青山貞一ブログ

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石原都知事

都民意向無視、150億円を浪費した石原知事の責任重大 青山貞一

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 2016年の東京オリンピックが消えた。

 石原知事や知事周りの関係者、それにテレビ出演していたタレント、アスリートのコメントの敗戦の弁を聞いていて、「こりゃダメだ」と強く感じたことがある。

 それは言うまでもない、開催地市民の支持が東京は4都市のなかで、もっとも低い事実を誰も語らなかったことだ。

 開催地に決まったブラジルのリオは約85%の支持があったとされるが、東京は約55%で最も地元市民の支持が少なかったのである。

 石原知事はことあるたびに環境に配慮した東京オリンピック開催を強調していた。

 しかし、ここでいうまでもなく、東京都民の食材の拠点、東京築地の中央卸売市場を有害物質まみれの豊洲に強引に移転させようとしてきた、また東京に残る巨大な稲城緑地をブルドーザーであっという間に破壊することを容認してきたことなどに象徴されるように、およそ石原都政がしていることは矛盾に満ちている。

石原都知事頑張ったが…都議会などで追及必至か
スポニチ 2009年10月03日

 2016年夏季五輪の開催を目指し、石原慎太郎知事が陣頭指揮した東京都の招致活動は、弱みだった世論の支持の低さを挽回するため「なりふり構わず」だった。経費は公表された150億円を上回るとの指摘もあり、都議会などで使途が追及されるのは必至だ。

 知事は昨夏、内々に各局長を集め、新銀行東京の支援のほか五輪の招致活動でも知恵を出すよう“指令”。400億円の追加出資で世論の非難を浴びた新銀行問題はともかく、五輪招致も都政の最重要課題になったことが庁内で認識された。

 水道局は宣伝費として09年度当初予算に08年度の倍の18億7千万円を計上し援護射撃。街頭ビジョンや、JRのトレインチャンネルで五輪招致のロゴを入れた水道水のCMを繰り返し放映した。

 4月に国際オリンピック委員会(IOC)の評価委員会が来日した際は、招致委員会と都の招致本部は過剰とも思える受け入れ態勢も整えた。

 評価委が視察した江東区の夢の島公園には、校外学習として小学生5千人以上を集めたほか、五輪スタジアム予定地には都内の大学の柔道部員らを動員し“熱烈歓迎”。知事もプレゼンテーターや案内役で汗をかき「就任以来、知事がこんなに仕事をしたのは初めて」と幹部を驚かせた。

 IOC総会が開かれたコペンハーゲンへの「弾丸ツアー」でも、応募が不調と見るや、都職員70人余をそれぞれ自費で参加させ応援させるなど、最優先で盛り上げを演出した。

 最後の大きな招致イベントだった9月23日の表参道パレード。知事はオープンカーに同乗した招致大使のタレント萩本欽一さんに漏らした。

 「こんなに尽くしたんだから、これで東京で(五輪を)やらなかったら本当につれえよ」

 私自身、反対であったが、あれほど民主党をぼろくそ口汚く批判した石原都知事だが、鳩山総理が国連で演説した二酸化炭素25%削減が拍手喝采であると見るや、鳩山総理にコペンハーゲン行きを恥じらいもなく懇願した。

 おそらく鳩山総理は他の都市では大統領、首相クラスが応援演説に行くこと、それに、ここで石原都政に恩義を売っておくことなどを考慮し、やむなくコペンハーゲンに行ったのだと思う。

 ただ、仮にそのような背景があったとしても、鳩山総理はコペンに行くべきではなかったと思う。かの小泉首相は前回大阪が立候補したとき、強い要請があったにもかかわらず応援演説に行っていない。理念、政策上のケジメは、やはりハッキリとつけるべきだ。

 私が長野県に特別職で行っていたとき、冬季オリンピックを長野に誘致するのに使われた費用が隠蔽された問題で、大騒ぎとなっていた。

 今回のオリンピック東京誘致では公表されているだけで、150億円もの都民の血税が湯水に使われ、冷めている都民をよそに芸能界、スポーツ界の人材を使った。

 巨額をはたいてコンピュータグラフィックスによって東京オリンピック開催を強引に宣伝しまくった石原都知事だが、実は石原知事にはもともと国際スポーツの祭典であるオリンピックを開催するしかくなどなかったのである。

 それはなにか?

