ。まだ名前のないトリオ。終演後ひさしぶりにケイトミュージックでゆっくりあれやこれや話して笑ってまたこれが楽しかった。またやりたいねえ、やろうやろう、と盛り上がる。お客さんも少しずつ増えたらいいなあ。こういうのを見逃すのはほんとに勿体無い。しかし来ないと何が勿体無いのかさえもわからない。残念でした。だから次回はオミノガシなく。そして来て下さった皆さん、ほんとうにありがとうございました。

