2014年05月13日

ボケも乾きから! 前編

うつつな夢


先日うちの父親が、
「お前と同じように水を飲むといいと言っているお医者さんがいるぞ。
 毎日1,500cc以上飲むといいらしいよ」と、
竹内孝仁氏の『ボケは脳の病気ではない』という本を勧めてくれました。

野口整体的なキモは、どうしても乾燥する季節には、体が乾いてしまわないように 必要な分だけ飲みましょう・・というところにあります。
ですから、「1日何リットル飲みましょう」みたいなバカみたいな話と同じだと言われても困るんだよなぁ・・と思ってあまりとり合わなかったのですが、
「とにかく斜め読みでいいから読んでみたら」と言われたので、とにかく読んでみたんです。

そうしたら、これがけっこう面白かったというか、すごく真っ当な当たり前で大事なことが書かれていたんですね。
うちの父親も もうちょっと違う紹介のしかたをしてくれればよかったのに・・と思いましたが (^o^)、ともかくなかなかよい内容に巡り会うことができました。
感謝♪

皆さん 大体、認知症は脳の病気だと思っているのではないでしょうか。
整体的には、もちろんこれは「体の状態の問題」なのですが、この竹内氏も長年 介護の現場にいる経験から、認知症は脳の病気ではない、やはり「体の状態の問題」だと言うのです。

また、認知症のもっとも核になる問題は、たいがいの人が思うであろう「記憶障害」ではなくて、「認識」「理解」「判断」の一連の働きが阻害されることなのだ、と。
こういう捉え方が、非常に野口整体的な観点と近いと思いました。
さすが、現場の実践的な経験・観察から引き出された「観え方」です。

そうしてとても面白いのが、介護医療に携わって40年の経験によって行きついたのが 水の問題だと言うのです。
要するに、体の潤い、みずみずしさが足りない人に、非常に多く認知症の症状が出る、と。
そして、水を充分に摂ってもらうと、その症状がなくなっていく・・と言うのです。

これまた、野口整体的には常識中の常識ではあるのですが、正直 この本に書かれているほどいきなりダイレクトだとは思っていなかったので、とても興味深かったです。
冬場によく話すことですが、「乾く」ということは「干物になる」ということなわけで、まぁ人間で言えば「ミイラ」になるということ。
これはいわゆる「老化」の状態ですよね。

体の弾力や偏り具合についても、腰の締まりが抜けてアゴが出て 首が捻れている状態になって、いわゆる年寄りじみた体勢になります。
そうして、全体の水分が足りていないわけですから、水の循環もちゃんとしなくなって、血行も悪くなる。

頭への血行だって悪くなってきます。
首の捻れが起こるんですから、当然っちゃぁ当然ですね。
この頭の血行の話の延長線上に、当たり前の問題として「ボケ」も出てくるわけです。

竹内氏は 現場での観察から、認知症的症状が出ている人の多くが 水分をあまり摂っていない、ということに気がつきます。
そうして、とにかく水分を摂るようにしてみてもらったところ、かなりのことがそれだけで変わってくるということを、長年の経験の中で確かめてきているようです。
しかしまぁ、こんなにダイレクトに影響が出てくるんだ、とビックリです。

竹内氏は、認知症の基本ケアは4つ・「水・クソ・メシ・運動」だと言います。
1:水分を1日1500ml以上摂る
2:便秘を解消する
3:1日1500kcal以上の食事を摂る
4:歩くなどの適度な運動をする

「便秘の解消」というのも、なかなか面白いと思いました。
怒るなどの激しい感情の問題と、消化器系統(特に腸)の状態とが絡んでいることが多いというのも、整体的に常識ですね。

また、高齢者は低栄養によるエネルギー欠乏によって、意識の覚醒水準や運動機能が低下してしまっていることがよくあるそうで、それで高齢者の場合はきちんとカロリー摂取をする必要があるんだそうです。
さらに、歩くことはとても大事で、歩行器による歩行練習など、自律的に歩く積極的に行ないたい、とのこと。

というところで、続きは次回に♪



野口整体に関する記事は「光るナス@らくらく塾」に、だんだんとりまとめ中。

*前後のエントリーは左上の「過去の記事とシリーズ」からとべます♪

タッジーマッジー

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この記事へのコメント
介護の現場から出てきた知見が大いに活用されたら、と思いました。
水分、クソ、メシ、運動というと、体(運動系)の働きを良く整え保とうとする野口整体の考えに近くなるのだなと妙に感心しました。
ボケの予防や改善を脳や意識の問題だけでなく、生活の中で体の働きを良くすることに注目することは大切な事だと思いました。
Posted by 風 at 2014年05月13日 21:58
・風さん

>介護の現場から出てきた知見が大いに活用されたら、と思いました。
<
僕も同感です。
介護の分野だけではなくて、教育の分野とか、育児の分野とかでも。

生活の中のちょっとしたことへの意識や感覚の違いでもって、ずいぶんと違う結果になる気がしています。
例えば、どこかが痛いときに、力を入れて耐えるか、力を抜いてやりすごすかで、全体にずいぶんいろいろ違ってしまいますよね。

そのちょっとしたことがいくつも積み重なって違ってくると、相当な違いになるんだろうな、とも。
お水の話も、その一例かなぁと思います。
Posted by アキラ@風さん at 2014年05月14日 21:16