June 11, 2011
Richard Marx Stories To Tell Euro Tour

Royal Albert HallではJohn Lennonがロイヤルボックスにお座りのお金持ちの皆様は宝石をジャラジャラと鳴らして下さいとMCをしたというエピソードが中学生の頃に聞いて、いつかはここでライブを観てみたいと思っていた。
Richard Marxは昨年、欧州先行で古い言い方でいうと、アンプラグドのセルフカヴァーアルバム"Stories To Tell"をリリース、これにあわせて、弦楽四重奏ではないがストリングス4名とアコギという構成での欧州ツアーを行い、それこそ、ロンドン公演は18年?振りだったそうで、Sold Outで大成功。(渡英した時点では時既に遅くチケットが手に入らず涙。) 程なくRoyal Albert Hallでの今回の5月公演がアナウンスされ、楽しみに待っていた次第。

Richard Marxは、まずは、アコギ1本で単独でステージに登場。そして昨年同様、ストリングスの4名が加わりアンプラグドライブが予想通り進んでいったのでした。
"Stories To Tell"は5月初めに米国ではWalmartエクスクルーシブでリリース、欧州盤より本編の曲数は少ない一方、新曲"When You Loved Me"が収録されている。加えてボーナスDVDとして前述の昨年のロンドン公演を、そして、もう1枚、"The Best Of Richard Marx"のCDという3枚組。ベスト盤ねえと思いながら、聴き始めて、やっぱりエレクトリックセットでライブ観たいよなと心の中で呟き2曲目、"Should've Know You Better"に突入。アレンジが違う、このベスト盤、全曲リレコされたニューアルバムじゃないですか!
ますますライブでエレクトリックセットが観たいと思っていましたが、ステージには、ドラムセットがあるじゃありませんか!演ってくれました、ライブ中盤から一気にエレクトリックセットに突入です。
往年のヒットナンバーを連発です。
無論、バラード王子のリチャマー、最後はRight Here Waitingで決めてくれました!
そうそう面白かったのはMCでライブ前半で、Richard自ら「フラッシュを使っての写真撮影、録音、ビデオ撮影は強く奨励します!ドンドン撮って」ってアナウンス。
規定上は英国でも禁止ですが、一眼レフやデジタルビデオカメラ、デジカメ、携帯でライブを撮影するのを止める係員はおらず、多くの観客は堂々と撮ってます。
YouTubeにアップロードするのは著作権上どうかとは思いますが、個人で思い出として楽しむレベルでは、このおおらかさは日本も見習ってほしいところ。イギリスは原理原則はうるさい一方、運用は大人の対応なんですねえ。