(中国共産党談話、注:フェイクです。)

 「チベットの分離独立運動を扇動して法秩序を乱すなど、一連の凶悪事件で死刑が確定していたAら7人の刑が6日、執行されました。

 この刑執行について、日本など西側諸国が非難してきました。

 「いかなる状況でも、非人道的で残酷な人権侵害には強く反対する」とね。

 はい? 非人道的? 残酷? チベットの分離独立運動を扇動して法秩序を乱す行為を表現する言葉ではありませんか?

 「人権、人権…」という方は、単に自分の「やりたい正義」という価値観を、「偽善的平和」という御旗のもと、罪無き人に押しつけているだけではないですか?

 日本を含む西側諸国の方々が「人権を守れ!」と主張することが、実は、人々の心を傷付けていることが分からないのでしょうか。

我が国では、チベットの分離独立運動扇動の首謀者Aの逮捕以降、細やかな法的・裁判手続きを踏み、2006年9月に死刑が確定。それから約11年10カ月後の刑執行です。

 西側諸国では、犯罪者を散々、その場で射殺してきたではありませんか。我が国では逮捕して、裁判で審理を尽くす。この事件で逮捕された中には、死刑を免れた元幹部もいる。モラルがあるのはどちらか、誰でも分かりますよね。

 確かに、死刑を執行することは悲しいですが、罪を犯さなければ死刑になることはない。100%、罪を犯した側の問題なのです。

 自国民の虐殺、勾留を続ける国や、他国の領土を軍事行動で略奪する国…。そういう国々に矛先を向けてくださいよ。独立した法治国家の制度に、いちゃもんを付けないでいただきたい。」

 

以上はフェイクであり、また、私は、民主主義や民族自決の立場から、チベット独立運動の弾圧に怒りを感じる側の人間ですので、皮肉です。

 元ネタは、https://www.zakzak.co.jp/soc/news/180713/soc1807130006-n1.html.

オウム真理教団と、チベット独立運動家とは、全く次元が違っており、対比の対象として不適切です。

しかし、確かに存在する西側諸国の二枚舌に対するカウンターとして、くだんの方の使われている理屈は、「人権」なんて西側諸国の「やりたい正義」であり「偽善的平和」にすぎないから「ほっとけや」と言っているように読めて、それはまさに中国共産党の言わんとしていることとそう変わらんのではないかと思ったしだい。