青山貞一ブログ

独立系メディア「今日のコラム」に連動するブログ

2006年06月

昨日のNYT記事に見る日本  青山貞一



昨日のNYT記事に
見る日本

青山貞一


 以下はニューヨークタイムズ紙の2006年6月27日(火曜日)号に掲載された日本(Japan)と言うキーワードを含む記事の一覧である。全部で20本ある。

 内容を見てみると、中国、韓国、北朝鮮がらみが5本、小泉訪米がらみが2本、企業がらみが2本、日銀総裁問題が1本、円ドル問題がらみが1本、チャイルドシート訴訟がらみが1本など、圧倒的に中国、韓国、北朝鮮がらみが多いことが分かる。

 米国では、日本よりアジア、中国、韓国、北朝鮮など東アジア問題の一環として日本がでてくるのであって、今回の小泉訪米は、エリビス・プレスリー生家訪問など、皮肉や酷評の種としてしか扱われて居ないことも分かる。
  1. Times Topics: Japan

    World news about Japan, including breaking news and archival articles published in The New York Times.

  2. South Korea' s Ban in China to Discuss N.Korea Missile

    ... spur militarization in Japan -- whose World War Two ... that flew over Japan and landed in the Pacific ...

    June 27, 2006 -   - World - News
  3. North Korean Guns, Clear and Present Danger to South

    ... firing it over Japan -- it sent panicked regional ... military tensions. Japan, South Korea and the ...

    June 27, 2006 -   - World - News
  4. Japan' s Koizumi to Get Warm Embrace in Washington

    ... U.S. Ambassador to Japan Thomas Schieffer said recently. ... last week that Japan would withdraw its soldiers from ... contentious issues after Japan agreed last week to resume ...

    June 27, 2006 -   - News
  5. Toshiba Sees US Nuke Plant Orders for Westinghouse

    ... Reuters) - Japan's Toshiba Corp. (6502 ... . Toshiba, Japan's second-largest electronics conglomerate behind ... DVD players in Japan. Shares in Toshiba closed ...

    June 27, 2006 -   - News
  6. South Korea Urges China to Sway North Korea

    ... spur militarization in Japan, whose World War Two ... that flew over Japan and landed in the Pacific ...

    June 27, 2006 -   - News
  7. Japan' s Koizumi to Get Warm Embrace in Washington

    ... U.S. Ambassador to Japan Thomas Schieffer said recently. ... last week that Japan would withdraw its soldiers from ... contentious issues after Japan agreed last week to resume ...

    June 27, 2006 -   - News
  8. Nissan Trims Sales Goal; New Models to Drive Recovery

    ... ET YOKOHAMA, Japan (Reuters) - Nissan ... T), Japan's second-biggest auto maker, ... and output in Japan dropped by nearly a quarter ...

    June 27, 2006 -   - Business - News
  9. Photographer Snaps America' s Past in Today' s Scenes

    ... even went to Japan with New York Mayor Michael ...

    June 27, 2006 -   - News
  10. S. Korea, China to Boost Efforts on North

    ... that would be Japan and South Korea and China ... .'' Japan's Prime Minister Junichiro Koizumi ... flew over northern Japan and into the Pacific Ocean ...

    June 27, 2006 -   - World - News
  11. Reports of Child Abuse Surge in Japan

    ... Abuse Surge in Japan ... Abuse Surge in Japan ...

    June 27, 2006 -   - World - News
  12. World Cup: Italy Struggling As It Advances

    ... -1 over Japan) and riveted a nation ...

    June 27, 2006 -   - News
  13. Italy Advances on Late Totti Penalty Kick

    ... -1 over Japan) and riveted a nation ...

    June 27, 2006 -   - News
  14. Gilberto Silva Earned His Comforts in Life

    ... 1 victory over Japan. Although excited to be ...

