アリエッティ

 一昨日、家族で「借りぐらしのアリエッティ」を鑑賞して参りました。

 この映画を観たいと、娘に言われてからというもの、表題の「借りぐらし」が気になっておりました。借りぐらしとは??と思わせることを意図しているとすれば、まんまと興味を抱いてしまった私であります。

 そのことについて、たまたま仕事帰りの車中、この映画を紹介していたラジオ番組で聞いたのですが、身長10cmくらいの小人が、人間の家から、生活に使うものを持主である人間の許可を得ずに、こっそり借りて暮らすということでした。

 それって泥棒では?と、ラジオのパーソナリティが突っ込みますと、映画の紹介者いわく、人間にとっては取るに足らない物、無いことに気付いたところで、「あれっ?・・・・・・まぁいいか。」で済んでしまうような物を借りているので、問題にならないのです。「借り」は、ずっと昔から、そうして暮らしてきた小人たちの、いわば文化のようなものです。というようなニュアンスの話でした。

 ふむふむ、この点は押さえておかないと、娘が「泥棒はいけないこと。」なんて言い出すと面倒だ。その時は、きちんと説明してやらねば。それに、小人は「人間に見られてはいけない。」と小人自身が言うように、人間ではない。人間が、人間から黙って借りたら泥棒だけれど、小人だから「借り」って言うんだね〜。と、パパは思うよ。などという具合に。

 人間だって、地球の地面を借りて住み、生き物を借りて食べて生活しているのだから、借りぐらしと言えないこともないしね。そして、人間はいつか必ず死ぬ。死んでしまったら、この世の物は手放さなければならないから、そういう意味からしても、借りて暮らしているようなものだね。・・・・・・そんなこと、就学前の娘に言わなくてもよいか。 

 などと、事前に準備をしてから映画を観たのですが、幸いにして、娘は全くそのようなことを言い出しませんでした。純粋にアリエッティの世界を楽しんだようです。

 私も、ヘッポコ解説者にならずに済みました。娘の心には、何が残ったかな?

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