2020年10月30日

    

更年期と副腎の働き

彩り


前回のお話はこちらから。

前回、甲状腺というのは卵巣と拮抗し合いながら働いている、ということをお話ししました。
その一方で、この甲状腺は副腎とも拮抗し合いながら働いている。

更年期に卵巣ホルモンの分泌が目立って減ってくると、ですから拮抗関係のある甲状腺は 逆に働きっぱなしになりやすいわけですが、そうなると副腎の働きもなかなか活発になりづらい・・ということも出てきます。

副腎というのは、急速に毒素を処理するような働きを持っているんです。
緩慢に働く腎臓を急激に働かせるのが副腎の作用だ、と言ってもいいでしょう。

ですから、副腎が働くと、体のいろんな働きがガッと急速に亢まるんですね。
ですから排泄にしても、溜まっているものをサッと捨てられる。
更年期になると、この副腎の働きが甲状腺との拮抗関係から鈍ってきやすいわけです。

ところが一方で、更年期というのは 生殖器系統に流れていたエネルギーが、副腎へと流れ込むようになる変化なのだ、と言われていたりもするんです。
整体的な椎骨の観察からいうと、そういう変化が更年期的変化。

内分泌の全体的なバランスが、生殖器系統のホルモンバランスの働きを中心としていたところから、副腎を中心とするバランスへと移行する。
そうして副腎にスムーズにエネルギーが流れるようになると、いくら働いてもくたびれない、頭へも心臓へも血液がよく集まるような 丈夫な体になっていく。

ですから、副腎の働きがちゃんとしていると、体はとても健やかで丈夫だし、「うまく更年期を経過できると とても丈夫になる」と言われているのは、そういう背景があるからです。

椎骨で言うと、胸椎八番、九番、十番あたりが この副腎的な働きに直接関係してきます。
一番ダイレクトなのが胸椎八番。
九番は肝臓系統にも関係が深いですし、十番は腎臓系統に関係が深い。
八番は心臓や動脈の拡張する方向の働きとも関係が深いし、胃袋の拡がりとも関係している。

なので、この副腎的な働きというのは、血液循環がしっかり行なわれているかどうかだと、言い換えてもいいのかもしれません。

そして大変困ったことに、食べ過ぎが続いていると、この胸椎八番が鈍ってきてしまうわけです。
以前の『食べ過ぎと胸椎八番』を、是非もう一度 参照しておいてください。

それがさらに慢性化してくると、過剰な代謝と解毒と排泄とにくたびれてきて、肝臓系統も腎臓系統もくたびれっ放しになる。
そうなると、血液循環の状態も、血液自体の質もおかしくなってしまいますし、急速に毒素を処理するような副腎系統の働きも鈍りますから、いよいよ そのドロドロどよ〜〜んとした状態から抜け出せなくなっていく。

甲状腺の働きっぱなしと相まって、更年期的な時期にいろんな不調がわりに長い期間起こってしまうのは、体がそういうドツボにハマったような状態に陥りやすいからなんですね。

逆にそういうことがなくて 副腎の働きがしっかりしていると、骨盤・仙椎の動きが鈍って卵巣ホルモンの分泌が目立って減ってきても、甲状腺が働きっぱなしにならずに済むわけです。
そういうバランスがある程度成り立っていれば、穏やかな更年期・・ということに出来る。

ですからどうしても「食べ過ぎ注意!」と言いたくなってしまうわけです。
油断ちをやったらどうですか?」と言うのも、そんなような理由から。

信じる・信じない とか、やる・やらないはもちろんみなさんの自由なのですが、日常生活のしかたを見直すことなしに、穏やかな更年期も、健やかな第二の人生というものも、なかなか手に入りにくいものではありますよ・・・
というお話でした。 (^^)

  〜 了 〜



野口整体に関する記事は「光るナス@らくらく塾」に、だんだんとりまとめ中。

*前後のエントリーは左上の「過去の記事とシリーズ」からとべます♪

実り

Posted by appie_happie at 12:59│Comments(7)
この記事へのコメント
アキラ様
初めてコメントさせて頂きます。
まりまりと申します。
アキラ様の更年期鈍りと甲状腺の働きの記事を拝見しました。
非常に興味深く拝見させて頂き、またコメントに対しての神対応に感銘を受け、教えて頂きたく、コメントを差し上げた次第でございます。

現在、下記の症状で悩んでおります。
『女性で36歳、職業:事務職:未婚』

※35を過ぎてから生理の経血量が減った(2日目でも少ない)
※今年に入り排卵前後に頻尿の症状が出る
(出ない月もある)
※以前は出なかった生理中の不調が出る
(主に頭痛)
※⭐︎頭から首にかけて重怠くなり、身体全体が、地面に引っ張られ様な緊張性頭痛の様な症状が出る
※今年に入り、怠さが出やすくなり低気圧?の影響で頭痛が出る(仕事も激務ではなく、仕事量も少なく、気圧の変化での不調を感じた事がありません)
以上になります。

また、現在オステパシーの治療を受けており、受けているにも関わらず
1、回転性の目眩が出たり
(目眩に関しては、何故かオステパシーの術後、翌朝に出ました。)
2、喉のつかえが出たり
※2点共に現在は出ていません
治療中、必ず、頭が重い、べったりと張り付いてる様な感じだと言われます。

私自身が普段の生活を改善していくべきだとは思うのですが、行動する事が億劫に感じてしまい、日に日に女としての自信をなくし
出産なんて怖くて考えらない
身体の不調で気が滅入る事が多く
未来に希望を持てない状態が続き
年齢を重ねていく事が怖くて仕方がない状態です。

更年期鈍りと甲状腺の働きの記事に書かれてあった事を実践していく事が答えだとは
思うのですが、他に追加で日々の日常に取り入れていくケア等があれば教えて頂きたいです。
お忙しい中だとは思いますが、アキラ様の
お知恵を拝借できれば幸いです。

長文申し訳ありません。
どうぞよろしくお願い申し上げます。
Posted by まりまり at 2020年11月02日 20:56
・まりまりさん

こんにちは、初めまして。
いつも読んでくださっていて、ありがとうございます。

オステパシーの先生は、まりまりさんの現状をどうだと仰っているのですか?

