2018年04月20日

拝啓コルビジェ様

LE CORBUSIERの「小さな家」を読んで。


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拝啓 コルビジェ様におかれましては、建築人の皆様がたの記憶の中に於いて、
ますますご健勝にてご活躍のことと存じます。おかげさまで私の記憶の中隅々にもコルビジェ様の影響が浸透し始めております。



 今回、コルビジェ様が両親の為に設計された「小さな家」

図面をトレースさせていただきました。取り組むに当たり、
あなたの著書で森田一敏氏が翻訳された集文社より出版されている
「小さな家」を熟読させていただいたのです。


本の中には、コルビジェ様のイメージスケッチ・お母様の似顔絵スケッチなど拝見しながら1923年当時のコルビジェ様がどのような気持ちで、且つどのような思考でご両親のお家を設計されたのか、ほんの少し垣間見え、理解できたような気がしています。


通常決められた敷地に対して環境や状況を読み解きながら設計をするところですが、
この「小さな家」は、ご両親様の生活を紐解かれた上で必要最小限の実用性から床面積を算出し“住む機械(ラ・マシン・ア・アビテ)”という条件と、南に湖が広がってアルプスが見渡せる土地という条件のもと、設計ありきで土地探しをされたのですね。私はこれを知って正直「うらやましい…」とつぶやきました。だってそんなチャンスそんなにあるわけではないですから。



 私の住む現在の日本では、LDK・便利な動線・代わり映えのしない街並

工業製品化の内・外装材・・・・等々、どれもこれも似たようなお家に皆が住み、大部分の人々がそれに満足していると思い込んでいる節があります。1923年という100年近くも前の時代にコルビジェ様は、美しい開口部の取り方
各開口部の意味・屋上の緑化・樹木と建築を既に思考つくされていたことに感服いたしております。「小さな家」全ての要素が未だ色褪せず、褪せるどころか新しいとさえ思える設計に“住む機械”は現代のミニマリストのスモールハウスにも通じるところを感じております。



 私の産まれた故郷である犬山市にはフランク・ロイド・ライト氏の帝国ホテルがあります。そのため近代建築の3大巨匠といえば今までライト氏を思い出すことが多かったのです。


ごめんなさい。

でも…正直 既に私はコルビジェ派、いやコルビジェ一門でございます。


 

この「小さな家」がレマン湖の畔に完成した際この町の町長が“自然に対する冒涜”という理由で二度と模倣されて増えないように、この種の建物の建設を禁じたようですね。いつの時代も先駆者は異端児であります。

私もコルビジェ様の異端ぶりをいつの世か踏襲できるように日々精進していきたいと思います。少しでもあの世からお力添えいただければ幸いです。それではまたいつの世かお会いできること楽しみにしております。そしてレマン湖畔の小さな家に遊びに行こうと思います。                
 敬具



aokazu0319 at 16:38建築読んだ本紹介 この記事をクリップ!

夕食デザイン。

親父飯。

なんか食べたくなる青菜炒め
手作り餃子。



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あと中華スープに
麻婆豆腐、白米。


昨晩の夕食デザインは
わたくしてきに良かった。


皆が美味しい美味しいって笑顔で食べてくれる、その時間、空間がそのまま浄土。

浄土は向こうにあらず、今その心が佛の浄土となりにけりってやつ。ありがたや。ありがたや。ご飯作る機会を与えて貰えて感謝します。






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2018年04月19日

生粋 きっすい であり 生いき

結果、それが偶々 御客さんの為になった。。。


前回書いた文章なんだけど



なんだか 妙にフィットして  好きだ。




偶々・・・(たまたま) 
ある条件が偶然に揃い、現象が偶然起こったことを意味する。




仏教では偶然は無く必然しかない。
因果の道理というやつだ。
撒かぬ種は生えぬ。。。。というやつだ。



即ち、  自己研鑽の為に励んだ結果が偶々お客さんの為になったというのは
己の計らいや己の力でお客さんが喜んだのではなく、 励んで努めた種が
何らかの作用によって、お客の喜びになって自分に返ってくるというロジック。
そして良縁現象というやつだ。


これだと何だかめっちゃすっきりして納得。




先日、設計中のクライアントご夫婦と打ち合わせの中で
「どうやったら 施工事例の方々のように素敵になるのか?」を聞かれましたが…
私の答えは「わかりません。。。偶々です」となるw

まじで正直に。

だって本当に解らないのだ。





でも研鑽して自分のやりたい新しいデザインや取り組みを
毎回毎回積み上げてきた結果がこの現象なのだ。私の力ではなく。
良縁の外力により出来上がっているのだ。
私が作ったし、施主が作ったし、職人がつくったのだ。




