2020年11月24日

    

全生

彼岸花


僕は大学時代に、けっこうバンカラで愉しい寮で寮生活を送り、「僕の財産は 友人、先輩、後輩です!」と言い切れるくらい、ありがたい人間関係に恵まれているのですけれど。
『第二男子寮の思い出 〜〜 』

その第二男子寮の7コ下の後輩Yくんが、10日くらい前、突然 亡くなった。
まだまだ若いのに。。。

同じ寮ではあるものの、彼と僕は同じ時期に一緒に暮らしてはおらず、OB会などで顔を合わせるくらいの関係でした。
けれど やはり同じ寮で暮らすということが親密さを醸すのでしょう、なぜかけっこう積極的に話しかけてくれて、入れ違いの世代ではあるものの いろいろと話をさせてもらいました。

彼とのやりとりはいろいろな気づきを僕にもたらしてくれ、それに端を発してものの見方や考え方が豊かになっていく感じがすごくあって、よき友の一人と身近に感じていました。
そんなこともあって、とても信じられない気持ちです。
今もまだ信じられない。
一緒に暮らした連中たちは なおさらでしょう。

彼自身もまさか急にいなくなることになるとは思ってなかったろうに・・・
などと想うにつけ、これまた寮の1コ上の先輩のことを想うのです。

下に彼のインタビューのリンクを貼りますので 実名は出ると思いますが、D先輩とします。
D先輩は16年前に多発性骨髄腫と診断され、以来16年間 治療を続けながら通常の生活を送り、今年の7月に亡くなりました。
「いよいよ年貢の納め時の様です」というメッセージを皆に残しつつ。

体調がわりにいいときも 最悪のときもあったでしょうから、おそらくD先輩は生き死にのことを常に自覚しつつ生きて、自覚しつつ亡くなったでしょう。
Yくんはさすがにそのつもりはなかったんじゃないか。
なかったろうな、と想う。

でもこれは、僕ら一人一人がYくんとまったく同じことで、いつ いなくなってしまうかは分からない。
逆に、そのことを自覚しつつD先輩のように毎日を生きることだって、可能だ。

Yくんのこと、D先輩のことを想うにつけ、『全生』ということを想うのです。
野口晴哉はるちか先生が整体の眼目としていた「全力発揮して一瞬一瞬を生きる」ということを。

そんなことをつらつらと 先週からずっと想っているのですが。。。
そのD先輩が去年、YouTubeのチャンネル『Cancer Channel』のインタビューに出ているんですね。
その中で先輩が語っていることを、一緒に思い出すんです。
まさに『全生』だなぁと想うような話です。
当時、途中から正座して観ていたことも思い出されます。


『闘病は長丁場。ポイントは、居心地の良い環境を作ること!』


18分弱ですから、是非 全編を通して観ていただきたいです。

が、一部『全生』だなぁと想う箇所を抜粋しておきます。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

自分の時間を何に使うべきなのか。

限られた時間というのは誰でも一緒だと思うんだけど、
それを今 瞬間瞬間、Aやるの? Bやるの? 選ぶ。それだけでしょう、ということ。
・・と、自分の中で割り切れちゃうと、困ったことはなかった。

今は生きているわけですよね。
病気だからいろいろ起きるかもしれないけど、今は生きて こういうことが出来ているわけです。
その状態って別に、病気じゃない人も、ほかの病気の人も、みんな一緒じゃない。
みんな今は生きている。
明日は知らん。もっと言っちゃうと、一時間後も知らん。
そこはもうみんな平等でしょう?

・・と割り切れるとすごくラクで、
別に先のことを悩むまでもなく、
今なにしたいの? を考えればいいだけだ。
ということになるんですよね。

さっきの“選ぶ”っていう話と結局一緒で、
今はとりあえず生きているわけだし、
今日明日 この瞬間すぐに死ぬわけじゃないんだから、何かするんでしょ?と。
ま、ご飯食べるでも テレビ観るでも何でもいいんだけど、
そこに集注すればいいんじゃないの?
ということに、気がつくのに10年くらいかかったかな?(笑) うん。


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

Yくんのこと、D先輩のことを想うと、やはりちゃんと自覚しつつ、今 何かをするそのことにひとつひとつ集注しながら、残されている時間を生きていきたいなぁと想うのです。



野口整体に関する記事は「光るナス@らくらく塾」に、だんだんとりまとめ中。

*前後のエントリーは左上の「過去の記事とシリーズ」からとべます♪

凛と

Posted by appie_happie at 14:04│Comments(0)