2009年11月27日

    

胸鎖乳突筋、キンキン、

まぼろしのように・・

胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)というのは、首の横の筋肉です。
横を向いたときに、スッと浮き出るわりと太い筋肉、
耳の後ろにつららのようにちょこっと出ている乳様突起という骨のあたりから、鎖骨と首の付け根あたり・喉の近くまで走っています。

横を向いたときに・・ということからもお分かりのように、首の捻り運動とも関連が深いところです。
右を向いているときは、右の胸鎖乳突筋が縮んでいるということで、ですからこの胸鎖乳突筋が硬直して伸びなくなると、その側へ首が捻れちゃうということが起こります。
そうなるといろいろと不都合なことが起こるもので、例えば借金で首が廻らない・・なんていうのは、これが原因です。 (^_^;)

首というのは、神経系統がくたびれると緊張が抜けなくなる、腰が硬張ると緊張が抜けなくなる(アゴが出るというやつ)といった傾向がありますから、胸鎖乳突筋が弛まなくなっちゃうのも、おおよそこのどちらかに原因がある。
実際に借金で首が廻らなくなる人、いるんですよ。
これなどは、神経系統のくたびれの典型ですよね。

そういう心痛や不安でも、胸鎖乳突筋の硬張りは起こるわけです。
また、神経がくたびれているのに深々と呼吸をしてる人はいませんから、同時にこれは息が浅くなるということでもあります。
この胸鎖乳突筋のつけ根の鎖骨の窪みを「鎖骨窩(さこつか)」と言いますが、ここも呼吸器系統の急処となっていて、それを含めて呼吸器の問題との関連も見逃せません。

この胸鎖乳突筋は、迷走神経という副交感神経とも直結しています。
簡単にいうと、胃袋や心臓・肺などの拡がりや縮みに関連する神経。
ですから、胃酸過多や神経性胃炎、気管支喘息などといった迷走神経の過敏緊張から起こる問題は、みな共通してこの筋肉が突っ張っていることから起こるわけです。
だから整体の世界では、胃潰瘍の急処とも言われているんですね。

自律神経系の片棒を担いでいるような迷走神経が弛まなくなっちゃうわけですから、上に挙げたようなことを筆頭に、心理的・神経的な問題まで含め、とにかくいろんな問題とつながっている。
出てくる症状としてはいろいろになってくるにしたって、でも とにかくこの胸鎖乳突筋の緊張さえ抜けてくればいいわけです。
それにはどうすりゃいいか。

そのつけ根にある「鎖骨窩」というところ、ここを愉気して弛めていくと、胸鎖乳突筋の硬張りは弛んできます。
ですから、ポイントはこの鎖骨窩にあり、です。
鎖骨窩は呼吸器を拡げる急処でもありますから、とにかく息が浅い状態が、この首の筋肉を弛まなくさせているということでもあります。

首の緊張が弛まず、息が浅い状態であれば、必ず鳩尾(みぞおち)がかたくなっているものです。
鳩尾が「虚」でなく「実」になっている。
この鳩尾が弛んで「虚」になれるようなら、そういうことでも胸鎖乳突筋は弛んできます。
鳩尾をジワァーっと押さえながら、ハァ〜ッと口から息を吐いていく「邪気の吐出」などをやっていって、鳩尾が弛んでくると、呼吸が深くなってきて、下腹に力が出てきて、おのずと首が弛んでくるわけです。

胸鎖乳突筋を弛める、もっと簡単な方法もあります。
それは、インフルエンザにかかることです。 (^o^)
インフルエンザにかかっちゃう体というのは、まず非常に乾いている、それから眼の疲れが抜けないでいる、つまり神経系統がピリピリしてくたびれ切っているような状態です。
それでもって、胸鎖乳突筋が硬張って弛まなくなる、お腹の力が抜けてしまう、息が浅くなって呼吸器が萎縮してくる、というような感じです。
これで呼吸器に至るとインフルエンザにかかる。