    June 27, 2006 -   - News
  15. Japan Central Bank Chief Discloses Assets

    ... public confidence, Japan's embattled central bank chief ... verified Bank of Japan Gov. Toshihiko Fukui's ... the Bank of Japan's zero interest rate policy ...

    June 27, 2006 -   - Business - News
  16. Dollar Little Changed Against Yen in Asia

    ... rate differentials between Japan and Europe will widen in ...

    June 27, 2006 -   - Business - News
  17. China Resource Demand Changes Economic Map

    ... partner, after Japan. Worried about keeping their ...

    June 27, 2006 -   - Business - News
  18. James Levine Ready to Return to Podium

    ... June tour of Japan. He has had health ...

    June 27, 2006 -   - News
  19. ITALY 1, AUSTRALIA 0; A Tumble, a Whistle and a Controversial Victory for Italy

    ... electrifying victory over Japan and a gritty draw against ...

    June 27, 2006 -   - Sports - News
     
  20. FREQUENT FLIER; When First Class Is the Only Class

    ... in Canada, Japan, England and here in ...

    June 27, 2006 -   - Business - News
     

英タイムズ紙が小泉訪米を酷評!  青山貞一


英タイムズ紙
が小泉訪米を酷評!
青山貞一

 


 国民的、国家的な難題が山積する通常国会をホッタラかし、小泉首相は米国に行く。

 ブッシュW.ブッシュ大統領盲従で知られる小泉首相だが、小泉首相が米国に行く大きな理由を、日本のメディアは、どういう訳か正面から報じていない。

 一方、米国のニューヨーク・タイムズ紙、英国のタイムズ紙を見ると、連日、小泉首相の訪米を紙面で酷評している。

 このところのニューヨークタイムズ紙は、近隣アジア諸国と薄っぺらな外交関係しかもたない小泉政権が、この時期にわざわざブッシュ大統領とエルヴィス・プレスリーの墓参りをする、報じている。

 ニューヨークタイムズ紙6月25日号は、北朝鮮問題に関する記事の最後で「小泉首相は米国議会に行きたがらない。アーリントン墓地訪問後、ブッシュはエルビスのファンである小泉氏とメンフィスのグレースランド・ツアーに行く」とこれ以上ない皮肉を報じている。
 
 他方、以下は2006年6月18日の英国タイムズ紙の小泉首相、プレスリー巡礼に行く」(THE TIMES:June 18, 2006の邦訳である。

 以下の記事ひとつをみても、日本の大マスコミと欧米主要紙の論調、姿勢の違いが分かるというものである。

 以下、邦訳-----
 
小泉首相、プレスリー巡礼に
(THE TIMES:June 18, 2006)


 世界のひとびとは、ジョージ W. ブッシュ大統領の言動でいつもショックを受けるが、ただひとりショックを受けないアジアのリーダー(小泉首相)がいる。小泉首相は
ブッシュを姿を変えた悪魔(the devil in disguise)と考えていない。

 来週、小泉純一郎首相が米国に到着すると、ブッシュは小泉首相に前代未聞の外交接待を与えるでだろう。二人はテネシー州メンフィスにあるエルヴィス・プレスリーの墓にお参りに行く。

 ホワイトハウスの側近達は小泉首相は、英国のトニー・ブレア首相の次にブッシュ大統領が大事にしている盟友であると思っている。ブッシュ大統領は2003年、小泉首相をテキサス州クロフォードにあるブッシュの牧場に招待しスイミングプールで二人がリラックスしていた時、小泉首相が突然歌い始めた。小泉はエルヴィス・プレスリーのたくさんの曲を英語の歌詞で覚えていたのだ。

 エルヴィス・プレスリー財団の取締役ジャック・ソーデンによれば、在職中の大統領もしくは世界の指導者によるエルヴィスの家への訪問は初めてであるという。エルヴィスの家は、今では博物館そして神殿となっている。

