August 24, 2005
引越しましたよ!お気に入りブックマーク変更頼むよ!
変化(へんげ)
この写真はモエレ沼公園でイサム・ノグチと私が一つになった証です。
まあ、そんなことはどうでもいいとして。
猫を飼うなんて思ってもいなかった。
子供の頃動物はどちらかと言えば苦手だった。
社宅暮らしが長く飼った動物と言えばザリガニぐらいなもんだ。すぐに死んだ。
しかし今私の側にはナフルという名の小さな猫がいる。喧嘩しながら毎日ナフルが大きくなっていくのを私はじっと見ている。
そして少し感動する。
こまっしゃくれた子供の頃からあまり変わっていないと思っていることが多い。しかしそれは傲慢な発想だ。私は着実に年を重ね老けてそして子供になっているのだった。
今日会社の同僚Jさん(オシャレな26歳/ともさかりえ似)と休憩中にお茶を飲んでいる最中土砂降りに見舞われた。
会社までの何メートルか雨を避ける為に走ったところ、ふと後ろを振り返れば笑っているJさんがいる。
どうしたの?と聞くと「かさぎさんの走っている姿が面白い」という。
あら。
子供の頃はとにかく走るのが遅くて体育の時間になると自意識でいっぱいになり胸が苦しくなった。走っている姿を皆が笑っている気がした。気がした、というか、まあ皆笑っていたんだと思う。50メートル走、10秒5だし。常に下を向いて走っていた。「走ってすみません」と思っていた。それが今ではどうだろう、舞台で走れば皆が笑う。普段走っても皆笑う。それは今も昔も変わらない事実。でも、変わったことがある。それは私も笑ってしまうということだ。皆何故そんなに面白いのかと、自分でもおかしくなってしまう。舞台に上がるようになってこんな風に自分を客観的に見ることが出来るようになって、何だかそれだって大きな変化だ。足が太いことだって大きなコンプレックスだったけれど、今となってはかわいいもんだ。誰から見たって太いってことに笑える。事実だから笑える。
だから、足の遅い子達よ、きっといつか笑える時がくるから必要以上に悩まなくたって大丈夫だよと私は言いたい。足の遅い子達がこのブログを読んでいるとは思えないが。奇跡があるとするなら、私は語りかけたい、お前ら大丈夫だ、と。
そんな低次元且つ熱いメッセージを語っている場合ではない。
明日からオールツーステップスクールの稽古が始まる。
お前が大丈夫か?って話だよ。
August 23, 2005
北海道に行ってきまして帰ってきまして
そう、北海道へ行ってきました。
とても楽しいそして刺激的な旅でした。
行きは正味21時間かけて札幌へ到着。すべて運転は鈴木将一郎。高速道路のサービスエリアで休憩をとる度彼を讃え時に笑わせ時になじり時に高音で「一生一緒にいてくれやー!」と歌わせ、何とか青森まで到着し、そこからフェリーに乗りました。青函連絡船に乗ったのは小学校5年の時。あの時の私は一体何を考えて生きていたのかなとかどうでもいいことを考えながら船に近づくカモメを見ていました。フェリーの中で南波典子は「男の北海道」という本を読んでいます。誰かに借りたのかと思いきや自己購入とのことで、気概が男前だなあと関心。上村聡に至っては船の中で歌舞伎の本を読んでいました。勉強熱心じゃねえか!
