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ネパール地震 (2015年) - W  4月今月該当確率試算 

2015年ネパール地震
ネパール地震 (2015年)の位置(ネパール内)
ネパール地震 (2015年)
カトマンズ
カトマンズ
ネパール地震 (2015年) (ネパール)
地震の震央を示した地図
本震
発生日2015年4月25日
発生時刻11時56分26秒(ネパール標準時(NST))
持続時間130秒
震央ネパールの旗 ネパール カトマンズの北西約77km
座標北緯28度8分49秒
東経84度42分29秒
震源の深さ15km
規模   Mw7.8
最大震度   メルカリ震度階級IX:カトマンズ
津波なし
地震の種類プレート境界型地震衝上断層)または大陸プレート内地震
余震
最大余震2015年5月12日12時51分19秒(NST)、Mw7.3[1]
被害
死傷者数死者7,357人[2]
負傷者15,269人[2]
被害総額約50億米ドル[3]
被害地域ネパールの旗 ネパール
インドの旗 インド
バングラデシュの旗 バングラデシュ
中華人民共和国の旗 中国(チベット自治区)
ブータンの旗 ブータン
出典:特に注記がない場合はアメリカ地質調査所による。
プロジェクト:地球科学プロジェクト:災害
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2015年ネパール地震(2015ねんネパールじしん、2015 Nepal earthquake)とは、2015年4月25日ネパールで発生した地震。



概要[編集]

震源の位置と震度分布図(USGS)
地震で完全に崩壊したダラハラ塔(ビムセンタワー)

現地時間2015年4月25日11時56分にネパールの首都カトマンズ北西77km付近、ガンダキ県ゴルカ郡サウラパニの深さ15kmを震源として発生した地震で、アメリカ地質調査所(USGS)によれば地震の規模はMw7.8と推定されている[4]。また中国地震局ではこの地震の規模をMs8.1としている[5]。気象庁松代地震観測所によるMsは8.2 [6]
この地震の強震によってネパールでは建物の倒壊、雪崩土砂災害などにより甚大な被害が発生した。またインドや中国のチベット自治区、バングラディッシュなど周辺の国々でも人的被害が生じた。 地震動はメルカリ震度階級でIXがカトマンズで報告されている他、バラトプルビラートナガルでVIIIが報告されている[4]。 ネパールやインド北部は元来地震が多い地域であるものの、建物はレンガ積みの耐震性のない脆弱な構造のものが多く、また山岳地帯では地すべりも発生しやすいなど被害が大きくなりやすい。特に人口が集中しているカトマンズ盆地は平均の深さが数百mになる湖底堆積物及び河川堆積物で盆地が形成されており、きわめて地盤が軟弱な土地である上[7]、プレート境界断層の上盤側に存在している。また、ネパール含む中部ヒマラヤは地震空白域として知られていた為、地震に対して特に脆弱な土地であることが知られていた[8][9][10]

メカニズム[編集]

アメリカ地質調査所によるとこの地震の規模はMw7.8である[4]。この規模はネパール国内で発生した地震としては1934年ビハール・ネパール地震(M8.1)に次ぐ2番目の規模となっている[11]

筑波大准教授八木勇治の解析では、震源の断層はカトマンズを含む周辺一帯東西150km、南北120kmに及び、4.1m以上ずれた地域もある可能性があることが判明した。これは同じ都市直下型地震である兵庫県南部地震阪神・淡路大震災)の約30倍に及ぶ。地震のエネルギーは、約1分かけて東南東方向へ伝播し断層を南へとずらせた[12]

国土地理院による「だいち2号」(ALOS-2) 観測画像からの解析によれば、カトマンズ北西70kmの震源から北北東傾斜の断層による逆断層滑りが起こり、地表で最大1.2m隆起し、地下では最大4mの断層滑りが考えられるという[13]

この地域ではヒマラヤ山脈の南縁からインド亜大陸含むインドプレートユーラシアプレートに衝突・沈み込んでいる収束型境界が存在している。二つのプレート相対速度はネパール付近では約45mm/年であり、その為世界的に地震活動が活発な地域の一つである。このプレート運動によってヒマラヤ山脈が形成され、現在も約5mm/年の速度で隆起し続けてる。
このプレート境界ではヒマラヤスラスト英語版と呼ばれる衝上断層が形成されている。ヒマラヤスラストは大きく分けて四つに分類されており、これらは主マントル衝上断層、主前縁衝上断層、主境界衝上断層、主中央衝上断層英語版主中央衝上断層である[14]。USGSは、この地震の発生場所・規模・発震機構がこのプレート境界の衝上断層での地震活動と一致しているとしている[4]

余震[編集]

2015年5月12日現在、複数の余震と見られる地震が観測されている[11]。M6以上の余震は二回発生しており、本震の約34分後の同日12時30分(NST)にM6.6の地震北緯28度11分35秒 東経84度51分54秒 / 北緯28.193度 東経84.865度 / 28.193; 84.865[15]、本震の約25時間後の4月26日12時54分(NST)に最大余震であるM6.7の地震北緯27度46分55秒 東経85度59分49秒 / 北緯27.782度 東経85.997度 / 27.782; 85.997[16]が発生している。M6.7の地震ではエベレストのベースキャンプ付近において雪崩が再発した[17]

本震から17日後の2015年5月12日12時51分(NST)に震源域東端付近でM7.3の地震が発生した北緯27度50分13秒 東経86度04分37秒 / 北緯27.837度 東経86.077度 / 27.837; 86.077[1]。この地震も本震と同様北北東側隆起の衝上断層であり、震源域の大きさは約55×30kmとしている[1]。M7.3の地震の約30分後にはM6.3の余震が発生している北緯27度37分05秒 東経86度09分58秒 / 北緯27.618度 東経86.166度 / 27.618; 86.166[18]

被害[編集]

国別死傷者数
死者負傷者時点注釈
ネパールの旗 ネパール> 7,250> 14,3985月3日[19][2]
インドの旗 インド782884月29日[20] [21]
中華人民共和国の旗 中華人民共和国253834月27日[22]
バングラデシュの旗 バングラデシュ42004月27日[23]
合計7,35715,269
ネパールにおける国別外国人犠牲者数
死者時点注釈
インドの旗 インド74月28日[24]
中華人民共和国の旗 中華人民共和国44月27日[25]
イタリアの旗 イタリア44月25日[26]
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国44月27日[27]
フランスの旗 フランス34月28日[28]
オーストラリアの旗 オーストラリア24月27日[29][30]
ベルギーの旗 ベルギー24月28日[29]
ドイツの旗 ドイツ24月28日[29]
オランダの旗 オランダ24月28日[29]
エストニアの旗 エストニア14月28日[31]
香港の旗 香港14月29日[32]
日本の旗 日本14月27日[33]
ニュージーランドの旗 ニュージーランド14月28日[34]
イギリスの旗 イギリス14月29日[35]
合計35

地震の揺れはネパール全域とインド北部、バングラデシュの広い範囲に及び[36]、およそ300キロ以上離れたインドのニューデリーのほか[37]台湾でも観測された[38]

ネパール[編集]

カトマンズでは地割れが発生するなどして多くの建物が倒壊[39][40]カトマンズのダルバール広場スワヤンブナートダラハラ塔、マナカマナなど歴史的な建造物や世界遺産寺院などの多くが修復不可能な損傷を受けた[41][42][43][44]。パックパッカーの聖地としてカトマンズ最大の観光客が集うタメル地区では、狭い路地にひしめくように宿泊施設やレストラン、土産物店などが軒を連ね、道幅が狭いことから車の通行も容易ではなく、救出活動はもっぱら手作業となった。4月28日国連は、ネパールの人口の約30%にあたる約800万人が被災したと発表[45]

阿部勝征東京大学名誉教授地震学)が2015年04月25日に語ったところによると、M8クラスの地震が直下で起きていることから被害はかなり大きいと考えられるが、大地震ほど被害の情報は集まりにくいため当初は被害の実態が明らかになりにくいという[46]

アメリカの情報調査会社IHS(英語版)は4月28日、地震によるネパールの経済損失を50億ドル(約6,000億円)と推定した[47]。これはネパールの2014年におけるGDP193.5億ドルの約4分の1の額に相当する[48]

2015年5月3日、ネパール内務省報道官が地震による死者7,250人・負傷者14,000人になったことを発表[2]

国際連合のバレリー・エイモス人道問題担当事務次長兼緊急援助調整官は、ネパール政府の「官僚的」対応によって救援物資の輸送に遅延が生じていることについて憂慮を示した[49]。また、5月2日にネパール政府は、生存者がこれ以上見つかる可能性はないという見方を示していたが、同日、101歳の男性が救助され[注釈 1]、翌3日には3人の女性が救助された[50]。ネパール政府の対応を批判する声も出ており[51]4月29日日本国際緊急援助隊を表敬しようとしたスシル・コイララ首相が市民に取り囲まれ、引き返す事態も発生している[52]

エベレストの雪崩[編集]

標高5000m付近のエベレスト登山ベースキャンプ付近で大規模な雪崩が複数回発生し、登山客ら18人が死亡(2015年4月26日現在)した。ロイター通信はこれを「エベレスト史上最悪の惨事」と伝えた。当時ベースキャンプには登山者、ガイドら約1000人がおり、より標高が高い「キャンプ1」と「キャンプ2」には多数が取り残された[53]。ネパールの山岳協会によると100人以上の登山者が下山出来ない状態が続いている[43]

2015年4月27日には現地で撮影されたベースキャンプを雪崩が直撃する映像と共に、現地メディアで26日現在22人死亡、217人行方不明と伝えられた[54]

Google幹部のダン・フレディンバーグ英語版が雪崩で死亡した[55]

登山のため滞在していたなすび (タレント)野口健が無事を報告した[56]

インド[編集]

倒壊した建物の下敷きになるなどして66名が死亡した[57]

バングラデシュ[編集]

27日までに死者4名が確認されている[58][43]

チベット[編集]

中国のチベット自治区では約1,200棟の家屋と寺院1ヶ所が全壊、約5,800棟の家屋と寺院54ヶ所が損壊した[59]。約25,000人が避難しており、確認されている死者は26日夜までに20名となっている[60]

ギャラリー[編集]

カテゴリ:
スターゲイトSG1 OP 1:02 
https://youtu.be/T2ry1SViltY 
未来予想図Ⅱ ~ スターゲイト SG-1 より ~ 
https://youtu.be/tmoaOXxkZk8 5:05 
Stargate SG-1 (1997) - TV Series OP 1:00  
https://youtu.be/SrZkW6dwSDM 
「スターゲイトSG-1- シーズン5」特別予告編 1:40 
https://youtu.be/3k9HhE-ieoo 
Stargate - Frontline - HD

The Best Stargate Space Battles HQ 12:05 
https://youtu.be/DYldBHQw3s4 

カテゴリ:
ビビッドレッド・オペレーション - W(初見保存)【後半】  
ビビッドレッド・オペレーション
ジャンルSF変身ヒロイン戦闘美少女
アニメ
原作TEAM VIVID
監督高村和宏
シリーズ構成吉野弘幸、高村和宏
脚本吉野弘幸、森田繁岡村天斎
キャラクターデザイン高村和宏
メカニックデザイン浅賀和行
音楽深澤秀行
アニメーション制作A-1 Pictures
製作アニプレックス
アスキー・メディアワークス
電通ムービックMBS
放送局#放送局を参照
放送期間2013年1月10日 - 3月28日
話数全12話
[表示]漫画
漫画:ビビッドレッド・オペレーション
原作・原案などTEAM VIVID
作画小梅けいと
出版社アスキー・メディアワークス
掲載誌電撃G's magazine
レーベル電撃コミックス
発表号2013年5月号 - 2014年4月号
発表期間2013年2月27日 - 2014年2月28日
巻数全2巻
漫画:ビビッドレッド・オペレーション The 4コマ びびおぺ
原作・原案などTEAM VIVID
作画娘太丸
出版社アスキー・メディアワークス
掲載誌電撃G's magazine
発表号2012年11月号 - 2014年5月号
巻数全2巻
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクトアニメ漫画
ポータルアニメ漫画

ビビッドレッド・オペレーション』(VIVIDRED OPERATION)は、日本テレビアニメ作品。2013年1月から3月まで、MBSTBSほかで放送された。全12話。略称は「ビビッド」、「ビビオペ[1]