 もとより石原都知事はことあるたびに諸外国、とりわけ近隣諸国を誹謗中傷してきた。中国しかり、韓国しかりである。あえてここでその内容には触れないが、自身が現場で事実を確認することなく、また中国や韓国にでかけ現地にいる被害者やその子孫と話し合うこともなく、一方的に口汚く攻撃、中傷、罵倒してきたことは誰の目にも明らかである。

 ところで、皆さんは本独立系メディアが報道したポール・コールマン氏の一件を覚えているだろうか? 

 ポールさんが東京都稲城市の里山保全に関連し、東京都庁で石原都知事に接見したときのことである。

 以下にそのときのやり取りを再現する。


<石原知事の2009年6月29日の定例会見における
横田一氏の質問と石原知事の回答>


【記者(横田一)】
 オリンピック招致でですね、海の森を整備する一方でですね、同じ規模の東京近郊最大の里山の南山をですね、つぶしてニュータウン開発せよという事業に都が48億円投入しようとしている(稲城市・南山東部土地区画整理事業)と。これが環境オリンピックと矛盾するんではないかと。国連の、あの…。

【知事】
 あなたね…。

【記者】
 平和大使のポール・コールマン(環境活動家)さんが手紙でオリンピック招致のマイナスになるんではないかという手紙を知事あてに送られているんですが、南山開発に対するご見解、あるいは…。

【知事】
 東京のことをよく知らない外国人がね、口を入れてくるのは、あなた自身がだな、要するにその人間に肩持ってものを言うならね、東京の10年計画(緑の東京10年プロジェクト)ってのは知ってるのかい、緑に関する。

【記者】
ええ…。

【知事】
 知ってる?

【記者】
 いや、里山開発について…。

【知事】
 いや、だからだね、たまたまオリンピックと重なっているけれどもだな、東京は2年前から10年計画でね、緑を増やしてますよ、ね。しかし、この里山はあなた行ったことあるの?

【記者】
 はい、行きました。で、「フライデー」で記事も書きましたが、スタジオジブリの高畑(勲)監督も、外国人だけじゃなくて、日本人のスタジオジブリの高畑監督もこの計画はおかしいと。石原知事は海の森をつくる一方で、何で今の里山を破壊するのかと、矛盾しているというふうにご指摘になっているんですが。

【知事】
 里山に対するね、周りの住民のノスタルジー(郷愁)というのはありますよ。ただね、里山がね、魔の山になっちゃ困る。既にあそこで子どもがね、2人生き埋めになって死んでる。ね、あそこで砂をとっててね、その後が荒廃したままね、民有地ですからね、これはやっぱりね、持ち主がね、手を入れないためにですね、どんどんがけ崩れが起こってね、その後、しかも1人が生き埋めになって、これは気がついた人早かったんで救出したわけでしょう。

 そういう事件が次々と起こればね、周りの人間って不安だしね、これはやっぱり合理的にですね、要するにトリム(手入れ)してですね、活用するっていうのは当然の行政の責任でしょう。私はね、あの計画は間違ってないと思う。しかもですな、周囲の住民のね、多数の合意を得て行っているプロジェクトですから、私はね、緑は増やすべきだと思うけど、同時にですね、放置したままでね、人を殺すような山林ってものは、私はね、やっぱり危ないと思います。あなたにぜひ見てもらいたい、この問題。

 例えばね、東京の水源地であります森林ありますよ、三多摩の。これが民有地のためにね、手を入れることできずにね、持ってる人だってお金かけるの損だから、そこがどんだけ荒廃しているかね、必要だったら今度ヘリコプター飛んで見せてあげるけど、やっぱり緑はね、トリムを、手を入れなかったらだめなんだ。放置しただけだと、やっぱり子どもを食い殺すことになる。私はこの計画は結構だと思います。

【記者】

 いや、その辺は知事がリーダーシップをとって整備しながら環境保全を両立する代替案の検討とかですね、とりあえず現地を見て、今の現況を把握されるということはなさるご意向はないんでしょうか。

