☆ イランの独自核開発路線が強硬だ。過激な発言で知られるアフマディネジャド大統領が下記のように宣言したという。いよいよ、IAEA天野事務局長の立場は大変厳しいものになってきた。打開策はあるのだろうか?
武力衝突が起きないよう、最大の知恵を発揮してほしいものだ。

2010年1月24日 asahi.com

イランのアフマディネジャド大統領は2010年1月24日、米欧との交渉が難航して入手困難になった研究炉用のウラン燃料について、来月に「良い知らせ」を発表すると述べ、自前の製造を宣言する可能性を示唆した。国営テレビが報じた。

 濃縮度5%以下にとどめてきた自前の燃料製造を、研究炉の燃料に必要な20%に引き上げる可能性を示したといえる。踏み切れば、核兵器に使用できる高濃縮ウランに近づき、米欧の反発は必至。米欧から譲歩を引き出すことを狙った発言との見方もある。

 研究炉は、医療用放射性物質を生産。燃料は、米仏ロの協力によりイランの低濃縮ウランを濃縮・加工する計画で供給されるはずだったが、イランは低濃縮ウランの国外搬出に難色を示し、国際原子力機関(IAEA)の実施草案を拒否している。