目次 1 概要 1.1 企画の経緯


概要

アニプレックス電撃G's magazine製作、A-1 Pictures制作のオリジナルアニメーションプロジェクト。2012年4月28日に、2日に1つキーワードが発表されるティザーサイトが開設[2]。その後、計16キーワード発表後の2012年5月30日に正式な公式サイトが開設された[3]

伊豆大島にある東京都大島町と、島と本州の間に存在する架空の人工島が舞台となっている[4]

キャッチコピーは「友情が世界を守る鍵」。1人では太刀打ちできない脅威に友達と一緒に立ち向かい、その力で世界を救うというのがストーリーのテーマである[5]。しかしこれは高村和宏と吉野弘幸との打ち合わせの中で考案されたものであり、高村が執筆した当初の企画書にはまだ友情の語はなく、「おしりアニメ」と記されていた[5]

『電撃G's magazine』において漫画版2作品が連載された。また、バンダイナムコゲームスよりPlayStation 3アクションゲームが同年6月20日に発売された。さらに同年3月29日よりGREE、Mobageでソーシャルゲーム版が配信を開始した。

企画の経緯

本作品の起源は2007年[6]。当時『天元突破グレンラガン』に携わっていた高村は、アニメーターとして行き詰まりを感じながらも新しい企画書を執筆した[1]。その表紙には既に決定タイトル『ビビッドレッド・オペレーション』が掲げられており、イラストは「ホットパンツ姿のヒロインの尻だけが鮮明に描かれている」というもので、高村が作品を通じてやりたいことを如実に物語っていた[7]。この企画は周囲の賛同を得られずお蔵入りになりかけたが、企画書を見た鳥羽洋典が興味を持ち、再始動することになった。しかし、まもなく高村が『ストライクウィッチーズ』で多忙になったため、すぐに制作に取り掛かることはできなかった[1]

翌2008年、鳥羽から企画書を渡された吉野が制作に加わった[6]。だが『ストライクウィッチーズ』が第2期や劇場版まで続いたこともあって作業は延び延びになり、2012年に入ってようやく企画が本格的に開始した[1]。本作品の情報が公開されたのは『電撃G's magazine』2012年7月号で、まだ名前も未公表だった主人公のあかねのイラストが同号の表紙を飾った。

ストーリー

一色健次郎博士による発明機関「示現エンジン」がそびえ立つ、ブルーアイランド。世界のエネルギー問題を解決へ導いたそれによる恩徳の下、世界の人々は平穏な日々を送っていた。大島に住む、健次郎の孫娘で中学生の一色あかねも、その1人である。健次郎の発明品の1つである浮遊バイク「わんこ」に乗り、入院中の母の一色ましろに代わって家計を助けるための新聞配達に励みながら、妹の一色ももが家事を受け持つ自宅の奥で発明に勤しむ健次郎と数時間ぶりの再会を喜び、大島北ノ山小中学校では小学生と一緒に授業や休み時間を享受する。そんな中、病気療養のために休学していた親友の二葉あおいが復学のために帰島することを知ったあかねは、彼女と共に進級できることも併せて喜びに湧く。

あかねは学校の帰りにあおいを迎えに行くが、それと並行して示現エンジンへ向かう巨大な存在があった。「アローン」と呼ばれるそれは、最新鋭の戦闘機や護衛艦を一撃で薙ぎ払うビーム兵器を持っていた。アローンの脅威に備えていた健次郎は、自宅の奥で「ビビッドシステム」を完成させるが、その際に起こった爆発の影響で意識がカワウソぬいぐるみうそくん」へ転送され、元の肉体は抜け殻同然となってしまう。あかねは健次郎の指示で彼の肉体をとりあえず冷蔵庫へ放り込むと、不思議な鍵を託してきた健次郎と共にわんこで示現エンジンへ急ぐ。その途中、あかねは戦場と化したその空域へ迷い込んでアローンの攻撃を受け、不時着していく飛行機の窓にあおいの姿を目撃する。あおいを乗せた飛行機は示現エンジンの最上部に不時着し、あおいはあかねの目前で大破して折れ砕けた機体から、地表へ落下していく。7年前にましろと共に遭遇した実験事故で重度の高所恐怖症となっていたあかねは、示現エンジンの高度に一度は躊躇して立ち止まってしまうが、あおいを救うべく勇気を振り絞って再び飛び出す。

あかねが落下中のあおいに追い着いたその時、ビビッドシステムが発動した。鍵の閃光に包まれて瞬時に「パレットスーツ」への変身を遂げ、あおいと共に宙に浮いているあかねへ、健次郎はビビッドシステムこそがアローンに唯一対抗できる手段であることを語るのだった。

登場人物

主要人物の名前にはいずれも、数字や担当するカラーにちなんだ名前がつけられている。

主要人物

一色 あかね(いっしき あかね)
声 - 佐倉綾音[8]
本作の主人公。中学2年生の14歳。身長152cm。
大島北ノ山小中学校に通っていたが、2話でアローンの攻撃で学校が壊滅。3話で軍からの要請もあり、新大島学園へ編入となる。
困っている人を見捨てられない優しい性格で、入院中の母に代わり、新聞配達などのアルバイトで家計を助けている。常識の範疇を越えるほどのマヨネーズ好きである。
天性の運動神経に恵まれ、素早く型にはまらない身のこなしが得意。3話では剣術を修めるわかばの打ち込みを、無手でいなして驚かれたこともある。一方で、天才科学者の孫らしからず成績は芳しくない。ひまわり曰く「博士の偉大な才能は継いでない」(4話)。
7年前、示現エンジン実験機の暴走事故に巻き込まれて橋から宙吊りになり、以来長らく高所恐怖症を抱えていたが、あおいを救いたい一心で、示現エンジンのメインタワー頂上から決死の大ジャンプを敢行。見事に克服し、パレットスーツを着た1人目の戦士となる。
オペレーションキーおよびパレットスーツの色は赤。使用する武器は「ネイキッド・ラング」。遠近両用の特殊なブレードで、剣として扱える以外に、V字に開いてブーメランのように投げることも可能。新聞配達で培った「遠くの的へ正確に物を投げる腕前」を活かして後者の使い方をされることが多い。また、威力を補助する推進装置も内蔵されており、これを活かして、武器ではなく加速ブースターとして背中に装備する用途も見出された(8話/あおいが使用)。
黒騎 れい(くろき れい)[9]
声 - 内田真礼
本作のもう一人の主人公。新大島学園の生徒で、あかね達のクラスメイト。身長158cm。体重45kg。授業以外ではほとんど人と話さず、1人でいることが多い。
実は、密かにアローンに力を与え、示現エンジンの破壊を目論む刺客。首筋にはその証とも言うべき、烏の羽を模した紋章が刻まれており、普段はマフラーで隠している。自らの命の一部を光の矢に変えて放つことでアローンを強化できるが、射る度に紋章が1つずつ消えてゆく。全ての紋章が消え、最後の矢を受けたアローンが倒されてしまった時、彼女の存在は消滅するとされている。
胸襟を開かず寡黙を貫いているが、根は心優しい。第5話では身を挺して子供を事故から救ったり、「両親を助けるためでも、周りの迷惑になることだけはしない」と言い切るあかねの言葉に胸を痛め、第7話で「やらなければならないこと」の言葉を聞いた途端無意識にあかねの育てたトマトを握りつぶしたことを悔やみ、第10話であかねの家に謝りに訪ねたりする一面もある。
しかし、目的を遂げる覚悟もまた、それと同等以上に固く前述のトマトの件もそれ故の行動だった。あくまで示現エンジンの破壊が目的であり、アローンに頼らず示現エンジンさえ壊せば目標は達成すると考え、自ら行動することもある。当初ひまわりからは変な子と思われていた。
鳥好きで、港でアジサシと戯れたり、唯一飼っているインコの「ピースケ」[注 1]を可愛がっている。
その正体は、別の可能性世界から来た人間。れいが元いた世界は示現エネルギーの暴走によって消滅しており、彼女が唯一の生き残り。カラスから「『始まりと終わりに存在するもの』ならば元の世界を再生できる」と教えられ、「叶えたければ代償にこの世界の示現エンジンを破壊しろ」と命じられている。極端な寡黙さも、元は「この世界への影響を最小限にせよ」とカラスに求められて始めた振る舞いである。元の世界で唯一残った形見の鍵(彼女の自宅の鍵で、後に世界を繋ぐ扉の鍵になる)を大切にしており、いつも首に下げている。他世界の存在であるため身体の組成が量子レベルで常人と異なり、人間離れした運動性を発揮できる。また、一定程度の訓練も重ねたようで、銃火器の扱いにも長けており、戦う時は手首に装着しているワイヤを使う。
二葉 あおい(ふたば あおい)
声 - 村川梨衣[8]
2人目の戦士。中学2年生の14歳。
資産家の令嬢だが体が病弱で、2年前、療養のためにブルーアイランドから大島の別邸へ越してきた。現地の大島北ノ山小中学校でも体調が安定せず休学を余儀なくされていたが、ようやく復調して帰路についた矢先にアローンと遭遇。不運にも乗っていた自家用機が被弾し、墜落してしまう。しかし間一髪の所をあかねに救われ、目の前で「変身」を目撃。その際に健次郎から、アローンに対抗できる力が自分にもあると聞かされ、あかねと共に戦うことを決意してオペレーションキーを受け取った。後に、あかねと同様の事情から新大島学園に編入となる(3話)。
2年前に初めて大島へ来た日、偶然出会ったあかねから自家栽培のトマトをもらい、それがきっかけで仲が深まって、今では親友と呼べる間柄に。しかし実はトマトが苦手で、あかねに声をかけるダシにするため「好きだ」と嘘をついてしまった負い目をずっと心に秘めていた。それをあかねに知られる事を恐れるあまり、初めてのドッキングオペレーションで記憶の共有化を無意識に拒み、失敗させてしまう。しかし最終的には全てを打ち明け、あかねとの絆がより一層強まり、ドッキングに成功した。第7話では、あかねの育てたトマトを笑顔で食べられるようになっていた。
オペレーションキーおよびパレットスーツの色は青。変身後は、平時の病弱さと打って変わって膂力に優れた戦士となり[注 2]、初陣では墜落してくる戦闘機すらも軽々と受け止めてみせた(2話)。使用する武器は、大型ハンマーの「ネイキッド・インパクト」。内蔵の推進装置による加速を得て放たれる打撃は強力で、直接打撃の他に、打面でアローンのビームを防いだり弾いたりすることもできる。
三枝 わかば(さえぐさ わかば)
声 - 大坪由佳[8]
3人目の戦士。新大島学園の女子剣道部主将で天元理心流宗家。あかね達が転入する2年A組の委員長。剣の腕は1年生時に既に全国大会で優勝しており、2連覇も確実と言われるほど。スポーツ万能かつ学業優秀で、学園長に「学園の誇る才媛」と評されている。「天元理心流の名に掛けて」が口癖であり、勝負事になれば剣が関係しなくても口にする。勝気で負けず嫌いで、ひとつのことに囚われると周囲が見えなくなる。可愛い物には目がなく、女性雑誌「ガールズモーリー」のファン。ひまわりに似合いそうな服やヘアピンをあらかじめ用意していたり、もものエプロン姿に反応を示すなど、衣装に関するこだわりが強いようである。虫やブツブツ系の生物が苦手で、それに近い形状のメカも苦手としている。
あかねに自身の剣を受け止められたことで自信を喪失し、「真の強さ」とは何かと悩み、彼女に決闘を申し込む。決闘の中であかねの自由な戦い方に感銘を受け、剣道を始めた頃の楽しむ気持ちを思い出した。その後、人々を守るために危険も顧みずアローンと戦うあかね達を見て、それこそが「真の強さ」であると気付き、「自分も戦いたい」と志願してオペレーションキーを受け取った。
ひまわりの可愛らしさを以前から高く評価していたと思われ、4人で戦うようになってからは一緒に買い物に行くなど何かと世話を焼いている。ひまわりもわかばのことを慕っており、4人の中でもかなり仲がいい。
オペレーションキーおよびパレットスーツの色は緑。敏捷性と近距離攻撃に優れた戦士で、使用する武器はネイキッドブレード。長大な剣でアローンを斬り裂く。
四宮 ひまわり(しのみや ひまわり)
声 - 内田彩[8]
4人目の戦士。新大島学園の生徒で、あかね達のクラスメイト。対人恐怖症の引き篭もり少女で、授業は自分の机の上に設置した細かい遠隔操作が可能なウェブカメラで受けている。機械系や電子系に詳しく、特に教えられなくてもビビッドシステムを理解できるほど頭脳明晰[注 3]で、さらに健次郎が仕掛けたブルーアイランド管理局のプロテクトを易々と破って侵入するほど凄腕のハッカー。その科学技術への知識量や造詣は健次郎と科学技術に関する会話を行っても難なくついていけるレベル。その知識を活かしてアプリケーションの開発・有料配信も行っているらしく、それなり[注 4]の収入がある模様。工場萌え属性があり、健次郎を尊敬している。偶然カメラを通して健次郎の秘密を知ってしまい、あかね達に興味を抱く。自宅ではパソコンの熱暴走を防ぐためにエアコンを強めに効かせてコタツを置いた部屋に住んでいるため、多少の寒さには強いが暑さには弱い。褒められたりすると、照れ隠しに「まあまあ」と言う癖がある。戦士の中では最も背が低いがかなりの巨乳であり、わかばの服を借りた時は「胸がきつい」と漏らしていた。わかばから貰った黄色いヘアピンを大切にしており、紛失した時は海に入ってまで探そうとした。後にわかばが選んだ服がきっかけで雑誌記者にスカウトされ、女性雑誌「ガールズモーリー」のモデルになる。
過去に「いじめを止めるために協力して欲しい」という友人の依頼にハッキングで協力した結果、友人に裏切られた事で騙された事を知り、それがきっかけで対人恐怖症になる。「友達なんていらない」とあかね達を拒絶するも、エネルギープラントへのアローンの襲撃をきっかけに再び友情を信じるようになり、あかね達と共に戦うことを決意してオペレーションキーを受け取った。ビビッドチーム加入後は引き篭もりを止め、学校に通うようになった。
オペレーションキーおよびパレットスーツの色は黄。知性と防御系に優れた戦士で、使用する武器はネイキッドコライダー。手甲から2対のビット兵器を射出し、それらが力場を発生させて敵の攻撃を反射するバリアを張ることが可能で、第8話ではこれを利用して相手のバリアを中和させるという使い方も見せた。
第10話では、これまでのアローンとの戦いを分析してアローンをパワーアップさせる「矢」の存在に気づき、このことがクラスメイトのれいの正体を知るきっかけに繋がった。
なお、健次郎からは、「わしの弟子」と最高の賛辞を受けている。