 そのエルヴィスの家があるグレースランドへの訪問は6月30日となる。ソーデン氏は「我々は確かにキングを有している」、「エルヴィスは庭に葬られている」と述べた。

 ブッシュのエルヴィスの家訪問という名案は、日米関係を盛り上げる必要より、どちらかと言うとブッシュの悲惨な支持率の故かもしれない。「あらゆるアメリカ人が認める舞台で感謝してくれる味方の案内役を務めるブッシュ大統領の姿を見る事は悪くない」とある共和党の戦略担当者は述べた。「エルヴィスについて悪い気分になる事は考えにくい」。

 エルヴィスと同じ1月8日生まれの小泉は、かつて自分は『エルヴィス・マニア』を自称する兄のマサヤ氏にプレスリーの音楽を紹介された、と語っていた首相になった直後、小泉は『小泉純一郎選曲:私の大好きなエルヴィスの歌』と題したCDを出した。

 ブッシュがメンフィスで彼に歌うよう勧めるかどうかは分からないが、イラクでブッシュ大統領の困難が続く事を考えると、日本の首相が歌わないエルヴィスのヒット曲が一つある、と考えてもおかしくない。それは『サレンダー(降伏)』だ


軽井沢に新たな交流の場が  その3  青山貞一

 

閑話休題........


  ところで、肝心なパーティーだが、来賓挨拶のあと、立食形式で自由な社交・交流が2時間以上繰り広げられた。


            西村あきこさんのゴスペル・ライブ


 立食パーティーのさなかのメイン・イベントは、ピアノ伴奏付きで西村あきこさんによるゴスペルソングのライブである。これが、筆舌に尽くせないほどすばらしかった。すばらしいのは彼女の声量あるライブの歌のみならず、参加者を巻き込み全員で音楽を楽しみ、ミッションを各自が自分のものにしているからだ。

 あとで分かったのだが、彼女は軽井沢や上田など長野県内でゴスペルや教会音楽をライブで次々に歌っている。何しろそのアルトには迫力がある!上の写真を見て頂ければ分かるが、皆一緒に歌っているのである。

庭でも数々の社交・交流の輪が
宴もたけなわ 筆者

 室内ラウンジから外に簡単に出られる。しかも、両者は大きなガラスを隔て隣り合わせとなっている。土曜の午後は、終了直前まで曇りで雨もなく、写真のように、室外でも社交があちこちで繰り広げられた。

 いずれにしても、忙中閑あり、楽しい6月の土曜の午後のひとときであった。

旧軽井沢に新たな交流の場 その2 青山貞一


       エントランスから入ってすぐ下にラウンジがある


            外からラウンジを見る

 午後2時頃になって各地から三々五々集まった人々が、思い思いに交流、午後3時過ぎから主催者のオープニング挨拶がはじまった。そのあと、軽井沢町の佐藤町長ら来賓の挨拶があった。

 参加してみて分かったのだが、倶楽部ハウスそのものは、旧軽井沢倶楽部ホールディングスLLC(英文名 KaruizawaClub Holdings LLC)と言って、それぞれ別々の分野にいる4名のクリスチャンの経営者が共同で出資し2006年6月1日に合同会社をつくり運営にあたっている。

 ことさら興味深かったのは、4人のオーナー・経営者がいずれもクリスチャン、おそらくプロテスタント系であったことだ。これは、招待状やオープニング・セレモニーのなかでも繰り返し述べられている。

 オープニングで挨拶に立った経営者の代表(合同会社の代表取締役社長)である木下岩男氏は、これからの時代、経営者は利益追求、お金儲けではなく、さまざまな人々に奉仕する社会的活動が重要である、とミッションを力説された。

 ここ数年のITバブルによる新たな経営者の行状をみていると、成金者や錬金術師が新たな社交の場づくりなどを提案、実施しているが、その種の人々がいくらかっこつけてもダメ、結局は文化活動、社会活動ではなく、自分たちの商売、経済活動が優先され、しかも同業者の集まりにしかなっていない。しっかりとしたミッション、理念を持ち、それなりの仕掛けをつくらなければ、各種の「インサイダー取引の場」となりかねない。