【知事】

 私は知ってます、現地。見てます。

【記者】
 その上でも今の計画を見直す必要はないというふうに…。

【知事】
 いや、だから、あの、山のあの荒廃を見たらですね、周りの人たちが不安に思うのは当たり前じゃないですか。ね。だから、私はね、合理的にあれをですね、要するに再生されるということでね、あのプロジェクト間違いないと思いますし、あそこにはですね、保育園をつくるとかね、介護施設でもつくるとか、そういったことでね、あの土地はね、あの地域としてやっぱり再生されて生きていくんじゃないですか。

【記者】
 ポール・コールマン氏は国際オリンピック…。

【知事】
 いや、ポール・コールマン、知らないわ、外国人は。どうでもいいんだ、そんなのは。

【記者】
 国際オリンピック委員会にも直訴すると言って、おっしゃっていますが、マイナスにならないというふうにお考えになっているんでしょうか。

【知事】
 いや、それはこちらはこちらでですね、質問があったらちゃんと説明いたしますよ。

【記者】
 はい、わかりました。

【知事】
 で、ま、オリンピック委員会ね、どういう人がそれを受けるか知らないけれども、だから、来て見てみりゃいいんだよ、それをもって東京の是非を判断するんだったら。

【記者】
 いや、ロードレースのコースになってですね、里山破壊の赤茶けた斜面が映像で映し出されて、環境先進都市だ、東京だと思っていたら、環境破壊都市だったと、世界中に発信するということになりませんか。

【知事】
 だから、物事は完成されてから見てもらいたいんだ。やっている途中は、そりゃはげちょろけだろうよ。一体だれの立場でもの言ってるんだい。住民なのかそれとも何人なんだ、君は一体。もういいよ。

 上記の会見を見るだけでも、石原氏が差別的な発言を繰り返しているか、東京都がしていることの矛盾を指摘する記者やコールマンさんにまともに対応していないかが分かるというものだ。

 事実、コールマンさんはIOC本部に行き、東京都知事がなにをしているかについての手紙(意見書)を渡している。

 当然のこととして、その意見書は約90名いる審査員の目にもはいっているはずだ。

 もし私が審査委員だったら、なぜ東京が市民の支持が低いのかが、環境重視と言いながらその実、石原都政が以前として20世紀的な土建発想、はこもの主義を超えていないことを理解すると思う。

 いずれにせよ、石原都知事の傲慢さ、差別感、ご都合主義的発言にはうんざりである。東京都議会も与野党逆転した現在、民主党政権は国、都ともに、ぶれることなく、豊洲問題、石原銀行(400億円)問題などマニフェストを実行して欲しい。

 さらに圏央道、東京外郭環状道路など巨額がかかる土建事業、義務教育現場における国旗国歌強制問題など、中止させるべきことはたくさんある!

 石原都知事は、都民の民意を一貫して無視し強行しきてきたオリンピック開催、豊洲、石原銀行などの責任をとり即刻辞職すべきだ!

ジブリ高畑勲監督が東京最後の里山破壊を痛烈批判


ジブリ高畑勲監督が「オオタカが舞う」
多摩丘陵最大級の里山「破壊」を痛烈批判!
 
映画『平成狸合戦ぽんぽこ』の舞台
“消滅”の愚行

横田 一
 
初出:フライデー


12 September 2009
独立系メディア「今日のコラム」
無断転載禁


 「近くに里山があるのは宝物を持っているのと同じです。なぜ人口減少時代に南山を潰して宅地開発をするのですか!」

 こう怒るのは、宮崎駿監督の盟友であるスタジオジブリの高畑勲監督だ。

 17日に東京都稲城市で、「平成狸合戦ぽんぽこ」(宮崎駿企画、高畑勲原作・脚本・監督)の上映会が開かれ、約400名が参加。続くシンポジウムにも招かれた高畑監督は「自分の映画だけれども感激した。

 ここ南山で見て身近に感じたためだろう」と切り出し、市内に広がる里山「南山」を破壊する開発計画を批判したのだ。

 上映会とシンポが合体したのは他でもない。

 映画の展開と現実の動きが重なり合うためだ。映画では、狸たちが住処の多摩丘陵を守ろうと結集、変化術を駆使して宅地開発を阻止しようとする。

 一方、舞台となった多摩丘陵でも今、東京近郊最大の里山・南山を切崩す工事が開始、住民有志が中止を求めて立上ったのだ。

 高畑監督が現地を訪ねたのは3ヶ月前。

 すぐに南山に魅せられ、「心の穏やかな気持ちを作るところは残していかないといけない」と開発反対の声を上げ、色紙には「南山は都民のオアシス ぜひ残して!!」と書き記した。これを知った住民有志は高畑監督に反対運動への支援を要請、この日の集会開催につながったのだ。