RIZING SUN ROCK FESTIVALは驚きの連続でした。個人的には大好きな奥田民生とFISHMANS(ドラムの欣ちゃんの笑顔は素晴らしかった!そしてゲストの原田郁子、ハナレグミ、UA、忌野清志郎が本当に幸福そうに歌っていて感動しました)、そして銀杏BOYZが見れて嬉しかったです。実はワタクシ、恥ずかしながら踊ってみました。そして北の空に叫んでみました。「うおーーーー!!!!」って。何だかよくわかんないけど、そんな大きな声出せることってあんまりないかなってふと思って。そしてメインイベント、宮沢さんのトークライブはとても楽しかったです。エレキコミック・ヤツイさんのプロ魂、スチャダラパー・アニさんの完璧な脱力ビデオ(個人的には内田裕也の政見放送とマーシーの昔のCMが面白かった)そして私はラストソングスのライブで生まれて初めて音響というものをやりました。緊張するんだね、音を出すって。CDかけるだけなんだけど、タイミングまちがっちゃいけないと思うと冷や汗がじっとり。びっくりした!小屋付きの音響のお兄さんに叱咤激励されながら何とか無事に仕事を終えることが出来ました。ほっ。
観光もしました。イサム・ノグチが設計したモエレ沼公園に行き、驚きました。美しすぎて、こんな風に芸術と自然が調和している場所に来たことがなかったのかもしれないと思った。皆絶対にゴミを捨てないだろうな、何故なら本当に美しいから。「公園自体が彫刻」だというこの公園の中にある「光のピラミッド」という建物の中でいつかオールツーの公演を開きたいなと思いました。
で、帰りは飛行機で1時間20分。わかっていたけど、あっという間に東京でした。飛行機から見える雲が掴めそうで。
そんなこんなで、今日から仕事しています。
今日はオールツーの美術打ち合わせ。少しずつ形が見えて来た。
August 20, 2005
いくぜー
August 17, 2005
北の国から
そんな私は今年北海道に行く。
何を隠そうRIZING SUN ROCK FESTIVAL IN EZOに行ってライブの手伝いをするのだ。
ロックフェスなんて今まで一番敬遠して来た類いのものである。
しかし、30歳前に一度体験してみたいことでもあった。
恐いもの見たさである。
まず、食べ物が買えなそうだ、混んでいて。
あと、交通機関はどんな風に混むのだろうか。バスから人が溢れていたらどうしよう。私はまず無理だ。一番に振り落とされる。
ライブで皆踊り狂ったらどうしよう。私も踊り狂うのか。
まあ、そんなわけで長い旅が始まります。体調が万全でないのがちょっとしんぱーい(藤木直人風)。
北海道に行ったらイサム・ノグチが作った公園に行きたいと思っている。あまり混んでいない気もするし。
August 16, 2005
理不尽
自分では手に負えないことで手の及ばないところで小さな問題が発生しているみたいで、それが自分の力でどうにかなればいいのだけど、そうもいかないのは社会の常。みんなこうやって苦渋を舐めているのだなあと空を見上げて思う。
でもお友達のJさんとおいしいご飯を食べながらくっちゃべっていたらすっきりした。同じ考えの友達って本当に助かる。自分はまちがっていないと思っている自分と、もしかしたら自分がまちがっているのか?という自分とのせめぎあいで、いつも不安定だから。
大きな地震。ビルの7階は大揺れ。ぐわんぐわん揺れて半泣き。
「かさぎ、もうだめです」と、本気で思いました。
郷里が震度5と知って、焦って電話をかけたが繋がらずで正直どきどきしたが、何分か後に母の携帯に繋がり、「だいじょーぶよー」とのこと。
そうだ、私たち家族は70年代の宮城県沖地震を経験した家族だ。家の風呂桶が割れて幼かった私は洗濯機をお風呂にして入っていたらしい。小学校1年生まで住んでいたそのアパートには地震の爪あととして至る所に大きなひびが入っていた。よく倒れなかったものだな、風呂桶は割れたのに。
August 15, 2005
命の限り戦え、高山玲子よ
ふと、昔は高山さんが映画を撮るなんて思いもしなかったなと思う。
今や立派な監督じゃないですか。本当にこんなにしっかりして・・・(涙)。
出会って5年?そうだ、まだ20歳になっていなくて、子供だった高山さん。あの頃の彼女と今の彼女はまったく違う。
この人が前に進むと私もうれしい。だって今までオールツーで一緒にやって来て一番成長した人だと思うから。私も頑張らねばと素直に思う。
ま、いろいろあるけど、もっとエキセントリックにアバウトに、自分の生理にのみ正直でいて欲しい。
爆発して!戦って!転んで!起きて!