 ところで、木下代表は、格差社会化する今の日本で、「誰でもが容易に使え、楽しめる英国流の社交、交流の場を創りたい」とも述べた。それはその通りだ。一部の富裕層の社交の場と言うだけでは、彼らのミッションは生かせない。

 だが、彼らが「英国式の倶楽部ハウス」にこだわるとすれば、そこには大きな隘路が待ち受けていると思う。それは英国社会がもつ伝統的な「格差社会」の弊害を同時に引き継ぐことがあるからだ。

 今日本では小泉改革とやらの結果、未だかつてない「格差社会」が顕在化しつつある。

 周知のように、英国では歴史的な経路を経て今でも上流階級と下流階級と言う歴然とした社会格差が固定化し存在している。

 その英国における保守政治は、エドマンド・バーク以来、歴史的に下流階級の社会的不満や憤りが臨界状態に達する前に察知し、率先してよりよい社会へと改良すべきだと語っている。簡単に言えば、政治家が先回りして市民の社会的不満や怒り、すなわち革命的な爆発を事前にコントロールしてきたと言うことだ。

 その背景には、フランス語に言うノーブレス・オブリージュ、すなわち身分の高い者はそれに応じて果たさねばならぬ社会的責任と義務があるという、欧米社会における基本的な道徳観がある。高い地位や身分に伴う者の義務として貴族など高い身分の者にはそれに相応した重い責任・義務があるとする考え方だ。この考え方は、フランスのことわざで「貴族たるもの、身分にふさわしい振る舞いをしなければならぬ」の意味だ。

 だが、このノーブレス・オブリージュと言う考え方は、本場、英仏で破綻を来たしつつある。それをベースにする保守政治は、一歩間違えば国民を二つの階級に固定化するだけでなく、上流階級や保守政治家がもつさまざまな利権や既得権益を追認する危険性をはらんでいるからである。

 そもそも、エドマンド・バーク流の保守政治の理念と手法は、フランス革命など市民革命への憎悪、反感から成り立っている。

 近代史のなかで市民革命を一度も経験してこなかった日本が見習うべきは、英国式の「二つの国民」の固定化とそれを誘導してきた保守政治ではないはずである。木下氏らも、ぜひ、そこのところを学んで欲しいと思う。ノーブレス・オブリージュでも、ほどこしでもない、格差社会を前提としない第三の社交・交流こそが今、日本に求められていると思う。

  英国における「二つの国民」については、以下にある批評者、佐藤清文氏の最新論考に詳述してあるので、読んで欲しい。

 佐藤清文氏 「二つの国民と貧民墓地」

 さらに、米国では、ゾーニング(土地利用規制)が格差の空間的固定化手法として援用されてきたが、英国では倶楽部ハウスなどの施設が格差の空間的固定化手法として使われてきたきらいがある。都市計画や建築は一歩間違えると、まさに格差社会を社会的に固定化させる危険性をもっていることを私たちが肝に銘ずる必要がある。 

 

旧軽井沢に新たな交流の場  青山貞一

旧軽井沢に新たな交流の場
St.Cousair!


青山貞一

 長野県軽井沢町、旧軽井沢地区にある23万坪という途方もない広大な別荘地の一角に、今まで日本になかった倶楽部ハウスが完成した。たまたま設立記念の会合への招待を受けたこともあって、2006年6月17日午後、でかけてみた。

 旧軽にできた倶楽部ハウスは、4人のクリスチャンでオーナー&経営者が、建築家の團紀彦氏に設計を依頼してできた施設。本格オープンは7月上旬だが今回はそれに先駆け、主催者がお披露目のパーティーを開催したことになる。

