January 16, 2008
Daniel Nelson / Daniel Nelson
あの頃のAORが大好きで、そのまんまの感じのサウンドで20年以上も経った21世紀にリリースしてくれるAORフォロワーで、それなりのクオリティを持った評価に値するレベルのCDを届けてくれる、それも誰といって我々がその名前を聞いて、この人がプロデュースしていればとか、曲を共作しているとか、バックでしっかりとサポートしているとか、コーラスで参加しているとかいう、いわゆる「売り」となる要素が全くない無名のアーティストは、なかなかいない。これまでプッシュ、プッシュしたアーティストでもPeter Friestedtにしたって、George Grunwaldにしても、それなりの経歴やアルバム制作に結構な人々が絡んでいる。Kevin McCourt?彼にしたって、97年に知る人ぞ知る"Color Of The Truth"をリリースしたが、これもBill Meyersがプロデュースしていたり、Nathan Watts、Brandon Fieldsといった有名どころがサポートしていた。今日紹介するのは、Daniel Nelsonというフィラデルフィア出身の全く無名のアーティストのS/T CDだ。5曲しか収録されていないのは、いささか残念ではあるが、オリジナル4曲のクオリティ、そしてDanielのボーカル、アレンジもすばらしいCDとなっている。
70年代にSteely Danの"Aja"やAmbrosiaの"Life Beyond LA"を聞いてAORの素晴らしさに出会い、いつの日にかLos Angelsに行くんだと決意したという彼。大学ではレコーディングとプロデュースを学び、夏休みにLAのBill Schneeのスタジオでバイトする機会に恵まれ、憧れのDavid Foster,David Paich、Boz Scaggsといった面々に会う機会に感動したという彼。Los Angelsで下積み生活を続けたのだそうだ。そうする中で、アカデミー賞にノミネートされたドキュメンタリーフィルム"Han Aaron-Chasing the Dream"(1995年作品)のスコアを書いたEd Smartに出会い、今日ここで紹介しているミニアルバムに収めれた"Emily"そして"Madelyn"という2曲を共作するに至り、アルバムの録音に取りかかるに至ったそうだ。
彼の声質は、ちょっとFrank Stalloneに若い頃のBobby Kimballを足して2で割ったような感じといえば、よいだろうか?"Madelyn"はファンキーでソウルフルな感じでのTOTO IVに収録の"Waiting For Your Love"を思い起こさせるような曲。2曲目はLee Ritenourの"Is It You?" Eric Taggよりも力強く唄っているが、オリジナルの雰囲気そのままで、カバーとしては相当レベルが高い。3曲目の"Camarillo"は、しっとり感が心地よいながら、爽やかさを失っていない好バラード。続く"Here In L.A"は再びファンキーでラテンテーストを合わせもった80年代中盤のMichael Sembelloを思い出させる曲。最後の"Emily"はミニアルバムを締めくくるに相応しい、AORの様式美をきちっと押さえた、少し哀愁漂うDavid Foster系パワーバラード。
2007年の終わりに世に広く知れ渡ったCDだがレコーディング自体は2002年のようだ。こんなんが眠っていたなんてね、いやいや世の中広いですわ。

彼の声質は、ちょっとFrank Stalloneに若い頃のBobby Kimballを足して2で割ったような感じといえば、よいだろうか?"Madelyn"はファンキーでソウルフルな感じでのTOTO IVに収録の"Waiting For Your Love"を思い起こさせるような曲。2曲目はLee Ritenourの"Is It You?" Eric Taggよりも力強く唄っているが、オリジナルの雰囲気そのままで、カバーとしては相当レベルが高い。3曲目の"Camarillo"は、しっとり感が心地よいながら、爽やかさを失っていない好バラード。続く"Here In L.A"は再びファンキーでラテンテーストを合わせもった80年代中盤のMichael Sembelloを思い出させる曲。最後の"Emily"はミニアルバムを締めくくるに相応しい、AORの様式美をきちっと押さえた、少し哀愁漂うDavid Foster系パワーバラード。
2007年の終わりに世に広く知れ渡ったCDだがレコーディング自体は2002年のようだ。こんなんが眠っていたなんてね、いやいや世の中広いですわ。
