S.K式*

ロゥテンションblog

カテゴリ: 映画

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土曜に母親がサンディエゴから日本に戻ってきた。あちらに住んでいる弟の第二子の出産の手伝いと言うことで50日ほど滞在していたらしい。羽田着の飛行機で戻ってきて、ついでに家にも寄って一晩泊まっていった。フルリノベした新しい部屋を見に来たかったようですね。

夕方の4時頃たまプラーザ駅に迎えに行く予定で、バスに乗る前に電話をしてもらう手はずだったんだけど、何故かかかってこず。そのうち知らない番号から1本電話。母親の電話番号では無かったけど時間的にはそれ関係だろうと思って出てみると、やはり母親からの電話。どうやら、携帯の電池が切れて連絡が取れずに途方に暮れていたところ、親切な人に声掛けられて、電話も借りてこちらに掛けてきたそうで。そのまま最寄り駅までご一緒させて貰ったようなので、そちらの駅までジムニーで迎えに。近くの中華料理の店で予約を入れていたのでごちそうして、あちらでの話を色々聞かせてもらう。

やはり、あちらで働いていると日本人同士は仲良くなるみたいで、弟もよくお互いの家にお呼ばれしあって一緒に食事をするらしい。一度、最近知り合った人のところにバーベキューをごちそうになりに行ったらしいのですが、その方はアメリカのソニーエンターテイメントでゲームの制作の監督をやってるそうで。その手の仕事ではやはり、あちら(アメリカ現地)で絵を描ける人は常にほしい状態らしいです。今も、2,3人描ける人を探しているそうで、うちの母親がその流れで以前自分が送ってあげた絵をその人に見せたら、「是非来てもらえないかなぁ」(半分以上お世辞でしょう)と言う話になったらしいですが…。その絵は最近仕事で描いた絵で金額もこの程度です、みたいな話もしたところ、安すぎてあまりにも勿体無いという意見だったそうです。まぁ、日本でのイラストへの対価が安いのは常々言われてますが、コレは事実そうみたい。

絵に対する評価、対価もそうなんですが、あちらの勤務条件も日本とは雲泥の差だし、年齢の話も出たようですが、「年齢は関係ない。実力あるのみ」とそこもハッキリ。ただし、英語は喋れないと困る。そんな感じ。技術職は就労ビザもすぐ下りるらしいし、やる気がある人はアメリカで絵の仕事をしてみるのも凄く良さそうだなぁ、とその話を聞きながらしみじみ思いましたよ。コヤマシゲトさんみたいな例もありますしね。あそこまで華々しいものでなくても、絵を描く仕事の環境的にある種の理想的な場所であるのは間違いなさそう。弟の向こうでの知り合いの日本人達も、口を揃えてこちらで働くともう日本で働く気が無くなると言っているのは、絵の仕事に限らず仕事の環境そのものの差なのかもしれませんが…。

いまの会社での仕事は楽しいし、特に不満もないのですが、この話を聞いて正直心が揺れなかったと言えば嘘になる。

【メッセージ】

さて、月曜はメッセージを観てきた。原作はテッド・チャンの「あなたの人生の物語」。もう随分前に読んで、非常に感銘を受けた作品だったので、今コレが映画化されると知った時はかなりテンション上がりました。しかし、なかなか映像化の難易度は高い作品だと思ってたので実際見るまでは結構不安要素も多め。その辺りの心配も一部では杞憂でしたし、一部では、あともう少し工夫があれば…という箇所もありで。

映像はかなり良かったです。全体的にトーンを抑えた画面と華麗さを抑えたガジェットのデザインがハードSFの趣を+していて久しぶりに本格的なSFを観ている実感を強く感じました。ヘプタポットの描く文字の表現もこれぞSF!てな感じで感動もの。

逆にちょっとだけ気になったのはシナリオの構成かな…。原作を読んだのが大分前なので、これがどこまで原作通りだったのか定かではないんですが、時間軸のシャッフルがちょっと過剰すぎたような気はします。