 團さん設計の自然と共生する倶楽部ハウスと聞けば、建築家ならずとも、ぜひ一度は見てみたい、ということになる。

 私たちのシンクタンク、株式会社環境総合研究所(本社、東京都品川区)の保養所が近くにあり、たまたまその維持管理で軽井沢にでかけていた。そんなことで、当日は車で約20分南下し旧軽の三笠地区にある倶楽部ハウスを訪問した。
 
 当初送付されてきた案内状によれば、この倶楽部ハウスを設立する趣旨は、三笠地区一帯にある旧軽井沢倶楽部と言う別荘地の別荘のオーナーやゲストのために日本にかつてなかった英国式の倶楽部ハウスをひとつのモデルとしてホスピタリティーの溢れる質の高い倶楽部経営を目指す、とある。

  日本の別荘地には、さまざまな倶楽部ハウスがあるが、現存しているものは、残念ながら一方で成金やお金もちグループの会員制で高額なもの、他方で施設、運営ともおよそ倶楽部ハウスなどと言える代物ではないものが多い。

 上記の経営者の弁は信じたい。しかし、この種のものの質や機能は、倶楽部ハウスと言う建築物の外見だけで分からない。今回は、團さんが設計したと言うことに加え、経営者が強調する「ホスピタリティーが溢れる」と言う文言にほだされ、とにかく向かってみたのである。


       車寄せ方向から見た倶楽部ハウス


             倶楽部ハウスの正面玄関


             周辺は新緑の森

 行って見てまずびっくりしたのは、やはり團さん設計の建物である。外観は傾斜地にインテグレートされる形で下の写真にあるような奇抜な建築となっている。。建物そのものが、そっくり谷戸田に横穴式住宅ではないが入れ込まれている。
 
 色やデザインは、瀟洒なだけでなく、景観上も周辺の自然環境とほどよく調和している。

 倶楽部ハウスのエントランスには、ワインの大樽がおいてある。そこを通り抜けると、フロントがある。そこで記帳をすませ右に行くと、下の写真にあるラウンジが下方に見えてくる。

 そのラウンジだが、大きなガラス数枚で外界と一線を画しているが、ガラスが大きい。そのデカイ・ガラス越しに外の壮大な自然景観が楽しめる。

 今回公開された施設の運営は、株式会社サンクゼール(St.Cousair)があたっていると言う。当日は主催者の関係者、別荘のオーナー、それに各地から招待を受けたひとびとが参加していた。どこかで見たなぁと言う感じの著名な女優もさりげなく参加していた。

つづく

クラシック音楽を欧米サイトで存分に聴こう  青山貞一


クラシック音楽を
欧米サイトで存分に聴こう


青山貞一


◆バカ高い日本の音楽CD

 今年はヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト(W.A.Mozart)の生誕250周年、サッカーのワールドカップほどではないものの、日本人がバカ騒ぎしている。

 3月仕事でウィーン経由でミラノに行ったとき、ウィーン空港にはそれらしき日本人の団体客がわんさと旗を持ったツアーコンのもと、闊歩していた。

 音楽好きの小生にとって、モーツアルト生誕250年を記念して、クラシック音楽ファンが増えるのは悪いことではないと思う。永遠のスタンダード音楽でもあるクラシック音楽に親しむきっかけのひとつになれば。

 ところで世界中を旅して気がつくのは、日本の音楽CDの値段がバカ高いことである。

 公正取引委員会が今回提起した新聞、雑誌・書籍などの「特定指定見直し」の中に、実は音楽CDも入っている。新聞の特定指定見直しでは、公取委は涙を飲んだが、その他の品目については、見直しすることが決まった。そのなかに音楽CDもある。

 ただ、周知のように音楽CDは、いったん海外に輸出された日本のCDが海外とくにアジア諸国でリプリントされ、日本に廉価に逆輸入されており、日本の多くの消費者がそれを購入している実態がある。


◆著作財産権がなくなっても高い日本の音楽CD

 音楽著作権の侵害はもちろん問題だが、日本の音楽業界がやってきた理に合わなくバカ高いCD価格こそ、問題であり、それをまさに実力行使で諸外国並みにの価格にしてされてしまったことも事実だ。