一色家

あかねの家族たち。父親は7年前の研究所の事故で他界したうえ、母親は熱海の病院に長期入院中のため、祖父・健次郎が事実上の家長となり、3人で暮らしている。しかし、健次郎は後述する理由で家計を常に火の車にしているため、ももに頭が上がらない。

一色 もも(いっしき もも)
声 - 大亀あすか
あかねの妹。大島北ノ山小中学校⇒新大島学園。小学5年生。一色家の家事全般と家計を取り仕切っている。年齢に似合わないしっかり者で、バーゲンセールや特売品の安売りには目がない。アローンとの戦いには直接参加はしないが、戦いの間は家を守っている。あかねと一緒に戦えないのが残念に思っている。姉のお古のジャージ姿でいることが多い。
一色 健次郎(いっしき けんじろう)
声 - てらそままさき
あかね達の祖父にして示現エンジンを開発した天才科学者(人物描写の類型としては、「技術者」というよりは「発明家」に近いであろう)であり、人類社会のライフラインシステムを根幹から変革させた偉人(身長169cm)。しかし堅苦しい所は全く無く、あかね達にもノリ良く接する愉快な祖父。
かつては示現エンジンの開発責任者だったが、7年前の示現エンジン実験号機の暴走事故の責任を取る形で開発現場から追われ、管理局を去る。その頃からアローンの出現を予期してビビッドシステムの開発を提唱していたが、当時はアローンの存在を誰にも信じてもらえなかった。以降は伊豆大島にある自宅兼研究所で一人研究を続け、遂に独力でビビッドシステムを完成させる。だが、完成時の爆発事故で肉体と精神が分離したうえ、ももから贈られたカワウソのぬいぐるみに意識だけが憑依し(「うそくん」の記述参照)、肉体は心肺停止状態に陥ってしまった。現在は肉体を自宅の冷蔵庫に保管し、元に戻るための方法を模索しつつ、「うそくん」の姿でオペレーションの指揮を取っている。
最終決戦後、元の肉体に戻れた。
多くの発明品のパテントを持っていたが、全て放棄して7年前の暴走事故の償いに充てている。加えてビビッドシステムの開発費用を自己支弁しているために一色家の財政事情は逼迫しており、あかねがアルバイトで家計を助けている。
うそくん
ビビッドシステム完成時の爆発事故により、ももから贈られたカワウソのぬいぐるみに健次郎の意識のみが憑依してしまった姿。
管理局所属当時の部下だった紫条に正体を明かしてからは、「うそくん」の姿のまま管理局で堂々と対アローン戦の指揮を取っている。通常はあかねや紫条の頭や肩に乗っていることが多いが、学校ではカバンの中に隠れている。
なお、「うそくん」という名は、ひまわりに健次郎の秘密を追求された際にあかねが咄嗟に付けた名前であり、正体を知る者が「うそくん」と呼ぶことは基本的に無い(ひまわりも正体を知って以降は「博士」と呼んでいる)。
一色 ましろ
声 - 中村桜
あかね達の母親。7年前の暴走事故により何らかの疾患を患っており、現在は家族と離れて「熱海メディカルプラザ」という病院に入院中。意識はハッキリしており娘たちの面会にも応じられるが、ベッドからは出られない模様。最終回では家に戻ってきている。

管理局/防衛軍

天城 みずは(あまぎ みずは)
声 - 山崎はるか[10]
連合防衛軍[注 5]の中尉で、戦闘機パイロット。アローンとの戦いには初戦から参加しており、自機を盾にしてあおいの乗ったティルトローター機を守るなど勇敢な活躍を見せた。健次郎と管理局が協力体制を築いて以後はビビッドチームの監督官に就任し、同時に教師として新大島学園に赴任。普段は2年A組の担任教師(担当教科は体育)としてあかね達を見守り、有事の際はビビッドチームの指揮を執るようになる。
当初は素人であるあかね達を信頼しておらず、規則や命令を遵守せよと叱るばかりだったが、戦いを共にする中で次第に軟化。第11話では、独断で出撃したあかね達を敢えて制止せず見守るほど信頼を置くようになり、これが閉塞した状況を変える契機となった。
第8話では、健次郎が人知れず重ねてきた努力を察して共感を示すなど、思いやりのある面も見せている。
紫条 悠里(しじょう ゆうり)
声 - 土井美加[10]
ブルーアイランド管理局局長。ブルーアイランド防衛に関する全権を任されている。アローンとの戦闘中に突如介入してきた健次郎とビビッド戦士に驚きつつも、即座に味方であると理解し、連携の英断を下した。以降、健次郎達とは密接な協力関係を築くこととなる。
健次郎とは旧知の仲であり、今も彼を「先生」と呼んで並々ならぬ敬意を払う。両者の関係について劇中では殆ど説明されていないが、執務室に置かれた写真(10話)から、かなり若い頃から接点があったことが判る。
島崎 かおる(しまざき かおる)
声 - 中村桜
紫条の部下で、示現エンジンシステム管理センターのオペレーター。茶髪でポニーテール風に後ろ髪を束ねている。
渡辺 由衣(わたなべ ゆい)
声 - 石田嘉代
紫条の部下で、示現エンジンシステム管理センターのオペレーター。髪型は黒いセミロング。

未知の知性体

カラス
声 - 園崎未恵
黒いカラスの姿をした未知の知的生命体で、れいに示現エンジンの破壊を指示する。れいに、「元いた世界の消滅は示現エネルギーの暴走によるもので、この世界の示現エンジンを破壊することで『始まりと終わりに存在するもの』が元の世界を再生できる」と言い、彼女にアローンを強化する弓矢を顕現させる力を授け、示現エンジンの破壊を指示する。
れいに他人との接触を基本的に禁じており、それを破った時は首に刻まれた紋章で苦痛を与える。力を使う際には両目が赤く光る。
『始まりと終わりの狭間に存在するもの』の代弁者を名乗り、さまざまな世界でテストをしては失格と判断した幾つもの星々を滅ぼしてきた。普段は丁寧な口調ながら慇懃無礼で、れいに対して冷たく見下す冷徹さも持ち合わせている。本性は残忍かつ傲慢な性格で、テストだとは言いながらも言葉の端々にテストの失格を望んでいるかのような発言が見受けられる。「自らが神となる」野心を抱いており、人間を下等な生物と見下し、示現エンジンのような力を持つべきでは無いと考えている。
始まりと終わりの狭間に存在するもの
この宇宙よりも高次の世界に棲み、人間を遥かに超えた知性をもつと思われる存在。実体はおろか名前すら判っておらず、唯一「カラス」が会話の中で「始まりと終わりの狭間に存在するもの」や「絶対の存在」などと表現したことがあるのみで、一切が謎に包まれている。ごく稀に、宙に浮かぶメビウスの帯のような可視的な像を結ぶことがあるが、これが実際の姿であるのかは不明である。
使い方次第で世界全体のみならず他の可能性世界をも破壊しかねない「示現エネルギー」を未成熟な種が手にすることに危惧を抱いており、人類(正確には、あかね達の世界の人類)がそれに足るかを判断するため、一種のトライアルを実施。7年前の健次郎にアローン襲来の警告を与え、その後、実際にアローン、カラス、黒騎れい等を遣わした。カラスの言葉(11話)によれば、もしも示現エンジンを侵略から守るだけの力が無かったり、守るために同じ人間のれいを殺したりするならば、不合格として何らかの制裁執行を予定していたようである。しかし、健次郎やあかね達は、れいの秘密(彼女自身がアローンにとってガイドビーコンの役割を果たしており、れいが存在する限りアローンは襲来し続ける)を知っても命を奪う道は選ばず、アローンの襲来だけを技術的に封じる路を選択。トライアルは実質上の合格となり、世界は救われた。なお、最終決戦で示現エンジンの破壊(=同じ人間を殺して自分の世界を守ろうとする行為)よりあかね達との融和を選んだ黒騎れいに対しても、あかね達と同質の選択をしたと認めてか、願いを聞き届けて故郷の世界を復元した。
得体が知れず非情でもあるが、邪悪ではなく、一定の公正さをもつ存在のようである。

その他

新大島学園の学園長
声 - 菊本平
名前は不明。あかね達パレットスーツに対する軍事機密の協力者。
ゆうくん
声 - 高下三佳
大島北ノ山小中学校の男子生徒。鳥や動物好きの優しい青年。小鳥のヒナが巣から落ち枝に引っかかっていたため、樹に登りヒナを救おうとした。あかね達の転入後は疎遠になる。
よっちゃん
大島北ノ山小中学校の女生徒。女生徒では一色姉妹の次に背は高いが、運動や走るのが苦手。樹に登ったゆうくんの危機をあかねに知らせた。あかね達の転入後は疎遠になる。
あおいの父
声 - 菅原雅芳
資産家。あおいの父だが名前などは不明。
わかばの父
声 - 蓮岳大
下の名前は不明。天元理心流宗家の師範。自信を喪失したわかばに「真の強さ」について説いた。
れいの父
声 - 菅原雅芳
れいの元いた世界の人間で、示現エネルギーの暴走によって自宅は炎に包まれてしまい、妻共々消滅した。その後、あかね達とれいの活躍で、『始まりと終わりに存在するもの』により再生された。

アローン

示現エンジンを狙って次々と襲い来る、正体不明の巨大敵性体。策敵にかかることなく近傍に突然現われ、示現エンジンへ向かって進攻してくる。

7年前の暴走事故直後から健次郎によって襲来が予見されていたが、長い沈黙を破ってついに出現した。

その姿は無制限なまでに多様で、体表の大部分が独特の黒暗色である点のみ一貫性が認められるが、形状については機械的なものから生物同然の変態を行うものまで幅広い。人知を超えた戦闘能力をもっており、日本国防軍が有する対空ミサイル戦車砲などの通常兵器では殆ど歯が立たない。加えて攻撃面でも、最新鋭ステルス戦闘機F-35こんごう型護衛艦を一撃で貫通・破壊するほどの強力なビーム兵器を有する。