あと、これは作品自体には罪は無いんですが、リアルタイム進行中の現実の世界情勢を見るにつけ、少し話の根幹部分(ヘプタポットの贈り物うんぬんの部分だけですが)がお花畑かな?と感じてしまった。特に、中国軍の下りがね…。

とは言え、この作品の本当のテーマは主人公と子供の関係性の部分なので、そこはやっぱり良かったなと思います。この作品が持っているSF的な哲学志向の良さはいまだにいささかも衰えてない魅力かなぁ。映画を観て、原作を読み返したくなるそんな映像化でした。


あなたの人生の物語
テッド チャン
早川書房
2014-09-30







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2016年11月12日。今日は割りと特別な一日でした。「この世界の片隅に」が公開初日を迎えたから。

思い返せば2015年の3月にクラウドファンディングでこの作品の映画製作費を募っていたのをみて何故か気まぐれに、でも迷いなく少しお金を出そうと思ったのが始まり。その後も出資支援者にたいして密な情報提供を続けてくれたし、イベントも様々なところで行っていたので、都合が付く場合は参加したりして、ゆるゆると映画が出来上がっていく過程を端っこの方で応援させてもらってた。特に熱心に応援していると言う自覚も無い程度の温度感ではありましたが、これまで体験したことがない作品との関わり方に実は結構興奮していた。

作品の出来に関してはあまり意識はしないようにしていた。傑作になるような予感もあったし、もしかしたら自分が好みの作品では無い可能性もちらっと頭をよぎったり。でも、そのうちに公開された予告編をみて「これはきっと大丈夫だ」と安心していた。

公開初日の1番上映。一般で見れる一番早いタイミングでみようとチケットをネットで予約。その時点ではまだあまり席は埋まっておらず、少し心配になりながら劇場に向かったんだけど、いざ入場してみると7〜8割は席が埋まっていて、関係者でも無いのになぜかホッとしてしまった。

さて、作品の出来ですが、安心してください。素晴らしい出来です。まったく派手さが無いので多分「君の名は」みたいに若い層の熱狂的な支持を受けることは無いと思いますが、これは時間を掛けて広く深く広がっていくタイプの作品だと思います。多分なんですけど、普段アニメを見慣れていない層のほうが受け入れやすい作りにはなってるかと。ただ、劇場の初週の入は何かと大事だと思うので、出来れば興味のある人は早めに観に行ってほしいなぁ、と思います。

個人的には何気ない日常の生活をこれ以上無いくらい丁寧にしっかりと描いていてもうそれだけで大満足。子供の頃から他の男の子たちと違ってそとで走り回るよりは、家の中で母親の家事を見たり、手伝ったり料理をしたりするほうが好きだった自分としてはこう言う作品には無条件でやられます。やっと「赤毛のアン」と肩をならべる作品が出来たなぁと言う気分です。これを「日常系」というと、最近はやりの萌キャラの日常ギャグと区別がつかなくなるので、「生活系アニメ」とでも言っておきますか。多分「よつばと!」なんかもどちらかというとこっちのカテゴリーに入るのかな?

そして「すずさん」の可愛らしさ。この可愛さは漫画でも十分可愛いのに、動きと「のんちゃん」の素晴らしい声が加わって悶絶物の可愛らしさになってます。本当に本当に可愛いので是非劇場のスクリーンで。

すずさんが健気に生きてる世界をずっと見ていたいと言う衝動に駆られます。映画を見終わった瞬間もう一度みたいと思ったくらい。ずっとあの世界に浸っていたい。そう言う気持ちが持てたら、多分この作品が作られた意義は必然的に達成されると思います。世の中には絶対に傷つけたくないほど素晴らしものがある。その素晴らしいものはちゃんとフィルムに焼き付けられてました。損なわれる痛みと共に。立ち上がる強さと一緒に。