 ところで、以前から日本で売られている音楽CDでも、クラシック音楽系の価格は比較的廉価であった。たとえば、ロンドンフィルであれウィーンフィルが演奏したクラシックのCDであっても、当時の日本の音楽CDの相場からするとやすかった。

 だが、それらも海外直輸入版があり、ラベルを日本語としたCDが依然として高いことには代わりがなかった。さらに、最新のディジタル録音でによる著名音楽家や管弦楽団のCDは依然として高額であることには変わりがない。

 周知のように音楽関連の著作権は、50年間が期間となっており、それを経過すると著作財産権がなくなる。もちろん、著作人格権は永遠に残るものの、クラシック音楽の場合、モーツアルトであれベートーベンなど、超著名な作曲家の曲であっても、価格に関連する財産権がなくなる。

 とはいえ、CDの場合、制作費、販売費とは別に、クラシック音楽を演奏したり、歌うひとびとの音楽著作権が生ずるから、50年以上経過したからと言って著作財産権がなくなるわけではない。

 昨今のモーツアルトブームにあやかって、100曲で2500円〜3000円など、10枚組として信じられない値段でヨドバシカメラなどでクラシック音楽のCDが売られている。

 しかし、それらの超廉価CDは、誰が弾いているかわからなかったり、音質が悪かったり、音量レベルが曲によって著しく異なっていたりで、どちらかと言うと、やすかろう=悪かろうのイメージがぬぐい去れない。もちろん、それで十分と思う人にはそれでよいと思うが。

◆クラシック音楽ファイルを無料ファイルで
 徹底的に聴こう!


 そんななか、グーグルで海外のクラシック音楽関連サイトを検索していたら、無料で聴けるだけでなく、MP3ファイルを無料でダウンロード可能、それも数1000曲のクラシックに対応しているサイトに出会った。

 たとえば、http://www.classiccat.net/ だ。
 
 このサイトは、クラシック・キャットと言う。

 数100人の作曲家が作曲した主な曲をインターネットのストリーミングによって無料で聴ける。ストリーミングで聴けるだけでなく、音楽CDのひとつの標準となっている磁気ファイルであるmp3ファイルを、無料でダウンロードも可能し、自分のオンガクライブラリーをつくることも可能としている。

 たとえば、http://www.classiccat.net/composers.htm は作曲家リストである。どうだろう? これだけの作曲家の主な曲が聴ける、それも無料で聞けるのだ。

 ここでモーツアルトをクリックするとしよう。Mのところに以下があるのでクリックする。
 http://www.classiccat.net/mozart_wa/index.htm

 まぁ、なんとたくさんの曲がA,B,C順で並んでいることだろう!

 では、ここで超有名なモーツアルトのセレナーデ、「アイネ・クライネ・ナハット・ムジーク」を聴くとしよう。Eのところに以下がある。
 Eine kleine Nachtmusik (serenade no. 13)

 ここで曲の詳細説明(主に英語)も読めるが、MP3sの部分で右にあるオレンジのアイコンをクリックすると、曲ごとに。蹌陦灰瀬Ε鵐蹇璽鼻↓低音質で聞く、9皺纂舛琶垢、の3種があるので、それをクリックすれば、選んだクラシック音楽が聴ける!

 ただし、以下は見本なのでクリックしてもだめです!
 