その目的は示現エンジンの破壊と考えられているが、侵攻目標である示現エンジンからのエネルギーで自らも稼動しているという特異な性質が判っており、接触を許した場合に何が起きるかは、厳密には確かめられていない。

黒騎れいが放つ光の矢を受けることで形状が大きく変化し、体色が赤変して、より強力なパワーを持つ「強化形態」へと進化する。

基本的にビビッドシステム以外での撃破は困難だが、堅固な防御はバリア能力や外殻の堅牢さに支えられていることが多い。よってそれを攻略できれば通常兵器でも有効打を与えられる場合がある。第8話で東京スカイツリーがアローンに占拠された際、そうした作戦が試され、SGE爆弾で撃破に至ったこともある。

健次郎がアローンの襲来を予見し得たのは、7年前の事故の際に「始まりと終わりの狭間に存在するもの」と遭遇し、メッセージを受け取ったため。健次郎はこれを、人間よりも高い知性と技術を持つ知性体からの接触だと理解し、アローンは彼らが差し向けた存在ではないかと考えている。

※ 以下に示す各アローンの形態呼称は、公式に発表されたものではない。

四脚型
第1話・第2話に登場。巨大な四脚の中央にプラネタリウム投影機のような形の胴体をもち、投光部よりビームを発しながら水上を滑るように移動する。あかねとあおい、および防衛軍の連携によって一旦は沈黙するが、れいの放った矢を受けて再起動。身体を変形させて飛翔し、格段に威力の増したビーム兵器や、ネイキッド・ウェポンを弾き返す程の防御力を得るが、ビビッドブルーのファイナルオペレーションによって撃破された。
第3話に登場。突起をもつ殻に覆われた龍のような姿をしており、海中に身を潜めて接近。姿を現した時には上陸寸前の水際まで迫っていた。高い機動性を活かした体当たりや、連射可能な散弾状のビームが主な攻撃手段。後にれいの放った光の矢を受け、ハリセンボンのように全身を刺に覆われた強化形態へと変貌したが、ビビッドグリーンのファイナルオペレーションによって撃破された。
ヤドカリ
第4話に登場。半透明で触腕をもつクラゲのような笠の下に、ヤドカリに似た姿の本体が内包されている。空中を移動し、口と思しき部位から光弾を放つ。一度はビビッドブルーによって倒されるが、コアの破壊が完全でなく、それが海底で破片を回収して再生。能力を増して再出現した。ひまわりの参戦により再度大きなダメージを被るが、れいの放った光の矢を受け、全身に多数の目を持つ異形の強化形態へと変貌。体内に膨大な量のエネルギーを溜め込むようになり、迂闊に攻撃できない状態となったが、最後はビビッドイエローのファイナルオペレーションによって撃破された。
箱型
第5話に登場。浮遊する矩形の外枠の中に帯電したスパークギャップ状の部位をもち、その中心から強力なビームを放つ。れいが前日の負傷による衰弱から矢を放つ前に気絶したため、強化形態に変化することなく撃破された。
灯籠
第7話で、新聞記事写真の中にのみ登場(冒頭で既に撃破後であった)。半透明の台座を持つ巨大な天秤のようなシルエットで、両腕の皿に相当する箇所には、灯籠を思わせる発光部位がある。写真では強化形態に特有の赤変が見られないが、出現の前後でれいの首筋の紋様が7から6に変化しており[注 6]、光の矢を受けた可能性がある。また、写真の中の景色は明らかに日没後であり、初の夜間戦闘を強いられたらしいことも伺える。
糸巻き
第7話に登場。まさしく巨大な糸巻き芯の形をしており、両側が互いに別方向へ回転することで強力な電磁パルスを発生。破壊よりも電子機器や電力網の麻痺を狙った攻撃を主体とする。これまでと異なり、示現エンジンからやや離れた筑波山上空付近に出現したが、ブルーアイランドへの直線進路上に東京都心部が存在。通過を許せば首都機能崩壊が必定であることから、あかね達は軍の輸送機で都内北部へ遠征し、初の本土内決戦となった。電磁パルスの影響を受けないビビッドシステムに対してはあまり有効な攻撃手段を持たず、ビビッドコライダーにより一度は倒されるも、破片の1つがれいの矢を受けて再活性化。不意を突く一撃であかねを撃墜したのち、元の糸巻き型へと再生した。
繭→
第8話に登場。第7話で再生した糸巻き型が粘性の糸で東京スカイツリーに寄生し、順次姿を変化させていった。まず寄生直後に、楕円形の「繭型」へと変化。元々の電磁パルスフィールドに加え、運動エネルギー弾を無効化する全周バリアや、指向性ビームによる反撃能力などを獲得した。中でもビームは、パレットスーツでは防御不可能なほどの超高出力を誇り、あかね撃墜によるドッキングオペレーション不能の状況下にあっては、健次郎をして「対処不可能」とまで言わしめる難敵となった。しかし、ビーム発射の瞬間、砲門周辺のバリアが局所的に解かれることが判明。その僅かな開口部をネイキッドコライダーでこじ開け、そこから電磁パルスの影響を受けない物理起爆式のSGE爆弾を投入する作戦が立案される。あおい、わかば、ひまわり、それに国防軍の連携による総力戦の結果、辛くも弾頭の投入には成功するが、れいの放った矢により、起爆できないうちに「羽化」が始まってしまう。繭の中から現れた「蛾型」は、単体で複数の矢を受けた初のアローンとなり、これまでの黒暗色の個体群とは違って、紫と黄色の鮮やかな眼状紋が浮き出た羽をもっていた。格段に増した敏捷さでたちまち全員を窮地に立たせるが、土壇場でネイキッド・ラングを加速ブースターに用いたあおいが速度で上回り、今度こそSGE爆弾を体内深くへ押し込んで起爆。完全に撃破された。
タツノオトシゴ
第9話に登場。タツノオトシゴのようなS字を描くシルエットに、生物的な体節と空力スタビライザーのような機械的部位を併せ持つ。また、本体中核部分のみアローン特有の黒暗色だが、体表の多くの部分が耐熱性に優れた銀灰色の甲殻に覆われている。宇宙空間に出現し、直ちに大気圏へ高速突入。高熱を帯びた状態でブルーアイランド直上に襲来した。ビビッドブルーによる迎撃を受けるが、突入先端部の甲殻の隙間から眼を思わせる多数のレンズ状部位を現し、そこから弾幕状にビームを発射。これを自在にホーミングさせて苦戦に追い込んだ。しかし、追って駆けつけたわかば、ひまわりとの連携により押し返され、最終的にビビッドブルーのファイナルオペレーションによって撃破された。なお、れいの現場到着が間に合わず、強化形態への移行はされなかった。
ファージ
第10話に登場。バクテリオファージをそのまま巨大にしたとも言える姿で、特徴的な多面体型の上体に4本の脚を持つ。ブルーアイランド山間部に現れ、出現後すぐにれいの矢を受けて強化形態へと移行。全高が伸び、脚が増えて5本となる。多面体の各頂点部にあるレンズ状部位からビームを発する等の攻撃手段をもつが、ビビッドグリーンのファイナルオペレーションにより短時間で撃破された。
堕天使
第11話・第12話に登場。防衛軍司令部内に現れた「カラス」が、同施設に隔離されていた黒騎れいを飲み込み、残る矢の力を全て吸収して変身・巨大化した姿。建物を突き破って現在の台場公園の立地に出現し、一度の斉射で海軍艦隊を全滅させるほどの高出力ビームを発しながら、空路でブルーアイランドへと移動を開始した。そのシルエットは4対の翼をもつ貫頭衣姿の人間を思わせるが、頭に当たる部分が無く、代わりに眼球のような異形のコアが十字状の光を発しながら浮かんでいる。これまでのアローンを格段に上回る巨躯をもつ上、全体がビビッドシステムと逆位相のエネルギーに満ちており、健次郎をして、パレットスーツの全能力をもってしても打つ手無しと言わしめた。その言葉を受けて防衛軍によりSGE弾頭の大量投下が決行されるが、成層圏まで及ぶほどの火球に包まれても表皮にしか傷を受けず、瞬時に再生してみせる。もはや何者にも止め得ず、ほどなくその巨躯は示現エンジンへと到達。エネルギーを吸収し、世界規模の大停電を引き起こしながら、更なる巨大化を始める。だが、その体内でれいが未だ生きていることを知ったあかね達が、希望を取り戻し一致団結。ビビッドイエロー、グリーン、ブルーによるファイナルオペレーションの連続使用で最後の抵抗を試みる。示現エンジンからのエネルギー供給が下がり続ける中で次々とビビッドエンジンを臨界させる戦術は決死の賭けとなるが、救出を誓う強い思いによってビビッドシステムが健次郎の予測をも超えた性能を発揮。ついに外殻の一部が破壊され、あかねが体内へと侵入する。直後、あかねとれいの接触から生まれた第4のドッキング・オペレーション「ビビッドレッド」が規格外の力を放出。SGE弾頭すら寄せ付けなかった胴体部が一撃の下に内側から破壊される。だが、残った眼球状のコアが示現エンジンのエネルギーを急速に吸収。宇宙を破壊できるほどの力を蓄え、ビビッドレッドに対し1対1の決戦を挑む。しかしファイナルオペレーションの圧倒的な威力の前に敗れ、コアは全壊。断末魔と共に消滅した。

