2010年11月25日
酒かすは百薬の長
24日水曜日放送のNHK「ためしてガッテン」観ました?
「酒粕」がテーマで、「酒粕は百薬の長」と紹介されていました。
詳しくはNHKのサイトで見て下さい→ためしてガッテン
酒粕は日本酒の副産物です。酒を搾らないと酒粕も出来ません。
日本酒の消費量が減少している今では、酒自体の生産量が少なくなりその結果「酒粕」の量も少なくなっています。
毎年、人気の奥藤さんの「忠臣蔵 酒粕」もお客様のご要望にこたえられないくらいです。今年はさらに取り合いになるかもしれません。
奥藤さんの酒粕は新酒を搾ったあと出来てきますのでもう少しお待ちくださいね。
今は、熟成した「漬物用・酒粕」というのがあります。
当店のお薦めは奈良の酒蔵「久保本家」さんの「酒粕」です。
この酒粕は辛口で余分な甘みがないため色々な料理に使えます。
久保本家さんにお邪魔したときにこの酒粕を使った料理をご馳走して頂いたのですが、とても美味しくてもちろん酒にピッタリでした。
普通に粕汁にしても美味しいし、奈良の名産「柿の葉寿司」にそのまま付けて食べても美味しかったです。
蔵で食べている「賄いレシピ」をもらったので少し紹介。
「酒粕ドレッシング」・・・酒粕、味噌、と甘酢を混ぜ合わせるだけ
「酒粕炒め」・・・酒粕とみりんを混ぜ合わせておき、炒めものの最後にフライパンの鍋肌からまわしいれてゴマを入れて良く混ぜ合わせる。
他には、「酒粕タルタルソース」や「酒粕カルボナーラ」などなど。
蔵の台所で日々新しいレシピが生まれているそうです。
新酒の粕が出来るまでの間ぜひ挑戦してみて下さい。
最高の酒のアテが出来ますよ^^
久保本家酒造「漬物用酒粕」 1kg・・・600円
aokisake9 at 18:08|Permalink│Comments(2)│
2010年11月23日
2010年11月22日
「最後の忠臣蔵」試写会
招待券を頂いたので観に行ってきました。
開演20分くらい前に行ったら凄い人が並んでいて一瞬帰ろうかと思ったくらい。開演後は意外とスムーズに入れました。
映画を観た後、舞台挨拶もありました。監督の杉田成道さんと俳優の伊武雅刀さんと女優の桜庭ななみさんが来ていました。監督が「この映画で日本人の美しさを感じてもらえたら嬉しい」と言っていましたが、まさにそんな感じの映画でした。
映画の中でもう少し説明があれば感情移入しやすいかもと思いましたが「日本人の美しさ」という意味では語りすぎないで、これくらい分かりにくい方がいいのかも。最後の場面はすごい迫力でした。
暗くて重いけど美しい映画でした。
あと、あこうぱんの鈴木シェフが「最後の忠臣蔵」を応援するパンをつくって持って行くといっていたので舞台挨拶に乱入するのでは!と期待していたんですが・・・ありませんでした^^。
これも↑「ブラックキャッツ」やっぱり良いですね。
招待券を分けて頂いた〇〇さんありがとうございました!!とても楽しめました
aokisake9 at 14:17|Permalink│Comments(0)│
2010年11月19日
ボージョレ・ヌーボー2010
毎年あこうぱんさんで作って頂いている「ボージョレ・ヌーボーのパン」今年のパンの形は「蝶」をイメージしています。偶然ラベルにも「蝶」でした。
ご予約、ご来店頂いてお買い上げ頂いたお客様ありがとうございました。
年に1度のワインのお祭り今年もバタバタさせて頂いて嬉しく思います。
去年から大手スーパーが仕掛けたペットボトル入りヌーボーの価格破壊で業界に激震?が走りましたが、どんなものでも2極化していくのは宿命でしょうか。
そんな中でも、当店のヌーボーを選んで頂いたお客様に本当に感謝です。当店では飲む楽しさ、驚きのあるモノを選んでいきたいと思っています。2極の上の方を選んでいこうと年に1度なんですから!