 監督に続いて、南山の地権者の内田竹彦氏(「元気塾」代表)が「都心から20?圏と近いのが南山の魅力です」と訴えた。

 たしかに新宿から京王線に乗って30分ほどで最寄りの稲城駅に到着し、そこから10分ほど歩けば、「南山」の入口に着く。さらに木漏れ日が差し込む雑木林を入っていくと、都会の喧騒とは無縁の緑豊かな別世界が次第に広がっていく。

 「この一帯だけが地権者の反対などで開発が遅れた結果、奇跡的に広大な里山が残ったのです。ここを残して、周辺の子供や老人やサラリーマンが気軽に来れる里山にする。この前も自閉症の子供さんが来て、元気になりました」(内田氏)。

 種々の動植物が息づいているのも南山の魅力だ。絶滅危惧種のオオタカをはじめトウキョウサンショオウオやタマノカンアオイなど希少生物の宝庫で、専門家も「これほど生物多様性に富んだ里山は珍しい」と称賛する。

 しかし11日、この南山を約88?(東京ドーム19個分)も切り崩し、宅地を造成する大規模な区画整理事業「南山東部土地区画整理事業」の工事が本格的に始まった。

 事業主体は、約260人の地権者らが作った「区画整理組合」。総事業費402億円のうち、税金が68億円(市税20億円、都税48億円)、残りの335億円は造成地を売った利益でまかなう計画だ。個人や企業が所有する山林をニュータウンとして開発、インフラ整備費を市と都が出す「官民共同事業」である。先の内田氏は「根底には税金対策がある」と話す。

 「一帯は70年代に市街地として開発する『市街化区域』に指定され、固定資産税や相続税が高騰。地主は莫大な税金を支払うために宅地開発をして売却益を出そうとしているのです。しかし専門家は『南山の地層(稲城砂層)を一度崩したら流動化する。造成した宅地が地震で液状化して住宅が倒壊する恐れがある』と指摘しています。倒壊リスクのある宅地に買い手がつくのかは疑問で、貴重な里山破壊に血税を投入した挙句、不良資産と借金だけが残る可能性もあります」。

 南山開発に対して、稲城市内外から「里山を残して欲しい」という声が一斉に上がった。「全市民的論議を求める署名」は短期間で2万人も集まった。稲城市民は約1万1千人で、約8万2千人の全市民の6人に1人が署名したことになる。

 しかし愚行を避ける代替案はある。たとえば、行政が南山を買収か借用をする構想が提案されている。「東京都の緑地保全指定」を活用するもので、開発見直しは都が鍵を握っているともいえる。

 ちなみにポスターに「環境第一」と明記する石原知事は、オリンピック招致で環境重視を訴え、「CO2排出量の25%削減」の目標も掲げた。南山開発への都税投入は、この方針と矛盾する。8万本の木を伐採する南山開発は、CO2吸収源の森林減少を招くからだ。高畑監督も呆れていた。

 「招致のために森林を作る計画を立てる一方で、長い年月がかけて出来た里山破壊に加担している。金が動けばいいとしか思っていないのではないか。(知事は)南山のことが全く分かっていない」。

 国際問題にも発展する可能性も出てきた。世界各国で植林活動を続ける国連の平和大使のポールコールマン氏は2日、120名の住民と共に南山で植樹した。その際、同氏は「オリンピック招致委員会に手紙を書く。それでもダメなら国際オリンピック招致委員会に手紙を書いて、南山開発のことを訴える」と約束したのだ。

 反対派の稲城市議も招致委員会に「住民が国際オリンピック招致委員会に直訴しかねない」と警告。ロードレースのルートが市内を通る可能性もあるため、「選手に里山破壊の工事現場を見せるつもりか」と指摘した。「環境破壊都市・東京」を世界に発信、「都知事はエコ詐欺師か」と言われる事態を招くというわ
けだ。