で、私の撮影はって・・・ネタばらしになるので、いろいろ言えないことばかりなんですが・・・まあ、かつてない芝居をさせていただきました。女優ってこんなこともするなんて若い頃は思ってもみませんでした。監督の要求も高度で小生撃沈。撮影中、何度も「私はなんて芝居がへたなんだ」と頭ん中真っ黒。そして「ずっと今後もへたなのではないか」という恐怖に襲われた。「へたでいいんだ(by武田鉄矢「まっすぐの唄」)」じゃねえんだよ今更。
ま、へただとうまくなればいいからはっきりしているけどね、問題点が。
でも楽しい撮影だったな。厳しい気持ちになりつつ、目標が出来るという、好きなバターン。
そして高山玲子よ、素晴らしい映画を待っているよ。
August 13, 2005
ラブストリームス
あーやっぱね
我慢してたんだよ、自分。
小説読み出したら止まらなくなっちゃうんだよ。本を買っちゃうんだよ。滞納気味国保とか払わなくちゃいけないのに。あーもう、買っちゃうんだよ。やっぱり本が好きなんだな。大好きなんだな。本を買っちゃうんだな。他のもの我慢しても本だったら何でも読みたいなって思うな。ああ、読みたくない本もあるけど。平積みになってる本ですごく売れている本で、でも「私はどんなにつらいことがあってもこういう本は読まないぞ」ってジャンルの本がある。それは多分、手に取るのは簡単だからこそ、読まない。高額なのにスケールの小さい本もいっぱいある。だましだよ。でも自分の責任だから、買った人の。で、売っちゃうんでしょ?サンクチュアリ・ブックオフにさ。何か悲しいじゃん。
恋愛小説、いいよね、恋愛。初恋から20余年たった私でもやっぱり恋愛小説はいちいち驚きがあって面白いよ。推理小説、普段推理しないからわくわくするよ。ドキュメンタリー、私みたいなバカでもわかるように世界の隅々を教えてくれるからちょっとだけ勇気が出るよ。料理本、大好きだよ。全部うまそうだよ。作れないよ。
家を本で埋め尽くして死にたいなあ。そこが、いい気がするな。
「袋小路の男」も「愛情日記」も非常に面白かったです。
あー、本当に小説って面白い。
ドキドキする。ページを開くたびに驚く。
何時でも自分と照らし合わせてみたり、自分とかけ離れた世界の裏側を見ることができたり、何て素晴らしいんだろうか!
で、今日は岡本太郎「今日の芸術」を買ったのでした。もちろん、文庫でね。
興奮気味。腰をやられた。会社の同僚Oさん(22歳・盲腸・メガネボーイ)のお見舞いに行く。通販で以前より気になっていた「仕事道具」を買う。
はーっと息を吐く。生温い息を吐く。呼吸する。今週はよく働いた。労働した後の読書で、また復活を遂げる。で、また呼吸する。
負けないわよ!!!
見てろ、国保!!!
腰痛のバカ!!!!
August 12, 2005
目を閉じてごらん、そこに見えるもの、それが君だ
広島も日帰りで帰宅。飛行機に乗るのは好きだが、あの飛行機特有の「耳がつーんとしてからやがて訪れる頭痛」が怖い。今回もやっぱりそれがやってきて、何とか耐えたが、激痛の為地上に降りてもなかなか復帰できず。
広島は、何というか直感でしかないのだが、空港に降りた瞬間から「住んでもいい」ような気がした。山に囲まれ、海もあり、風景が美しい。食べ物もおいしそうだし。引越し魔の私はいずれ年齢を重ねた時の「終の住家」をよく想像する。曖昧模糊とした未来、私はどこで死ぬかと考える。いつ死ぬのかも考える。考えるだけ無駄な話かもしれないが、だったら無駄なことばかり考えている日常を否定することにもなりかねないから、無駄を許す。
オールツーの仕事が毎日の生活を支える仕事の忙しさにかまけて疎かになってしまい、落ち込む。でもこういうときに決まって思うことは「落ち込んでも時間は過ぎるばかり」ということ。「落ち込んでる暇があったらやれよ」って自分を叱る。自分しか自分をきちんと叱ることはできないから、いつでも自分に客観的な視線を持っていたいものだ。
とか何とか言っちゃって、ストレス解消!なんて銘打って小説をいっぱい買っちゃった!夏石鈴子「愛情日記」、絲山秋子「袋小路の男」 (題名がいいよね)、ムーミン。いっぱいじゃないですね。たったの三冊ですね。数字に関しての考え方は基本的に「一、二、三、いっぱい!」程度の数字処理能力しか持っていないのだが、それさえも出来てないじゃん。あ、今わかった。何で「いっぱい買ったなー」と思ったかと分析するに、普段節約の為文庫しか買わない私がハードカバーの本を二冊も買ったからだ。金額が「いっぱい」なんだ。なるほど、自分のつるセコ(まんが「ツルピカハゲ丸くん」より)性格が露呈。
仕方ないか、それが生き様だもの。人間だもの。
とある仕事の依頼が来た。役者としてというか、パーソナルな自分評価され?ての仕事っぽい。とにもかくにも、初挑戦の仕事である。「自他共に認めるおしゃべり」がようやく日の目を見るのか?見ないのか?見てくれ!