それをヒイヒイやって経過すると、この体の状態がリセットされるわけです。
だからインフルエンザをやればいい。
ところがみんな薬で抑えちゃいますよね。
だから体の状態が変わりません。 (^_^;)
インフルエンザにかかってリセットするなんてイヤだという場合は、その手前をちゃんとするしかありませんね。
お水、胸鎖乳突筋、鎖骨窩、です。

鎖骨窩は、押さえて愉気をするのが一番ですが、蒸しタオルであたためるというのも一つの手です。
胸鎖乳突筋の硬い側、あるいは直接 鎖骨窩を押さえてみて、硬くて痛い側を5〜10分あたためます。
両方だという場合は、まずは右からあたためて、それから左をあたためるというようにしてくださいね。


*前後のエントリーは左上の「過去の記事とシリーズ」からとべます♪

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この記事へのコメント

先日の勉強会ではお世話になりました。
今回の記事は、まさにこないだの内容ですね。
再び、なるほど〜
キンキン。

お教えの通り、
とりあえず1日肝を休めてみました。
来月どうなっているか楽しみです。
Posted by ai at 2009年11月28日 23:41
・aiさん

こんにちは。
先日はお疲れさまでした♪

ちょっと思いついて、勉強会とウェブのリンクを視野に入れながらの記事にしてみました。(^o^)
実習 + 詳しくはウェブへ♪みたいな。
復習にもなって、いいかな〜と思いまして。

油断ち、出来れば2〜3回やったあとの状態を 観てみたいですねー。(^o^)
Posted by アキラ@aiさん at 2009年11月29日 22:48
おひさしぶりです。

ひさびさにおじゃましたら、我が家の症状がそっくり。

長男がインフル新型になり、直後に主人が十二指腸潰瘍出血で、胃カメラしたばかりです。

こういうことが起こっていたのですね。

 で、私も腰痛。腰というより尾てい骨のちょっと上。

 骨盤がきりきりしてます。

 足湯も今ひとつ。

  このところ頭を使いすぎていたので、反省です。
Posted by ぴろりん at 2009年12月03日 16:23
・ぴろりんさん

こんにちは。お久しぶりです♪

なんと (^_^;)、皆さん キンキンですか。
新型インフルは、どうやらかかって克服するのが一番いいようですね。
十二指腸潰瘍、アキレス腱もすごく緊張してキンキンになってるのでは?と思います。
そうであれば、そのアキレス腱を蒸しタオルでよくあたためて、弛めてあげる必要がありますので、ちょっと調べてみてください。

アタマの緊張とアキレス腱の緊張とはすごく関連があって、そのために胸鎖乳突筋がキンキンになってしまうと、十二指腸潰瘍を起こしやすいんです。
ぴろりんさん自身のその痛みも、もしかしたらアキレス腱がらみかもしれませんね。
ちょっと調べてみてください。
Posted by アキラ@ぴろりんさん at 2009年12月04日 11:14
まさに、ここ数週間アキレス腱が気になっていたんです。

とくに踵に近い方がなんとなく痛いような、伸びが悪いような。気が付くと手がいっていました。

 アキレス腱の緊張って以外とわからないものですね。
 普段どんな感じなのかがわからないんです。

 でも、気になるっていう体の感じを大切にして、早速温めてみますね。
Posted by ぴろりん。 at 2009年12月07日 16:34
・ぴろりんさん

アキレス腱の踵に近い方は、まさに頭の緊張との関連が深い処です。
これは、ですから頭の血行というよりは、頭の緊張が抜けないということですね、おそらく。
とにかくアキレス腱、あたためてみてください。
あと、鼻の温湿布もいいかもしれません。
http://blog.livedoor.jp/appie_happie/archives/51737478.html
Posted by アキラ@ぴろりんさん at 2009年12月08日 12:41
右を向く時は、左の胸鎖乳突筋が使われるようですよ。
Posted by かとりん at 2011年08月30日 09:52
・かとりんさん

ご指摘、ありがとうございました。
Posted by アキラ@かとりんさん at 2011年08月30日 10:33