 しかし石原知事は、南山の現地視察や代替案の検討をする意向は示していない。オリンピック招致に血税を使いながら、招致にマイナスな環境破壊にも税金を投入するのは、ブレーキとアクセルを同時に踏むようなものだ。税金の無駄遣いであり、「南山開発」は即刻、中止すべきだ。


 以下は、この間の経緯

<経過>

5月2日、ポールコールマン氏が南山で植樹イベント(約120名参加)。
    その時、石原知事に手紙を書き、開発見直しをしない場合には
    IOCにも”直訴”することを予告。

5月17日、高畑監督を招いた映画上映イベントを稲城市で開催。
5月22日、フライデー6月6日号に「ジブリ高畑勲監督が多摩丘陵最大級
     の里山「破壊」を痛烈批判! 
     映画『平成狸合戦ぽんぽこ』の舞台“消滅”
     の愚行」(横田一)が掲載される。この中で、ポールコールマン氏
     のことを紹介。

5月27日、ポールコールマン氏が石原知事に出した手紙を入手。

5月29日、定例記者会見で手紙について質問。

6月6日、都内でポールコールマン氏を囲んで、作戦会議。
      参加者は横田と稲城市民有志。ここでポール氏が29日の
      定例記者会見に英語の字幕をつけたミニ番組をパソコン上
      で紹介。6月中旬の石原知事のスイスでのプレゼンに合わせ
      て、この動画やフライデーの記事や稲城市民の訴えを持
      っていくといいとの提案が出る。
     (以下はポール氏の「大宇宙と小宇宙」に詳細な経過があります)

築地市場の豊洲移転、新農水大臣が不許可で決着か!


築地市場の豊洲移転、
新農水大臣が不許可で決着か!


青山貞一


September 2009
初出:
独立系メディア「今日のコラム

 先の東京都議選結果はもとより衆議院議員選挙結果で、東京都の石原知事がこの間、強引に進めてきた以下の事業は窮地に追い込まれる可能性が大きい。

 単に窮地に追い込まれるだけでなく、おそらく次回の知事選挙を待たずして辞職せざるを得なくなる可能性すらあるだろう。

(1)東京都築地市場の豊洲への移転事業
(2)新銀行東京事業
(3)東京外郭環状道路事業
(4)首都圏中央連絡道路事業
(5)オリンピック東京誘致事業

 いずれも巨大な税金、公金、地方債の不正・不当な支出が絡む問題である。

 とくに(1)と(2)は、東京都議会で選挙以前から与野党の間で紛糾してきたが、東京都議選後も、以下の記事にあるように“新銀行東京”と“築地市場移転”の特別委委員会設置で混迷の度合いを深めてきた。

東京 都議会、“新銀行東京”と“築地市場移転”の特別委委員会設置で混迷
2009/08/10(月)

 東京都議選後、初めてとなる10日の臨時議会を前に、各会派の代表者会議が9日開かれたが、 民主が新設を目指す新銀行東京と築地市場移転の特別委員会に自民が強硬に反対。 主要な議事の協議に入れず、5回目の会議も夜まで空転した。

 午後2時すぎからの会議で自民は、民主が特別委の設置を白紙撤回しなければ、 議長選挙や常任委員会の委員選任、議会運営委員会の設置など臨時議会に必要な議事の協議はできないと主張。

 公明は第1会派の民主と第2会派の自民が会議の前に話し合うべきだとしたが、 共産は会議での議論を要求。公明は共産の意見に反発して退席し、自民も席を立ったため、会議は中断した。

 民主は自民を会議の場に戻そうと、常任委員会の各会派の配分で100パーセント譲歩しても構わないとまで持ち掛けたが、自民は特別委の取り下げにこだわり、交渉は難航した。

日刊スポーツ 


 しかしながら、都議選で大敗した自公は、身の程知らず、特別委員会設置を妨害するなどもっての他だ。

 こんな議会運営の最低限のルールすら無視する自公に東京都の有権者は怒り心頭となった。

 その後、東京都議の民主党以上?に、東京都築地市場の豊洲への移転事業と新銀行東京事業に批判を強めてきた国政レベルの民主党が総選挙で怒濤の308議席をとるに及び、自公の悪あがきも限界に来たようだ。とくに東京選出の菅直人代表代行(現時)は、築地市場の豊洲への移転事業と新銀行東京事業批判の急先鋒である。