August 11, 2005
この街とは気が合うような気がする
August 09, 2005
「ポスト・誰って言われたい?」
何日か前から会社のOさんが盲腸で入院。
思い出すのは自分の盲腸奮闘記。
中三でした。
手術室では荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」がエンドレスで流れていた、という何だか切ない思い出が蘇るが、冷静になって考えるとそんな手術室アリ?
友人の上村聡くんと大爆笑しながらご飯を食べた。
芝居の話も交えながら、でもやっぱり大爆笑してご飯を食べた。
最近物まねをしなくなった上村くんが突然物まねを始めた。しかし何をやっているのかまったくわからなかったので「誰?」と聞いたら、「子供の頃の貴花田」っていうから驚いた。まねる方が間違っている。
笑いながら食べる飯はいいなあ。
今松本清張の「日本の黒い霧」を読んでるんですが、さすがに進まないです。頭の悪い私には難しすぎて。完全なる勉強不足。あーもっと頭よくなりてーなー。もっと勉強したいなー。いろんなこと知りたいよ。歴史とか、政治とか、経済とか、ビジネスとか、猫語とか、ココロジーとか。
August 08, 2005
この歌を届けようー広い世界にたった一人の私の好きなあなたへ〜
一生懸命働いております。
現在午後7時56分。朝からせっせと働いております。
皆さんは元気でしょうか?
今私はオフィスでぽつんと一人きり。
いろいろなことを考えてみました。
私なりに「ありとあらゆる場所で起こる戦争がなくなるように」と願って、毎日書き続けるようにしたいと思います。
心の中で起こる爆発は、筆に託して、体に託して。
がんばろう!
世界中の人が働いている。今働いている。我が家の猫はきっと眠っている。
ありがとうさん
うれしいよ。半分以上私かもしれないけど。
三回忌
6日は福島といえどとても暑い日だった。日焼け止めを途中で購入しお墓参りに行った。死ぬ間際に看病した祖母が死んでからもう2年、あっという間でありとても長い時間のようにも思えた。思い出すことは「説教」と「笑顔」と「大晦日」。子供の頃大晦日はいつも一緒に過ごしたおばあちゃん。墓石は燃えるように熱かった。
「オレ、キムタクめざしてんだ」と公言する25歳の従弟とも久しぶりに会った。腕にはロレックス、顔は水泳選手の北島に似ている。頑張って福島のキムタクになって欲しい。
帰省時恒例となった「地獄の整体」(なんと1時間2000円!)に行き、「肩が内側(体の前側)に入りこんでいる」ということで、荒治療。ものすごいアクロバティックな形にさせられた瞬間何が起こったのかよくわからないまま「ぼきっ」っていった!「痛てえ、終わった、命尽きた」と思ったけど、これがしばらくすると痛気持ちいい!福島じゃなければ、毎週でも行きたい。
そしてとんぼ返り。再びバスに乗って帰京。
それにしてもバスの中で子供を自由にさせる親が多くて、正直腹が立った。高速道路を走っているのに、子供がバスの床でハイハイしてるんだよ!親は「氷結」飲んでいい塩梅になっちゃってさ、子供のことなんか見ていないの。危なくてしょうがない。思わず「あぶないよ」と子供に声をかけたら母親が私の顔を睨んできまして、馬鹿者が!急ブレーキかかったら一発でとばされるんだからね。もっと自分の子供を大切にしてくれよ。
August 04, 2005
目の前のことから大切にするという当たり前のこと
首が焼ける音が聞こえる、気がする。じりじりじりじり。
夜オールツーステップスクールのミーティング。制作作業の最終確認。一緒に制作をしている南波典子に負担がかかりそうな仕事量でちょっと心配。出来る限り皆でひとつひとつクリアにして稽古開始へ。それにしてもミーティングは面白い。顔を見ながらその人の忌憚ない意見を聞くという行為は非常に大切で、人と意思を確認しあうのにはメールでは駄目だ。やはり会って話さなければ。その為ならどこにでも行くよっていうフットワークが必要。