この世界の片隅に 劇場アニメ絵コンテ集
「この世界の片隅に」製作委員会
双葉社
2016-11-02




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立川シネマシティ、aスタジオに6000万かけてラインアレイスピーカーが導入されたらしく、お陰でガルパン劇場版も「センシャラウンドファイナルLIVE」と名前が格上げ、引き続き爆音上映中という事で、行かない手はない。また立川まで観に行ってきた。えっと、何度目だったけかな?確か8回目。相変わらずぎっしりと席が埋まった人気っぷりで上映開始から5ヶ月目に入った映画としてはなかなか驚異的なのでは。しかし一度気づいてしまった音響設備の充実した環境での映画鑑賞の素晴らしさと魅力は中々抗いがたいものがあってつい足が伸びてしまう。5月にはブルーレイも出るんですが、家の環境で見て「あれ?」となってまた劇場に足を運ぶ未来が今から見えるようです。

しかし、何度見ても同じようなところ鳥肌立つし、ED曲聞くと泣けるし自分の学習能力の無さにビックリですが、それも複数鑑賞に耐える作りこみが有ってのことで、これは見るたびに何度も感心してしまう。そして見れば見るほどこの映画の真の主役はCGで作りこまれた戦車の挙動だという思いを新たにするわけです。そして今回特に感じたのはカット割りの上手さとレイアウトの素晴らしさ。例えばエキシビジョンマッチ、大洗市内での戦車戦。激しい戦同士のやり合いの中にほんの一瞬挟み込まれる普通の風景。町の商店の内側からのカメラ割りカット。高速で戦車が駆け抜けた振動と風圧で、店の扉が自然に開くなんて細かい描写。俯瞰からのカットで、ほんの少しだけ住宅窓の手すりを画面の隅に配置することで、まるで普段住んでる部屋の窓から本当に戦車戦を見ているような気分にさせる演出。全てのシーンに制作スタッフの魂が乗ってるのが分かります。この辺が単なるバカ映画では終わらないこの作品の凄さだなぁ、と。こういった細かい作りこみを見るには円盤が打って付けなので、そういう意味では細部の鑑賞は自宅の円盤で、単純に気分爽快になりたければ爆音や4DXで、と上手く住み分けが出来そう。まぁ問題は何時まで劇場でやってくれるかと言うところですが、何となく夏ぐらいまで細々とロングランしてくれるんじゃないかと勝手な期待をふくらませているところです。

立川の帰りに花見でもと思ったんですが、出るときにそれなりに暖かくて、ちょっとした春の装いで出かけたら日が暮れるとエラい寒くなってきてお花見どころでは無い感じ。土曜も更に冷え込んでくる始末で、何だか冴えない天気。まぁ、それでも寒い日よりは暖かい日のほうが確実に増えてきているのでやっぱり春なんだよな。そろそろGWの予定なんかも立てようか。




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豊洲のユナイテッド・シネマでガルパン4DX観てきた。4DX自体初体験なことも有り、どう言う体験ができるのか想像がつかなく、実際に見るまでワクワクしっぱなしでこんな感覚は久しぶり。

入場して初めて4DXの座席を見ると、これがかなり大きい。通常の座席より位置が高いので「えいっ」と乗り込む感覚。4席が連結されてまとめて動くようになっているので是位のボリュームになってしまうんでしょう。うん、これはアトラクションですね。背の低い小柄な人だとちょっと大変かな。

映画が始まるといきなり動く。想像していたより動きは大きめな感じで、何度か揺らされていると、おしりの位置が手前にずり落ちていく。途中で何度も座り直した。そのくらいよく動く。ガルパンは冒頭戦闘シーンから始まるので、初心者だと殆ど心構えもできてない状態でかなり体がぶん回されるので、「こりゃ、スゲーけど映画の内容どころじゃないのでは…?」と思ってしまった。まぁ、この辺は時間が経つに連れて動きに慣れてくるので、そこまで心配いらない。むしろ、段々「もっと激しく揺らしてくれてもえんやで」と言う気持ちになってくる。慣れって怖い。でも、初見で4DXはどう考えてもおすすめしかねる。