「社長のこだわりですか?」と仰っていただけるのだが、
たぶん僕ほど拘りが無い男は、あまりいない。
しいて言えば拘らないという拘りなのだ。




それぞれのお家の色はお客さんとの会話やお付き合いから
導き出された形・現象なのだ。 そして究極論・・・・
それらは夢幻なりっと何時も思う自分が心に存在するのだ。

家を作っときながら、無責任かもしれないが
心のどこかでいつも思っている。
(執着しすぎませんように…)っと。




だから施主様たちには、さらっと…
軽やかに、かっこよく
「こんな家なんでもねぇよ」というぐらいの
スタイルで執着せず住んでもらいたい。

それが御茶道でいう「わびさび」であり「粋」である。
これも日本から失われている大切な価値観。



それが無理な「一生に一回の清水の舞台から飛び降りる家づくり」の方は
どうかハウスメーカーさんでお話をし、
ハウスメーカーさんから与えられる枠の中で家づくりしてもらいたい。





僕じゃなくていいよね
っということだ。










aokazu0319 at 11:53ひとりごと・・建築 この記事をクリップ!

2018年04月18日

勝残ったあとの夢の跡

先日の「FPの家」総会でも、何度も聞かれた言葉なんだけど…
(勝残る) (勝残っていける工務店)



この言葉には正直違和感を感じてる。


まぁ 工務店や設計事務所という括りのカテゴライズも違和感はあるのだが、更に「勝残る」というフレーズにも

何だかなぁ…

と  溜め息がこぼれる。




当然、僕が現世のマジョリティ価値観からすれば、「あまちゃん」だということに相違ない。  


生物学的な弱肉強食の世界を、避けることは出来ないのだろうか?  人間と鳥獣もやはり同じような仕組みが当たり前なのだろうか?




何だかんだ言っても、自分の中で違和感を感じることは事実だし、それもまた致し方ない。。



昔の大工さんが自ら設計していた頃のように、家を商材とせず、自分自身の成長のために研鑽する建築学として捉え、考え、ご飯が食べられることに感謝し、必用以上の欲求を抑制していけば、新資本主義的なもっと社会主義に近い資本主義の形が、自ずと現れてくるのかなぁ。。なんて


無意味な妄想したりもする。



「勝残る」などという価値観は、今ある現状から任意で定めた状態になった段階で自社が存在しているかどうか?という定義だと思うが、 最後家を作る人間が周りに居なくなって、自分一人だけになったとき初めて「勝残った」と思うのか? 

それとも、周りの知り合いの工務店が2〜3社無くなったら、「勝残った」と思うのか?


それもまた価値観と煩悩の度合いで違ってくる。。所謂、そこで一旦「勝残った」と喜んでみても、結局は更に目標を設定せざるを得ずに、更なる勝残りを追求する 飽くなき煩悩となる。



煩悩は自分との闘い。
煩悩は広げるのではなく抑制すべきもの。



目標という、一見現世価値観では耳障りの良い、意味なきポジティブシンキングにより作られた幻想。。





それより、一棟一棟 自分の技術、センスの向上を思い 結果、それが偶々 御客さんの為になった。。。そうゆう具合が一番心地良いのである。


それが芭蕉の
「夏草や兵どもの夢のあと」の真髄。


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2018年04月17日

信頼感とは

ここ最近、blogの更新が滞ってる。
なんだか忙しない。

反省。


マイニチ.イチオ コウシン
シタイトオモテマース。



今日はFP グループの総会です。
会議場に入ったら皆スーツ。
ワタクシのみパーカーにcrocs(笑)



よいよい。
かたっくるしい、スーツで働いて
いいパフォーマンスなんか出来ん。
先の細い革靴はいて脚の血流妨げて
良いことなし。


 東京の会員さんアセットフォーさんが講師で取り組みを紹介してくれた。性能の説明で詳しくマニアックに断熱気密について熱く語る姿に「ワタクシも見習って確りやんないとなぁ〜」て猛省。やっぱり硬質ウレタンパネルの性能は良いわ。。





総会にて配られた資料の中に、今年度に呼ぶのか何なのか解らないけど、コンサルティングの小冊子が入っていたので目を通した。。

こうゆう類いのコンサル小冊子は案の定「元気で明るく、人が寄ってくる!」的な内容だった。。


(一番苦手なやつだ…)


仕事は明るく、私生活はイライラ…
典型的な日本人男性に仕上げる気か??(笑)
 それとも、人間としての生死の永遠的なテーマに蓋をしてポジティブシンキングだけで世を渡れと伝えたいのか…? 