 今後、豊洲問題と特別委員会設置の設置は時間の問題である。

 ところで、私は昨日、石原都政が抱える諸問題について知人と議論した。その中で当然のこととして築地市場の豊洲移転問題にも話しが及んだ。

 築地市場移転問題は、周知のように移転先である豊洲の土地が工場跡地であり、さまざまな汚染物質により土地が高度に汚染されていることが事の発端である。東京都は巨額の測定分析費を投入しているが、金をかけ調査をすればするほど、土壌汚染の深刻さが浮き彫りとなるばかりである。

 こともあろうか、東京都民の食の安全をあずかる中央市場が汚染のメッカに移転すること自体、言語道断である。反対を強行に押し切ろうとする東京都や石原知事には、裏があるのではないか、利権があるのではないかと思われても仕方がないくらいだ。

 ところで従来、この築地市場移転問題は、計画、事業主体である東京都への汚染問題での批判という観点が重視されてきたが、よく考えてみれば、豊洲への移転は、当然のことながら、移設とはいえ中央市場の新設となる。したがって、法的には当然のこととして東京都が国に許可を申請し、国が許可を下すという許認可手続が存在する。

 以下に根拠法である卸売市場法(昭和四十六年四月三日法律第三十五号)の条項のうち、許可の基準について示す。この卸売法が最終改正されたのは平成一八年三月三一日である。

 ひとことで言えば、今後、民主党など野党が多数派となった東京都議会で。特別委員会が設置され、結果的に築地市場の豊洲移転が中止となればそれまだだが、そうならない場合でも、同問題を最終所管する国の農水省が卸売市場法を根拠に、今後、東京都から提出が予想される許可申請を不許可とすればそれで終わりである。

 この間、東京都が巨額を使い行ってきた環境調査、環境アセスメント調査、各種土壌汚染分析結果に見られるように、こともあろうか世界一の規模となる食品の中央市場の立地先が汚染まみれである事実があれば、当然のこととして、農水省は堂々と不許可とすることができる。というのも、卸売市場の許認可は、以下の許可基準だけでなく、環境配慮、食品衛生などを配慮してなされるからである。

 もちろん、東京都はそれを不服として万一、国に対して行政訴訟を起こすことは可能だが、私見ではまず東京都側に勝ち目はない。もちろん、民主党など野党が多数派をとっている東京議会が未然に計画を撤回すべきである。 

第十条  農林水産大臣は、第八条の認可の申請が次の各号に掲げる基準に適合する場合でなければ、同条の認可をしてはならない。

 当該申請に係る中央卸売市場の開設が中央卸売市場整備計画に適合するものであること。

 当該申請に係る中央卸売市場がその開設区域における生鮮食料品等の卸売の中核的拠点として適切な場所に開設され、かつ、相当の規模の施設を有するものであること。

 業務規程の内容が法令に違反せず、かつ、業務規程に規定する前条第二項第三号から第八号までに掲げる事項が中央卸売市場における業務の適正かつ健全な運営を確保する見地からみて適切に定められていること。

 事業計画が適切で、かつ、その遂行が確実と認められること。

卸売市場法
(昭和四十六年四月三日法律第三十五号) 最終改正:平成一八年三月三一日法律第一〇号

石原都知事また妄言〜日本の朝鮮統治は公平で優しかった〜  青山貞一


石原都知事また妄言
〜日本の朝鮮統治は公平で優しかった〜

青山貞一
 
 石原慎太郎都知事が国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会による現地調査の初日を終えての記者会見で「欧州の植民地統治に比べ、日本の統治は公平で優しかったと故朴正熙元大統領から聞いた」などと述べた。

 いつものように、記者会見などで厳しい批判を受けると、...が言っていたとか、...に聞いたと姑息、卑怯に逃げ、責任を転嫁するのはいつものこどだ。

 もっぱら、日本の刑法や民法における名誉毀損、信用毀損、侮辱では、誰々から聞いたとか、誰々が言っていたとかという前置きがあっても、公衆の面前で顕示した事実が真実でなければ有罪や損害賠償の対象となる。卑怯きわまりない石原は、誰々から聞いたとか、誰々が言っていたと言えば、それらから逃げられるとでも思っているのだろうか。

 何一つ自分の足で調査し、議論して検証することなく、この種の妄言、虚言を繰り返す政治家が東京の知事であることに、都民として何とも恥ずかしい。一度でよいからソウル大学の講堂で同じことを韓国の人々に話し、議論してみたらどうか!