用語

国立新大島学園
ブルーアイランドにある男女共学の初等部・中等部併設校。ブルーアイランドの建設に合わせて設立された新設校であるため、他の学校とは違う最先端の教育カリキュラムが採用されている。そのため入学希望者が多く、入学試験の競争倍率は非常に高い。あかね・あおい・ももはアローン事件の対応に伴って特別に転校が許可された。中等部2年A組にあかね・あおい・わかば・ひまわり・れいの5人が、初等部にももが在籍する。
ちなみに女子制服は、「上がセーラーカラーのシャツ(またはカバーオール)、下がスパッツ風のタイトなショートパンツ」という、独特の仕立てになっている。
大島北ノ山小中学校
あかね、あおい、ももらが当初通っていた、古い歴史を持つ小中共学の学校。生徒数は少なく、クラスは小中を含め1クラスのみ。第2話でアローンの襲撃により破壊してしまったため、あかね達は新大島学園への転校を余儀無くされた。
ブルーアイランド
示現エンジンの建造に合わせて相模灘の中央に建設された人工島。熱海方面、三浦方面、伊豆大島方面の3方向へ長大な連絡橋が掛けられ、陸路での行き来も可能となっている。示現エンジンを中心に様々な地区に分けられており、学校や病院、役所などの公共施設もある。居住区には一般市民も多く住んでいるが、設計当初はエンジンの管理保全や研究関連の従務者が大半を占めていた。伊豆大島に対して新大島とも呼ばれている。
示現エンジン(じげんエンジン)
健次郎を中心とした開発チームによって5年前にブルーアイランドに建造された、世界のエネルギーの95%を担う新エネルギー炉。作られたエネルギーは示現エネルギーと呼ばれ、ブルーアイランドから整流プラントを経由して宇宙空間の静止衛星などへ送られ、「エナジーレインシステム」によって世界中へ無線で供給される。ちなみに「示現」とは、本来神仏や天よりの啓示や霊験が「示」し「現」されることをいう。
ビビッドシステム
健次郎が半生を掛けて開発した、アローンに唯一対抗しうる次世代武装運用システム。健次郎曰く「示現エンジンすら、ある意味でこれを開発するための副産物」。発動のトリガーは「オペレーションキー」と呼ばれる鍵で、最初の1つは健次郎からあかねに託され、他の3つはあかねのパレットスーツから生成された。
パレットスーツ
ビビッドシステムによってあかね達が装着する、対アローン用の次世代アームスーツ。各自が持つオペレーションキーによって変身する。発動コードは「イグニッション! テクスチャー・オン!」。見た目は手足が露出したカラーガード風の軽装だが、装着者の身体能力や防御力を劇的に引き上げ、更に質量制御とイオンクラフト噴射加速により自由な飛行をも可能にさせる。内部に電気的回路を持たず、全機能が示現エンジンから直接供給される示現エネルギーによって賄われているため、装着時には示現エンジンのエネルギー消費量が大きく上昇する。なお、素顔を隠すためのオプションとして申し訳程度のカラーグラスで目元を覆う機能も備えているが、ほとんど使用されない。
ドッキングオペレーション
2人のパレットスーツ装着者が1人に融合することで、ビビッドエンジンと呼ばれる形而上の動力機関を形成し、ビビッドシステムの力を最大限に引き出すオペレーションのこと。あおい・わかば・ひまわりのいずれかが、あかねの額にキス[注 7]することで発動し、両者のいずれとも異なる全く新たな容姿をもった1人の戦士へと変化する。ドッキング完了の際は「ビビッド○○(キスする人物のパレットスーツカラーが入る)! オペレーション!」と名乗りを上げ、大型化された武器を扱うようになる。
仕様上、ドッキングシステムの基点となり得るのはあかねのスーツのみで、例えばあおいとわかばがドッキングするといったことはできない。そのため、アローンを一撃の下に葬るほどの強大な力を得られる反面、あかねが戦列を離れると発動不可となる運用上のネックも抱えている。
ドッキングの際は互いの記憶と心を共有し合うため、心に迷いがあると失敗に終わる。
ドッキング後も2者の人格は個別に維持されているが、あかねが身体の動作、もう1人がビビッドエンジンと武器の管制を担当する(従って、口を動かして喋るのはあかねの役割となる)。エンジンを臨界させ出力200%で放つ必殺技は『ファイナルオペレーション』と呼ばれる。
オペレーション「ビビッドブルー」
あかねとあおいがドッキングした姿。パレットスーツはミニのワンピース風に、髪型は膝丈にまで届くロングヘアに、それぞれ変化する。使用する武器は、超大型ハンマーの「ビビッドインパクト」。ファイナルオペレーションでセーフティを解除すると、前後の打面付近が変形し、ハンマーヘッド全体が推進器のような形状をとる。
オペレーション「ビビッドグリーン」
あかねとわかばがドッキングした姿。パレットスーツは山笠装束風に、髪型はロングポニーテールに、それぞれ変化する。使用する武器は、片刃の大剣「ビビッドブレード」(ニコ生トーク・オペレーション!第3回においては「ビビッドファルシオン」とも語られた)。ファイナルオペレーションでセーフティを解除すると、刀身が倍の長さに展開して光の刃を発する。
オペレーション「ビビッドイエロー」
あかねとひまわりがドッキングした姿。パレットスーツはゴシックドレス風に、髪型は腰丈まで届く縦ロールヘアに、それぞれ変化する。使用する武器は、浮遊するビットの間に力場を発生させて攻撃を跳ね返す「ビビッドコライダー」。ファイナルオペレーションでセーフティを解除すると、ビットの配置が巨大な砲門状となり、大出力のビームを放つ。
オペレーション「ビビッドレッド」
あかねとれいがイレギュラーなドッキングを果たした姿。あかねがれいの額にキスすることで変身する。パレットスーツは翼とマント状のスカートを帯びたショートドレス風に、髪型はツインテールに、それぞれ変化する。背中の翼を光粒子状に変えて巨大な光の翼を展開することができ、超高速での飛行が可能。他の3形態と異なり武器を持たないが、カラスの言葉によれば、他の3形態以上の高いエネルギーを有していると思われる。ファイナルオペレーションは、成層圏からの全速急降下とともに放つ右ストレート「ビビッドパンチ」。
また、全形態中唯一2人同時に喋っている。
わんこ
あかねが使う健次郎製作のホバーバイク。正式名称は「IZF-R1」。示現エンジンからエネルギーを供給し、「イオンクラフト効果」によって地上数メートルまで浮遊することができる。不安定ながら水上浮遊も可能であり、通学路を海路でショートカットする際などに時おり使われる。
冷蔵庫(健次郎作)
健次郎が2021年に製作した特殊な冷蔵庫。正式名称は「IZF-R2」。冷蔵庫内での時間の流れを遅くする機能が付いており、通常よりも鮮度を長期間保つことができるため、現在は健次郎の肉体の保存庫も兼ねている。

登場兵器

実在の兵器も多数登場するが、動力源は化石燃料などではなく、示現エネルギーから供給されている。そのため、最終決戦で示現エネルギーが絶たれると、多くが無力化している。

F-22 ラプター
アローンに対し最初に接近を試みたアメリカ空軍のステルス戦闘機(劇中では連合防衛軍所属)。OPにも登場。
F-35 ライトニングII
あかねとあおいと共にアローンと戦ったステルス戦闘機。空母に搭載されていたものはC型である。機銃やミサイルを用いてあかねとあおいを援護した。
V-22 オスプレイ
二葉家の私用機として第1話で登場。ブルーアイランドからの中継エネルギーで駆動するエナジーレインシステムを搭載した最新鋭機。劇中ではあおいを乗せてブルーアイランドに向かっている途中でアローンの攻撃を受けて示現エンジン最上部に不時着後、大破した。第7話では国防軍の機体がビビットチームの出動に使用された。第10話では連合防衛軍の機体が海兵隊を輸送している。
ニミッツ級航空母艦
アメリカ海軍の量産型原子力空母。6番艦ジョージ・ワシントン(CVN-73)がOPなどで登場。
搭乗員の使用言語から、日本国防軍と在日米軍が共同で作戦を行っていることが示されている(第3話で「連合防衛軍」との言葉も確認できる。その他「連合防衛軍」という表記が見られる。略称はUDF (Union Defense Force)。
EA-6B プラウラー
ニミッツ級航空母艦に搭載されていた電子戦機。
ジェラルド・R・フォード級航空母艦
アメリカ海軍が建造中の原子力空母。ニミッツ級の次世代型である。ニミッツ級を基本とした船体設計だが、ステルス性を考慮した設計や、新型原子炉、電磁カタパルトなどの新機軸を採用している。第2話にて墜落しかけたF-35をあおいが救った際に、着艦させた艦が本艦である。
こんごう型護衛艦
アローン迎撃に向かったイージスシステム搭載護衛艦。1番艦こんごう(DDG-173)、2番艦きりしま(DDG-174)、3番艦みょうこう(DDG-175)が劇中に確認できる。1番艦こんごうは劇中でも「こんごう」と呼称されており、アローンのレーザーにより撃沈されている。
アーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦
アメリカ海軍のイージスシステムを搭載した駆逐艦。上記のこんごう型護衛艦のベースとなった艦でもある。
劇中にはDDG-56 ジョン・S・マケインDDG-63 ステザムDDG-82 ラッセルDDG-85 マクキャンベルDDG-89 マスティンなどが確認できる。アローン迎撃に他の軍艦と赴き、レーザーによって数隻が撃沈されている。
タイコンデロガ級ミサイル巡洋艦
初の実用イージス艦。アメリカ海軍の中では巡洋艦として最多の建造数を誇る。他の艦と同様、アローンの迎撃に赴く。
劇中ではCG-63 カウペンスのほか数隻が確認できる。
90式戦車
日本国防軍の装備として登場。作中ではUGVに改修されている。第7話では三郷ジャンクション付近、第8話では小松川ジャンクション付近に展開し、アローン迎撃を行っている。OPにも登場。
ドロイド
連合防衛軍が運用するUAV。円筒形の胴体の中央部にライトを、下部にガトリング砲1基を装備している。第5話では示現エンジンを警備していた機体がれいと交戦し、第10話ではれいが矢を放つ位置を特定・追跡している。
USP拳銃MP5短機関銃
第5話でれいが示現エンジン侵入時に警備兵から強奪、警備ドロイドとの戦闘で使用した。
ベアロイドマーク3
健次郎製作の近接格闘専用ロボット。自律型で大きさは約4m。登場直後にあおいによって頭部に岩を落とされ機能停止してしまった。
パレットスーツ試作初号機
健次郎製作のパレットスーツの試作機だが、あかねたちの使用している物と異なり、外見は10m以上の巨大ロボットで、健次郎自身が操縦席に乗り込み操縦する。ミサイルなどを搭載しているが、その搭載兵器は全てこけおどしで、実弾ではなく風船を射出する。最後はあかねの機転によって自爆に近い形で破壊された。
SGE爆弾
1発でも多大な破壊力を持つ爆弾。その影響は大気層の影響や地盤や地殻に深刻なダメージを与える恐れがあるため、連合防衛軍の管理下で凍結されている。
初登場は第8話で、あかね不在の状況下であおい・わかば・ひまわりによって蛾型アローンの内部へ埋め込まれ、これを撃破した。その後、最終話ではミサイルタイプの物がカラスが変貌したアローンを止めるべく大量に放たれたが、全く効果がなかった。
監督の高村和宏いわく「スゲエ爆弾」とのこと[11]

虎馬:ビビッドレッド・オペレーション - W 

カテゴリ:
虎馬:ガリレオ・ガリレイ - W 
ガリレオ・ガリレイ
(Galileo Galilei)
1636年の肖像画(Justus Sustermans 画)
人物情報
生誕ユリウス暦1564年2月15日
Bandiera del granducato di Toscana (1562-1737 ).png トスカーナ大公国 ピサ
死没グレゴリオ暦1642年1月8日
Bandiera del granducato di Toscana (1562-1737 ).png トスカーナ大公国 フィレンツェ郊外アルチェトリイタリア語版
出身校ピサ大学学芸学部(途中退校)
学問
研究分野天文学
物理学
哲学
研究機関ピサ大学
パドヴァ大学
主な業績天体観測望遠鏡を導入
地動説への言及
木星衛星の発見
金星の満ち欠け及び大きさの変化を発見
署名
プロジェクト:人物伝
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ガリレオ・ガリレイGalileo Galileiユリウス暦1564年2月15日 - グレゴリオ暦1642年1月8日)は、イタリア物理学者天文学者哲学者

パドヴァ大学教授。その業績から天文学の父と称され、ロジャー・ベーコンとともに科学的手法の開拓者の一人としても知られている。1973年から1983年まで発行されていた2000イタリア・リレリラの複数形)紙幣にガリレオの肖像が採用されていた。



名前

トスカーナ地方では、長男の名前には「姓」を単数形にしてその名前とすることがある。ヴィンチェンツォ・ガリレイの第一子が「ガリレオ・ガリレイ」と名付けられたのも長男ゆえと考えられる[1][注 1]

イタリアでは特に偉大な人物を姓ではなく名で呼ぶ習慣がある(他にも、ダンテレオナルドミケランジェロラファエロナポレオン(イタリア系フランス人)等)ため、名である「ガリレオ」と呼称されることが多い。ちなみに、ガリレオ・ガリレイの家系には同じ「ガリレオ・ガリレイ」という名の医師がいた[2]

生涯

生い立ち

ガリレオは1564年に、ヴィンチェンツォ・ガリレイVincenzo Galilei )を父として、ジュリア・アンマンナーティ (Giulia Ammannati )を母として、トスカーナ大公国ピサで誕生した。父のヴィンチェンツォは1520年フィレンツェ生まれの音楽家で呉服商も営んでいた人物で、母はペーシャ生まれで、二人は1563年に結婚し、その翌年にイタリアのトスカーナ大公国領ピサで長子で長男のガリレオが生まれたのであった。この後、ガリレオには4人、2人が出来た。(なお弟のひとりミケランジェロ・ガリレイ英語版1575年 - 1631年)は父のように音楽で活躍し、リュート奏者、作曲家として名を残した。)

ヴィンチェンツォ音響学研究で数的な記述・分析を重視する手法を用いた。これが後に息子ガリレオが運動研究で採った数的な手法に影響を与えることになったと指摘されている。

学業と業績

1581年ガリレオはピサ大学に入学するが、1585年に退学。1582年頃からトスカーナ宮廷付きの数学者 オスティリオ・リッチ英語版ユークリッドアルキメデスを学び、1586年にはアルキメデスの著作に基づいて天秤を改良し最初の科学論文『小天秤』を発表する。