その驚きの1つが2枚目の写真。「大量のオリ」これは濾過していないからで、もちろん旨味を残すためです。こんなコダワリのある生産者のワインを紹介していきたいと思います。
そして近頃めきめきレベルアップしている日本のワインのヌーボー(新酒)も注目です。
今年から取り扱いを始めた栃木の「ココファームワイナリー」も好評でした。
そして毎年好評なのがあこうぱんさんと一緒に考えてもらっている「ボージョレ・ヌーボーのパン」これ目当てで買って頂いているのも無いような有るような(笑)
昨年は「豚まん」をモチーフにしたパンだったので今年は肉系に頼らず「パン(粉)」のみでやってみました。あこうぱんさんには色んなパンがあるので色々な組み合わせで食感が面白くなるようにしました。
味については最初「ゴマ」を使いたいと思っていて色々と鈴木シェフに試行錯誤して頂いたのですが、最終的には「ゴマ」なしという結論で完成しました。
今年も色々と無理を聞いて頂いた鈴木シェフ本当にありがとうございました!次は「クリスマスのロールケーキ」また無理を言うかもしれませんがよろしくお願いします^^
最後に、今年は「100年に1度の〜」とか「50年に〜」と言ったキャッチフレーズはありませんでしたが皮肉にも今年のヌーボーは美味しかったですね。
おまけ
去年は買わなかったので。
やっぱり一応飲んどかないとねぇ
来年はもう買いません。
aokisake9 at 10:18|Permalink│Comments(2)│
2010年11月15日
ワインのミネラルについて
ワインの味わいの要素は大きく分けて「果実味(甘み)」、「酸味」、「渋み(苦味)」そして「ミネラル」です。
この「ミネラル」がどこから来るかと言えば、その葡萄の樹のある土壌からです。根が土壌に含まれるミネラル分を吸上げるからです。
すべての条件(気候や樹の大きさや根の張り方など)が同じならば「ミネラル」の濃度が濃い土壌から出来た葡萄ほどミネラルが豊かで、その葡萄から出来たワインは、ミネラルが豊かになります。
ミネラルの豊かなワインの特徴は飲んだ時に「硬さ」があり「しまり」のある凛とした雰囲気をもっています。中心に1本芯がある感じです。この「ミネラル」は長熟に耐えるワインの重要な条件です。
熟成を経ると硬さがとれて柔らかさの中にも芯のある何とも言えない素晴らしい味わいに変化します。
今回の勉強会では、ミネラルのあるワインとミネラルの弱いワインを飲み比べました。飲み比べるとその違いが良く分かります。
そのうちの1つのワイン、スペイン・カタルーニャ州プリオラートの生産者のものですが、驚くほど豊かなミネラルがありました。
葡萄畑の写真を見ると石がゴロゴロ。
その石の実物を見せて頂きました(写真)。
土壌にあるミネラルとワインの味わいとの関係を実感する事が出来ました。
このスペインのワインは美味しくてしかもお手頃な価格なので当店でご紹介したいと思っています。
今回が一応の勉強会最終日だったので貴重なワインを飲ませて頂きました。
ルロワ ボーヌpcペリエール 1983
27年前に収穫された葡萄(ピノノワール)から出来たワインです。
開けている様子
良い状態で保存されていたようです。
しっかりとしたコルクでした
熟成感のある色。この時点で香りが凄かった
美味しい
1983年はあまり評価の良い年ではありませんが、熟成した柔らかい味わいを楽しむことが出来ました。こんなに古いワインなのに生命力がありました凄いポテンシャルです。この日飲んだどのワインより圧倒的な存在感がありました。
この日飲んだ
ミッシェル グロ ヴォーヌ ロマネ pc オー ブリュレ 2006
も豊かなミネラルのあるワインで熟成により素晴らしい味わいになることが期待できます。2006年は買いです。
もちろん高価なワインなのですがそれ以上の価値のあるワインです。興味のある方はご相談ください。
神戸ワイン・葡萄畑の様子
リースリング
カベルネ・ソーヴィニヨン
aokisake9 at 16:55|Permalink│Comments(4)│
2010年11月12日
今井君の「シュークリーム」
毎月12日は、あこうぱんさんは「パンの日」でパンが20%割引になる日。
とても忙しい日なのですがウチでお願いしているボージョレ・ヌーボーのパンの試作が出来たと電話をもらったので行ってきました。
鈴木シェフありがとうございます!
