こんばんは、岡崎葵メダカの店長、天野です。

 いよいよというか、やっとというか......(笑)

 2016年もカブキの新作が発表できました。

 たった1匹誕生した元祖カブキに始まり(カブキ系統のすべてのメダカは2012年に生まれた、この元祖カブキの血統を引き継ぐ系統です)、昨年までにカブキ、白カブキ(今のところ一番親しまれてるかも)、カブキ系統黒ミユキ、黒錦カブキ、黄三色カブキとカブキ一座(笑)を発表させていただきました。

 そして今回アクアライフの2016年5月号において新しい三品種のカブキを発表させていただくことができました。アオヒスイカブキ(蒼翡翠歌舞伎)、ミドリヒスイカブキ(翠翡翠歌舞伎)、ウコンカブキ(鬱金歌舞伎)の三種類です。すべて漢字で現したいところですが、とても難しくて覚えられませんし、覚えて書けたとしてもカタカナで書く方が早いので(笑)カタカナ表記が正式名称です。

 作出過程等も含めてアクアライフ様には記載していただきましたので本当にうれしかったですし、画像は流石プロは違いますよ。


 そこで今回のこのブログでは、アオ&ミドリヒスイカブキの作出過程について、作出者の言葉で綴ってみます。


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アオヒスイカブキ


 アクアライフに書いていただいた通り、カブキ系統のメダカの中にはミドリっぽい体色での個体がたまに生まれてくることがありました(以前ブログ記事にした記憶があります。興味のある方は楽天市場店の店長ブログをさかのぼってみてくださいませ)。
 その個体の中でも更にまれに目の下のエラブタの部分が妙にキラキラと美しく太陽光を反射させる個体が成
長するすることがあったんで、私はミドリ体色のメダカをカブキ系統から作ろうと3年ほど前から思っていました。


 いきなり話は変わりますが......

  マリーンブルーというメダカがいます。

   皆様ご存知の長岡龍聖様の作出メダカです。

    とても美しいメダカです。
  
     と同時にとても選別の難しいメダカだと私は思います。

      選別眼のない愛好家が誤った選別をすると.....

       そりゃミユキじゃ!

        ってなってしまいます

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マリンブルー


 「頭の白いところが好きなんじゃぁ~」と龍聖様ご本人に選別していただいた真正のマリンブルーです。

 龍聖様を訪問したのは昨年夏でしたが、そのころ私はアオ&ミドリヒスイカブキに関してはほぼ固定ができていました。

 でも正直言ってエラブタが朝日を浴びて、太陽光の元で万華鏡のようにキラキラ輝いて見えるメダカなんて世間に受け入れてもらえるだろうかと自信のなかったころでもありました。


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 数時間龍聖様と過ごさせていただいた時、質問してみました。


 「龍聖さんは何で青ミユキをから黒味を排除して、お腹の中の青を魅せるマリンブルーというメダカを創ったんですか?」


 その答えは今も耳から離れません。

  たった一言でした。

   「そりゃ~、誰もやらんからじゃァ(ニコッ)」


 もしかしたらあの時私はあの一言を龍聖様から聞くためにメダカ村に行ったのかもしれませんネ


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ミドリヒスイカブキ


 透明感を出すために、更にはグアニンの力を借りたいために、クリーク様作出のアルビノコスモと交配させて完成させましたので透明感がある宝石の翡翠のようですからヒスイカブキと命名いたしました。

 ミドリ体色、アオ体色、アルビノが生まれてきます。普通種&ヒカリ体型ともに生まれてきます。

 体表のラメはもちろん多いほうが良いでしょうが、それ以上に本芸であるエラブタのきらめきが一番の見どころのメダカです。

 エラブタの煌めきに特化して交配したのがヒスイカブキです。


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横見のアオヒスイカブキ(kamiさん撮影)


 ヒスイカブキもそうですが、カブキ系統は新しい表現のメダカに挑戦していくメダカだと思っています。


 しかもさかのぼると同じ1匹の祖先、初代カブキにたどり着きます。

 メダカ遊び、楽しいですね