建築家

2017年11月20日

設計集団シーラカンスのスペースブロック設計思想は、はたして成功だったのか

スクーリング2日目
朝ホテルで目が覚めたら
実家から電話。   



港区の祖父が亡くなったとのこと。


11ヶ月前の大晦日 祖母が亡くなり
一年経たず 祖父も他界しました。
やっぱり人には必ず「死」がやってきます。祖父も前日まで元気だったみたいです。


僕らはもう麻痺してしまっています。自分が自分によって生きていると錯覚しています。呼吸は自発的ではありません。空より強制的に送り込まれてくるのです。



生かされていることを
自覚し大いなる力に委ね任せきる。
信じきる。己の計らいは捨てる。

それしかないな。。。と
改めて考えました。



スクーリングは昨年亡くなった建築家の小嶋一浩さんの、スペースブロックハノイモデルをBIM で簡易的に立ち上げる講義。

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祖父のお通夜はスクーリング二日目で参加出来なかったので、明日葬儀に確りと「ありがとう、お疲れ様」と伝えてこようと思います。 

カオスな人生という波を最後まで生き抜いたことだけでも、疲れただろうな…と推測します。


明日は業務滞りますが
何とぞ御容赦のほど。
m(__)m





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2017年11月04日

移住と湖畔

移住したい気持ちが

僕の心には存在する。

移住するなら 

フランスかイタリアか



まぁ 非現実的なのでそれ以上は空想しないが。。。でも、移住とまでは行かなくとも 喧騒から離れた場所に自分の設計して施工した家で畑仕事して暮らす。それは是非とも叶えたい。


海外の家庭は日本の様に、齷齪していない。子供の習い事も仕事で帰宅が遅くなることも、日本の様に頻繁ではない。家族皆で食事の用意をし、テーブルクロスをさっと敷き、花を飾り、食事を会話と共に楽しむ。


健全で当たり前のことが
異常な日本社会では中々出来ない。
大切なものを無くしてしまっている。


その食事の際には大きな窓から水面がみたい。時には庭先にでて水面に近づき食事をしたい。 だから湖畔に移住したいと思っている。



1924年 フランスとスイスにまたがるレマン湖畔にル・コルビジェが両親のために建てたレマン湖畔の小さな家がある。最初から湖畔に建つ間取りやプランありきで土地を探した結果、ルマン湖畔にたてられた。


[画像:99d4a5f5.jpg]



[画像:45e7098b.jpg]



いまこの小さな家をドローイングしている。毎晩コツコツと線一本一本、刷毛で鉛筆粒子を払いながら、手を掃除し紙を汚さないよう養生しながら。。


出来上がったらモデルハウスに
絵画として飾ろうと思っている。

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2016年08月22日

黄氏の作品

台湾で設計を続ける若手建築家集団  「フィールドオフィスアーキテクト」の1人黄聲遠氏の羅東文化工場を見させて頂く機会がありました。黄聲遠氏は台湾の宜蘭で活躍されている方です。



























構造物としての魅力も凄いですが 何と言っても… ここに自然に人々が憩いに集まり時間を過ごしている空間がもつチカラに圧倒されました。





自由な平面
自由な立面
屋上庭園
ピロティ
連続する水平窓


の…コルビジェ 近代建築の五原則を何となく踏襲したような 形を感じさせつつ…
度肝を抜く構造体。。。

台湾の宜蘭県自体が建築や芸術にチカラを入れている自治体のようで 人々の生活の中に 溶け混んでます。





素敵な空間でした。




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2016年07月30日

コスモロジー

中々  Blogを更新する余裕がありません。

建FPパネルの割付図や構造PC図チェック…

官公庁の入札…その他諸々。。  

妻の職場で飲み会や懇親会などが重なり
子供達と一緒に夜過ごしたり。。  などなど・・・

通信の課題もやれてない状態。

そんな中ですが・・・隙間に 少しづつ  
前回のスクーリングで知った
ルイス・I・カーンの設計構築思想をに関する本を読んでいる。





「リアライゼーション」と呼ばれる 
彼のデザインに至るまでの思想背景を
探求したくなった所以です。



彼曰く

「我々は物質であると同時に精神、精神であると同時に物質である。我々は我々の世界に縛られる。我々は我々の世界にあって、知の隙間から「永遠」を垣間見、感じ識るが、これを決して知りえない」

物質と精神は、互いに相手を必要としながらも、大きく深い淵で隔てられている。それは、相隣合って接しながら、その間の距離は時として無限に遠い。その二つを結びつけるのは、時として偶然と呼ばれ。時として「お告げ」と呼ばれる知の隙間からさしのべられる永遠の手助けである・・・とするこの結びつきをカーンはリアライゼーションと呼ぶ。



人間は、計りえない実存としてこの世界に誕生し、計りえる実存となりきって死ぬ。いまだ計りえない実存を内側に抱え続ける限り、いまだ計りえる現存によって規定され尽きない限り、人は死なない。
デザインもまた、計りえない実存(Dasein)として精神の中に立ち現われ(Form)、現存の世界で規定されつくして終わる(Shape or  Design)。
「建築」Architectureは、精神の中に立ち現われ、現存の世界の法(Law)と規則(Rule)と人倫(Institution)に従って、建築作品Works of  Architecture として建立される。