 私は日本が戦時中に朝鮮半島や中国でしたこと、そしてナチスドイツが同じく戦時中ポーランドは欧州各地でしたことを、自分の足を使い現地を訪問し、自分の目でその痕跡をつぶさに見、現地の人々と話してきた。

 たとえば石原知事は韓国、ソウルにある西大門刑務所を一度でも訪問したことがあるのか!

※青山貞一:日韓<近代>歴史探訪〜西大門刑務所歴史館
青山貞一:ソウル市 西大門刑務所歴史館再訪


 現地で説明を受けたことがあるのだろうか? あの小泉元総理大臣(首相)でさえ、現地を訪れ慰霊塔の前で涙を流していたとソウル大学の女子学生が話していた。

 こんな2ちゃんねるウヨ並み(というと失礼だが)な妄言、虚言を外国人記者相手の記者会見で平然と話し、冒頭に述べたように厳しい批判が出ると...が言っていたとか、...に聞いたと責任を他人に転嫁するのは、最低の人間であり、到底日本の首都の代表とは言えない。即刻辞職すべきだ。

 今回の石原の無責任妄言については、韓国のKBS,英文紙The Seoul Timesとともに、米国のChicago Tribuneが石原発言に対する批判記事を長文で掲載している。

石原都知事発言は「妄言」と報道 韓国メディア

東京新聞 2009年4月17日 13時41分

 【ソウル17日共同】

 東京都の石原慎太郎知事が16日の記者会見で「日本の(朝鮮半島)統治は公平で優しかった」などと発言したことについて、韓国メディアは17日、「妄言」と伝えた。

 聯合ニュースは東京発の記事で「石原氏がまた妄言」と報道。

 内容に加えて、石原知事について「以前にも人種差別や性差別的な発言をした」と指摘し「日本の保守・右傾化を主導している」とした。KBSテレビも「妄言」として内容を報じた。

 石原知事は16日、国際オリンピック委員会(IOC)評価委員会による現地調査の初日を終えての記者会見で「欧州の植民地統治に比べ、日本の統治は公平で優しかったと故朴正熙元大統領から聞いた」などと述べた。


 なぜ、シカゴ・トリビューンが以下を書いたかを理解すべきである。

 おそらくこの妄言で東京へのオリンピック招致は×となるだろう。さもなくとも、それもこの経済危機の中、巨額の税金を使いオリンピックを東京に招致すること自体、都民、国民から大きな批判が巻き起こっている。

 シカゴ・トリビューンは、いうまでもなくオバマの出身地の主要新聞。シカゴは、東京、マドリッド、リオデジャネイロとともにオリンピックに立候補している。いくら商業主義に染まりきっているIOCといえ、日本が侵略し多くの悲劇、悲惨を与え続けた隣国について、こんな妄言を吐くガバナーがいる東京に、世界各国の委員が投票するわけがない。

 日本には「あほう」でKYの与党政治家がごまんといるが、これほどKYな政治家もめずらしい。巨額の税金を使い自ら東京オリンピックの候補地に立候補しながら、海外から来ている記者、すなわち一番重要な会見で、虚言、妄言をトロしたのだからなにおかいわんやである!

Japan under Ishihara
Must Not Be Given
the 2016 Olympics


By Lee Jay Walker
Tokyo Correspondent

The Olympic Committee must be given all the facts about the Governor of Tokyo because Shintaro Ishihara is not only a denier of history; he is a dangerous maverick who installs anti-Korean and anti-Chinese hatred. Not only this, we are talking about a rampant sexist who made an alarming comment about the role of women in society. Ishihara also belittled Africans in another tirade and the only reason he remains so silent recently, is because the nationalist leader of Tokyo understands that he is under the international spotlight. Therefore, it is essential to enlighten people about this individual who stokes up hatred towards others via un-logical outbursts of inhumanity.