1589年にピサ大学の教授の地位を得て、数学を教えた。

1605-1607年ころのガリレオ

1592年パドヴァ大学で教授の職を得、1610年まで幾何学、数学、天文学を教えた。この時期、彼は多くの画期的発見や改良を成し遂げている。

1624年のデッサン

前述のようにガリレオの父は音響学の分野ではすでに数学的な手法を大いに取り入れていたわけであるが、 息子のガリレオは、物体の運動の研究をする時に(父に倣って)実験結果を数的(数学的)に記述し分析するという手法を採用した。このことが現代の自然科学の領域で高く評価されている。彼以前にはこのように運動を数的に研究する手法はヨーロッパには無かった、と考えられている。さらにガリレオは、天文の問題や物理の問題について考える時にアリストテレスの説や教会が支持する説など、既存の理論体系や多数派が信じている説に盲目的に従うのではなく、自分自身で実験も行って実際に起こる現象を自分の眼で確かめるという方法を採った、と一般に考えられている[注 2]。それらにより現代では「科学の父」と呼ばれている。

父の死と家族の扶養

1591年に父が死去し、その後は家族の扶養や妹の(結婚の)持参金の支払いはガリレオの肩にのし掛かることになった[3][4]

結婚と子供

ガリレオはしばしばヴェネツィアを訪れていたが、そのヴェネツィアで(6歳ほど年下の)マリナ・ガンバ(Marina Gamba、1570年生まれ)と出会い、交際が始まり、当時パドヴァにあったガリレオの家で二人は一緒に暮らし始めた。二人は2女1男をもうけた。

ガリレオは敬虔なローマ・カトリック教徒であった。教会が認める形の結婚をしなかったのは、教会に敵意をもっていたからではなく、多くの弟妹の面倒を見なければならなかったため、経済的負担が重すぎたからである[5]

愛娘のマリア・チェレステ
フィレンツェでのガリレオの家

信仰の篤いガリレオは、二人の娘、ヴィルジニア・ガリレイ(Virginia Galilei, 1600年8月12日 - 1634年4月2日)とリヴィア(Livia, 1601年 - 1659年)を幼いうちにアルチェトリ英語版聖マッテオ修道院に入れた。ヴィルジニアは1616年修道女になりマリア・チェレステ (Maria Celeste) と改名した(この名は聖母マリアの名と、父ガリレイの愛する天文学にちなむ言葉を組み合わせたものである。Celesteとは天のこと。)。マリア・チェレステ尼と父ガリレオは親子の情愛に満ち溢れた手紙のやりとりをしていたようで、マリア・チェレステから父ガリレオに宛てた手紙124通がガリレオの死後彼の文書の中から発見され現存している。リヴィアは1617年修道女になりアルカンジェラと改名した。息子のヴィンツェンツィオ(Vincenzio, 1606年 - 1649年)は1619年に父に認知され、セスティリア・ボッキネーリ (Sestilia Bocchineri) と結婚した。

晩年

晩年、最愛の長女ヴィルジニア(マリア・チェレステ)を失った後のガリレオ(1636年)。ユストゥス・サステルマンスen)による肖像画。

当時(中世イタリア)の権力者たちの権力争いの渦[注 3]に巻き込まれる中で、(物理や天文の研究に関しては天才的ではあったものの)政治人間関係に関しては不得手で素朴な考え方をしていたガリレイは(他の世渡り上手な学者たちに比べると)あまりうまく立ち回れず、次第に敵を増やす形になってしまい[6]、ついには彼のことを快く思わない者によって、彼の支持した地動説を口実にして異端審問で追及されるように追い込まれたり、職を失ったり、軟禁状態での生活を送ることになった[6]。職を失い経済的に苦境に立たされ齢も重ねたガリレオは病気がちになった。これを知ったルネ・デカルトは、自身も『宇宙論(世界論)』の公刊を断念してしまった。追い打ちをかけるようにガリレオを看病してくれていた最愛の長女ヴィルジニア(マリア・チェレステ)を1634年に病気で失ってしまう。さらに1637~1638年ころには失明した。

フィレンツェのサンタ・クローチェ聖堂にあるガリレオの墓

だが、そうした困難な状況においてもガリレオは口述筆記で成果を残し、1642年に没した。

年譜

  • 1564年 イタリアのピサ郊外で音楽家で呉服商のヴィンチェンツォ・ガリレイの長男として生まれる(当時、この地はトスカーナ大公国領だった)。
  • 1581年 ピサ大学に入学(医学専攻)。
  • 1585年 ピサ大学退学。家族でフィレンツェに移住。
  • 1586年 最初の論文『小天秤』を発表。
  • 1587年 初めてローマを訪問。当時の碩学クリストファー・クラヴィウスを尋ね、教授職の斡旋を願う。
  • 1589年 ピサ大学数学講師(一説では教授)に就任(3年契約)。
  • 1591年 父ヴィンチェンツォ死去。
  • 1592年
  • 1597年 ケプラー宛の手紙で、地動説を信じていると記す。
  • 1599年 パドヴァ大学教授に再任。この頃、マリナ・ガンバと結婚。1男2女をもうける。
  • 1600年 ジョルダノ・ブルーノ、ローマ教皇庁により火あぶりの刑になる。)
  • 1601年からトスカーナ大公フェルディナンド1世の息子コジモ2世の家庭教師を兼任(大学の休暇時期のみ)。
  • (1608年 ネーデルランド共和国(オランダ)で望遠鏡の発明特許紛争。)
  • 1608年 トスカーナ大公フェルディナンド1世死去。ガリレオの教え子のコジモ2世がトスカーナ大公となる。
  • 1609年 5月オランダの望遠鏡の噂を聞き、自分で製作。以後天体観測を行う。
  • 1610年
    • 木星の衛星を発見、「メディチ家(トスカーナ大公家のこと)の星」と名づける。これを『星界の報告』(Sidereus Nuncius)として公刊する。この頃から、地動説へ言及することが多くなる。
    • (ケプラーが『星界の報告者との対話』を発刊、ガリレオを擁護する。)
    • ピサ大学教授兼トスカーナ大公付哲学者に任命され、次女のみを連れフィレンツェに戻る。
  • 1611年 リンチェイ・アカデミー入会。
  • 1613年太陽黒点論』を刊行。
  • 1613年頃? マリナと別れ、彼女の新しい結婚相手を見つけたとされるが、伝記の記載のみで根拠がないともいわれる。
  • 1613年頃 2人の娘を修道院に入れる。
  • 1615年 地動説をめぐりドミニコ会修道士ロリーニと論争となる。
  • 1616年 第1回異端審問所審査で、ローマ教皇庁検邪聖省から、以後、地動説を唱えないよう、注意を受ける。
  • 1623年 『贋金鑑識官』、ローマ教皇ウルバヌス8世への献辞をつけて刊行される。
  • 1631年 娘たちのいるフィレンツェ郊外アルチェトリの修道院の脇の別荘に住む。
  • 1632年
    • 『二大世界体系についての対話(Dialogo Sopra I Due Massimi Sistemi del Mondo)』をフィレンツェで刊行。日本では『天文対話』という題で出版されている。
    • ローマへの出頭を命じられ、ローマに着く。
  • 1633年
    • 第2回異端審問所審査で、ローマ教皇庁検邪聖省から有罪の判決を受け、終身刑を言い渡される(直後にトスカーナ大公国ローマ大使館での軟禁に減刑)。
    • シエナのピッコロミーニ大司教宅に身柄を移される。
    • アルチェトリの別荘へ戻ることを許される(ただし、フィレンツェに行くことは禁じられた)。
  • 1634年 ガリレオを看病していた長女マリア・チェレステ死去(生まれたときの名はヴィルジニア)。
  • 1637年 片目を失明。翌年、両眼を失明。以後、執筆は弟子と息子ヴィンツェンツィオによる口頭筆記になる。
  • 1638年 オランダで『新科学対話』を発刊。口頭筆記には弟子のエヴァンジェリスタ・トリチェリが行った。
  • 晩年 振り子時計を発明。図面を息子とヴィヴィアーニに書き取らせる。
  • 1642年 アルチェトリにて没。

業績

天文学

ガリレオのものとされる望遠鏡(レプリカ、グリフィス天文台)
木星の衛星の初の発見を記した1610年の草稿。この成果は『星界の報告』に織り込まれてゆく。
星界の報告』(1610年)
ガリレオによるの満ち欠けの観測図(1616年)
Il Saggiatore贋金鑑識官』(1623年)。彗星が天体かどうかという問題を巡って、サルシなる人物(論敵のグラッシを想定しているとされる)の説を酷評する。またこの書でガリレイは、自然という書物は数という言葉で書かれている、という見解を示す。

ガリレオは望遠鏡を最も早くから取り入れた一人である。ネーデルラント連邦共和国(オランダ)で1608年に望遠鏡の発明特許について知ると、1609年5月に一日で10倍の望遠鏡を作成し、さらに20倍のものに作り変えた[7]

これを用いて1609年月に望遠鏡を向けて見たガリレオは、月面に凹凸、そして黒い部分(ガリレオはそこをと考えた[注 4])があることを発見した。現代ではこのような岩石型の天体の表面の凹凸はクレーターと呼ばれている。月は完璧に球形であるとする古いアリストテレス的な考えでは説明がつかないものであった[8]

また、翌年の1610年1月7日、木星の衛星を3つ発見。その後見つけたもう1つの衛星と併せ、これらの衛星はガリレオ衛星と呼ばれている。これらの観測結果は1610年3月に『星界の使者』(Sidereus Nuncius) として論文発表された(この論文には、3月までの観測結果が掲載されているため、論文発表は4月以降と考えられたこともあるが、少なくとも、ドイツのヨハネス・ケプラーが4月1日にこの論文を読んだことが分かっている)。この木星の衛星の発見は、当時信じられていた天動説については不利なものであった(詳細な理由は天動説を参照)。そのため論争に巻き込まれはしたが、世界的な名声を博した。晩年に、これらの衛星の公転周期を航海用の時計として使うことも提案しているが、精度のよい予報ができなかったことや、曇天時に使えない割には、船舶に大きな設備を積む必要があったことから、実際には使われなかった。

金星の観測では、金星が月のように満ち欠けを繰り返す上に、大きさを変えることも発見した。プトレマイオスモデルでは、金星は地球と太陽を結ぶ線に置かれた周転円の上にある。この場合、金星は地球からつねに三日月型にしか見えないはずであった。これは、金星が太陽の周りを公転していることの確かな証であった・

さらに、望遠鏡での観測で太陽の黒点を観測した。これは、太陽ですら完全なものではないという疑惑を投げかける発見になった[9]

ガリレオは、望遠鏡での観測で太陽の黒点を観測した最初の西洋人とされる。ただし、中国の天文学者がこれより先に太陽の黒点を観測していた可能性もある[要出典]

なお、ガリレオは晩年に失明しているが、これは望遠鏡の見過ぎであると考えられている[10]

ガリレオは1597年にケプラーに宛てた手紙の中ですでに地動説を信じていると記しているが[11]、17世紀初頭まではそれを公言することはなかった。主にこれら3点(木星の衛星、金星の満ち欠け、太陽黒点)の証拠から、地動説が正しいと確信したガリレオは、この後、地動説に言及することが多くなった。

その他には、天の川が無数の恒星の集合であることなども発見した[12]

物理学

Discorsi e Dimostrazioni Matematiche Intorno a Due Nuove Scienze『新科学対話』1638年刊

ピサ大聖堂で揺れるシャンデリア(一説には香炉の揺れ)を見て、振り子の等時性(同じ長さの場合、大きく揺れているときも、小さく揺れているときも、往復にかかる時間は同じ)を発見したといわれている[13]。ただしこれは後世に伝わる逸話で、実際にどのような状況でこの法則を見つけたのかは不明である。この法則を用いて晩年、振り子時計を考案したが、実際には製作はしなかった。

ガリレオはまた、落体の法則を発見した。この法則は主に2つからなる。1つは、物体が自由落下するときの時間は、落下する物体の質量には依存しないということである。2つめは、物体が落下するときに落ちる距離は、落下時間の2乗に比例するというものである[14]

この法則を証明するために、ピサの斜塔の頂上から大小2種類の球を同時に落とし、両者が同時に着地するのを見せた、とも言われている。この有名な故事はガリレオの弟子ヴィンチェンツォ・ヴィヴィアーニ (Viviani) の創作で、実際には行われていない、とする研究者も多い[注 5]。このエピソードに先立って既に「落下の法則」を発見していたオランダ人のシモン・ステヴィンの実験と混同して後世に伝えられる事になる。よって後述のアリストテレスの理論を瓦解させたのはガリレオではなくステヴィンの功績となる。

