日本マイクロソフト(株)は29日、32bit版の「Microsoft Office 2010」を利用している環境において、64bit版「Microsoft Office 2010」の更新プログラムが“Microsoft Update”に表示される現象が確認されていることを明らかにした。

 同社によると、10月28日以降、32bit版「Microsoft Office 2010」を利用している環境において“Microsoft Update”で適用すべき更新プログラムとして、以前は検出されていなかった64bit版「Microsoft Office 2010」向けの更新プログラム「KB2687413」「KB2837582」「KB2687455」が検出される現象が発生しているという。このうち「KB2687413」「KB2837582」は正常に適用が完了するが、「KB2687455」は適用に失敗してしまう。

 これらの更新プログラムは32bit版「Microsoft Office 2010」には不要であるため、“Microsoft Update”の適用対象から除外してもよい。Windows 10には更新プログラムを適用対象から除外するためのユーザーインターフェイスが用意されていないが、公式のツール「Show or hide updates」を利用すれば非表示にすることが可能。

 また、「KB2687413」「KB2837582」がすでにインストールされてしまった場合は、アンインストールせずそのまま利用してかまわないとのこと。