We must all remember that the spirit of the Olympics is about unity and all nations unifying under the banner of sport. In the past the Olympics was sometimes hijacked by both ideological sides during the Cold War. However, in recent times the Olympics is back on track but if Ishihara emerges victorious then the games will become tarnished.

I stated in an earlier article that "Ishihara desires to leave a legacy but the real legacy of Ishihara is being anti-Korean, anti-Chinese, and anti-foreign in general. I am not talking about mild nationalism but an extreme version of anti-Korean and anti-Chinese nationalism which is based on dangerous grounds. This applies to historical revisionism and when this applies to an important political figure like Ishihara, it is clearly dangerous. Therefore external forces must notify others about the consequences of awarding Tokyo the Olympics under such a blatant revisionist of history."

Given the reality of the Governor of Tokyo, then surely this issue must be raised because it is in complete contradiction to the Olympic ideal. I also wonder why the Olympic Committee is even entertaining the current Tokyo 2016 bid under such a blatant nationalist.

Therefore, my conclusion is that the Olympic Committee does not understand the true nature of Ishihara and the same applies to the other bidders of the 2016 Olympic Games. Also, it would appear that people who are in the know are not raising their voices loud enough. Yet just imagine if Tokyo was awarded the 2016 Olympics. It would mean a victory and a legacy for a nationalist leader who denies the real impact of the Rape of Nanking and he supports other forms of revisionism.

In 1990, Ishihara clearly denies one of the worst massacres of the 20th century, and we are talking about a century which had numerous terrible massacres. Ishihara made it known in a Playboy interview that the Rape of Nanking was merely fiction because he claimed that "People say that the Japanese made a holocaust but that is not true. It is a story made up by the Chinese. It has tarnished the image of Japan, but it is a lie." Also, more recently he backed the film The Truth about Nanjing, which also claims that the Nanking Massacre was Chinese propaganda and based on false history.

So would the Olympic Committee award Germany if the local governor denied the Jewish and Gypsy holocaust during the NAZI period? Of course not, indeed the individual would face criminal charges for inciting hatred. Yet sadly, and to my amazement, both the Olympic Committee and the people of Tokyo are not speaking out enough against such an important political leader.

Of course I am not saying that Tokyo should not be awarded a future Olympic Games, certainly not; however, Tokyo should be prevented from holding the 2016 Olympic Games under the current political leader. If Tokyo emerges victorious then clearly it will become "a very dark day" in the chapter of the Olympic Games.

Other obnoxious comments by Ishihara include an extremely sexist statement and just think about what he said. For in 2001 Ishihara stated in the Shukan Josei magazine that he subscribed to the theory that "old women who live after they have lost their reproductive function are useless and are committing a sin." He is therefore implying that women are no longer fit to be alive and that they are useless once their reproductive function is over.

It is surely hard to surpass such a terrible and cold-hearted comment but of course Ishihara did not apologize. So I wonder what he thinks about female sport stars?

Turning back to the often used "racial card" by Ishihara, then he clearly understood what he was implying when he stated "Atrocious crimes have been committed again and again by sangokujin and other foreigners. We can expect them to riot in the event of a disastrous earthquake."

For people who do not understand the real meaning of this statement, then let me enlighten you a little. During the 1923 Great Kanto earthquake many massacres took place whereby Koreans were killed like lambs to the slaughter. These brutal killings took place because some Japanese newspapers made terrible false rumors. Therefore, thousands of Koreans were butchered and other ethnic groups, notably Okinawans, also suffered at the hands of nationalists.

For Ishihara, he fully understood what he was implying and this sums up the character of this person. So what would happen today if an American leader stated that slavery was ok? Yes, he or she would rightly suffer the consequences but for Ishihara he wants to keep nationalism alive and in its worse form.

So if you are alarmed by the rants of Ishihara and the menace he poses to foreign nationals and the stereotyping of women, it is vital that you contact your respective member of the Olympic Committee and your local politician. Ishihara may win if people remain silent but if Tokyo does win the 2016 Olympic bid then it will be a sad day for equality and the international global village. Therefore, it is up to individuals and organizations to campaign against Ishihara.

LEE JAY WALKER

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