動きと並んで、風のインパクトが想像以上に大きく、冒頭で継続のミカが喋っているシーンなんかは、場内に風が吹くだけで凄い臨場感が出てた。これは良いかも。風景が開けたシーンとか、割りと頻繁に風の効果は使われるんですが、どのシーンもかなり気持ち良いです。頬に適度な風が当たるってそれだけで気持ち良いので、映像と合わさるとなかなかのもんです。

場面によっては、寒いくらいに風が来るので、まずいことに始まって20分位で凄くトイレに行きたくなって、非常に困ってしまった。激しく動いてるシーンで座席から降りるのはかなり危険。エキシビジョンが終わった辺りで流石に座席が動かなくなったので、その隙にトイレに行きましたが、これは意外な盲点でした。トイレが近い人は4DXは危険。(おかげでお風呂のシーン見逃した…)

座席の動きに関しては、クライマックスの戦闘シーンはやはり圧巻で、ココは本当に凄かったです。元々、セリフもなくひたすら戦車戦が大迫力で描かれるシーンなので、座席の揺れで画面への没入感が加速されてめちゃくちゃ楽しい体験が出来た。

因みにところどころで水が出る演出もあって、これは本当の雨のように上からパラパラと降りかかってくる感じがなかなか。プラウダ撤退のシーンなんて、この演出のおかげで相当臨場感UPしてたように思います。

個人的には何度も体験したいと言うほどでは無いにしろ、価格分は十分に楽しめるしリピータが殊の外多いガルパンファンに取っては新鮮な気持ちで作品に触れられる機会でもあり一度は体験しても損はないだろうと言う感じでした。

ただ、まぁ、爆音上映と4DXの2択だったら爆音上映を選ぶかなと思います。残念ながら4DXはあまり音響自体が良くなかったこともあり…。

4DXの爆音上映?そいつは最高だなぁ。

3回目のガルパン劇場版は立川の爆音上映。最近話題の爆音上映初体験と言うことも有り、非常に楽しみ。流石に映画自体は3回目ともなると新鮮味は無いけど、自分の中ではアトラクション系体験映画なので問題ないだろう。

それにしても立川を訪れるのは久し振り過ぎて色々変わっているんだろうけど、どう変わったか記憶が定かではない。ガルパンの上映館も最初着いた映画館とは別の館での上映と言うことで土地勘も無いしちょっと迷ってしまった。

爆音上映自体は流石に音響が素晴らしくて、爆発音なんかは音圧で鼓膜が少し痛くなる程の迫力。効果音は爆音だけど、音声は通常のレベルなので、その辺りは不快にならないようしっかり調整されていて感心した。

ただ、まぁちょっと期待が大き過ぎたせいか、正直思ったほどの迫力でも無かったかなと言う気がする。とは言っても通常の映画館の音響で見るよりは絶対楽しいし、半年600円の会費を払えば(普通に1800円払うよりお得なので当然入った)平日はいつでも1000円で見られる事を考えても、また立川まで来るのも吝かではないなぁ、と。

見終わったあと、少し駅前をぶらついたら割りとと言うか全然ショッピングとかも楽しめる感じだったし。しかし、南武線は何かと微妙なのであった。


「この世界の片隅に」クラウドファンディングで出資した特典の一つに定期的なメルマガの発行があるんですが、これが以外なくらい発行頻度が高い。昨日届いたものがすでに#15。内容も詳細でこまめに開発過程の写真も届けてくれる。こう言う細やかな気遣いがあると心から応援したくなりますね。送ってくる画像は公開してもOKだそうですので、ちょっとどんなのが送られてきているか乗っけておきますね。(テキストは乗っけていいかどうか判らないので割愛)

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映画の公開は来年の秋頃。これからも楽しみなメルマガです。これは出資して本当に良かったなぁと感じてます。

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