あと、日常、目をどれくらい使ってる感じですか?
Posted by アキラ@まりまりさん at 2020年11月03日 10:49
アキラ様

お忙しい中、ご対応頂き有難うございます!

先生から私の現状については
明確に言われた事がなく、
強いて、申し上げますと

⭐︎精神的な意味合いを兼ねてか?↓
○生命力が落ちているので、人より些細なストレスを受け易い状態。
(施術中によく私が不安を吐露する事が多い為、精神面の影響で自律神経が上手く働いていないと言う見解だと思います。)

⭐︎身体的な部分↓(施術の度に言われる事)
○頭が非常に重い(たまに電磁波の影響を受けていると言われる)

たまにですが、内臓的な部分では
みぞおち付近や肝臓が硬いと、言われる事があります。

目に関しては
ほぼ、1日中、PCや携帯を見ている状態でして、合計15時間以上は目を酷使していると思います。
※仕事中→(PC作業で手が空けばネットサーフィン)
※昼休み→携帯でネットサーフィン

帰宅してから、入浴中と食事時間を除いて
寝る瞬間迄携帯を見ます。

もう依存症ですね(´;ω;`)

以上、宜しくお願い致します。
Posted by まりまり at 2020年11月04日 16:27
アキラ様

立て続けに申し訳ありません(>_<)
やはり、目眩に関して気になり追記させて頂きます。

現在、目眩は出ていませんが、非常に警戒しています。
目眩の症状が、何故オステパシーの術後に出たのかが不思議でなりません。
先生に聞いても明確な答えが得られず
この件から、先生の施術に対して不信感を抱く様になりました。

当時は下記の症状を改善する為に施術を受けていました。
○左肩が痛い→1週間以上続いていた。
○食欲の低下

その翌朝、起き上がる際に目眩が出て、
目眩はその日に先生に対応して頂いたのですが、中々治らず念の為、耳鼻科に掛かり
その際、両発作性目眩と診断されました。

どうにかしたく、以前にお世話になっていた別のオステパシーの先生に治療して頂き、何とか治り今に至ります。
目眩は寝込んだ時と起床時に起こり
また、目眩が出る恐怖心からか同時に
○息苦しさ
○みぞおち付近の圧迫感
が出て、眠りにつけない状態が続き
本当に地獄でした。

整体、アキラ様の観点からお聞かせ願いたいのですが、
○術後に好転反応以外の体の不調が出る事があるのでしょうか?
○目眩の予防法

以上、長文申し訳ありません。
宜しくお願い致します。
Posted by まりまり at 2020年11月04日 16:30
・まりまりさん

その生活であれば、やるべきことを訊くまでもありませんよね。 (^_^;)
目の疲れを抜くケアと、毎回の月経時のケアを、とにかくしっかりやってください。

目眩に関しては、それはオステパシーの先生に訊く以外にないのではないでしょうか。
まりまりさんの実際の状態を知っているのも彼らですし、施術をしたのも彼らですし、自らが施術をして起こった変化を把握するのも 把握する努力をするのも、僕としては手を出す側の当然の責務だと思いますので。

僕らの整体は、当然ですけれど治療的行為は行いません。
ですので、そのような行為の結果の変化については、そもそものアプローチの面からしてよく分からないというか、何とも言い難いものがあります。

そのへんについても、やはりそのオステパシーの先生方に訊く以外にないのではないでしょうか。
Posted by アキラ@まりまりさん at 2020年11月04日 17:07
アキラ様

ありがとうございます(^^)
目の疲れ、月経ケアしっかりを取り組んでみます!

目眩の件、そうですよね
色んな方の目線が頂きたく
色々お尋ねして、申し訳ないです(>_<)

目眩の件で先生には
体の処置すべき症状が残っていたのか?
と言った事を言われた位で
先生自身も分からない様子の曖昧な返答しか
頂けなかったのでモヤモヤが残ったままでした。

別のオステパシーの先生にも
お尋ねした際にも
当時の私を診た訳ではないので
考えられるとすれば、その先生の技術量の問題があるのかも知れないし
何か見落としていた部分があるのかも知れないし、何とも、答えようがないと仰っていました。

オステパシーに関して
どうしても身体の不調が起こる際
頼ってしまう部分があるのですが、
自分の体と向き合おうと決めて
定期的に通う事を今は辞めています。

アキラ様の様な優良な記事を発信して下さっている方がいる事が、とても心強いです。
自分のケアが出来る様に努力していきます(^^)
実際に施術、講座にも参加させて頂きたいと
考えております。
遠方の為、中々難しい所もありますが、頑張ります!
ありがとうございましたm(__)m
Posted by まりまり at 2020年11月05日 17:06
・まりまりさん

その別のオステオパシーの先生が仰っていることが、施術や指導をする側のまっとうな態度だと思いいますよ。 (^^)

慢性的な目の(かなりの)疲労状態からいろんなことが起こっているような気はします。
しっかりケアを続けてみてください♪
Posted by アキラ@まりまりさん at 2020年11月06日 13:04