イイのが出来そうですよー^^もちろん僕と鈴木シェフの企画なので直球ではなく魔球ですけど(笑)予約頂いたお客様楽しみにお待ち下さい!
(つーたん兄さん写真送りますので、もうしばらく待ってて下さい)
で、それ以外にもいろいろ食べさせて頂きました
某さんの年末の企画のスゴイやつ(本番はもっとスゴクなるみたいですが)も食べさせてもらったり。こういうのを食べると鈴木シェフってやっぱりスゴイなと思います。初めて食べるパンだったけどメチャメチャ旨かった。
こういう新しいモノをドンドン紹介して欲しいです。
あと写真のシュークリームは、見習いの今井君が作ったやつですが、これが中々美味しい。
今井君の作るものは「繊細」です。それが悪い方にいくと物足りなかったり、薄かったりするのですがこのシュークリームは良いバランス。カスタードクリームに使った丸尾牧場さんの搾りたての牛乳がよく利いています!
ひと口サイズなのがまた良くて。ひと口で食べるとシューとクリームのバランスが、ほぼ完璧なんです。狙ったのかなー?
清水君のクロワッサンにくわえて今井君がどんなパンを作るか要注目ですね。
aokisake9 at 17:29|Permalink│Comments(6)│
2010年11月11日
坂越の牡蠣
牡蠣むきをしているお客様から牡蠣を頂いたので牡蠣フライ!今年初めての牡蠣です^^
新鮮な牡蠣なので潮の香りは凄いですが生臭さは全くありませんでした。
牡蠣は、そんなに好きじゃないけど臭くない牡蠣は美味しいですね。
白ワイン
牡蠣にピッタリの白ワインがあるのですが、それはもう合うのは分かっているのでコレを開けてみました。
ワイン自体の味は、柑橘系の爽やかな香りとフレッシュな酸味、わりと厚みのある旨味があって最後に甘みを若干感じます。もちろん辛口に分類されるワインですが、アテなしでも飲めるくらいの親しみやすい味わいです。
このワインは美味しくてコストパフォーマンスもいいのですが、牡蠣フライに合わせるとなにかシックリしません。
果実味が控えめでミネラル感があって旨味のある白ワインは貝類と合いますが、日本の牡蠣と合わせる場合、やや熟成感があるほうがいいみたいです。
日本酒でもキモト造りや山廃造りの熟成感のある酒を燗して合わせるとメチャクチャ合いますから。
それが理由かは知りませんが、坂越にある酒蔵「奥藤」さんの「忠臣蔵 純米酒」も山廃造りですね。
aokisake9 at 14:00|Permalink│Comments(0)│
2010年11月06日
ジュ・ブラン 2010
ココファーム・ワイナリーから国産葡萄・甲州種100%のストレート葡萄ジュースが入荷しました。
2010年に収穫した葡萄を使用。
賞味期限は来年の2011年10月
485ml 840円(税込)
待ちに待った入荷です!甲州種100%のジュースなんてそう飲めませんよ〜ぜひお試しください。
aokisake9 at 17:07|Permalink│Comments(0)│
2010年11月04日
イタリアらしいってこう言う事です
ちょっと前ですが、旨安ワインからブルゴーニュ、イタリアワインまで秀逸なセレクトのインポーター「飯田」さんの試飲会が姫路でありました。
ほとんどのインポーターは、大阪か神戸でしか試飲会をしてくれないので姫路まで来てくれるとありがたいですね。
「飯田」さんのワイン勉強会にも参加しているのですが、ワイン担当の営業の方も良い方ばかりです。この日もあれやこれや教えて頂いてとても勉強になりました。
会場で偶然なつかしい顔、赤穂キッチンにいらした福田さんに再会したりもして!
