2010年02月03日

就活生に捧ぐ 〜金融業界研究〜

最近のロックオン氏が熱くて、カコイイ!!!むしろ惚れる(笑)

節分だが、関西を留守にしており、どっか行きたいと思っていたので、神田明神に行った。理由は、日本橋近辺にいたから。近くだと、神田かなと。

その前には、人生で初めて「かつや」に行きました。
株主ではないので、六本木から芝大門あたりのところにあるけど、無視していた。だが、AL株主が多く、既存店が好調なので、行こうかなと。

ヒレかつ丼をオーダー。普通にアツアツで美味かったね。
食べ比べで、すぐ小諸そばでも食べたけど、カツがぜんぜん違うと思う。
神田〜日本橋の間にある、かつや。

三井とか住友信託で労働している人は、是非、行ってくださいよ(笑)

最近、先輩の送別(春から勤務地が変わる)で、リッツカールトンでランチしたの。
そこで、今は就活氷河期だよねーって話になった。

で、俺は「戦後すぐに、電通を受けた人は、今頃、取締役でしょう。あの時期なら、誰でも入れたと思いますよ。就職活動は、成長企業がいいですよ」と言った。

先輩も同意で、あの頃は興銀・東京銀行・三井系の企業とかが人気だったんだろうなと呟いた。

「成長企業に入って、そこが大きくなるのがガチ最強でしょう」
と言ったんだが、先輩もそう思うと言ってた。ただ、何処が化けるかが分からないのがネックだとも。

そのあと、DeNEの南場社長とか、コンサルの話に。
「南場さんって、ボスコンですよね」と言ったら、「マッキンゼーだよ」と速攻で、指摘された。さすがです(笑)


さて今日は就活生のために特別版。

直接金融と間接金融の違いは良いよね?

でさ、まぁ金融と言えば、銀行じゃん!とかいう甘い人はいないよね?
金融のメインは銀行とか安定とか言ってる奴は、全然駄目。

一つ松井社長(松井証券の松井道夫)が、どこかで語っていたことを教えよう。
何かのインタビューだったか、早稲田での講演だったか忘れたけど。

「自分の学生の頃は、一橋の卒業生で金融に行こうと思ったら、興銀(日本興業銀行だった。だが、それも潰れた。そのころ興銀が潰れるなんて誰も思わなかった」

そう言ったのね。
俺は本気で農林中金と、みずほHDはデリィバティブで死ぬと思ってるけど、そんなものなわけ。金融って。安定とか大手とか言っても40年もつかは、分からんよと。

でさ、皆さん業界研究してると思うけど、投資と絡めるなら、企業の設備投資の面からだと銀行とリースがあるわけですよ。金融的には。

銀行は財務しか見ないから。で、融資する。金は結構、自由に使える。
で、リースは設備投資だけど、不動産は駄目なの。機械とかしか駄目。

でも、こっちも定量分析重視。基本、与信という形。
大手は興銀リース。芙蓉リース、三井リース、三菱UFJリースとかね。

で、金融の直接金融だと、証券会社ですよ。
細かくは総合証券の野村・大和とブローカー専業のマネックス・SBIとか。
それ以外に、みんな大好き投資銀行(IB)があるわけさ。
ドイチェ銀行行きたい人は、ユニバーサルバンクで、少し違うかもだけど。
でも、日本で働くなら投資銀行と思っていいと思う。

あと、金融でスルーされがちな、アセットマネジメントね。資産運用業者。
野村証券が売った投信は、野村アセットマネジメントが運用してるわけだ。

そういう意味では野村証券の奴なんて、金融なんて知らないに等しい。
売ったら、あとは知りませんと。当然だよ。運用はやってないもん。

でさ、もう一つ何処にも入らないのがあるんだよ。
業界研究本では、銀行・証券・生損保ぐらいじゃん。扱うの。

でも、一番面白いのがVC。ジャフコ。同じようなのでは、ドリームインキュベータ−とか有るけど、まぁジャフコがお勧めだよ。

ベンチャーキャピタル(VC)
これは金を融資するわけじゃないから、間接金融ではない。
投資だからね。でも、証券会社でもない。株の売買ではないから。

でも、アセットマネジメント会社でもない。むしろ、企業が上場するはるか前に目をつけてIPOまで導く仕事。アメリカでは、シリコンバレーが、このビジネスのメッカね。

ここで気がついたでしょ?
アセットマネジメントが、既に株式市場に上場した企業の株に関わる、それを定性・定量的に判断して銘柄選択するのに対して、ジャフコは、その前から、有力なビジネスモデルを持つ、企業を定性・定量分析してるのさ。

つまり、かなりベンチャーっ気が強いのさ。
しかも、リスクマネーを投じてるから、コンサルとも違うわけだ。
コンサルタントは、投資ではないし、金融マーケットにも関わっていない。

直接金融の異端児にして、企業の小さい時期から関わり、多くの業種・最先端のビジネスモデルを見ることが出来る立場。

それがジャフコを筆頭とする、ベンチャーキャピタルなのさ。

どうだい成長株投資家には、最適な仕事だと思わないかね?(笑)

そういうのが好きで、金融にも興味があるなら、コンサルじゃなくて、VCを受けることを勧めるよ。

落ち目の投資銀行(IB)なんかに行くなら、VCがいいよ。
だって、80年代の株式の氷河期から、アップルも、マイクロソフトも生まれたんだもの。

いつの時代でも、成長企業が生まれて大きくなって、雇用と経済のエンジンになるんだ。

無名の画家、インディーズバンドを発掘するのが好きなような、パイオニア型で金融に興味がある、学生はVCを考えてほしい。

第二のソニー・ホンダ・マイクロソフト・アマゾン・・・。
そんな企業を見つけられるかもしれない。


そのためには、ピーターリンチと、コブリックの著書の併読が最適だ!!!

aoidool at 23:51コメント(2)トラックバック(0) 
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コメント一覧

1. Posted by ロックオン   2010年02月04日 00:33
ありがとーございますw

ちょっと某所で煽られて好戦的になってるだけなんですけどね。
売られた喧嘩は買ってやろうかと笑。

ブログに何も書き込んでこないところを見るとただのチキン野郎だったようですが・・・。


コブリックの著書、早速注文させていただきました。書籍代は投資のリターンで取り返そうかとw

VCは僕も将来の進路としてちょっと興味がありますねー。
一時期監査で入っていた糞みたいなバイオベンチャーにかなり投資してて、この会社大丈夫なのかな?とちょっと心配になりましたが・・・苦笑。

最近はバイオ銘柄の上場審査も緩くなってきているみたいなので(ウエスタン〜とか売上ゼロですし・・・)、ひょっとしたら上場してキャピタルゲインを回収出来るのかもしれないので何とも言えないですけどね。
2. Posted by 黒色大聖堂管理人   2010年02月05日 01:50
ロックオンさんへ
>僕は、まず関わることさえない(爆)
どうでも良いことに時間使うの嫌いなので。
よくレスなんて、見るなと(笑)


VCはM&A等、金融市場以外でも出口はありますね。

コブリックは気にいるかと。良いですよ。

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