実際にガリレオが行った実験は、斜めに置いたレールの上を、重さが異なり大きさが同じ球を転がす実験である。斜めに転がる物体であればゆっくりと落ちていくので、これで重さによって落下速度が変わらないことを実証したのである[14]。この実験は、実際にもその様子を描いた絵画が残っている。

アリストテレスの自然哲学体系では、重いものほど早く落下することになっていたため、ここでもアリストテレス派の研究者と論争になった。ガリレオ自身は、たとえば、1個の物体を落下させたときと、2個の物体をひもでつないだものを落下させたときで、落下時間に差が生じるのか、というような反論を行っている[15]

科学革命

ガリレオは、ニコラウス・コペルニクスヨハネス・ケプラーアイザック・ニュートンと並び、科学革命の中心人物とされている。

読者に同一の実験を促して検証させることによって、自説の正しさを証明するという手段をとった、最初期の科学者である。ただし、そのような手段をとった科学者はガリレオ以前にもイブン・アル・ハイサム(ラテン名アルハゼン)、ウイリアム・ハーベーウィリアム・ギルバートなどがいる(ハーベーやギルバートも科学革命を推し進めた人物とされている。また、ガリレオは自著の中でたびたびギルバートに言及している)。

有名な失敗

彼が発表した説には大きな過ちのある説も多かったが、近代科学の発生初期の人物のため、そのような過ちはあって当然だという指摘もある。同時代のケプラーや若干後のニュートンなども同じような失敗があった。ここでは主なものを挙げる。

  • ケプラーの法則が発表されても「すべての天体は完全な円を描いて運動する」と主張し続け、「楕円運動などをするわけがない」というようなケプラーを暗に批判する文も書いている。その意味では、ガリレオはアリストテレス的な考えにまだ縛られていた時代の人物であった。ケプラーのルドルフ星表が発表され、楕円軌道に基づいて惑星の位置予報がされる時代になっても撤回しなかった[16]
  • 地動説の証拠として潮汐を挙げた。実際には、月と太陽の重力が原因であり、ガリレオの時代の科学ではまだ説明ができない現象であった。ガリレオ自身は潮汐こそが地動説の最も重要な証拠だと考えていたふしがあるが、この主張は当時分かっていた科学的事実にも整合せず、最初から誤っていたものであった。もしガリレオの説が正しければ、満潮は日に1度しか起きないはずであるが、実際には通常約2回起きる。ガリレオは2度あるように見えるのは、地形などがもたらすもので例外的なものだと主張した。

その他の主な業績

関数尺を改良したもので、さまざまな計算を行うことができた。また分度器の機能も持っており、天体の観測に使用できた。ガリレオはパドヴァ大学教授時代にこのコンパスを販売し、使い方を教えることで収入を

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東京電力 - W(重要保存)【中半】   東京電力 - W(重要保存)【後半】
東京電力株式会社
Tokyo Electric Power Company, Incorporated
TEPCO head office.jpg
東京電力本店
種類株式会社
市場情報
東証1部95011951年8月24日上場
大証1部(廃止)95011951年8月27日 - 2012年7月1日
名証1部95011961年10月 - 2012年6月30日
略称東電
TEPCO
本社所在地日本の旗 日本
100-8560
東京都千代田区内幸町1-1-3
設立1951年5月1日
業種電気・ガス業
事業内容電気事業、電気機械器具の製造・販売、熱供給事業など
代表者取締役会長数土文夫
取締役代表執行役社長廣瀬直己
資本金1兆4,009億7,500万円
2013年3月31日現在)
発行済株式総数35億4,701万7千株
(2013年3月31日現在)
売上高連結 5兆9,762億3,900万円
単独 5兆7,694億6,200万円
(2013年3月期)
純資産連結 1兆1,378億1,200万円
単独 8,317億4,900万円
(2013年3月31日現在)
総資産連結 14兆9,891億3,000万円
単独 14兆6,197億7,200万円
(2013年3月31日現在)
従業員数連結 48,757人 単独 36,077人
(2013年3月31日現在)
決算期毎年3月31日
主要株主原子力損害賠償・廃炉等支援機構 54.69%
東京電力従業員持株会 1.40%
東京都 1.20%
株式会社三井住友銀行 1.01%
(2013年3月31日現在)
主要子会社東京発電(株) 100%
東電不動産(株) 100%
関係する人物木川田一隆
平岩外四
外部リンクwww.tepco.co.jp
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東京電力株式会社(とうきょうでんりょく、英:Tokyo Electric Power Company, Incorporated)は、首都圏1都7県(群馬県栃木県茨城県埼玉県東京都千葉県神奈川県山梨県)、静岡県富士川以東(富士市の旧富士川町域及び富士宮市の旧芝川町域の富士川以南を含まない)の地域を事業地域とする電力会社である。略称は東電(とうでん)、または英語からTEPCO(テプコ)が用いられている。東証一部上場。

福島第一原子力発電所事故の復旧及び賠償のために、日本国政府による公的資金が注入され、原子力損害賠償支援機構(現 原子力損害賠償・廃炉等支援機構)が大株主となり、公的管理下において[1]、同機構委員長の下河辺和彦を取締役会長に迎えて経営再建をめざすこととなった[2]

なお、第二次世界大戦以前に存在しのちに東京電燈(関東配電などの前身)に合併された東邦電力子会社の「東京電力」は、同名異企業であり本企業とは無関係である。


目次

1 概要


概要

東京電力の営業区域(赤色に塗られた区域)

1883年明治16年)に設立された東京電燈が始まりとなる。その後、大日本帝国による政策により、第二次世界大戦直前の1939年昭和14年)4月に発電および送電設備が半官半民の企業であった日本発送電の管轄となり、さらに太平洋戦争直前の1941年(昭和16年)8月には首都圏における送電事業が関東配電に移管させられた。太平洋戦争終結後、連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)による再編命令が下され、1950年(昭和25年)11月24日にGHQがポツダム命令を発したことで電気事業再編成令と公益事業令が公布され、1951年(昭和26年)5月1日、関東配電の営業地域を引き継ぐ形で発足した。

1951年昭和26年)の設立以来、現在に至るまで、その事業地域に自社の保有する原子力発電所を置かない電力会社として知られる(同社の原発がある福島県新潟県青森県(2017年稼動予定)は、いずれも東北電力の事業地域である。柏崎刈羽原子力発電所の1号機は東北電力との共同開発。)[3]。また、複数の都道府県を営業区域とする一般電気事業者としては日本で唯一、都道府県名を社名に使用している。

商用電源周波数は東京電燈がドイツから輸入した50Hz仕様の発電機を採用し、その後にいたるまで東京電力管内では50Hzでほぼ統一されている。ただし群馬県甘楽郡および吾妻郡の一部では60Hzとなっている[4]

2011年3月時点(創立60周年)での同社のコーポレートスローガンは、「いつもの電気、もっと先へ。」であった。

株主

2012年7月31日に原子力損害賠償支援機構(現 原子力損害賠償・廃炉等支援機構)がA種優先株式(転換権付有議決権)16億株、B種優先株式(転換権付無議決権)3億4000万株を取得し、議決権ベースで50.11%を有する筆頭株主および親会社以外の支配株主となった。原子力損害賠償・廃炉等支援機構は、官民共同出資で設立されているが、特別の法律に基づく認可法人であり、理事長と監事の任命権は内閣が有しており、運営委員会委員や廃炉等技術委員会委員、副理事長、理事の任命には政府認可が必要である。4名の理事のうち2名は財務省経産省から出向の高級官僚、1名は元警察官僚(元警視総監)である。また、同機構が東京電力に交付する資金は、日本国政府が交付もしくは政府保証により機構が借り入れたものである。従って、東京電力は同機構を介して実質的に半国有化され、国の管理下にある[1]。この第三者割当による既存株式の希釈率は2,092%(議決権ベースで100.43%)であったが、東京証券取引所への上場は維持されている。

沿革

東日本大震災以降

論点は福島第一原子力発電所事故の影響参照

  • 2011年3月11日 - 東北地方太平洋沖地震(震災名:東日本大震災)およびこれに伴う津波被害により、運営する発電所の多くが被災する(2原発・8火力・18水力[14])。さらに福島第一原子力発電所が運転停止し、津波による浸水で非常用発電機が停止し注水ができなくなる事態となる福島第一原子力発電所事故が発生。後日、炉心溶融によるレベル7に相当する放射性物質漏れを伴う事故になる[15]
  • 2011年3月14日 - 震災の影響で多くの発電所が運転停止したことで、電力需要に対して電力供給量が不足する事態となったため、同日以降1都8県で計画停電を開始。その後同年4月8日には、電力供給量が安定したことと、電力消費量が減少しつつあるものとして、同年6月3日まで計画停電は原則として実施しない旨を発表した。
  • 2011年4月5日 - 東京株式市場で株価が1951年12月11日に付けた上場来安値393円を約59年ぶりに下回った。
  • 2011年4月25日 - すべての役員の報酬を40~50%、管理職の年俸を約25%、一般の社員の年収を約20%、それぞれ削減すると発表した。削減額は年間で計540億円となる。役員の報酬削減の内訳は会長、社長、副社長、常務の取締役計20人が報酬の50%、執行役員29人は40%。4月から当面の間削減する。管理職以下は7月から実施する。[16]
  • 2011年5月20日 - 2011年3月期の決算概要を発表した。前年比約3,500億円の増収、経常ベースでは約1,100億円の増益となったが、特別損失として、約1兆7000億円を計上し、当期純損益は約1兆2,000億円の最終赤字となった。この金額は、金融機関を除く事業会社において、過去最大の数字とのこと。また、役員人事として、同年6月28日の定時株主総会の承認を前提に、取締役社長の清水正孝、取締役副社長の武藤栄らが退任することが発表された。
  • 2011年8月10日 - 東京電力初の事業用太陽光発電浮島太陽光発電所が運転開始。
  • 2012年1月 - 世界で最も社会的に無責任な企業を選ぶパブリックアイ賞(通称:世界最悪企業賞)で2位入賞。投票レースでずっとトップを走っていたが、投票直前になってヴァーレ票が急追し2位になったため、「何らかの組織票が動いたのではないか」と指摘する声もある[17]
  • 2012年3月 - 2012年4月より事業者向け電気料金を平均17%引き上げる方針。家庭向けの電気料金を2012年7月にも10%値上げする方向で調整することを申請か。[18][19]
  • 2012年3月末時点で、第一生命保険日本生命保険が東電株を売却したため、東京都が大株主になった[20]
  • 2012年6月27日 - 原子力損害賠償支援機構を割り当て先とする優先株式を発行し、同機構を介して日本国政府から1兆円の公的融資の注入を受けることを株主総会で承認。7月31日に原子力損害賠償支援機構が50.11%の議決権を取得、実質的に国有化された[21]
  • 2012年7月18日 - 東京株式市場で株価が120円と上場来最安値を記録。
  • 2012年11月 - 東日本大震災の影響で発生した、福島第一原発関連の事故に関係する賠償や除染を万全の体制で行うことを目的に、こうした業務を担う本社機能を全面的に福島県内に移し[22]、新しく「福島本社」(仮称)と位置づけて、東京本店の副社長級の幹部をはじめ、数百人を東京から異動させ[23]、これまで賠償の実務に当たってきた社員らを含め、4000人超規模とする方針を固め、調整を進めていることにが明らかとなった[24]
  • 2013年1月1日 - 福島県双葉郡広野町楢葉町にまたがる)のJヴィレッジ内に「福島復興本社」を開設(代表 石崎芳行。業務開始は1月4日より)。
  • 2013年2月1日 - 川崎火力発電所2号系列第1軸(50万kW)が運転開始。震災後初となる大型火力。
  • 2013年5月15日 - 「原子力安全監視室」を設置して、元イギリス原子力公社 安全・保証担当役員のジョン・クロフツを室長にした[25]
  • 2013年9月27日 -東京電力は原子力規制委員会に柏崎刈羽原発6、7号機の安全審査を申請し、広瀬直己社長は、たとえ(柏崎刈羽原発の)再稼動が遅れたとしても、経費削減によって経常損益の黒字化は達成可能と発表した[26]
  • 2013年9月28日 - 広瀬直己社長は福島第一原発5号、6号を廃炉にすると発表[27]。5号6号の設備を廃炉センターとして有効活用する計画を明らかにした[28]