もちろん美味しいワインも。
注文していたものが届いたのでご紹介します。
とりあえずこの2本。
どちらもイタリアのワイン。
とても「らしさ」を感じるワインです。「らしさ」ってどういうことかと言うと・・・飲んでみて下さい(笑)
間違いなく「らしい」です。
イタリア料理が無性に食べたくなりますのでパスタの準備を忘れずに!
今回の試飲会の参加特典で特別条件が出ましたのでかなりのお買い得価格での提供です!
左側
アルナルド・カプライ モンテファルコ・ロッソ 2007
(イタリア・ウンブリア 赤 )
葡萄:サンジョベーゼ主体、サグランティーノ、メルロー
特別価格 1,980円(税込)
このワインの秀逸なのは酸味。酸味の足りないワインは、どこか緩くてエレガントさに欠けますがこのワインは素晴らしくエレガントです。
酸っぱいワインと言う訳ではなく旨味、渋み、酸味のバランスが良く美味しいのです。安っぽさの全くない端正な味わいで、ちょっと大人のワインかもしれません。
右側
アース・ポエティカ アリアニコ デル ヴルトゥレ 2005
(イタリア・バジリカータ 赤)
葡萄:アリアニコ
特別価格 1,600円(税込)
アリアニコ種はギリシャから伝えられたイタリア最古の品種と言われています。バジリカータは最良のアリアニコを産出する土地です。
アリアニコから造られるワインは干し葡萄のように甘酸っぱくて、ほろ苦く、凝縮感はあるもののそればかりで単調で面白みに欠けるイメージがあり僕自身はあまり好みではありませんでしたが、このワインは基本的にアリアニコの特徴的な味わいがありながらニュアンスに富んでいて野趣に溢れています。
美味しくてとても面白みのあるワインでオススメ。
価格的にもかなりお買い得です!
aokisake9 at 20:06|Permalink│Comments(0)│
2010年10月31日
やき鳥 「ひで」
皮がパリパリで香ばしくて中はジューシ〜メチャメチャ旨い!これは絶対に注文するべき!仕上げに「白鹿」でフランベしてた。
このお燗器欲しい。
「白鹿」燗
「白鹿」冷
「いいちこ」湯割り
赤穂で美味しい焼き鳥といえば「ひで」さんと教えてもらったので行ってきました。
本当に美味しい!
いい店を教えてくれてありがとうございます!
女将さんと息子さんご夫婦でしょうか3人で切り盛りされている店で、この3人の働く姿がとても気持ちのいい店でした。
地に足のついた堅実な店という印象です。
どれも新鮮で香ばしくて美味しいですが、特に「唐揚げ」は凄いです。鶏の足を1本ブツ切りにして骨付きのまま唐揚げにして仕上げに「白鹿」でフランベしていました。こんなに美味しい唐揚げは初めて食べたかも。
酒は、「白鹿」。焼酎は「いいちこ」と「白波」といういかにもなラインナップですが、この店にはこれ以上適切なセレクトはないと思わせます。
主役は鶏。
「白鹿」の燗をたのんだら「日本酒飲む人なんか、ここ2年くらいおらんで」って女将さんが言ってました。こんなに美味しい焼き鳥に日本酒を飲まないなんて勿体ないですね。
折角なので「白鹿」を冷で追加しました。
注意が1つ。
「ひで」さんで「キモ」を注文するとき「レバー」と言ってはいけません。
「レバー」ではなく「手羽(テバ)」が出てきます。
「間違いやすいから日本語で言うて(音が似ているので)」と女将さんに怒られました。
こんなところも気に入りました^^。
やき鳥 ひで
赤穂市加里屋駅前町
aokisake9 at 11:24|Permalink│Comments(2)│