物質と精神の間に横たわる深淵こそ、すべての宗教と芸術の存在理由である。この信仰と芸術なくば、この深淵に決して橋はかからない。科学もまた1つの信仰である。  物質と精神と永遠が回劫する一点に、芸術の聖域(sanctuary of Art)がある。 そこは影の宝庫(treasury  of  shadow)である。




ルイスカーンの宇宙論(コスモロジー)



カーンは50才過ぎてから名が通った建築家だ・・・
こんなことばっか考えてるから・・・進みが遅かったのかと、
自分と同じようなこと考えている彼を 愛して愛してやまない。


もっと彼について知りたい




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2016年06月08日

アナーキズム

昨日は一日ダウンして
寝床で関節のだるさと
汗をかきながらの戦いでございました。


今日は何とか出勤してますが
カナリのシャガリ声(笑)



しかしながら一日ずーっと寝ているという訳にも行かないですので 布団の中やベットの上で一日かけて 読まずじまいだった本を読みふけりました。




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磯崎新さんの東京都庁コンペを題材にした本。
「磯崎新の都庁」 平松剛



京都造形のテキスト課題(しかも一年時の)で、5人の建築家と名建築を調査し纏め、さらに30物件の名建築について調査をし纏めるというハードな課題があります。

スクーリングとは別でね。


しかも一年時。
僕二年目(笑)

こんな調子じゃ卒業迄

間違いなく7年かかります。





その5つの建築家と名建築の調査の一つに私が選んだのは磯崎新さんの「東京都庁設計競技案」についてです。


ご周知の通り、現在建っている新宿の都庁は 言わずもがな「丹下健三」さんの
設計です。 コンペ自体の1等は丹下健三さんだったのですが その裏側にある
選考会で最後まで 挙がっていた案 それが磯崎新さんのコンペ案でした。



この本は単純にコンペについて書かれている本ではなくその人間的背景 社会的・政治的背景 や建築家たちの歴史が
書かれているのでとっても面白いのです。


僕の部屋に一年間放置されていましたが(笑)そのことは悔いてます。。。
何でもっと早く読んで 課題に取り組まなかったんだー!!


・・・・・・・・・・・・っと。



磯崎新氏は丹下健三氏の弟子です。
コンペ説明会直前までこの師弟はお互いがコンペに指名されていることを知りません。その師弟関係と人間模様も面白さの一つです。


明治維新が起こり 建築も西洋文化を取り入れる必要性に直面した日本は工部省工学寮(のちの工部大学校 東京帝国大学)に辰野金吾という男を含め4人が入寮します。

主席だった辰野金吾はロンドン大学に留学し、帰国後は工部大学校の教授になるのです。

その辰野金吾から中村忠太→岸田日出刀→丹下健三という意匠デザイン専門の
東京大学教授たちの血脈・・・・があり、建築学会を牛耳る学閥の存在も
この本を楽しませてくれる要因の一つです。




先日オリンピックの国立競技場のコンペでも東大卒ではない安藤忠雄さんが審査をした結果、1等はイスラエルのザハ氏。残念ながらお亡くなりになったけれどもそのザハ案を否定していたのは、建築家槇文彦氏。
勿論東大教授の学閥出身者。


結局 再度コンペをし当選した隈健吾氏・・・・現役の東大教授(笑)ここまで来るとカナリ解りやすいです(笑)負けてしまったけれど隈氏と戦った伊藤豊雄さん、東大教授じゃないけれど東大出身者。。。(笑)



シナリオ臭い…(笑)




磯崎新さんはこの本の中でこう言ってます「裏側のシナリオのないコンペなんてない」って!それでも磯崎さんがコンペに挑む理由は、訴えるべきものが其処に存在するときコンペに参加するらしいのです。




正直この本に出会えてとてもよかった!

この東京新都庁舎設計競技もコンペ要綱をひも解いてゆけば、正解は・・・所謂お役所が求めているものは ツインタワーと誰でも解くことが出来る。。それを敢て、磯崎氏はツインタワー案を選択せず低層階案にこだわった。

そして、最後まで師匠の丹下案に迫った。。。



新宿という闇に渦巻く 民衆の’やみくろ’を包括して飲み込むような広場をもつ低層案。。。プラトン立体を積み上げて行くデザイン案。

面白いですな。この本。。。



熱が冷めないうちに、課題のレポート作成します。


磯崎氏のファンになりました。
影響されやすいので(笑)・・・・


今回の国立競技場コンペのザハ案に対して磯崎氏は、東大卒の建築家でありながら 「最初のコンペ選考を重視しろ」という意見を述べています。ザハ案をコスト面の憂慮から、散々弄繰り回したことを批判していました。。 

彼のその学閥に染まっていないそのアナーキーさ 潔癖さに益々ほれるのであります。。。







aokazu0319 at 13:32コメント(0) この記事をクリップ!
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