発電施設

  • 各発電所(自流式水力・風力・地熱発電所等を除く)は、東京電力本店にある中央給電指令所からの指令で運転しており、その運転出力指令値や運転モードの信号の送信と、出力値や発電電力量の記録などの送受信のため、本店には多数のパラボラアンテナが設置された鉄塔が建てられている。
JR東日本 有楽町駅新橋駅の間の西側線路沿いに建物がある。有楽町の東にあるのはJ-POWER本社。

合計 196箇所、6,849万4,520kW2014年7月31日現在)[29]

  • 総出力には長期計画停止中、定期点検中の号機を含む。廃止された号機、建設中の号機は含まない。

水力発電所[編集]

164箇所、945万4,390kW(2013年4月1日現在)[30]

  • 主な水力発電所(5万kW以上の発電所)
発電所名水系名方式総出力所在地備考
塩原発電所那珂川ダム水路式(揚水式90万kW栃木県那須塩原市
今市発電所利根川ダム水路式(揚水式)105万kW栃木県日光市
鬼怒川発電所水路式12.7万kW栃木県日光市
矢木沢発電所ダム式(揚水式)24万kW群馬県利根郡みなかみ町
玉原発電所ダム水路式(揚水式)120万kW群馬県利根郡みなかみ町
佐久発電所水路式7.68万kW群馬県渋川市
神流川発電所ダム水路式(揚水式)94万kW群馬県多野郡上野村建設中、282万kW予定。完成後は国内最大、世界最大級の揚水発電所。
葛野川発電所相模川ダム水路式(揚水式)120万kW山梨県大月市建設中、160万kW予定。有効落差は714mで世界最大。
早川第一発電所早川水路式5.12万kW山梨県南巨摩郡早川町
秋元発電所阿賀野川水路式10.75万kW福島県耶麻郡猪苗代町
猪苗代第一発電所水路式6.24万kW福島県会津若松市
安曇発電所信濃川ダム式、ダム水路式(揚水式)62.3万kW長野県松本市
水殿発電所ダム式(揚水式)24.5万kW長野県松本市
新高瀬川発電所ダム水路式(揚水式)128万kW長野県大町市
中津川第一発電所水路式12.6万kW新潟県中魚沼郡津南町
信濃川発電所水路式17.7万kW新潟県中魚沼郡津南町

火力発電所[編集]

25箇所、4,364万2,520kW(緊急設置電源8万6,600kWを含む。関連会社経営の発電所を除く)[31]

発電所名使用燃料総出力号機出力運転開始所在地備考
広野火力発電所重油原油440万kW1号機
2号機
3号機
4号機
60万kW
60万kW
100万kW
100万kW
1980年4月
1980年7月
1989年6月
1993年1月
福島県双葉郡広野町
石炭5号機
6号機
60万kW
60万kW
2004年7月12日
2013年12月3日
常陸那珂火力発電所石炭200万kW1号機
2号機
100万kW
100万kW
2003年12月12日
2013年12月18日
茨城県那珂郡東海村3号、4号(200万kW)計画中。
鹿島火力発電所重油、原油566万kW1号機
2号機
3号機
4号機
5号機
6号機
60万kW
60万kW
60万kW
60万kW
100万kW
100万kW
1971年3月19日
1971年9月23日
1972年2月4日
1972年4月7日
1974年9月28日
1975年6月27日
茨城県神栖市1号機は長期計画停止中。7号系列はCC方式。
都市ガス7号系列(3基)126万kW2014年6月18日
千葉火力発電所LNG438万kW1号系列(4基)
2号系列(4基)
3号系列(3基)
144万kW
144万kW
150万kW
2000年12月17日
2000年6月5日
2014年7月31日
千葉県千葉市中央区CC方式。
五井火力発電所LNG188.6万kW1号機
2号機
3号機
4号機
5号機
6号機
26.5万kW
26.5万kW
26.5万kW
26.5万kW
35万kW
47.6万kW
1963年6月
1964年8月
1965年7月
1966年1月
1968年1月
1968年3月
千葉県市原市6号機はCC方式に増強。1-1号、1-2号、1-3号(213万kW)建設予定。
姉崎火力発電所LNG、NGL
LPG
重油、原油
360.56万kW1号機
2号機
3号機
4号機
5号機
6号機
60万kW
60万kW
60万kW
60万kW
60万kW
60万kW
1967年12月
1969年11月
1971年6月
1972年9月
1977年4月
1979年10月
千葉県市原市
軽油1~4号DE0.56万kW2011年4月27日緊急設置電源。2014年4月1日より長期計画停止。
袖ケ浦火力発電所LNG360万kW1号機
2号機
3号機
4号機
60万kW
100万kW
100万kW
100万kW
1974年8月
1975年9月
1977年2月
1979年8月
千葉県袖ケ浦市
富津火力発電所LNG504万kW1号系列(7基)
2号系列(7基)
3号系列(4基)
4号系列(3基)
100万kW
100万kW
152万kW
152万kW
1986年11月
1988年11月
2003年11月13日
2010年10月5日
千葉県富津市CC方式。
品川火力発電所都市ガス114万kW1号系列(3基)114万kW2003年8月20日東京都品川区東品川CC方式。
大井火力発電所原油113.1万kW1号機
2号機
3号機
35万kW
35万kW
35万kW
1971年8月
1972年2月
1973年12月
東京都品川区八潮
都市ガス2号GT8.1万kW2011年9月22日緊急設置電源。2014年4月1日より長期計画停止。
川崎火力発電所LNG200万kW1号系列(3基)
2号系列(1基)
150万kW
50万kW
2009年2月5日
2013年2月1日
神奈川県川崎市川崎区CC方式。2-2号、2-3号(142万kW)建設中。
東扇島火力発電所LNG200万kW1号機
2号機
100万kW
100万kW
1987年9月
1991年3月
神奈川県川崎市川崎区
横浜火力発電所LNG、NGL、
重油、原油
332.5万kW5号機
6号機
17.5万kW
35万kW
1964年3月
1968年6月
神奈川県横浜市鶴見区7、8号系列はCC方式。
1~4号機は廃止。
LNG7号系列(4基)
8号系列(4基)
140万kW
140万kW
1998年1月
1998年1月
南横浜火力発電所LNG115万kW1号機
2号機
3号機
35万kW
35万kW
45万kW
1970年5月
1970年4月
1973年5月
神奈川県横浜市磯子区
横須賀火力発電所重油、原油227.4万kW3号機
4号機
5号機
6号機
7号機
8号機
35万kW
35万kW
35万kW
35万kW
35万kW
35万kW
1964年5月
1964年7月
1966年7月
1967年1月
1969年9月
1970年1月
神奈川県横須賀市1、2号機は廃止。
3~8号機は長期計画停止中。
軽油
都市ガス
1号GT
2号GT
3万kW
14.4万kW
1971年7月
1992年7月
ガスタービン発電方式。
1号GTは非常用。
1,2号機は長期計画停止中。

内燃力発電[編集]

10箇所、5万920kW(再掲)

発電所名使用燃料認可出力所在地備考
大島内燃力発電所重油15,400kW東京都大島町
新島内燃力発電所7,700kW東京都新島村
神津島内燃力発電所4,500kW東京都神津島村
三宅島内燃力発電所5,000kW東京都三宅村
八丈島内燃力発電所11,100kW東京都八丈町八丈島地熱・風力発電所を遠方管理制御
利島内燃力発電所720kW東京都利島村
青ヶ島内燃力発電所640kW東京都青ヶ島村
小笠原父島内燃力発電所4,300kW東京都小笠原村
小笠原母島内燃力発電所960kW東京都小笠原村
御蔵島内燃力発電所600kW東京都御蔵島村

関連会社運営[編集]

発電所名使用燃料総出力号機出力運転開始所在地運営会社備考
新地発電所*石炭200万kW1号機
2号機
100万kW
100万kW
1994年7月
1995年7月
福島県相馬郡新地町相馬共同火力発電
勿来発電所*重油187.5万kW6号機17.5万kW1966年11月福島県いわき市常磐共同火力10号機はIGCC方式。
1~5号機は廃止。
石炭、重油、
炭化燃料、
木質バイオマス
7号機
8号機
9号機
25万kW
60万kW
60万kW
1970年10月
1983年9月
1983年12月
石炭10号機25万kW2013年4月1日
鹿島共同発電所*副生ガス、重油105万kW3号機
4号機
35万kW
35万kW
1982年2月
1982年3月
茨城県鹿嶋市鹿島共同火力5号機はCC方式。
1、2号機は廃止。
副生ガス5号機30万kW2013年11月22日
君津共同発電所*副生ガス、重油115.29万kW2号機
3号機
4号機
12.5万kW
35万kW
35万kW
1969年
1970年
1971年
千葉県君津市君津共同火力5、6号機はCC方式。
1号機は廃止。
2号機は定検予備機。
副生ガス5号機
6号機
30万kW
15.29万kW
2004年
2012年6月26日
* 新地発電所、勿来発電所は東北電力、東京電力双方に送電を行っている。
* 鹿島共同発電所は出力の半分を新日鐵住金鹿島製鐵所へ供給。
* 君津共同発電所は出力の半分を新日鐵住金君津製鐵所へ供給。

原子力発電所[編集]

3箇所(建設中1箇所)、1,449万6,000kW

いずれも沸騰水型の系譜に連なる(東京電力初の原子炉に沸騰水型が採用された経緯も参照)が、1980年代にK-PWR加圧水型軽水炉の一種)の採用を検討したこともある。東日本大震災以後、全原発が発電中止となっている。

発電所名原子炉型式総出力号機出力運転開始所在地備考
東通原子力発電所改良型沸騰水型軽水炉kW青森県下北郡東通村1号機は建設中だったが工事中止、
2号機の計画があったが建設未定、計277万kW予定。
福島第二原子力発電所沸騰水型軽水炉440万kW1号機
2号機
3号機
4号機
110万kW
110万kW
110万kW
110万kW
1982年4月20日
1984年2月3日
1985年6月21日
1987年8月25日
福島県双葉郡楢葉町
富岡町
東日本大震災により全号機停止。
柏崎刈羽原子力発電所沸騰水型軽水炉、
改良型沸騰水型軽水炉
821.2万kW1号機
2号機
3号機
4号機
5号機
6号機
7号機
110万kW
110万kW
110万kW
110万kW
110万kW
135.6万kW
135.6万kW
1985年9月18日
1990年9月28日
1993年8月11日
1994年8月11日
1990年4月10日
1996年11月7日
1997年7月2日
新潟県柏崎市
刈羽郡刈羽村
新潟県中越沖地震により2~4号機の発電停止。
1、5~7号機は発電を停止し、定期点検を行なう。
発電再開は未定。

原発事故[編集]

稼働する全ての原子力発電所で火災、放射性物質漏れ、臨界といった事故が発生している。スリーマイル原子力発電所事故に対する東京電力の対応のように、他の原子力事故を受けて対策を強化する例も見られたが、2011年3月に発生した福島第一原子力発電所事故炉心溶融を伴い、大規模な放射性物質漏れを起こす大事故となった。この影響で同原発で進められていた増設計画も中止された(詳細は福島第一原子力発電所7、8号機の増設計画の経緯を参照)。また福島県の復興計画では原子力に依存しない安心安全のことを基本理念にして、県内にある原子力発電所の全基廃炉を求めている。

原発事故の総括[編集]

2013年3月29日、「経済性を最優先するあまり、原発という特別なリスクを扱う会社でありながら経営層のリスク管理に甘さがあった」「事前の備えが十分であれば防げた事故だった」とする事故への総括と改革プランが社内の改革監視委員会で了承された。改革プランでは原発のリスクを公表する「リスクコミュニケーター」という専門の担当を設けることや 緊急時の指揮命令系統において1人の責任者が管理する人数を最大7人以下に制限することなどが盛り込まれた。しかし、原子力発電所への社会の理解を得られる見通しは全くない[32]
虎馬:東京電力 - W  

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