 そうゆう人  一番信じれないわ。。




暗いも明るいも、幸せも苦しいも、陰陽全て包括して人間初めて言葉に深みがでる。家を(売る)という商材にしか考えていない結末だ。。



薄っぺらな思想の住宅なんか作りたくない。
悩み考えぬいて、苦しんで作り出した家をさりげなく、住んで貰いたい。住み手には決して執着せずに。



家を作ることにも、死ぬことにも、生きることにも、特別な意味はない。。ただ自分が住みたいと思う空間を突き詰めていく。



それだけ。





aokazu0319 at 22:48家造り この記事をクリップ!

2018年04月11日

顔芸

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最近彼女のまともな写真が1枚もない。
大丈夫だろうか?このまま女性芸人みたいになるのも反対はしないが、複雑な心境ではある。。


誰の血だろうか?



aokazu0319 at 21:59Jrのこと この記事をクリップ!

2018年04月09日

寺島的基礎配筋

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昭和区広見町の家
基礎配筋。

敷地に対して めいいっぱい。
ほとんど鉄筋。
綺麗に組めてます。

いつもありがとう
鉄筋工の早川さん。



早川さんは俳優の寺島進さん似のイケメン50代。
息子さんと二人でいつも鉄筋を組んでくれる。
一見強面なのだが、話すと優しくて 仕事は確実。


素晴らしい。
僕だけ密かに「御嵩の寺島進さん」と心でつぶやいている。






aokazu0319 at 14:22現場のこと この記事をクリップ!

2018年04月08日

実践的であること

1日あっという間に終わった。
雲錦茶会 


若松屋さんのおいしい羽二重「花いかだ」が無くなり、追加もままならないほどの盛況ぶり。  道端での呼び込みが効を奏した。


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犬山の城下町の中に、確りと残った日本庭園と文化財の茶室。外部からは全く解らない。門を潜って初めて開ける景色が其処にはある。



犬山祭は本日、日曜日も開催されてますが、雲錦茶会は土曜 1日限定。


8日日曜日は、ゴータマシッダールタこと、釈尊の誕生日。所謂花祭り。
私は早朝からまた奉仕活動。




何事も門を潜ってみなくちゃ見えないように、前だけ向いて、自分に与えられた天命を粛々とこなすのみ。

死するまでの短い鼓動の間に何を心に描いて、浸けてしまった心の垢をどれだけ落とし、心に無垢な領域をどれだけ広げられたのか?



其処には主観が入り込む余地はなく、只実践的であるのみ。



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それはまるで 前しか見えない 勝虫の蜻蛉のごとく。






aokazu0319 at 02:17ひとりごと・・ この記事をクリップ!

2018年04月06日

雲錦茶会2018

明日 犬山市本町

大島家住宅において
国の有形重要文化財である茶室
「守中庵」にて雲錦茶会。



守中庵は裏千家 芹澤先生が釜を。

我等、表千家 武田社中は立礼席を担当させて頂きます。



本日雨の中 仕事の合間を縫って
テントはりの準備。


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ずぶ濡れにはなったけど、雨の守中庵もまた彩りが上がり美しいのでございます。





aokazu0319 at 18:12お茶のこと この記事をクリップ!

2018年04月05日

利久梅

檜花粉にやられ、どうも体調がすぐれない。杉から檜に変わり益々症状が酷くなり、頭痛も伴う。鼻腔炎症からくる蓄のう気味なんだと思うが。。。


春は良いようで、忙しくもあり辛い。
妻も職場チームに人事の荒波がきて、環境を構築し直すのに大変なようだ。


少しでも食事や家事を助けようと思うが、哀しいかな僕の場合、誰も僕の給料を自分以外は稼ぐ人がいないため、いかんともしがたい。



春は辛いのだ。


そうゆう辛さのなかでも


実家の庭で利久梅が綺麗に咲いた。
乱れる心を花を観て癒す。



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少しずつ、少しずつ 夜仕事を自宅でしなくて良い日に、家事を終え、妻が下の娘を寝かしつけ、家族が全て寝てしまってから、ちょっとの時間だけど、コツコツ描いた 「コルビジェの両親の家」が漸く完成に近い。



たったこれだけ描くだけでも、ずいぶん時間がかかりました。人生とは上手くは行かないことばかり。


まぁだから、厭きない。


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略歴

青山圭成

1977年3月19日生まれ。A型。日本大学工学部建築学科卒業。一級建築士・一級建築施工管理技士。趣味は歴史散策・歴史小説。

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