この菜っ葉は、ブリトバと呼ばれるクロアチアではお馴染みの野菜です。現在ブリトバは大きく2種類が売られていて、“古いブリトバ（旧来種）”と“新しいブリトバ（新種）”があります。この写真は新種のブリトバで、旧来種のような土っぽい香りが少なく、色々な料理に使えるので重宝します。市場で年中山積みで売られていることもあり、我が家の食卓にも自然と“いつもの野菜”として登場するようになりました。このブリトバ、以前ブログにも書いたのですが、私が小さい頃からよく祖母に食べさせてもらっていたお浸しの“菜っ葉”の味にそっくりなんですよ。電話で祖母に日本名を尋ねてもただ「菜っ葉」とだけ認識しているようで正確な名前がわからなかったのですが、最近になって「不断草（フダンソウ）」という名前なのではないかと落ち着きつつあります（笑）。
不断草は、南ヨーロッパ原産のアカザ科の越年草で、四季を通していつでも食べられることから、この名前がついたのだそうです（広辞苑より）。面白い名前ですよね！
先日、ギリシャのsalahiさんが作ってらしたスパナコリゾ（ギリシャ風ほうれん草のリゾット）がとてもおいしそうだったので、このブリトバを使って具沢山リゾットを作ってみました♪その時（お腹が空きすぎで・・・）写真は撮り忘れてしまいましたが、葉っぱがたくさん食べられるとってもおいしいsalahiさんレシピに夫も大喜びしていました。どうもありがとうございました（＾▽＾）
*新種のブリトバは（不断草というよりも）台湾の「小白菜」に似ている気がする。パクチョイ？！
**不断草はスイスチャードのことだそうです。
***中国野菜の「小白菜」はアブラナ科の野菜。不断草はアカザ科だから、「小白菜」とは違うようです。
ブリトバって、もしかしてスイスチャード？って思ってましたが、やはりそのようですね。日本名は知りませんでした。
ギリシャでも食べますよ〜。こちらではセスクロと呼ばれます。だからまこさんが作られたのはスパナコリゾならぬセスクロリゾですね＾＾
これって茎が太いものと細いものがあるんですよね。イタリアンのレシピで、太い茎の部分を束にしてパンチェッタか何かで巻いて蒸し焼きにしたのを見たことがあります。
煮込み料理に使ったり、葉っぱで肉や米を巻いたり、いろいろ使います。ブラックアイドピーを少な目の水で煮た仕上げにこれを加えて煮、オリーブオイルとレモンをかけた温サラダも美味しいですよ。