2008年06月27日

富士山へのいざない

富士山は有史以来、3回大噴火を起こしている。

800年(延暦19年)・・延暦大噴火(頂上から噴火)
  <間隔64年>
864年(貞観8年)・・貞観大噴火(頂上から噴火)
  <間隔843年>
1707年(宝永4年)・・宝永大噴火(山腹から噴火)<大地震と同時発生>
  <間隔301年>
2008年(平成20年)

最後の噴火から300年も経過している。

「いつ次の噴火があってもおかしくない」と考えるか、それとも
「まだ500年は大丈夫」と考えるか、人によってさまざまだろう。

しかし最近は関西や北陸、東北などで巨大地震が頻発している。
にもかかわらず一番警戒をしている東海大地震はまだやってこない。

もしこれがやってきたら、宝永大噴火と同様に、富士山の噴火もあるのではないかと心配になってくる。

もしも富士山の噴火があれば、もうわれわれが生きている間は富士登山なんて絶対にできなくなってしまう。

そのようなあせりから、10年ほど前から富士登山を始めた。
もう5、6回登った。


学生時代にワンダーフォーゲルの同好会に所属していたので、高い山にはよく登ったが、富士山だけには登っていなかった。

テントが張れないということと、登山者がミーハーばかりで大学のクラブで隊列を組んで登るといったイメージではなかったからだと思う。

北アルプス、南アルプス、中央アルプス、谷川岳等々は登ったが、どういうわけか富士山だけは登っていなかった。


そして40代半ばにして初めて富士山に登ったのだが、これが非常に感動した。

富士山の巨大な外輪山の頂上を経験してしまうと、北アルプス、南アルプスなどのそうそうたる名前の山々の頂上は、単なる岩の上といったイメージに成り下がってしまう。

それから富士山の巨大な山容はどうであろう。
頂上に到達できなくても、この山容の中に溶け込んでいるだけで、ものすごく気持ちがいい。
北アルプス、南アルプスもいいが、この富士山のスケールのでかさには絶対に勝てない。


それに富士山はアクセスが抜群にいい。
なにせ、東海道新幹線から頂上が見えるのである。

また山小屋や登山道がものすごく整備されているから、まず遭難することはない安全な山だと言える。


それではここで富士登山の装備のアドバイスをしたい。

ヾ┐蟻从
登山は全身を「毛」で覆うことが重要だ。

上半身は純毛の登山服を、綿のシャツを着ずに、肌に直接着る。
セーターを直接肌につけて着てもいい。

下半身は純毛のニッカボッカを着て、足には純毛のハイソックスを履く。
綿はパンツだけだ。

このように全身を「毛」で覆うと、汗をかいてもぜんぜん寒くない。
これは汗がすぐに毛の繊維の中に入り込んでしまい、肌と汗との間に空気の層ができ、汗が蒸発しても体温を奪うことがないからだ。

夏山登山は天気が晴れればハイキングと同じだ。
しかしいったん曇ったり、雨が降ったりすれば、森林限界を越えて吹きっさらしの稜線などに出れば、真冬に逆戻りで体力はどんどん消耗される。

このような時、全身「毛」にしていればへっちゃらだ。

ようは犬や熊など体に毛の生えている動物になったのと同じことなのだ。

登山靴
なるべくしっかりした登山靴を買いましょう。

ロングスパッツ
火山礫や火山灰ばかりの山なので、靴の中にすぐ石ころなどが入ってしまう。
それを防止するために、冬に靴の中に雪が入らないようにするために靴と足の隙間を覆い隠す道具であるスパッツを買って装着するといい。

このスパッツはなるべく長いやつ(ロングスパッツ)の方がいい。

と藜蠡
富士山は火山礫などがいっぱいある。
へたに素手でそれらに触ると手を切ってしまう場合がある。

軍手などの綿製品では弱すぎる。
皮手袋でないとだめ。

携帯用酸素ボンベ
富士山以下の山は活動は2000m代で頂上がやっと3000mといった感じだ。
天下の富士山は違う。
ほとんどが3000m代の活動となるため、高山病にすぐかかる。
高山病にかかったら下山する以外に直る方法はない。
したがって携帯用酸素ボンベを持っていって疲れたら吸うとよい。
<絶対必要というわけではない>

雨合羽(ウインドブレーカー兼用)
上下セパレートタイプがよい

セーター
しっかりしたもの1枚は必携。
特に富士山は真夏と真冬が刻々と変わるので本当に大変だ。
真冬と思って行って、暑ければ耐えるのがよい。
逆に真夏と思って行って、寒さに耐えるというのは命取り。

マスク
多くの登山者がいるため、火山灰がもうもうと立ち上る。
マスクはあった方がいい。


さてこのくらいのアドバイスをしておけば大丈夫だと思う。

以前はトイレが混んでいたし非常に汚かったが、有料化されみんな我慢するようになったためか、すごくきれいだしすいている。

したがってトイレの心配はしなくてもいい。


富士山には7月・8月の2ヶ月間に30万人が登山する。
中国人、韓国人、ブラジル人などの外国の方々も非常に多く見受けられる(言葉で分かる)。
外国人の方々が多く登っているのに、日本人のあなたがまだ登ってないのはさびしい。

さてあと3日で山開きだ。
是非あなたもチャレンジしてみて欲しい。


また、登山予定日があいにくの雨でも必ず登山を決行してほしい。

なぜなら
「頭を雲の上に出し、四方の山を見下ろして、雷様下に聞く、富士は日本一の山」
というふうに歌にあるように、上の方に行けば晴れていることが多いからだ。

一面の雲海を見るのも雄大で実にいいものだ。




aoki1162201 at 01:44│Comments(0)TrackBack(0)clip!

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