August 11, 2005

ヒトラー〜最期の12日間〜

74dff74a.jpg毎日毎日、研究計画書のことばかり考えていたので、一時の息抜きのため映画を見てきた。
今回見たのは、
「ヒトラー〜最期の12日間〜」。
公開前から気になっていた、この映画。ドイツ人が戦後60年を経てタブーを犯してヒトラーを描いたという触れ込みで少し気になっていた。

話は1945年4月。第二次世界大戦の欧州戦線も末期のベルリン。
ソ連軍の砲火の中でヒトラーは地下要塞の中にいた。刻々と敗戦の色が濃くなる中で彼は逃亡ではなく自ら死を選んだ・・・

側近中の側近のヒムラーの裏切り、援軍の期待も無くなる中、敗戦と絶望、いろんなものが交錯するヒトラーの人間としての実像を彼の秘書のユンゲを交え伝えている。


独裁者の代名詞で悪い意味でだが、世界にものすごい影響を与えた人物であったヒトラー。
歴史の教科書に出てくる悪者もあくまで一人の人間であったのは間違いの無いことである。そんな彼の死の間際は謎に包まれ、死体も判断がつかないものであった。一体、その時何があったのか?死を間際としたヒトラーは何を考えたのか?
そういう視点から見るとこの映画はとても興味深いものだった。

また、ナチスや第三帝国という組織が崩壊していく過程を描くというもう一つの主題がこの映画にはあった。ヒムラーやゲーリングの裏切り、幹部の退廃、市民も巻き込んだ市街戦・・・
ヒトラー個人とナチスという組織二つの崩壊を描くことで映画としての作品性を高めている。

これはちょっと見た方がいいんじゃない?という映画でした。
おもわず、生まれて初めて映画のパンフ買っちゃいましたよ





aotoshida at 18:01│Comments(0)TrackBack(6)映画 

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