Classical : Symphonic download free mp3mp3  play lo-filo-fi  play hi-fihi-fi 
Mozart Eine Klein Nachtmusik
This was recorded by the YPAS Orchestra in Louisville KY 

 注意としては、mp3ダウンロードは、会員に限定している。もちろん、会員とは言っても無料会員なので、少々面倒だが、指示に従い必要事項を記入してゆけば、それ以降は、存分にダウンロードし、通常の音楽ファイル同様に楽しめる。

 クラシック・キャットに限らず、欧米では、この種のサイトがごまんとある。ここでは、地域や大学のオーケストラ、趣味で演奏しているプロはだしのひとなど、著名ではなくともクラシック音楽をこよなく愛し、皆に聴いてもらおうと言うひとびとの善意によって録音からmp3ファイル化までがなされているようだ。

 日本のようにやたらもったいぶったり、無料と言いながらさまざまな条件を付けたりといったことはほとんどない。

 またアマゾンなどでCDを有料で買うことも簡単にできる。

 要するに、日本では商業主義、儲け主義が先に立ってしまい、結果的にバカ高いCDが闊歩している。アホなブランド志向にならず、モーツアルトなりプッチーニの曲を聴きたいのなら、上記のサイトからダウンロードしたファイルでも十分だと思う。

 ちなみに荒川静香さんのトリノ・オリンピックで一躍有名となったプッチーニのツゥーランドットは以下のサイトでライブ版がストリーミングですぐに聴ける!
 http://www.audiostreet.net/artist.aspx?artistid=1963&mode=music

公取委への意見〜新聞特殊指定見直し断念に関連して  青山貞一


公正取引委員会への意見

〜新聞特殊指定見直し断念に関連して〜

青山貞一
武蔵工業大学環境情報学部教授
(担当:公共政策論)

 2006年6月3日夜、公正取引委員会に以下の意見を記名で送りました。
 なお、以下の件は公取委に送ったものに何カ所か追加してあります。


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 公取委は新聞各社による自社紙面を使った猛反対などによって「特殊指定」見直しを断念せざるを得なくなった。

 反対はマスメディア族議員からもあったが、大新聞がこぞって反対すれば、メディアに弱い議員、政党がろくに実態、事実、真実がなんであるかを調べることもなく、それに安易に乗ってしまうのはあることだ。

 もっぱら、新聞以外の4つの「特殊指定」は見直しとすることとなった。

 日本の新聞業界の魑魅魍魎な販売実態を考えるとき、今回の公取委の新聞「特殊規定」見直しは、さまざまな既得権益の上に第四権力としてあぐらをかいてきた新聞業界に、長期購読者などの正直者がバカをみないようにする点だけを取っても理に叶っている。

 その意味で、第四権力が立法府と結託して現状を追認したことはきわめて由々しき問題である。今回の公取委の断念はきわめて遺憾である。

 そもそも、今回の一件では、新聞社業界は、「特殊指定」問題に関連し、一切、まともな解説、報道、議論を行ってこなかった。仮に、意見があっても、その多くは新聞メディア出身の大学教授や評論家であって、その主張は新聞業界と本質にあって、ほぼ同一のものである。

 自分たちの既得権益を守るために、事実、実態とほど遠い感情的な報道を繰り返し、こともあろうか「民主主義」の崩壊とか、「知る権利」の剥奪など、大仰な言い回しを繰り返してきた。

 それら新聞業界の言い分は、公取委の問題提起とは、大きくかけ離れた、いわば論理のすり替えそのものである。

 もし、新聞業界の実態、とくに現場の実態を子細に新聞読者に知られたとしたら、「特殊指定」見直しについて、公取の問題提起に賛同する大きな世論が起きていたに違いない。

 事実、新聞メディアは、公取委の問題提起に賛同する論者、識者の意見を紙面に掲載することがなかった。

 公取委員長のインタビューでさえ、つい最近やっと毎日新聞がQ&A形式で掲載した程度である。

 私がもっとも危惧するのは、新聞業界の既得権益にふれる事案があると、今回のように新聞業界は一丸となって、すなわち利権を維持するために談合し、たたきつぶすおそれがあることである。

 今回の一件は、まさにそれを如実に示していると言ってよい。それこそ、民主主義国家にあって、白昼堂々とこんなことがあってよいのだろうかということを考えさせられるものであった?

 このところ、公取委は談
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